正さん日記

世の中思いにつれて

厳しい人質交換の条件、苦悩のヨルダン政府

2015-01-28 16:15:45 | 世界

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)とみられる犯行グループに拘束されているジャーナリストの後藤健二さん(47)が登場する新たな映像が27日午後11時ごろ、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開された。映像中の声明は後藤さんを名乗る男性の声で、「私には24時間しか残されていない。(ヨルダン軍の)パイロットにはより短い時間しかない」と述べ、ヨルダン当局が収監しているサジダ・リシャウィ死刑囚を速やかに釈放しなければ、後藤さんもパイロットも殺害されると警告した。

 声明は、後藤さんの解放条件がリシャウィ死刑囚との1対1の交換だと強調。ヨルダン軍パイロットを含む複数の「人質交換」を模索するヨルダン政府をけん制した。ヨルダン国内には、後藤さんよりもパイロットの解放を優先すべきだとの世論があるが、パイロット殺害まで警告して24時間以内の決断を迫っており、ヨルダン政府は難しい対応を迫られることになった。(毎日)

 後藤さんの救出は、ヨルダン政府とイスラム国の交渉に委ねられているが、ヨルダンからしてみると後藤さんの口を借りてイスラム国が強要しているリシャウィ死刑囚と後藤さんの交換は極めて困難だろう。しかし、この交渉が成立しないとヨルダン軍のパイロットが先ず殺害されてしまうのだから、それを止めるにはまずこの話を受けるしかないことも確かだ。

 その上で、パイロットを取り戻すことができる可能性があるのか。最悪なのは、後藤さんは戻ったがパイロットは殺害されることになることで、そうなるとヨルダン国内は混乱するだろう。

 しかし、ヨルダン政府がこの話を受けなければ、後藤さんとパイロットの二人とも殺害されてしまう。そうなった場合でもヨルダン国民の政府に対する批判は強まるし、加えて、日本とヨルダンとの良好な関係にひびが入りかねない。

 最も理想的なのは、複数の交換で、後藤さんとパイロットを返還させる代わりに、リシャウィ死刑囚と抱き合わせて、ヨルダンに拘束中のイスラム国の容疑者を返す方法だ。しかし、この方法については、イスラム国が承諾しなければできない話だし、テロ集団と一切の妥協を拒むことを望んでいるアメリカの機嫌を損なうことになる。

 このように整理すると、イスラム国はこの機を捉えて、ヨルダンと日本、ヨルダン、日本とアメリカとの離反を図っているのではないかと思われることだ。

 後藤さんの口を借りてイスラム国が言う制限時間の24時間は刻々と近付いている。何もしないで2人を見殺しにすることは何としても避けなければならない。「関連:1月25日

 

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白鵬の審判批判は、驕りと自覚の希薄さか

2015-01-27 11:41:55 | スポーツ

 大相撲初場所で、全勝で33回目の優勝をした白鵬が、昨日の記者会見で優勝を決めた13日目の稀勢の里戦の取り直しの判定について、「ビデオを見たが完全に自分が勝っており、子供が見ても取り直しの相撲ではなく、審判はもう少し緊張感を持ってやって欲しい」と審判を痛烈に批判した。

 これに対し、審判団は、「白鵬の右足が返っており相撲規則では負けになるが、稀勢の里の落ちるのと同時」と見て取り直しが適切だったと反論した。テレビ桟敷でもそのように見え、国技館の観衆も取り直しを望んでいた。

 これについて昨日開かれた横綱審議委員会後、北の湖理事長は「審判は5人で見ている。(白鵬は)もっと考えた発言をしないと。横綱なんだから『もう一丁こい』という気持ちでやってもらいたい」と反省を促した。

 また、内山委員長は「良くない。審判はスポーツの世界では厳正なもの。自分の未熟さをさらけ出している。反省すべきは横綱本人。自覚を十分促したい」と厳しい口調で語ったとのこと。

 白鵬は、審判批判に続き、「土俵に上がってまげを結っていれば、日本の魂なんです。みんな同じ人間。盛り上がるどうこうじゃない。命をかけてやってますから」と話した。どうもこの口の裏には、日本人力士の稀勢の里とモンゴル人の自らと差別していると思っているようだ。

