ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

ガンバ大阪新スタジアム 吹田市立スタジアム(仮)建築状況見学

2014-12-29 20:33:40 | サッカー

例年お正月の帰省は、ぶらり途中下車の旅をします。大阪でございます。

モノレールはガンバ大阪の3冠達成にわいておりました。おめでとうございます。

バナーの裏面。

モノレールで千里中央から東に向かいまして、万博記念公園駅に入線する手前、建築中の巨大な建造物が見えてきます。

万博記念公園駅は、来年秋からはガンバのホームスタジアムの最寄り駅になります。

万博記念公園駅を降りまして東に行くスロープを下ります。

 

たぶん、左右どっちに行っても新スタジアムには行けるようになると思います。今回は、たぶんメインルートになるだろう右手側から向かいます。

この長ーい階段をえっさほいさ上ります。新スタジアムはガンバのクラブハウスの真横なので、ガンバサポさんにとっては勝手知ったる道でしょうね。この階段、旧エクスポランドのままですので非常に古く、コンクリートの劣化が激しいです。転ぶとあぶなそう。スタジアムがオープンするまでには、周辺のアクセスも再整備が必要だと思います。

旧エクスポランドは大規模に再開発中です。

手前側は、水族館やショッピングモール、映画館が入る巨大な商業施設になるんだそうです。

その奥に見えるのが、吹田市立スタジアム(仮)です。

階段を登り切ると、商業施設の鉄骨の先に見えてきました。

陸橋の上からみた新スタジアムです。

すでにバックスタンド側は座席を配置する基板が組まれていて、スタジアムの形がわかるようになっています。

陸橋をわたって、ここを左折します。

まっすぐ下ります。

この先に南駐車場があります。階段をおりると。

正面に、吹田市立スタジアムの全容が見えました。

ガンバ大阪クラブハウスの左となりの競技場が、新スタジアムの建設地です。

新しい青と黒の聖地。

工事現場からの祝福。

吹田市立スタジアム(仮)はもちろん吹田市が建設していますけど、非常にユニークな取り組みです。建設資金の一部を、サポーターの寄付が担っています。たしかスタジアムの維持運営はガンバ大阪が吹田市から委託さらるんだと思います。そうすることで、市のイニシャルコストとランニングコスト負担を軽減し、ひいてはスタジアムの維持発展につなげるという施策です。同様に新スタジアム建設の問題をかかえる広島の参考になっているのでしょうか?。

建設の進捗状況は定期的に更新されているようです。

現場を覆う壁面にかわいいキャラが。

名前を知りませんけど、勝手にガンバボーズと名づけました。

僭越ながら、自分も万博記念競技場を訪れたときには必ず寄付をさせていただいています。

新年は、吹田市とガンバにとって大きな転換期になります。

メインスタンドです。メインはまだ座席の基板が組まれていません。

たぶんこちらがアウェイ側のゴール裏になると思います。駅から遠いから。南側です。

こちらはホーム側のゴール裏。北側です。青と黒の聖地。

新スタジアムの北側にはフットボールのスタジアムがあります。その向こうに中環をまたいで現スタジアムです。

コーナースタンドはこのような処理になっています。カシマに似たテイストですね。コーナー席もおもしろいかもしれません。

年末なんで施工はしていないかと思っていましたけど、数は少ないけど作業員のかたがいらっしゃいました。おつかれさまです!。

バックスタンドはすでにほぼ基板が組まれています。ほぼ完成形の姿が見てとれます。スペインのスタジアムに似た雰囲気ですね。

南スタンドを東側から。新スタジアムをほぼ一周できますけど、この先は通りぬけできません。

ガンバ大阪のクラブハウスです。

ガンバより謹賀新年。

クラブハウスと新スタジアムの距離感。

ガンバの練習場です。新スタジアムとはこの距離感です。非常にコンパクトにまとまった空間に、ガンバ大阪のすべてが揃います。このイタリアかイングランドのような環境は、Jでは初めてですよね?。素晴らしいです。

スタジアムの周辺整備はこれからだと思いますけど、核になるスタジアムは順調に工事が進んでいるようです。竣工が楽しみです。願わくば2015年内に新スタジアムを体感したいので、東京戦は最終盤に設定していただくことを願います (この時は存じあげなかったのですけど、新スタジアムのこけら落としは、2016年2月に予定されています。大変申し訳ございません)。

OSAKA STYLEの系譜は、ところが変わっても受け継がれます。2015年秋にリニューアルする新ガンバが楽しみです。

正式名称は「市立吹田サッカースタジアム」に決まりました。2015年9月30日に無事竣工し、本日2015年10月10日15時、寄付をされたかたを対象に、竣工イベントが行われるそうです。ガンバ大阪のサポーターのみなさん、スタッフ、選手のみなさん、地元吹田をはじめとする北摂のみなさんが心待ちにされた、北大阪の誇りとなる聖地が、いよいよ始動します。おめでとうございます!。こけら落としは来年2016年2月に予定されています。他サポですけど、許されるなら参加したいと思います。公式戦は、同じく2月に開幕が予定されているJリーグから。楽しみですね!。


