ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

d47落語会第9回「山形県」@渋谷ヒカリエ20141211

2015-01-31 14:04:28 | アート・文化

師走の渋谷に我らが師匠走りきたる。

 

夏以来のd47落語冬の陣です。例によって落語親友と参加です。

今回は、いつものオープンスペースではなく、普段d47ミュージアムとして使っているほうでの開催です。理由は後ほど。

今回のテーマは、自分たち的には初めて九州を出まして、山形県です。

花緑師匠はここから出てきました。落語会では珍しい登場シーンw。

まずは古典から。今日の師匠のお衣装は、黒地に金のドットが散りばめられたお着物に、ベージュの羽織です。

高いですね。教祖になった気分ですね。後ろのほうのかた、見えますか?。下々よく来たw。こっちのミュージアムでやるのは初めてです。実はトラブルなんです。今回の日程が決まってからあっちが埋まっているって分かったんです。どっちがいいですか?。まあなんとも言えないですよね?。こっちは奥行きが無いので席の配置がワイドになります。演る側からすると、ワイドだと噺の展開がわかりやすくなるんですよ。かみしもを切るでしょ。かみとしもをこうやってしっかり振って区別するから誰が話してるかわかりやすいんです。壊れた扇風機みたいですね。身振りも自然に大きくなるから、宝塚みたいです。チケットにも会場はミュージアムって書いてあるんです。虫眼鏡で見るような小ちゃい字で。皆さんも8階に上がって来た時いつもの会場が別の展示になってて、おっと今日じゃなかったって汗をかいたんじゃないですか?。でも騙したわけじゃないですからね。

騙すといえば今ヒカリエでトリックアート展をやってます。地下3階で私も写真撮りました。不思議ですねー。どうなってるのかしら。皆さんもいかがですか?。渋谷に来たいい思い出になるんじゃないかしら?

 

騙す騙されるってありますね。今年最大の騙しは、佐村河内さんですね。あの人が素晴らしいんじゃなくて、派手さを無くしたテリー伊藤さんみたいな新垣さん、あの人がホントは人々を感動させていたという。

騙したほうが悪いって思いますよ。じゃないと都会は住み辛いじゃないですか。手品師はすごいですね。いい意味で騙されます。こないだYouTubeでセローさんってかたの手品を見たんです。すごいですよ。寄席の手品なんかとは違います。あれは非日常ですよね。ボンボンとか鳩とか出てきても日常にはないもの。セローさんは違います。街中の普通のハンバーガーショップでチーズテリヤキを食べたいと言って看板から取り出して食べるんです。違うのがいいと言って看板に戻すと絵が食べかけになっているんです。不思議ですねー。ミッキー・カーチスさんに聞いたんですけど、昔スプーン曲げのユリ・ゲラーさんが来日したときに車に同乗して目的地に向かったら大渋滞で、絶対間に合わないはずなんですけど、ユリ・ゲラーさんが俺に任せろって運転したら1時間かかるはずが15分で着いたそうです。異次元に迷い込んだ気分になったそうです。ミッキー・カーチスさんは談志師匠のB級コースの卒業生で、ロカビリー落語なんてやってらっしゃいます。

えー。年の瀬ですね。皆さん気をつけてくださいね。暮れと言えば宝くじですね。皆さん買いました?。あれ、ホントに当たるんですかねー?。6億当たった人見たことあります?。

二八蕎麦といいまして。二八の言われは16文だったからというのとつなぎの分量と、説が二つありますね。昔は店を構えない行商スタイルっていうのがあって、その日売りたいものを売るってシステムだったようですね。天秤棒の両端に大きな筒状の収納をつけて、そのなかに売り物を入れて歩くわけです。それで売るときは場所を決めて、看板を立ててお客さんを待つという。深川の江戸資料館に行くと、本物を見ることができます。私どんなもんかと思って担いでみたんですけど、重かったです。で、天秤棒の先に札がぶら下がってました。昔も風鈴とか札をぶら下げて売り歩いたようですね。資料館も粋なことをするねーと思ってひっくり返してみたら、担がないでくださいって。という流れから、「時そば」。

続いておなじみご当地落語です。師匠の衣装替えは、紺のラフなジャケット、ブルーの柄シャツ、白のコットンパンツ、グレーのコンバースローカットです。ちなみにお弟子さんもカジュアルでした。たぶん緑助さんじゃないかと思います。

はじめてご覧になるかたは、この衣装を見てびっくりされるなんていうのはもうすっかり聞き飽きましたよね。もうすっかり受け入れていただいています。ええそうなんです。私これご当地落語と言っているのですけど、洋服でやらせていただいています(あとでお聞きしたのですけど、すべて師匠ご自身のお洋服なんだそうです。ちなみに缶バッチを胸につけてらっしゃいまして、そちらも自作なんですって)。