 確かに、前にも対稀勢の里戦に敗れたとき、観衆から稀勢の里に対し称賛の手拍子が起こったことについて、大変悲しかったと述懐している。

 しかし、これは止むを得ないだろう。観衆が日本人力士を応援するのは人情だし、あり得ないことだが、もし、外国人だけの大相撲だったら観戦に行く人は極端に少なくなるだろう。

 白鵬は、いくら強くてもその辺のことは自覚しなければならない。異国に来て勝負に挑むことが彼の身上であり、それによって莫大な稼ぎをしているのだから、日本人力士と人気の上で差をつけられることなどどうでもよいことではないか。

 その辺に、白鵬の強さの上の驕りがあり、覚悟の無さだろう。彼は33回目の優勝を果たし、大鵬を超えたが、横綱としてまだまだ自覚が足りないのではないか。所詮30歳の若者だからしょうがないと言えばそれまでだが、そうなるとなかなか大横綱と呼ぶには躊躇したくなる。「関連:1月26日

 

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白鵬、遂に前人未踏の33回目の優勝達成

2015-01-26 17:03:29 | スポーツ

 昨日、大相撲初場所が千秋楽となった。今場所最大の注目点は横綱白鵬が歴代単独首位になる優勝回数33回目の達成だったが、白鵬は13日目にあっさり33回目の優勝を決めた。

 今場所も横綱日馬富士、鶴竜、大関稀勢の里が白鵬についていけず、白鵬は14日目、千秋楽も勝って10場所ぶり11回目の全勝優勝で新記録に花を添えた。

 今場所の白鵬は、優勝を決めた13日目の稀勢の里戦は土俵際でもつれ取り直しになるなど、何回か土俵際で際どい場面があったが、抜群の運動神経で相手に勝を与えなかった。

 前人未踏の33回の優勝を重ねた白鵬は、周りにライバルが居ないので優勝するのは当たり前という意見がある。確かに、白鵬と同じ地位の横綱に同郷のモンゴル出身の日馬富士、鶴竜が居るが、実力はかなり離れている。大関陣の稀勢の里、琴奨菊、豪栄道にしてもたまに勝ってもほとんど歯が立たない。

 そこで、若しモンゴル出身の先輩横綱朝青龍が居たとしたならどうなっているかという仮説を立てたくなる。確かに一時期白鵬の台頭で青白時代到来といったライバル関係ができる雰囲気はあったが、朝青龍が不祥事絡みであっさり引退したため、その期待は果たされなかった。その後、白鵬が一人横綱を続けるなど、白鵬時代が今も続く。

 ちなみに朝青竜と白鵬が並立した時代は、凡そ2007年から2009年まで18場所あったが、朝青竜が下降線にあったこともあり、この間の優勝回数は朝青竜が5場所、白鵬が11場所と白鵬が圧倒している。白鵬は朝青龍が居た時代も優勝回数を重ねてきた分けで、ライバルが全く不在だったとは言えないだろう。

 かっては貴乃花を評し平成の大横綱と言っていたが、白鵬はその上をいく実力抜群の大横綱になった。ただ、白鵬が本当の心技体の大横綱と言われるには、単に強いだけでなく、土俵内外の態度に改めなければならない所作がある感じだ。

 制限時間に塩に行く際の慌ただしさ、かち上げ、張り手や感情をむきにした必要以上の荒業、優勝賞金を受ける時の手刀などの仕草や、その賞金を誇らしく掲げることなど、どうも感じが良くない。今場所も、千秋楽の三役そろい踏みの際も入場が遅れ、土俵上力士対戦の制限時間いっぱいの時に入ってくるなど今までにない醜態を見せた。

 彼は、モンゴル人だからしょうがないと言えばそれまでだが、白鵬が尊敬する双葉山、大鵬は、文字通り心技体を備えた大横綱だった。その点白鵬は、優勝回数は最高になったとはいえ、「心」の点でいまひとつ大成しているとは言えない。真の大横綱と言えるまでにはさらに精進が必要だ。「関連:2014年11月24日