真田丸先取りの旅 -20141229 大阪-

2014-12-29 19:45:17 | ロケ地巡り

八重の桜から、毎年大河放送前に主人公のお墓参りをしています。計画してるというよりも偶然ですけど。なので、花燃ゆの楫取美和子さんのお墓参りが順番的には正しいのですけど、どこにあるのかもよくわからないので、ひとつ飛ばして真田丸でございます。 

大阪鶴橋です。

鶴橋から玉造筋を北上して10分もかかりません。やがて左手に上り坂が増えてきます。

登った先に、見えまするは、真田丸です。

現在は真田山と呼ばれていて、中心は公園になっています。大阪冬の陣で真田幸村公が建造、守護した大阪城の出丸です。

真田丸の周囲はこのような坂になっていて、往時のようすが忍ばれます。歩いてみると、想像していたよりも大規模でびっくりしました。

現在は野球場とプールがあります。真田丸に関する資料はまったく見当たりません。大河がはじまるまでに整備してほしいと思います。

つづいて、谷町線で四天王寺前夕陽ケ丘に向かいます。谷町筋から逢坂に入ります。通天閣が見えるこのあたりの右手に。

安居神社です。

大阪での幸村公の痕跡はあまり残っていないのですけど、こちらはおそらく大河が決まる以前から幸村公ファンの聖地なんだと思います。

神社は通りの奥まったところにあります。この細い参道を入ります。のぼりが周囲にいっぱい立っています。

安居神社拝殿です。シンプルですけど、本殿と拝殿という構造です。

来年の絵馬。未ですね。

奉納用の絵馬は、やっぱり幸村公。この神社は天神様が主神です。梅の紋が見えますけど、主役は幸村公。

宮司さんにご挨拶していただきました。

本日の主役でございます。

説によると、幸村公の終焉の地は正確にはここの近所なのだそうですけど、神社という位置づけもあり、やっぱり安居神社で討死したとしたほうがロマンチックですよね。

背面です。

真田幸村公です。

いまでも大阪の街を見守っていらっしゃいます。

幸村公が休息されたと伝わる松です。

南側の参道です。 

その先には、ユニークな形の鳥居がありました。

西側の参道は、陽の当たる坂道でゆかりの天神坂に出ます。

放送はさ来年2016年です。まだ制作にも入ってないと思います。だけど、安居神社を訪れるお客さんは途絶えることがありませんでした。これから序々に、大阪でも地元長野でも、あるいは奈良でも盛り上がってくるでしょうね。楽しみです。 


加賀さんのいた三年間に

2014-12-28 20:18:42 | 加賀さん

加賀さん、三年間本当にありがとうございました。



加賀さんとの出会いは、2012シーズンの新体制発表会のルネこだいらでした。もちろん磐田と札幌でプレーしていたときも知っていたのですけど、ほかの他チームの選手同様、対戦相手として認識していた程度で、加賀さんのキャラクターを認知し始めたのは東京に来てくれてからです。新体制発表会を公開したのは今のところあの年だけで、しかも観覧に当選したのは、きっとえにしなんだと思います。あの時から、現地に来られないかたのために様子を伝えるためにブログをしっかり書かなきゃって思うようになったんです。



これまで自分は、選手個人を応援したことはありませんでした。アイドルよりもコレクティブネスのほうに興味があったからです。それは今でも基本的に変わりありません。選手に対しては、アイコンというよりもタレントとして意識します。悪い意味ではなくチームを形作るピースとしてどんな形をしているのか、つまり選手がどんな役を担えるのかを意識して見ています。だから自分は、エッジが効いた選手が好きです。



加賀さんのことを意識しはじめたのは、2013年の春です。きっかけは、だからプレーです。加賀さんの特長は、言わずもがなですけどスピードです。特長が一番あらわれるシチュエーションは、スルーパスのカバーリングと年に数回見せるオーバーラップです。センターバックのキャラクターには2つのパターンがあります。パワー系とスピード系です。一般的にはキャラクターが異なる選手を組み合わせることが望ましいとされています。東京にはモリゲという日本を代表するパワー系の選手が軸としていますから、もうひとりはスピード系がベストマッチです。そういう見方から、加賀さんのプレーを意識するようになりました。ヒョンス、カズ、まるとライバルは常にパワー系で、ポジション争いでも加賀さんの特長が際立ちました。



