今週は火曜日に大きな地震がありました。皆さま大事ありませんでしたでしょうか。自分はちょうど名古屋に行っていて地震にはあいませんでしたけど、こう続くと怖いですね。
今日から一ヶ月間は、このナンバーと一緒に戦いたいと思います。
よっちへのYou'll Never Walk Alone♪。
たまとよっちの仲良し先輩後輩アベックゴールで、サウダージに華を添えました。
東京は、羽生が骨折で離脱。梶山が怪我のため不在。カニーニも帰国して不在です。徳永がサスペンション。なのでナビスコカップ広島戦のメンバーが中心です。シフトは新しく取り組んでいる4-2-3-1。GKは権田。CBはモリゲとカズ。SBは右に陸が入り左は宏介。ボランチはヨネと秀人。WGは右にたま左によっち。トップ下に慶悟。1トップは容平です。
今年の柏は、たぶん2試合続けて同じ布陣というのが1回も無いんじゃないかと思います。ACLの遠征と強行日程を乗り切るためのターンオーバーでしょう。でも、中心線は不動。それと、ドゥーと増嶋が怪我のため離脱中ですけど、守備陣は大きな不安はなさそうです。シフトは4-2-3-1。GKは菅野。CBは大輔とエドゥアルド。SBは今日は右に藤田左に輪湖。ボランチは茨田と大谷。WGは右にクリスティアーノ左に工藤。今日はトップ下に中川が入ります。1トップはレアンドロです。
2ステージ制の真価は、ACL組が享受すべきなのではないかと思います。浦和を除くとけして編成に余裕があるわけではなく、遠征を含め、コンディションの問題が常につきまといます。2016年のACL出場権のことを考慮しなければですけど、2ステージ制ですと、極端に言えば1stステージは「捨てる」大会にすることができます。もちろん開幕前からそのようなプランで臨むチームは無いと思いますけど、結果的にそう判断をすることもできると言うことです。ガンバ、浦和、鹿島は二兎を追い、結果的に鹿島は両方で上手くいかず、浦和はACLを失い1stステージを獲りそうです。ガンバはこれからのコンディションが心配ですけど、二兎を追えている唯一のチーム。そして、柏は明確に1stステージを捨てました。現在14位。降格圏との勝ち点差はゼロ。言わずもがなですけど、ACLラウンド8進出の影に、望ましくない状況に甘んじています。ただ編成は充実していますので、ACLが再開するまでの2ヶ月間は、浮上のきっかけを掴む大事な時間になると思います。
柏の、明確な1stステージ放棄の兆候は、ターンオーバーにあります。ただ、コンディションの考慮もあると思いますけど、本質的には、できるだけ多くの選手に実戦を経験させることを、吉田さんは意図しているのだと思います。先にも触れましたけど、中心線は不動です。菅野、大輔、エドゥアルド、大谷、茨田、レアンドロ。なので、サイド、とくに右サイドは日替わりオーダーです。布陣の作戦としては合理的だと思いますし、チームが活性化します。今日も、中川が柏での、さらにはJ1デビューです。
柏の編成は東京に似たポリシーです。ユース出身者が多数を占めています。今日の布陣では大谷、工藤、茨田、輪湖、中川。経済性と育成の理由だけでなく、ユース出身選手がチームの主軸を成し、なおかつチームのクオリティを高く保っているのは、まったく賞賛に値すると思います。その意味で、柏はとてもリスペクトしています。今日の東京のスタメンではカズ、権田、たま、よっち。今日は不在の梶山を据えると、中心線にユース出身者が揃います。東京も主軸をユース組が担う、育成系チームです。今日のもうひとつのドラマのテーマは、ユース出身者。
ACLの対戦相手が、他のJクラブと違って勝利への執念があると口を揃えて賞賛する今年の柏の戦いかたに注目していました。想像すると、ファイターかなと思っていました。ところが、柏はまったくファイティングチームではありません。時折Jリーグに出現する、ポゼッションにこだわるあまり、ストロングネスを見失っているチームです。2012年-2013年の東京を体験しているぼくらには、よくわかると思います(^^ゞ。