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イスラム国、湯川さんを殺害し、後藤さんとヨルダン拘束中の死刑囚との交換を強要

2015-01-25 15:10:45 | 世界

 1月20日、シリア、イラクで勢力を拡大する過激組織「イスラム国」を名乗るグループが、湯川遥菜さんとフリージャーナリストの後藤健二さんとみられる日本人2人を人質に取り、身代金2億ドル(約235億円)を72時間以内に支払わなければ殺害すると警告するビデオ声明をインターネット上に公表してから4日目の24日、インターネット上で、後藤さんとみられる男性が、湯川さんは既に殺害されたとの声明を読み上げ、首を切断され、横たわっているように見える別の男性の写真を掲げ、英語で「仲間のハルナ・ユカワがイスラム国の土地で殺された写真」と説明した。

 その上で、犯人グループは後藤さんの言葉を借りて、後藤さんを解放する条件として従来の身代金要求を取り下げ、代わりに自爆テロの共謀罪で、ヨルダンで死刑判決を受け収監中のイラク人女性、サジダ・アルリシャウィ死刑囚をヨルダン政府に釈放させるよう要求した。

 これを受け、日本政府はこの卑劣な行為を言語道断と痛烈に批判し、あくまでもテロとの戦いを続けていくことを強調する一方で、後藤さんの救出に向けてアブドラ国王などヨルダン政府と接触を図っている模様だ。ヨルダンには日本の大使館もあり、日本政府はこの問題が起こった以後他の国とともに人質の救出に助勢を要請していた。

 ただ、ヨルダンはアメリカの有志連盟国としてイスラム国への空爆を行っているが、先に空軍パイロットの1人がイスラム国空爆時に捕虜になっているため、捕虜交換ならば、先ずは自国のパオロットとの交換が優先されるべきとの世論が高まることが予測され、後藤さんとアルリシャウィ死刑囚との交換には高い垣根がある。

 分からないのは、イスラム国は、今までヨルダンと捕虜交換の交渉を進めてきたが、上手くいかなかったため後藤さんとの交換を持ち出してヨルダンを揺さぶったのか、純粋に後藤さんとアルリシャウィ死刑囚の交換を求めたのかどちらかということだ。

 つまり、イスラム国は、アルリシャウィ死刑囚を取り戻すためには、交換要員は後藤さんでも、ヨルダン空軍のパイロットのどちらでもよいというのか、それともヨルダン空軍パイロットはダメで後藤さんに絞っているのかということだが、結論的には、この問題の経緯から推察すれば、後藤さんとの交換に限定しているのではなかろうか。

 もしそうだとするのなら、日本政府は何とかヨルダン政府に先ずは後藤さんとの交換を優先してもらうよう三顧の礼で要請するしかない。テロに屈しないとするヨルダンにとっては苦渋の選択になるが、目の前に迫っている人命救助の立場から何とか決断を願いたいものだ。その代わり日本政府は今後、ヨルダンに対するさまざまな支援を惜しんではならない。「関連:1月23日

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イチロー、マーリンズに1年契約で移籍 

2015-01-24 21:20:29 | スポーツ

 去就が注目されていたイチローがマーリンズへ1年契約で入団することになった。契約金は200万ドル(2億4000万円)でイチロー程の選手にしては安いとは思うが、41歳になった今の立場では止むを得ないのか。

 マ−リンズには、若いレギュラー候補の外野手が3人居るとのことで、超ベテランになったイチローは4〜5番手に回ることになるようだ。ただ、41歳と言えども故障の少ないイチローには、かなりの出番があると思う。

 昨季、ヤンキースでも、控えの外野手だったが、実際には162試合中143試合に出場し102安打を放っている。もちろん盗塁は15稼いでいるし、ファインプレーでもファンを魅了した。

 イチローは2001年から大リーグでプレーし、同年と2004年に首位打者に輝くなど活躍、10年連続200安打の大リーグ記録をつくり、ここまで大リーグ通算2844安打と、3000安打まであと156安打、日米通算では4122安打で、ピート・ロ−ズの大リーグ通算安打記録4256安打にあと134安打に迫っている。