攻撃では、センターバックで出場したときは滅多にオーバーラップしないので極めて稀ですけど、ゆえにすごく印象に残ります。むしろ加賀さんのイメージを自分のなかで決定つけたのは攻撃です。最近だと2014シーズン第11節アウェイ浦和戦の怒涛のドリブルには気絶しそうになりました。ウイングバックの加賀さんはより積極的なので、あまり機会はないのだけど楽しみでした。でも加賀さん本来の特性はやっぱりセンターバックだと思います。



加賀さんを意識するようになった理由は、プレー面でもうひとつあります。それは、加賀さんには明確なウィークポイントがあることです。ディフェンダーにしては珍しく穴があります。スピードと裏腹にアジリティに難があります。加賀さんはトップスピードに特長があります。えてしてそういう選手は初速が比較的ゆっくりです。加えて加賀さんは、足がめちゃくちゃ長いです。外国人ディフェンダーがJに来て苦労するのはアジリティの高いアタッカーが多いことです。加賀さんはある意味でグローバル企画なので、ウィークポイントがいっそう際立ちます。忘れもしない2013シーズン第21節ホームマリノス戦の俊輔に翻弄されたプレーが、加賀さんの弱点をよく現しています。さらに加賀さんには足元の技術がありません。加賀さんのパスミスでピンチを迎えるのは、1試合で最低一回は折り込み済みと考えてました。



でも、それこそが加賀さんの魅力なんです。ストロングポイントとウィークポイントが明確ってことは、選手としてのピースの形が自分みたいな素人にもわかりやすいってことです。これはプロとしてとても重要なことです。自分が勝負するポイントを選ぶということは、言い換えると勝負しないポイントも決めるってことです。



それにただエッジが効いているだけじゃなくて、加賀さんが選んだプロとしての特質がスピードだということが、自分が魅力を感じた理由です。自分は運動音痴なんで、フィジカルに秀でた選手に憧れがあります。とくに足が速いっていうのは、こどもの頃から共通してモテる要素じゃないですか。



と、ここまでは表の理由。加賀さんを好きになったホントの理由は、もれなくルックスです。

カメラを使うようになって、選手の見方がひとつ加わりました。それは写真映りです。被写体としての面白さや美しさを意識するようになりました。昇格してからの東京は、なぜだかルックスがいい選手が集まるようになりました。なかでも加賀さんは、自分にとって際立っていました。被写体として魅力だったのは加賀さんの目なのです。加賀さんの射るような目線が偶然こっちを向いてるシーンが撮れていたら、長いこと見惚れて、悶絶しそうになります。



加賀さんのエッジは、サムライブルーに届くクオリティに成り得ると思っていました。少なくともJでは、加賀さん以上のトップスピードを持つ選手を見たことがありません。1on1の決定的な弱さを解決するというよりも、むしろスピードをさらに高めることが代表に近づくための加賀さんらしいアプローチだと思ってました。センターバックにしてはシャープなシルエットを保っているのは、加賀さんにもそういう意識があるんだと思っています。ただ残念なのは、スピード系の選手のネガティヴな要素である筋肉系の怪我に加賀さんも悩まされ続けているってことです。東京に来てからの試合出場がジュビロ時代から半減しているのは、すべて筋肉系の怪我から発したものです。ヒョンスにしろカズにしろ、3人ともクオリティは変わらないですから、一度休むと出場機会を掴むのに時間がかかります。チームとして見ると競争によってクオリティが上がることは大歓迎なのですけど、やっぱり試合で加賀さんを見られたほうが楽しいので、姿がないときは寂しかったです。



自分は憧れの選手には緊張し過ぎて近寄れません。なので小平で加賀さんに声をかけたことは結局一回もありませんでした。マッチデーで運営をお手伝いしてた時に、握手してもらってひと声かけたくらいです。だけど、今年の仁賀保キャンプは燃えました。なにしろ加賀さんのふるさと秋田ですから。自分はプロの表現の場は試合だと思っているので小平には滅多に行かないのですけど、ミステルのアプローチに興味があったこともあって仁賀保に行きました。ようやく自分の加賀さんユニにサインをいただきました。その時さらに北上して潟上に寄りました。加賀さんのふるさと天王です。加賀さんに関するものは何もなくて、でもそれが加賀さんらしくもあるなと思いました。秋田商業のグランドにも訪れ、プロ前夜の加賀さんが居た場所の空気を感じることができました。プロサッカー選手加賀さんの足跡は、これからも続けて訪ねたいと思います。



2015年、加賀さんは浦和レッズに移籍することになりました。



自分にとって加賀さんは、サッカーライフの楽しみかたの幅を広げてくれた恩人です。選手を中心に観る楽しみだけでなく、この3年間で加賀さんを通じて多くのかたに出会うことができました。