あの頃の東京は、キャプテンシーの欠如とか勝負弱さとか、サポ内部では精神性の課題を指摘する声が多かったと思います。もちろんその要素もあると思うのですけど、強さとは、主には戦いかたにその源があると自分は思っています。柏は、レアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネルが抜けてはいますけど、ベースは優勝した2011と変わりません。その柏が、少なくともリーグ戦では強さを見せられなくなっているということは、精神性よりも戦いかた、極論するとポストレアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネルに主たる要因があることを顕著に示していると思います。
柏の問題は、まずは守備です。近年は中盤に守備ラインを敷くことがトレンドですけど、柏はこれに反しボックススタイルです。さらに、もうひとつのトレンドの、ショートカウンターを志向するフォアチェックも柏はまったく仕掛けません。つまり、4+2+2+1+1が、それぞれの守備位置で立っているだけ。これも考え方で、リトリートしてもチームとしてコンセンサスが取れていれば、絞ったトランジションポイントにやんわりと誘引することもできると思います。でも今の柏にはこれもありません。ゆえに、中盤に活用できるスペースが生まれます。
柏の守備は、いちおうプランがあって、前線のチェックでサイドに誘引しようとします。SBにパスが出たら、WGがなんとなくチェックします。ここまではいいのですけど、WGのチェック自体、とくにクリスティアーノのチェックがゆるく、宏介に1on1を仕掛けられるとあっさりと抜かれます。さらにWGのチェックに対しSBが連動しないので、WGが抜かれると一気にアタッキングサードに入られるリスクが起こります。
それでも柏の守備をそれなりのものに成しているのは、大輔、エドゥアルド、大谷、茨田で作る、中央のボックスが堅固だからだろうと思います。今、東京は、中央で基点が作れていないことが攻撃の組み立てができない主因です。バイタルエリアを閉じるだけで、東京の攻撃を機能させないに足ります。さらに、今日はSBが体をはっていました。とくに藤田は、よっちと対峙しても一歩も引かず、粘り強く前を向かせませんでした。ただ、エドゥアルドは90分間の安定感がまだ無いような気がします。東京の執拗な突破の試みに体をはりますけど、積み重ねの結果イエローカードになっていました。エドゥアルドを執拗に狙うという作戦もあったかもしれませんね。
柏は守備がルーズな分、攻撃が華麗なのかと思いきや、これまた煮え切らない戦いかたをします。柏はポゼッションスタイルです。主戦場は右サイド。おそらく右で作って左で仕留めることを意図しているのでしょう。中央で基点を作って、クリスティアーノと藤田を押上げ、高い位置からクロスをゴール前に供給する狙いだと思います。柏の攻撃の問題は、まずは中央の基点です。ポスト役はレアンドロですけど、基点の位置が低く、結果としてサイドにパスが渡る位置も低くなります。ゆえにクリスティアーノと藤田のクロスが凡庸なアーリークロスばかりになり、ゴール前にまったくスリルを与えません。
これは、レアンドロというよりもチームの重心、とくに中盤のプレースタイルに要因があるような気がします。柏の中盤は、いちおうダブルボランチ+トップ下ですけど、攻撃では逆三角形の3CHのような配置になります。茨田をアンカーに置き、大谷が上がります。変わって中川が下がって最終ラインと茨田からのパスを受け、リズムを作ります。ビルドアップの時にこのパス交換を必ずといっていいほど経由します。広島や浦和の考え方に近いですね。もちろん柏にリズムを生み出すのでしょうけど、同時に守る側にも守備網を整える時間を与えます。そして、一度下げたそのままの流れでレアンドロに預けますので、レアンドロも下がって受ける形になります。これが攻撃の重心を下げる要因になっている気がします。柏はアタッキングサードにすら入れず、ただアーリークロスをなんとなく上げることしかできません。そう。今の柏は、すべてのプレーにおいて「なんとなく」なのです。