今日は山形です。山形のイメージは顔ですね。山形県のかたちは横顔で、ちょうど新潟を噛んでる風に見えるっていう。山形と言えば芋煮ですね。山形は広いですから、ひと口に芋煮と言っても地域でぜんぜん違うんですって。内陸のほうは醤油ベースで、鶴岡とか庄内は味噌仕立てなんだとか。

鶴岡にまちなかキネマというのがありまして、リノベーションっていうんですか、糸工場を再利用したものだそうで、雰囲気がよくって、新しいものより贅沢だと思いますね。鶴岡にはやまのべ落語会というのをやってましてよく行くんです。落語の愛好家のかたが開いてくださってて、嬉しいんですけどキビシいんです。落語会が終わったら打ち上げがあるんですけど、今日のネタは珍しかったねとか今日はねとか言っていただいて。

山形はサクランボですね。6月にサクランボ狩りをやらせていただいたんです。普通のサクランボじゃないですよ。粒が大きくて立派なんです。まびいていいのだけ残すんだそうです。カメラのレフ板みたいなのを下に敷いて日が当たりやすくしてるんです。もうこうなったら作品ですね。普段はサクランボ狩りやってないんだそうです。大事に育ててますから。花緑が来るっていうんで特別にやらせてくれたんです。

酒田で落語会をやったんですけど、遠かったです。新庄まで山形新幹線で行って、新庄から在来線です。4時間くらいかかりました。昇太師匠とたい平くんの三人会で。昇太師匠はすごいですね。余力で芸やってますから。それで酒田のかたに鉄道で来たって言ったらエッて。酒田のかたはみんな東京は飛行機なんだそうですね。我々全員びっくりです。えー飛行機あるのかよって。酒田のかたに知らないんですか?なんて言われちゃっいました。帰りも新幹線だって言うもんだから、いや飛行機だと。高いですよなんつうか、いいよ俺が金出すから飛行機にしてください。絶対こっちがいいじゃない。庄内はおいしい庄内空港っていうんですね。機内でCAさんが投機はまもなくおいしい庄内空港に到着します、なんてアナウンスがあって。いかにもおいしそうですね。

庄内といえば藤沢周平ですね。庄内映画村というのがありまして、忘れもしない11月28日か29日に行きましたよ。忘れてるじゃないかと。オープンセットになってまして、ちょっと山の中だもんだから爆破シーンに適しているんだそうです。るろうに剣心と蝉しぐれとかおくりびととかタイムスクープハンターとか、有名な映画やテレビの撮影で使われてるんです。という流れから、「おしんの夢(仮)」。

仕事に身が入らない漬物屋の三代目が、映画スターになると言ってエキストラに参加した庄内映画村で、うだつが上がらない女優さんと出会い、お互いに勇気づけたら、若旦那はプロデュースした漬物が大当たりして、女優さんは世界的な大スターになって再開するってお噺。

花緑師匠、藤井青銅さん、ナガオカケンメイさんが登壇されての、お馴染みトークショーでございます。

放心状態ですねw。ええ疲れましたw。こっちでやるのは初めてです。なので今日間違わず来ていただけるか心配してたんですけど、満席です。ありがとうございます。さっきTwitterでお話してたんですけど、明日と間違えちゃったというかたがいらっしゃいましたよ。

本日は山形です。山形も、鶴岡のお噺です。青銅さんの奥様は鶴岡のご出身なのだそうですね。今日のご当地落語は「おしんの夢(仮)」といいます。三代目の若旦那のお噺ですけど、三代目にはちょっとうるさいですよ。三代目は日々辛いんです。山形は、全国でも家業を継ぐかたが多い県なんだそうです。そうなんですか、知らなかった。え?、青銅さんは知らずにこの噺を作ったんですか?w。タイトルに(仮)がついてるのは、「おしんの夢」がなんとなく落語のタイトルっぽくないからなんです。なんか違和感があるなあと思っていて、じゃあいっそまだ仮のタイトルでってことにして、(仮)をつけたんです。

山形でやった時から時間が経ってまして(山形は10月31日)、一ヶ月以上経ってますから続きものって感覚がないんです。間に独演会があったりして、一回噺を体から抜いてますから。電話を深追いし過ぎました(おしんの夢(仮)の途中で客席の携帯が鳴りました。鳴らしちゃったかたは、ネタになったからって喜ばずに、十分に反省してくださいね)。そのせいで噺がどっかに行っちゃって、ホントに忘れちゃいました。タイムスクープハンターのところは台本にはなく、勝手にふくらませました。好きなんですよ、タイムスクープハンター。