 シーズンを通して出場すれば、156安打や134安打を打つのは不可能ではないとは思うが、来季マーリンズでどの程度出場できるかがカギとなる。まあ、あと2年大リーグで頑張り、大リーグ3000本安打と、ピート・ローズの記録を破って欲しい。

 マ−リンズはナショナルリーグ東地区で昨季は4位と振るわなかった。イチローは初めてのナショナルリーグでの試合になるが、ヤンキースと同じ東地区なので生活面では違和感がないのではなかろうか。

 ともあれ、イチローは40歳を超えても、たゆまぬ精進で運動能力は抜群だ。こうなったら、先ず来季、それなりの成績を上げて、ねばり強く大リーグで活躍し、さらなり大記録に挑戦して欲しい。「関連:2014年5月4日

 

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イスラム国による人質の救出、試されるリーダーの手腕

2015-01-23 15:59:55 | 政治

「イスラム国」を名乗るグループが、日本人2人を人質に取り、72時間という期限を切って日本政府に身代金を要求しているが、菅義偉官房長官が推測した72時間の期限である今日の14時50分から既に2時間余り過ぎた。

 現段階で動きがあったという情報は発せられていない。政府はありとあらゆるツテを通して救済の手を探っているということだが、表面上は、あくまでテロと戦う姿勢を鮮明にしているだけで、自ら譲歩する姿勢は見せていない。

 今日の午前中、人質の1人ジャーナリストの後藤健二さんの母親が外国記者クラブで会見し、息子はイスラム国の敵ではないと述べ開放を訴えた。

 また、期限を前に政府はNSC(国家安全保障会議)の関係閣僚会議を開き、今後の対応などが話し合われたと思われる。それより先、菅官房長官は午前の会見で、多くの情報は入っているものの、現段階でも2人の安否の確認には至っていないことを明らかにした。

  菅官房長官「(Q人質2人の安否は?)政府としては様々な情報には接しているが、まだここについては未確認。従来と変わっていない」と述べ、「極めて厳しい状況だが、2人の早期解放に向けて最大の努力をしたい。ありとあらゆるチャンネルを使っている」と強調した。

 制限時間の72時間が過ぎて人質2人の安否が気にかかる。イスラム国の残虐性からこのまま何にも起こらない筈はなく、日本政府も2億ドルは人道支援だといって何時までも情緒にだけ頼ることは許されないだろう。

 今までイスラム国に拘束された人質の中で、いっさい譲歩しなかったアメリカ、イギリスの5人は殺害され、何らかの譲歩をしたと見られるフランス、ドイツ、トルコなどの人質は解放されている。

 その点で、アメリカに譲歩しないよう釘をさされている安倍晋三首相の判断は難しいが、手をこまねいていれば2人の邦人の命が危ない。「人の命は地球より重い」との格言がある。このような絶体絶命の危機からの脱却は、リーダーの手腕によるところが多い。「関連:1月22日

 

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人質救出が先決だが、危機管理に問題は無かったか

2015-01-22 14:19:28 | 政治

 「イスラム国」を名乗るグループが、日本人2人を人質に取り、72時間という期限を切って日本政府に身代金を要求しているが、菅義偉官房長官は72時間の期限は明日の14時20分頃ではないかと述べた。その時間まであと24時間を切ったが、現段階で「イスラム国」へ接触するルートは見出せないようだ。

 相手が本当に金を欲しければ、この時間に固執しないだろうという見方もあるが、それは相手の意思の問題だから何とも言えないし、本当に72時間を経過して身代金を渡さなければ、人質の2人に危害を加えるかも知れない。

 日本政府は、イスラム国に接触できないため、しきりに安倍晋三首相が中東で示したシリア難民などに対する2億ドルの支援は、あくまでも人道的なもので、イスラム国はそれを理解して欲しいと訴えているが、彼らからしてみると人道的な支援も武力行使も自らの敵に対する支援である点は同じだと断じることだろう。