今日の東京は、浦和戦と名古屋戦の反省を受け、普段のサッカーに戻っていました。柏がポゼッションスタイルということもあるのですけど、リトリートします。なので、守備は安定します。反面、当然のことながら、例によって攻撃はスタックします。容平と慶悟を前線に並べる理由は、アグレッシブな犬追いと広範囲なスペースメイクによる基点作りだと思います。ポストは容平が中央、慶悟がサイドと分担します。先にも言いましたけど、柏がバイタルエリアをクローズしますので、中央で基点が作れません。柏同様、東京の攻撃の組み立てがなかなか機能しない理由は、まずは中央に有効な基点を作れないことにあると思います。スターターが基点として機能せず、交代で入った選手が活躍するという不思議な流れが続くのも、前線の布陣がなかなか定まらない要因のひとつだと思います。
柏が攻め東京が守る展開のなか、20分過ぎにアクシデントが起きます。工藤と競り合ったヨネが倒れたあと、工藤の体重が右膝にかかりました。ヨネは下がります。とても心配です。代わってヒデが今シーズン初出場です。これで、東京スコッドのユース濃度は柏に並びます。中央線すべてにユース組が配置されました。
ヒデの最大の特長は、攻撃にあります。ヒデはたぶん、プロらしいこだわりを持った選手だと思います。ヒデが志向するサッカーは、ショートパスをワンタッチでつないでリズムを作っていく、イニシアチブを能動的に取るスタイルだと思います。入った直後はヨネと同じ右ボランチにいたヒデを左に持ってきます。これは、左加重の東京のボール回しを円滑にするという意図だと思います。
同時にボランチの役割を交換します。ヨネがダイナミックに動くスタイルなので、秀人はアンカーを担います。ヒデはバランスを見られる選手ですから、秀人は攻守に動くことができるようになります。自分は、秀人本来の資質は犬ポジなのだと思っています。攻守のポジショニングの良さと当たりの強さは、地味ですけど東京のなかでは群を抜いていると思います。ヒデがシンプルにプレーする分、秀人もプレーをし易く感じているように見えました。秀人は、試合では声が聞こえないので体感できないのですけど、コーチングの能力がとても高く、コレクティブな守備を機能させる一番の担い手です。その意味でアンカーに据えたい選手ではあるのですけど、とくに攻撃面でアドミラルではあってもコマンダーではないので、時折物足りなさを感じてしまうのも正直なところ事実です。それが秀人のプレイヤーとしての面白さでもあるのですけど、チームとして機能させるためには、戦術理解度がチーム随一の秀人をこそ、犬ポジにすべきだと思っていますし、秀人を使える選手が、東京には二人もいるのです。
ヒデを経由するようになり、東京の攻撃に軽快なリズムが生まれます。そしてひさびさ、リーグ戦では5月7日の仙台戦以来の先制ゴールが生まれます。
32分。輪湖がレアンドロに送ったロングスルーはレアンドロに届かず、モリゲに渡ります。モリゲは中盤に広いスペースが出来ていたのでそのままドリブル。下がってきた容平に渡します。柏陣に入ります。容平はモリゲのパスを受けて左に流れながらターン。ライン際前方の慶悟に渡します。慶悟はルックアップ。慶悟にはクリスティアーノが寄せます。最終ラインは揃っています。バイタルエリアにも茨田、中川、大谷がいます。東京は前線によっち一人。そのよっちが、大輔とエドゥアルドの間をスルスルっと抜け出します。これを見た慶悟がスルー。一気にペナルティエリアに入ります。よっちに菅野と大輔が寄せてシュートコースがありません。さらに茨田にも寄せてこられたよっちは、マイナスのパスを走り込んできた容平に渡します。容平が左足ダイレクトで打ったシュートは大輔が反応して弾きますけど、イーブンロブになったボールはつめていたたまの前に届きます。たまは右足ダイレクトで合わせました。東京1-0柏。
