正さん日記

世の中思いにつれて

日韓、中国、北朝鮮に目配りが必要

2023-08-20 10:33:13 | 世界

 日米韓の新たな軍事的協定というべきいわゆる「キャンプ・デービッド原則」をまとめ、日米韓首脳会談は終わった。

 ただ、この相手とされた中国、北朝鮮はどのように受け止めているのか。中国の隣国で経済関係の結びつきが深く、安全保障面でも密接に関わっている日韓にとってはこちらの方も気を配らなければならない。

 岸田文雄首相は、今回の日米韓協定、ロシアのウクライナ侵攻を受けたNATOとの関係強化とすべて前のめりに進めているが、反面、中国、北朝鮮との関係についてはどちらかというと悪化している状態だ。

 韓国は、日本よりさらに対中関係、北朝鮮対応について心を配らなければならないが、今回の日米韓協定後どのような動きを見せるのかしばらく注目する必要性がある。

 日韓共、中国、北朝鮮関係について何ら手当をしなければ、今回の日米韓協定後の関係は冷えるばかりになりかねない。

 アメリカの調査機関が、アメリカはどの国を最も頼りにしているのかを調べたところ、イギリスが22%、カナダが6%になっているのに比べ、日本は中国と並んで2%、韓国は視野に入っていないという結果が出ている。

 何か、今回の日米韓協定が空しく感じる。また、日韓の安保協力は一部北朝鮮に関わる情報交換の協定があっても正式な安保協定は結ばれていない状態だ。

 このように、冷静に考えると、今回の「キャンプ・デービッド原則」はバイデン大統領の一人勝ちになったように見える。「関連:8月19日

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