 もう1つ、政府がイスラム国に対する警戒が緩かったと思われることは、人質になっている2人が、イスラム国の支配地域に入ったことを事前に認識していたということだ。

 それにも関わらず、スケジュール上当然のことかも知れないが、安倍首相が中東を訪問し、人道支援2億円を提示し、イスラム国のテロに立ち向かうと宣言した。

 イスラム国は、この機を狙って、待っていましたとばかり、2人の人質をネットで見せしめ、日本政府に難民支援額と同額の2億ドルを要求するという絵にかいたような場面を演出されてしまった。

 その辺に、日本政府の危機管理に問題が無かったか。とは言っても、今はそんなことを言っている場合ではなく、どんなことをしても邦人2人の救出に全力を上げなければならない。「関連:1月21日

 

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日本人2人、イスラム国が殺害警告、身代金2億ドル要求

2015-01-21 13:53:39 | 世界

 昨日、シリア、イラクで勢力を拡大する過激組織「イスラム国」を名乗るグループが、湯川遥菜さん(42・千葉市出身)とフリージャーナリストの後藤健二さん(47・仙台市出身)とみられる日本人2人を人質に取り、身代金2億ドル(約235億円)を72時間以内に支払わなければ殺害すると警告するビデオ声明をインターネット上に公表した。イスラム国による日本人殺害警告が確認されれば初めてとなる。

 イスラム国が投稿したとされるビデオ声明には、湯川さんらと後藤さんとみられる男性2人が写っており、オレンジ色の服を着て、砂漠で並んでひざまずかせられている。

 この姿は、今までもイギリス人、アメリカ人など5人が「イスラム国」によって首を切られて殺害されたが、その時の状況とほとんど一緒のように見受けられる。

 湯川さんは「民間軍事会社」を設立、2014年7月28日にトルコから陸路でシリアに入国し、イスラム国と交戦している反体制武装組織の部隊に同行、8月12日から14日にかけ、イスラム国がシリア北部アレッポ近郊で激しい攻撃を仕掛けた際に部隊からはぐれ、拘束されたとみられている。

  一方、後藤さんは映像通信会社を創設、2014年10月、自身のツイッターを通じシリアで取材中と伝えた後、同月23日を最後にツイッターの更新が途絶えている。 

 このビデオについては、一部で合成されたものとの見方もあるが、政府関係者は20日夜ビデオ声明について「本物の可能性が高いとみている」と述べ、信ぴょう性は高いとの見方を示した。

 「イスラム国」の声明は、「安倍首相がイスラム国から8500キロ離れた場所から、進んでイスラム教徒を攻撃する十字軍に参加を約束した」と非難。要求している2億ドルの身代金について、「1人1億ドル」と主張した。

  安倍晋三首相は、17日にカイロで行った演説で、イスラム国対策としてイラクなどに2億ドル程度の支援を行うと表明しており、声明は支援額と同額の身代金を要求した。これに対し、安倍首相はエルサレムの会見で、2億ドル支援は「避難民が必要としている人道支援だ」と述べ、予定通り実施すると明言した。

 殺害警告を受けて、安倍晋三首相は菅義偉官房長官に対し、事実関係の確認に全力を挙げるとともに、関係国と協力し、人命第一に対応するよう指示。安倍首相は訪問先のエルサレムで記者会見し、「人命を盾に脅迫することは許し難いテロ行為で、強い憤りを覚える。直ちに解放するよう強く要求する」と表明した。政府は首相官邸の危機管理センターに対策室を設置した。安倍首相は、予定を早めて帰国の途についた。

 「イスラム国」は安倍首相の中東訪問とイスラム国対策で2億ドル支援を表明したことに合わせて暴挙に出た感じだ。彼らの論理からは、安倍首相が示した2億ドルは、人道支援も、武力行使も同じで、彼らの敵に対する支援に変わりがないとしている。

 その点で、日本政府はイスラム国対策で人道支援をすることは適切だとしても、それによるイスラム国の反発について過小評価をしていたきらいがある。

 まさか人質を取られているとは思いもよらなかったかも知れないが、少なくとも湯川さんは既にイスラム国に捉えられていたことは分かっていたし、後藤さんも10月23日以降、イスラム国の支配地域に入っていた可能性もつかんでいなければならなかった。