自分は東京サポに残留します。
一生青と赤です。
それについては迷いはありません。



加賀さんの動向は、怪我もあったので既に夏頃から覚悟していました。客観的に考えて世代交代をしたほうがチームにとっていいとも思ってました。だからショックはほとんどありません。ただ、怪我の状況を考えると、もしかすると最悪引退もあり得ると思っていました。どのステージのチームでも動けないベテランは期待されませんから。願わくば体が動くうちにブラウブリッツでやらせてあげたいなと思ってました。

そんなところに、J最大のクラブ浦和レッズに移籍という広報を聞いて、本当にびっくりしたし、めっちゃ嬉しかったです。東京を戦力外になったのではなく請われてステップアップするのですから!。きっとミシャも、加賀さんのエッジを感じ、期待したんだと思います。磐田時代にリーグ優勝を経験していますけど新人で出場がなく、戦力としてキャリアに残る結果を得られる可能性がありますし、ACLもあります。現実的にはキャリアのピークは越えたと思いますので、最高のシーズンを過ごすためには絶好の環境を得られたと思います。出場機会は限られると思うけど、競争に勝ってできる限り出場してほしいです。



これからも加賀さんを応援します。現役である限り追います。魅力されちゃったんだもん仕方ないです。



でも直接対戦するときは遠慮しないですからね!



加賀さん。勝手に応援します。これからもクールに魅了してください!


マッサンロケ地の旅 -20141222 ニッカウヰスキー余市蒸留所-

2014-12-27 20:39:25 | 連続テレビ小説マッサン

今年の仕事が一段落したので、ひさびさにマッサンロケ地巡りを再開いたします。

 

クリスマス前の連休を利用して、やってまいりましたのは、冬の余市。

昨年11月に、マッサンの制作が決まった直後に来て以来の余市です。余市に向かう汽車に乗り換える小樽駅。

昨年は余裕で座れたのですけど、あふれる人w。これほぼ全部余市に向かう人です。2両編成は当然いっぱい。

 

ただいま余市。

きっと余市で車内はガラガラでしょう。

さっそくウイスキー樽が迎えてくれます。

昨年はなかったマッサンフィーチャーののぼり。

余市編でエマを演じる優希美青ちゃんの消防庁のポスターがありました。なんと偶然。

駅から歩いて5分くらい。雪道ですけど、札幌と違って新雪なので歩きやすかったです。でも足元にはくれぐれもご注意を。

念願かなって戻ってまいりました。

ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所です。

正面ゲートを入ってすぐに見学の受付があります。ガイドツアーとフリーを選べます。着いたらちょうどお昼前で、12時からのガイドツアーに参加しました。

中庭です。

昨年来たときはまだ雪が降りはじめの時期だったので地面が見えたのですけど、真っ白な蒸留所は別世界です。 

ガイドツアーのスタートは、この待合室から。

待合室に入ると、いきなりニッカおじさんが出迎えてくれます。

待合室のなかです。

ガイドツアースタートです。

冬季は降雪のため一部見学できないところがあります。創業当時の事務所は内部を見ることはできません。

発酵棟にも入れません。

リタハウスです。

マッサンとエリーの自宅。余市市内の別の場所にあったものを、蒸留所内に移設されています。

白と黒の世界に。

竹鶴政孝翁。

一号貯蔵庫です。

いつもはここにカスク用の原酒が貯蔵されているのですけど、11月でシングルカスクの販売は終了しました。原酒とかかれたボードには、シーズンはカスクのボードがかかっています。 蒸留所内では、いまの時期はカスクの販売も試飲もありませんので、飲みたいかたは4月か11月に行くといいと思います。