ご当地落語は、ご当地に奉納してるんです。物好きなかたがいらっしゃるもんですねー。地元からご当地落語をかけていいかってオファーがあったんです。山口です(山口県のご当地落語は「維新穴」)。山口県立大学の落語会かなにかでかけるんですって。嬉しいですね。あと佐賀落語(「皿美人」)も、佐賀大の落研からオファーがあってやりたいと。あさって(13日)ですよ。嬉しいですねー。

ウチのメンバーが、CDのジャケットをダミーで作ったんです。いいじゃないですか。DVDとCDとどっちがいいですか?。CDがいいですね。姿見なくてすむじゃないですか。毎回スタンプ押してるんですけど、来れなかったってかたのために、CDにシールをつけとくとか。CDにするならお願いがあるんですけど。なんですか?。山梨のときにトチったところを編集して、間違いを無かったことにしてもらいたいんです。でも音源はひとつしかないですよ?。山梨と東京のいいとこどりにすればいいんですよ。東京でご覧になったかたで現地にも来たってかたはなかなかいらっしゃらないと思うんですけど、ふたつを聴き比べると面白いですよ。ウケる場所の違いがわかるんです。

庄内映画村には行ったことがあるんです。ウチの奥さんとふたりで行ったんですけど、なかに入ったら中途半端に侍の格好をしたおじさんがいましてね。羽織袴着て刀を差してるんですけど、胸のところに白いシャツが覗いてるんです。もう興ざめですよね。それで私のことをご存知で、花緑さんぜひ斬り合いをしましょうっていうんで、刀をもらって殺陣の真似事をやらされたんですけど、おじさんの腰が入ってなくてへっぴりなんです。まったくぼんやりしたおじさんでした。

ご当地落語は方言を使わないというポリシーにしています。方言を使うと現地のかたにはウケるんですけど、やっぱりイントネーションが難しいんです。演る側もそっちに気がいっちゃって噺に集中できないですし、お客さんもそうですから。ちゃんと話せるように、方言は使わないことにしています。

次回は大分県です。また九州ですね。狙ったわけじゃなく、たまたまです。北はねー、寒いところはあったかいときに行きたいですね。次回も手違いがあって、会場はこっちです。

大分の会は3月20日(金)。東京は3月31日(火)だそうです。楽しみですね。


FC東京2015年シーズン始動

2015-01-17 19:17:37 | サッカー

昨年末の最終戦以来待ちに待った2015年新シーズンが始まりました。2015年版FC東京の新たな船出です。塩田、加賀、千真、むっくん、遼太郎が完全移籍でいなくなり、かわって達也、遼一、奈良、諒也、渉が加わりました。今年こそ、リーグ優勝を果たすべく、期待をこめて冬空の小平に出向きます。

今シーズンから東京は、アンブロとともに歩みます。 

12時30分開門で、結局選手スタッフがやってきたのは14時を軽く過ぎてました(^^ゞ。日差しが雲に隠れていて、めっちゃ寒かったです。

耐えていましたら、14時前に阿久根社長と大金新社長がお見えになりました。まず、阿久根社長が退任のご挨拶をされました。

続いて、大金新社長が着任のご挨拶をされました。

ミステルのミーティングが続き、まだ選手とスタッフが出てきそうにないので、阿久根社長と大金新社長の質問コーナーになりました(^^ゞ。

阿久根社長の今後の去就と、今シーズンのチームの補強について(阿久根社長)

今シーズンのチームの補強について(大金新社長)

新しい2ndユニについてのお詫びとコメント(大金新社長)

いよいよ2015シーズンの新チーム編成がお目見えです。

まずミステル、マッシモ・フィッカデンティ監督の2015年シーズンに向けた抱負

続きまして大金新社長の進行で、新加入選手のスピーチ

〆は、キャプテンモリゲがアジアカップで不在なので、キャプテン代理の徳永のスピーチ

新加入選手をフィーチャーします。やっぱりサポの期待が一番大きかったのは、遼一です。ピチーチの復活お願いしますよ!

塩田が移籍してチームが若くなり過ぎないか心配していたのですけど、達也がビシッとしめてくれそうで安心しました。やっぱりベテランは頼りになります。 

昨年夏からトップに帯同してたので新加入のイメージがない渉と、おかえりなさい拳人。

高校選手権を終えたばかりの諒也。サイドバックのバックアップと後継は、実は課題のひとつなので、すごく期待しています。

北からの加入らしく美白な奈良。センターバックの競争が激化しそうで、楽しみです。

直前に千葉からの復帰が発表された志有人。昇格争いとプレーオフというギリギリのシーンを主体的に経験したことは、志有人にとって大きな財産になると思います。やっぱり志有人は青赤が似合う。

おかえり容平。仙台でのゴールが忘れられなくて。アタッカー陣の奮起が必要な今年なので、記憶に残るゴールを期待します。

そして。おかえりなさいまる。No.5はまるが引き継いでくれました。加賀さんを失った自分としては、まるに継いでもらうことがベストでしたので、めちゃくちゃ嬉しいです。湘南での経験を活かして課題を克服してくれることをすごく期待しています。