 その点で、安倍首相は中東で積極的平和主義などと太平楽な言葉を乱発していたが、この人質問題が死ぬか生きるかの戦争現場はそんなに甘いものではないことを見せつけられた感じだ。

 イスラム国は72時間以内に身代金を渡すよう要求しており、日本政府は、イスラム国への人脈を辿って、アラブ諸国などに人質救出の支援を要請しているが、イスラム国との繋がりはどこの国や人も乏しく、窮地に立たされている。

 

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問われる会社の姿勢、日本マクドナルドの異物混入問題

2015-01-20 14:21:55 | 社会

 昨年7月に日本マクドナルドが使った肉の約2割を期限切れ肉使用の中国上海の工場から仕入れていたことが分かり、大きな衝撃を受けたが、その後、マクドナルドの数店で、ビニール片、プラスチック片、歯などの混入が客の苦情などから分かり、同社の衛生管理が適切だったか大きな問題になっている。

 日本マクドナルドは1月7日に記者会見を開き、菱沼秀仁取締役と青木岳彦取締役の2人が3時間にわたり事件の経緯や現状について説明し、4件の異物混入を公表した上で、他に2件調査中のものがあることを明らかにしたが、サラ・エル・カサノバ社長は出席しなかった。その段階で、社長本人による説明や会見の予定については「具体的な計画はない」としている。

 しかし、この会見後も埼玉県の店舗で鉄くずの混入が新たに発覚するなど、異物混入の報告が続いている。記者会見で悪びれた様子も見せない出席者の態度に、同社に対し批判の声が高まっているようだ。

 このような状況から感じることは、同社の組織が適切に機能しているのかという疑問で、異物混入もそんな中から必然的に発生したのではないかと推察できる。

 当然のこととして、日本マクドナルドの経営は悪化し、店舗も次々に閉鎖されていると聞く。外食産業が衛生面で問題を起こし、一度評判を落とすとその回復は並大抵ではない。

 記者会見で感じる会社の態度や、社長が表面に現れないところから見ても、何となくことの重大さを軽視しているようにも感じる。世界のマックというブランドならいずれお客は戻ってくるという感覚があるとすればそれは大きな勘違いだろう。

 

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埼玉、悲願の初優勝、2位に宮城、3位は東京=都道府県対抗男子駅伝

2015-01-19 15:11:33 | スポーツ

 昨日、第20回都道府県対抗男子駅伝が、広島・平和記念公園前を発着点とする7区間、48.0キロのコースで行われ、埼玉が2時間19分14秒で初優勝を成し遂げた。2位には村山紘太(城西大)、謙太の村山ツインズ擁する宮城、3位には7区で設楽啓太(コニカミノルタ)が5人抜きをした東京が入った。以下群馬、鹿児島、福岡、兵庫、長崎が入賞した。

 昨年優勝の長野は19位に沈んだ。また、優勝候補と目されていた地元広島は後半かなり追い込んだが、前半の遅れを取り戻すことができず13位に終わった。

 評判の高かった愛知は、1区ランナーがたすきをつなげず失格扱いとなるアクシデントがあった。愛知のアンカーで、第91回箱根駅伝の5区で驚異的な走りを見せ3代目「山の神」とも呼ばれた神野大地(青山学院大)は区間3位の走りを見せたが実らなかった。

 また、女子優勝の大阪は17位、2位の京都は29位と振るわなかった。静岡は、1区から4区までは先頭集団にいたが、5区で失速、その後も順位を上げることができず入賞目前の9位に止まった。

 さて、一昨年は4位、昨年は2位と2年連続で入賞を果たしながら頂点の座が遠かった埼玉は、2区の橋本龍(毛呂山川角中)が区間賞を取り1位に立つと、一時は首位を譲ったが4区の小山直城(松山高)も区間賞で再びトップに。最終区間の7区では服部翔大(Honda)が36秒差をつけた3位の宮城・村山謙太(駒大)の猛追をかわし、先頭でゴールテープを切った。「関連:2014年1月19日

 

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