竹鶴政孝記念公園。雪化粧でわかんないw。 

ニッカ会館です。ガイドツアーはここで終了です。

ニッカ会館の二階で、おまちかねの試飲です。試飲ができるのはガイドツアーに参加したかたのみ。

今日の試飲は三種類。昨年来たときは仕事だったので試飲できませんでした。だから今回は楽しみで楽しみでw。余市10年。

試飲コーナーでガイドさんにお話を聞けました。
「やっぱり今年はお客さん多かったですか?」
「はい多かったです。昨年の一年間のお客様は30万人くらいだったのですけど、今年は48万人です」
「すごい!。やっぱりドラマの効果は大きいんですねー」
「ありがとうございます!」
「一回のツアーでだいたい何人くらいまで対応できるんですか?」
「80名くらいまでなんですけど、それ以上の場合は2組に分けることがあります。今年の夏はいっぱいお越しいただいたので、そういうこともありました」
「やっぱり人数が増えると対応を難しくなりますか?」
「そうですね。少ないほうがご質問もしていただけ易いですし、お客様にもゆっくり回っていただけるんですけど」
「そうですよねー。マッサンはどのくらいウイスキーを飲んでたんですか?」
「70歳まで350mlボトルを毎晩ひと瓶あけてたそうです。70歳を越えると体調のことも考えてセーブしていたそうですけど、それでも亡くなるまで3日に一本はあけてたんだそうです」
「すごい」
「撮影は何回あったんですか?」
「三回です。初回の式典のシーンとスコットランドのシーンと。もう一回はまだ放送してないんですけど、余市編のシーンです」
「佐渡製作所のシーンも余市だと思ったんですけど」
「それは余市ではないですねー」
「そうだったんですか。昨年も余市にお邪魔したんですけど、その時は仕事だったので試飲できなかったんです。今日は楽しみです」
「ごゆっくりなさってくださいねー」

鶴17年。

白銀に映える琥珀。

アップルワイン。たぶん昨年と同じメニューだったと思います。ちなみに宮城峡蒸留所の試飲は、余市の変わりに宮城峡が飲めます。

お酒が苦手なかたでも大丈夫だと思います。

ツアーにはこちらの見学も組み込まれています。

ウイスキー博物館です。ツアーは、ガイドさんと参加人数でちょっと内容が変わります。違いを楽しんでみるのもいいかもしれません。今回参加したパーティでは、割と駆け足だったので、ゆっくり見たいかたはツアーが終わってからもう一度回られることをオススメします。スマホ用のガイドもあります。

入ってすぐに、ポットスチル。

ニッカのヒゲおじさん。

今週のマッサンで鍵になったピート。

二条大麦です。

熟成の様子がわかります。

記念撮影のコーナー。証拠になりますw。

こやつが分け前をいただきおった犯人です(^o^)/。

マッサン。

リタさん。

マッサンのスコットランド修行時代のノート。ドラマのあのノートのモチーフです。

山崎蒸留所設計計画。たまたまニッカが所蔵いているからだとは思いますけど、サントリーではマッサンに関するいっさいの紹介がないのに比べて、ニッカでは割合壽屋時代のことが紹介されています。これも面白いです。

エリーのペンダントで有名な、クリスマスプティングの指ぬきと6ペンス。本物です。

ニッカウヰスキーの初号ウイスキーです。

マッサンとリタさんの墓標の背面。

ファーストカットの赤い屋根が印象的な余市蒸留所。

ファーストカットの余市蒸留所の蒸留内。

ファーストカットの余市蒸留所の貯蔵庫。残念ながら見学はできないので、変わりに1号貯蔵庫の内部です。

パグパイプの楽隊が行進していた蒸留所の道。

 

楽隊が座席の間を通ってきていた道。

スーパーエリーがアップになっていた場所。

スーパーエリー特別賞受賞祝賀式典の額がアップになっていた場所。

「それでは、本日の式典のために、北海道まで駆けつけて下さった、英国のジョーンズ駐日大使より、お祝いのお言葉を頂戴したいと存じます」。スーパーエリーの特別賞受賞祝賀式典の会場。

「ベスト・スコッチ・スタイル・ウイスキー賞の受賞、おめでとうございます。亀山政春社長、この、「スーパーエリー」は、あなたが愛したご婦人の名前から、付けられたと聞きました。今から50年前、日本の青年が、私の国スコットランドにやってきて、ウイスキー造りの秘密と、一人の美しい女性を奪っていきました」。ジョーンズ大使がスピーチしていた場所。

「ウイスキー造りに情熱を燃やした日本人男性と、愛する人の夢をかなえるために、見知らぬ国、日本で、その生涯を過ごした、スコットランド人女性。このドラマは、まだ国際結婚が珍しかった時代に、夫婦となった2人の、笑いと涙。そして、愛がいっぱいつまった、冒険物語です」。マッサンがエリーを想っていた場所。

「政春どこ?」「わっ」「うわー」「政春と一緒、いつも楽しかった。だけど…」。マッサンが顔を出してたポットスチルの蓋。現在は使われていませんけど、創業当時のポットスチルです。