ホームでの先制は、守り切れませんでしたけど広島戦以来。耐えて、相手が疲れたところでよっちが爆発するか、セットプレーで宏介の左足を炸裂させるのが東京のパターンですけど、なにも後半にゴールする必要はなく、もちろん前半から優位に立ったほうが良いわけです。ひさしぶりに落ち着いて試合を観られる時間がやってまいりました。
先制すると、東京はリトリートします。今東京は、リトリートの仕方に課題があるような気がします。先制後の攻撃の受け方として望ましいかたちは、鹿島戦と浦和戦で勉強させてもらっています。考え方としては、いかに守るかではなく、いかに上手に攻めるか。言い換えるとリスクマネジメントしながら攻める。つまり、時間を作った攻撃をするということです。残念ながら東京の課題のひとつはここにあると思います。まずは、リトリートするとトランジションができなくなります。守備網はパスを跳ね返すことで精一杯になります。そうするとイーブンボールが拾えなくなり、自陣に押し込まれます。最終局面でモリゲとカズが耐えられているので事なきを得ることが多いのですけど、願わくばリトリートしても中盤で仕掛ける守備が出来るようになりたいです。さらに、トランジションしても前線でタメを作れていないため、人数をかけた攻撃ができません。どうしてもカウンターに頼らざるを得なく、相手にも人数をかけた守備網を作らせることができません。
ただ柏の、右一辺倒のなんとなくアタックに変化はなく、東京もリズムと守備網を決定的に崩されることなく経過します。柏は、たぶん前半はCKが一本も無かったと思います。東京がリトリートするのにアタッキングサードで有効な攻撃が出来ていない証拠です。前半はリードのまま終了。
後半頭から、両チームが攻撃の布陣をアジャストします。東京はよっちと慶悟を入れ替えます。同時にシフトを4-4-2に変更します。大輔とエドゥアルドの間を狙えていたので、裏を狙える選手を前線に増やす意図だと思います。もう一つは、サイドの高い位置で基点を作る意図でしょう。
柏は、クリスティアーノと工藤を入れ替えます。右加重に変化はなかったので、クリスティアーノでは宏介の蓋をこじ開けられないという判断で、パワフルなドリブラーの工藤を持ってきてパワー勝負を仕掛けようという意図でしょう。前半はまったく見られなかった効果的なサイドチェンジが、後半は出来るようになります。左右からのクロスに逆サイドのアタッカーが飛び込んできます。東京はこのパターンで関根と清水にやられていますから、柏はそれを狙ったのだと思います。ただ、逆サイドがゴール前に飛び込むタイミングが遅く、良いクロスが上がっても虚しくゴール前を通過するシーンが何度かありました。
後半工藤のドリブルでアタッキングサードに入られるようになり、セットプレーが増えます。流れのなかでは光明を見いだせない柏は、セットプレーに期待をしていたと思います。そしてその時が思いがけずやってきました。
62分。柏の左CKで、ニアに入る大輔をモリゲが倒したという微妙な判定で獲得したPKを、レアンドロが冷静に決めました。東京1-1柏。
直後、吉田さんが動きます。工藤に代えて徹郎を投入します。柏は水曜日にもリーグ戦があり、首位浦和ですので、工藤のコンディションを考慮した交代だと思います。ただ、ドリブルで流れができていたので、同じくドリブラーの徹郎を入れ、リズムを変えたくないという意図でしょう。
先ほどのPKが、たしかに倒していると言えばそうなのですけど微妙だったので、機会があればイコライズの可能性はあったのでしょう。早々榎本さんにチャンスが訪れます。
68分。ペナルティエリア右角で、慶悟の戻しを受けたよっちが切り返して前に出ようとしたところで、寄せてきた輪湖と交錯して倒れます。切り返しが近く深く鋭かったので、輪湖は反応できなかっただけだと思います。PK判定後、よっちがスタンバイしている最中に、小笠原諸島西方沖を震源とする地震が発生。調布は震度3を観測しました。レフリーの判断で一時試合が中断しましたけど、よっち、菅野とも集中力を問われるシリアスな状況のなか、よっちの集中力は切れていませんでした。東京2-1柏。
