ドイツで開かれているサッカーの女子ワールドカップ(W杯)で、日本女子代表(なでしこジャパン)は13日(日本時間14日未明)、フランクフルトで準決勝を行い、3―1(前半1―1)でスウェーデンを破って、初の決勝進出を決めた。もう1試合は、北京五輪金メダルのアメリカが3―1でフランスを破り、決勝進出。日本は17日(日本時間18日未明)の決勝でアメリカと対戦する。 日本女子は、2008年北京五輪4位から3年、宿願のメタル獲得を決めた。
サッカー女子ワ-ルドカアップ(W杯)は、五輪と並んで女子フル代表の世界一を決める大会で4年に1度開催される。国際サッカー連盟(FIFA)主催で1991年に世界選手権として第1回を中国で開催、1999年アメリカ大会からW杯に名称変更された。
第5回まで優勝はアメリカとドイツが2度、ノルウエーが1度、アジア勢は99年大会で中国が準優勝している。第1回から6大会連続出場の日本はこれまで、95年大会の準々決勝進出が最高だった。
日本はこれまで女子サッカー人口800万人と、日本の200倍もいると言うアメリカに、19度対戦してまだ1度も勝っていない。ドイツ、スウェーデンなど続けて強豪を破った勢いでアメリカに勝って女子世界一になれるか。日本中が期待している。「写真:2点目となるシュートを決め、喜ぶ沢(左から2人目)=AP」