「ダメだな。お前は。こいつの反響音を聞いて、蒸溜の進み具合を知るんだ」。ハイランドケルトの先輩工員が木槌で叩いたポットスチル。

「はい」「ほらよ」「ありがとうございます」。ハイランドケルトでマッサンに木槌を渡す先輩工員の後ろに映っていたポットスチル。

マッサンが石炭をくべていた釜。

マッサンの働きぶりを見てハイランドケルトの工員がマッサンを認めていた蒸留棟のなか。

「政春」「エリー」。マッサンがライ麦畑を通り抜け♪を歌ってた歌声が響いていたポットスチル。

「I'm coming」。お弁当を持ってエリーが立ってた蒸留棟のなか。

博物館で有料試飲ができます。一般発売していない、シングルモルト1980’余市です。 

蒸留棟の警備員のかたに、お仕事の合間にちょっとお話をお聞きできました。お仕事の途中お邪魔してごめんなさい。
「ここでドラマの撮影があったんですか?」
「はい。手前の一号機と二号機、あと奥の小さいのと」
「やっぱり撮影のスタッフさんいっぱいでした」
「はい。いっぱいいました。撮影は二日間だったんですけど」
「え?。たった二日で?」
「そうなんです。撮影前日にスタッフさんがお越しになって、ここ(蒸留棟の前の道)に砂を巻いてました」
「え?。なんで?」
「いまは雪で見えないんだけど、アスファルトなんです。当時の様子に合わせるために砂を巻いてアスファルトを消してました」
「なるほどー」

「一日目に準備して、二日目に撮影でした」
「そこに立ち会ってたんですか?」
「はい。朝8時から撮影してました」
「え?そんなにはやくから?」
「はい。お客さんが来る前に撮影しないといけないから。それで、お客さんが帰る夕方にもう一度撮影してました」
「なるほどー。その日蒸留所の見学を止めていたわけじゃないんですね。俳優さんも見れました?」
「はい。撮影中は携帯で撮っちゃダメって言われたので撮りませんでしたけど、会えましたよ。エリーさんが綺麗だったー。顔が小っちゃくて細くって」
「そうなんですかー!。いいなあ。マッサンもいました?」
「いた」
「そうですか。どんな撮影してたんですか?」
「まだ放送してないんだけど、余市編の撮影でした。馬車でウイスキーを初出荷するシーンです」
「馬車で?」
「そう。写真見る?」
「見る!」
「これが前日10月19日の準備。大八車が並んでたの」
「おお」

「こっちが撮影当日の20日。8時28分」

「ホントだー!。すげー」

「こっちの樽の展示のところから出てきて、この前を通って門のほうに出ていったんです」

「そうなんですか!。うわ。放送前にレア!」

「お忙しいところ、ありがとうございました!」
「ゆっくり見学してください」

よいち情報館です。11月にできたばっかり。

帰りはバスにしようと思い、札幌行きの高速バスを待っている間に、4番バス停の目の前にある情報館にお邪魔することにしました。話好きのおばちゃん(失礼)が話しかけてくれて、身も心もあったまります。

余市町マッサン応援推進協議会。

ロゴは余市在住のチョークアーティストLoveiLabo.さんが描かれました。

そういえば蒸留所にはクリスマス的なものがほとんどありませんでした。ようやく余市でツリーを見ました。

余市四景。

余市でのリタさんの暮らしを紹介したボード。

余市でのマッサンを紹介したボード。

ドラマの紹介ボード。 

このお二人に最初に出会ったのは、夏の竹原だったなあ。

マッサンとリタさんの年表。

一枚いかがです?。ドラマのあの場面がモチーフですねw。

みゆき様が麦の唄をひっさげ、紅白に出場されます。大晦日は、紅組大トリ前の出演です。楽しみですね。

余市銀座商店街。

この情報館にはレジがないそうで、販売はしていません。通りをはさんだ向かいのギフトショップささきさんで買えます。

情報館のかたや同じくバス待ちのお客さんとおしゃべりしてたら、札幌に行く高速バスがきました。マッサンとエリーが送ってくれました。

白銀に染まった余市は、撮影当時の雰囲気は雪に埋もれちゃっているけど、とっても清らかで気持ちが良かったです。本放送中には行けないロケ地にも行きたいので、今度は雪が溶けてからまた戻ってきます。カスクも飲みたいし(^o^)/。


2014J1昇格プレーオフ決勝ジェフ千葉vsモンテディオ山形@味スタ20141207

2014-12-09 10:42:36 | サッカー

師走でございます。皆様慌ただしく過ごされていると思います。にわかに冬らしい寒気が漂うようになりましま。どうかくれぐれも体調など崩されませんように。

わが東京は、J1の最終節を終え、天皇杯も無いのでオフシーズンに入りました。

でも来年の開幕まで長過ぎるので、最後にJリーグ最終試合を観ることにしました。実際の最終試合は雪で順延した新潟vs柏ですけど。

J1昇格プレーオフ決勝にお邪魔します。

今年の顔合わせは、三年連続となる千葉と初の山形。勝てば千葉は6年ぶり山形は4年ぶりのJ1。どちらが勝ってもひさびさのJ1復帰です。勝手ながらどちらもJ1にいてほしい素敵な地元とサポーターを持つクラブなので、傍からながら複雑な気持ちです。