直後、吉田さんが動きます。クリスティアーノに代えて大津を投入します。右からクロスが供給できていたにも関わらず、クリスティアーノがゴール前につめきれないでいたので、シューターとしての大津に期待してのでしょう。加えて左効きを左サイドに置くことで、縦への推進力を増そうという意図だと思います。
ただやはり、重心が低いという根源的な問題は解決されないので、大津が裏を狙うようになっても供給するパスの距離が長く、守備網にカットされます。右サイドも、縦への推進力が弱まります。東京がリトリートしているのでポゼッションは高く保てますけど、有効な攻撃には繋がりません。
ミステルが動きます。容平に代えて遼一を投入します。これは容平のコンディションを考慮したのだと思います。前線をリフレッシュして、チェイシングの強度を維持します。
今日は、徳永の代わりに陸が入っていました。先制するまで攻撃権を持っていた時間帯では陸の攻撃特性が活きていました。ただ、特に後半の守備面では、時間を追うごとに危機感の薄い軽いプレーが目立つようになり、ヒヤヒヤしました。モリゲに直接怒られていたシーンは印象的でした。
吉田さんが動きます。藤田に代えてキム・チャンスを投入します。藤田は守備でよっちと慶悟に対峙し、自由にさせないがんばりを見せていましたけど、攻撃では前線に顔を出しても有効に絡めていませんでした。チャンスを入れることでクロスの精度を高めようという意図だと思います。ようするに、変な言い方になりますけど、柏はリーグ戦もやっぱり勝ちたいんですね。ターンオーバーは、けして能動的に「捨ててる」わけではなく、可能性を試しているのでしょう。ACLの結果で幻惑されていますけど、今は耐え時で、ポストネルシーニョさんのチーム作りを目指す、ある意味エポックメイキングな時期なのかもしれません。
むしろ最終盤は、チャンスを活かすチャンスもなく、東京がポゼッションする安定の展開になりました。このまま逃げ切り試合終了。東京2-1柏。
サウダージになる前に、現実的を見失わないためにw。2ndステージの開幕までに、あと一ヶ月強。何ども言うようですけど攻撃の組み立ては喫緊の課題です。ここまでの実績では、慶悟が前線の基点として安定的に機能していますので、まずは軸になると思います。ただ慶悟はフィニッシャーではないので、願わくば、というか絶対に、ゴールを計算できる選手の特長から逆算した攻撃パターンを形作れるようになりたいものです。その意味では、今日のたまのゴールは、ひとつの形として可能性を感じます。それからもちろん遼一、容平、ラサッド、河野、翔哉、それからまもなく戻ってくるであろう相太、ナオのなかから、ゴールに向かって引っ張ってくれる選手が出現することを強く強く願います。
では、サウダージの用意はいいですか?。6月は別れの季節。
よっちが、1stステージ終了後に、ブンデスリーガの1.FSVマインツ05に移籍することが発表されました。移籍は個人の完全な自由選択ですし、よっちというわが国が誇る逸材の成長機会として、できるだけはやく、より高いレベルの競争環境に身を置くべきだと思っています。ですから、自分はよっちの移籍は全面的に、何の迷いもなく大賛成です。大きな視点でクラブの循環を考えたら、梶山に続いてよっちが成功の機会を得ることで、サッカーを学んでみようという将来の逸材が東京を選択することも増えてくるでしょう。よっちには、そのキャラ通りに、このまままっすぐ成功の道を歩んでいって欲しいと思います。
とは言え、長谷部、圭佑、岡崎、うっちー、香川、萌、キヨ、高徳のような存在になるかどうかは50-50だと思います。なので、一番の望みはよっちにはヨーロッパの最前線で現役を全うしてきて欲しいと願いますけど、もしももう一度リスタートすることになるのだったら、東京を迷わず選んで欲しいと思います。ぼくらの役割は、ぼくらの可愛い子供たちが帰るべきホームを、いつまでも暖かく守り続けることだと思っています。
よっちに贈る言葉は最終戦までとっておきます。あと一ヶ月。よっちとともに戦う時間を大切に大切に、過ごしたいと思います。