千葉のコレオグラフ①あっこちゃん♪アメイジング・グレイス♪

蒼き旗とOver The Rainbow♪

千葉が三年連続一発に沈みました。山形がJ1昇格です。

千葉はリーグ戦最終節と同じメンバーです。シフトはボックス型の4-4-1-1。GKは高木。CBは智とキム・ヒョヌン。SBは右に慶左に太亮。ボランチは勇人と健太郎の佐藤さんコンビ。メイヤは右に志有人左にヤザ。トップ下に也真人。1トップは森本が頭部の怪我から復帰です。

山形には大きなサプライズありました。シフトは3-4-2-1。GKは準決勝の決勝ゴールヒーローの山岸。CBは右から當間、石井、竜也。ボランチは今日は松岡と宮阪。WBは右に山田左にキム・ボムヨン。2シャドウは右に山崎左に川西。1トップはなんと陵平。実戦復帰は実に3ヶ月ぶり。ベンチ入りはおよそ2カ月ぶり。スターターとなると靭帯の大怪我以来なんじゃないでしょうか?。ディエゴに代わっていきなりの大抜擢です。

山形はもとよりさすがに今年の千葉は慎重な入りかたをします。千葉も山形もロングボールを蹴り合います。千葉は森本か左のヤザをターゲットにポストを狙います。山形は陵平をターゲットに、陵平のフリックから山崎、川西を裏に走らせます。もしくは右に偏重気味のサイドアタックで、同じく長めのボールで山田を走らせ、シンプルにクロスを供給しようとします。この展開がかなり長く続きました。ノックアウトらしい緊張感のあるつばぜり合いが続きます。

先に仕掛けたのは千葉でした。10分頃から千葉はヤザにパスを集めます。ロングボールで山形を押し下げたことでボランチがフリーになります。健太郎がパスをさばく状況ができます。健太郎はライン際にはるヤザに渡します。ヤザが時間を作る間に太亮を上げ、山田の裏に抜け出そうという意図でしょう。これが決まります。山形のWBは高く位置取ろうとしますから狙いところなのでしょうけど、山田を狙ったというより、まずヤザのキープ力から試合を作ろうとしたのだと思います。

左のアタッキングサードで基点を作れるようになった千葉は、好循環に入ります。山形の守備網が片寄せすることでボランチのポジションにギャップができます。これでバイタルエリアにスペースが生まれます。そこを也真人が利用します。左サイドだけでなく真ん中でもアタッキングサードで基点が作れるようになりました。

これにより志有人が機能し始めます。志有人が右ライン際高い位置でボールを持てるようになります。太亮だけでなく志有人からも中央にクロスが供給されます。

さらに森本にペナルティエリアでパスが渡ります。森本自身のチャレンジはもとより、森本がラインを押し下げてできたスペースに也真人、ヤザ、志有人が襲いかかります。流れでは有効なシュートは多くありませんでしたけど、太亮の左CKからの也真人の惜しいヘッドが決まっていれば、結果は間逆だったかもしれませんね。

ほぼ千葉のワンサイドな展開で山形にとって我慢の時間が続くことは、もしかすると山形の予想の範囲内だったかもしれません。そして、いきなりその時は訪れます。

前半37分。ボムヨンが得たセットプレーから。宮阪の左CK。ひとりゴールエリアに残っていた山崎を狙った、もしくは直接シュート気味のクロスは高木にクリアされます。これがふたたび宮阪のもとへ。千葉はCKモードからオープンモードに変更。ペナルティエリア内中央に絞って最終ラインが揃います。さらに志有人、ヤザ、森本もゴール前をケアします。勇人が宮阪に寄せます。山形はファアに陵平、當間、石井がいて、バイタルエリアからボムヨンも加わろうとしています。さらに山崎がオフサイドポジションから戻ります。ファアに入る4人はヒョヌン、太亮、森本、志有人が見ています。この時山崎が中央にいる智の後ろからオンサイドに戻りつつあります。ニアにいた慶が振り返ってこれに気付いたちょうどその時、宮阪のクロスが送られてきます。狙いは山崎。タイミングはギリギリでした。慶の寄せは間に合わず、山崎はスタンディングジャンプで首を振ります。ボールは前に出かけた高木の逆を取って右隅に決まりました。千葉0-1山形。

ホントにギリギリなタイミングでしたけど、ラインズマンは正しくポジショニングしているので山崎と宮阪のファインプレーと言っていいと思います。

先制されても千葉は落ち着いていたと思います。変わらずイニシアチブを握ります。ただサッカーにおいてイニシアチブとオーガナイズは時として異なるように、もしも千葉のアタックが山形の許容範囲だったのであれば、案外オーガナイザーは山形だったのかな?と結果的には思います。

前半はこのまま終了。

後半に入り様相が一変します。勝っている山形が、あえてアタックモードを選択します。この時間帯をとったことが、結果的には山形に勝利を引き寄せたような気がします。

山形のアタックはサイドをストロングポイントとします。前半でも見せていましたけど、どちらかというと右サイドアタックが中心でした。でもホントの武器は左サイドなんではないかと思います。山形には明確な武器があります。竜也の左足です。山形は攻撃モードにはフォアチェックから入ります。高い位置でターンオーバーしても急ぎません。最終ラインを押し上げ、左右のCBが開きます。ボランチを一枚残し、もうひとりは中盤をフリーに動きます。2シャドウは陵平の脇を伺います。そして両WBが二人とも最前線まで上がります。そう、ちょうどポイチ広島かミシャ浦和のような形になります。

そして起点は竜也です。竜也がボールを持つとボムヨンが一気に最終ラインの裏を狙います。同時にボムヨンからの展開を予見して、山崎と川西が動きます。これで山形のアタック陣が躍動し始めます。

ところが、結局この山形のアグレッシブな仕掛けも最上の結果には結びつきません。千葉は4+4の守備陣形を最後まで維持します。WBにはメイヤとSBがつき、中央の陵平、山崎、川西はCBとボランチがペナルティエリアでの有効なアタックを阻止します。

そしてふたたび千葉が再攻撃を展開し始めます。ただイニシアチブを握りなおすというよりは、オープンな攻め合いになります。結果がすべての試合でオープンアタックが見られるとは思いませんでした。展開が一気にはやくなり、おもしろくなります。

ここで石崎さんが先に動きます。山崎に代えてロメロ・フランクを投入します。前線をフレッシュにするとともに、ボール持ててタメを作れるロメロを入れることで、攻め手を残す意図でしょう。ここが石崎さんのすごいところです。ホントは守りに入りたいところなのに、最初に攻撃のカードを切る。チームのバランスを維持しつつ、メンタルも考慮した作戦だと思います。

先制されてから、也真人が消えていたのが気になりました。序盤こそ千葉の執拗なサイドアタックに翻弄されかけた山形守備陣も、時間を追うにしたがいアジャストしていました。真ん中の也真人がケアされ、バイタルエリアでスペースを与えてもらえません。ボールを持ってもすばやいチェックでドリブルを封じられました。山形の守備のコレクティブネスが整いきる前に手を打ったほうがいいように感じました。

関塚さんがようやく動きます。也真人に代えてケンペスを投入します。2トップに移ります。でもちょっと遅かったような気がします。パワー系の2トップが並んでも山形の最終ラインは対処の範囲でした。

もしかすると関塚さんには、前の週のミッドウィークに山形と対戦した天皇杯のイメージがあったのかもしれません。ほぼベストの山形に対し若手中心で臨み、結果的には終始後手に回っています。天皇杯で使わなかった森本、也真人、志有人ではじめから押して先制し、余裕を作ってオーガナイズしようとしたのかもしれません。だからこそ余計いい流れのなかで先制されたのは痛かったでしょう。交代も関塚さんに先んじた石崎さんは、ホントに試合巧者です。

さらに関塚さんが動きます。志有人に代えて佑昌を投入します。なんとか状況を打開するため、独力で突破できる佑昌の縦への推進力と広範囲な可動域に期待したのだと思います。でもこれも山形守備網をかいくぐるまでには至りません。

こうなるともう、完全に試合は石崎さんの掌中です。最終盤、石崎さんは試合をたたみにかかります。松岡に代えて船津を投入。慎重に経過を見ていた石崎さんですけど、ここにきてチームに守りきるメッセージを送ります。

アディショナルタイムに入って山形はさらに守りを固めます。川西に代えてイ・ジュヨンを投入。あえて来年の山形を考えると、今日の布陣をベースとして、いずれもJ1のクオリティで、ガチで戦えるCBと試合をコントロールできるボランチがいれば残留も夢ではないと思います。竜也とサイドプレイヤーは十分に通用する戦力だと思います。

最終盤千葉が選手とサポーターの3年分の願いをのせ猛攻を仕掛けますけど、山形の牙城は堅固でした。このまま試合終了。千葉0-1山形。

崩れ落ちて立ち上がれない智が印象的でした。切な過ぎるので千葉についてはコメントは控えます。

山形は4年ぶりのJ1復帰です。

表彰式がありました。勝利と昇格を分かち合う歓喜の山形の選手、スタッフ、サポーター

山形はJリーグでも特異な運営形態をしていて、とてもリスペクトしています。山形のようなクラブこそ、この国のプロリーグのなかでトップカテゴリーにいてくれる意味があると思います。もちろん山形の風土にアウェイサポの一員としてまた触れる機会ができたことも嬉しいです。山形の皆さん、ホントにおめでとうございます!。

これにて自分の2014サッカー観戦シーズンはおしまいです。春を恋い焦がれて待ちたいと思います。