 

今日のメニューはアップのみです。まずは全体でランニング。 

次に、リフティングのあと、3人ひと組でのボール繋ぎ。去年は見なかった新しいメニューです。選手も楽しそうでした。

逆回りにもう一度ランニング。

9人ひと組3グループに分かれてリフティング大会です。肩とか背中とか、リフティングする場所を決めて、指定本数(20本とか25本とか)をつなげる競争です。これも去年はやってなかったかな?。楽しそうでした。

穏やかで和やかな船出となりました。阿久根さんのことばにもありましたけど、昨年の課題を踏まえ、各ポジションでポジティブな競争を経て、自立した力強い東京を見せて欲しいと思います。今年は2ステージ制になりますのでどうなるかわかりませんけどチャレンジのしがいはあると思います。2ステージ制初年度リーグチャンピオンの栄冠を目指し、1年通じて期待させてくれる年にしてほしいと願います。We are TOKYO! 


FC東京2014シーズンレビュー

2015-01-16 20:20:51 | サッカー

いよいよ2015シーズンの東京が始動しまして、新シーズンが始まったワクワクを感じています。

でもその前に。昨シーズンの振り返りをします。

2014年の東京は、新監督としてマッシモ・フィッカデンティさんを迎えました。阿久根社長は「ポポ東京は2年間攻撃しかやってこなくて、ゴール数がJ上位になり一定の成果があったけどタイトルには手が届かなかった。なので、優勝するために守備を構築する必要があると感じ、マッシモを招いた」と、ミステルを選択した趣意を説明していました。なので、2014東京のテーマは、失点数を減らすことにあります。

ただしこれには前提が二つあります。失点数減=リーグ優勝を成立するためには、得点数をポポ時代同様を保つことが必要です。もうひとつ。リーグ優勝の争点は勝ち点です。失点減にしろ得点増にしろ、それはあくまでも必要条件でしかありません。いかにしてロスした勝ち点を拾えるようになるか。このことも視野にしないと最良の結果は得られないと思います。

ひとつエクスキューズを。振り返りはリーグ戦に絞ります。ヤマザキナビスコカップと天皇杯は考慮しません(^^ゞ。

ミステル東京の、目に見えるわかり易い特長は、なんと言ってもシフトにあります。4-3-3。とくに3CHにはシーズンを通じてこだわり続けました。ポポ時代の4-2-3-1に比べると、一般的に3CHは中盤の枚数を削って前線を増やすので攻撃的とされるのですけど、中盤3枚の組み合わせと戦いかた次第では、逆に守備的にもなります。ミステル東京のテーマが失点減であることを考えると、3CHとくにWHのチョイスにポイントがあるような気がします。
では、シーズンの流れを振り返ってみます。

シーズンを大きく分けると、感覚的にはすべての青赤サポが同じ印象だと思うのですけど3フェーズになると思います。第1フェーズは開幕からW杯中断前までの「模索期」。第2フェーズはW杯後の14戦無敗期間「完成期」。そして第3フェーズは10月から最終戦までの「失速期」です。2014シーズンの印象を端的に表現すると、好不調の波が極端にはっきりしたシーズンだったと言えると思います。

まずは模索期から。第1フェーズは第1節~14節(3月~5月)までです。さらに5つのブロックに小分けできます。開幕2戦はスコアも同じ1-1の連続ドローでした。ミステル東京がベールを脱ぎました。印象的な試合を自分のブログで振り返ってみます。開幕戦アウェイ柏戦ではこんなことを言ってました。守備については「今年の東京はリトリートスタイルです。つまりフォアチェックはまったくありません」。「直感的に急所になりそうなのが、2列目です。とくに3CHの距離。秀人の両脇を狙われることが予想されます」と言ってます。柏がレアンドロを中央に置いてボールを集めていたこともあって、心配されたバイタルエリアを崩される事態はありませんでした。ただ、素人目にもわかり易いほど、弱点は明確だったので心配でした。攻撃に関しては「昨年までのような”ため”を活用したポゼッション(遅攻)基調ではありません。縦への躍動感に溢れた、とてもスピーディな攻撃をポリシーとしているようです」と言ってます。とくによっちとエドゥーの相性の良さが目立ちました。よっちが高速ドリブルを見せて躍動していて、その後の急成長を予感させていました。

第3節神戸戦と第4節川崎戦で、いきなり不安が現実になります。さっそくWH裏狙われ連敗。川崎戦に至っては見たことがないほど守備陣、とくに秀人が混乱していて、守備が崩壊しました。この川崎戦がシーズンを通じてのターニングポイントになりましたけど、兆候は開幕戦からありましたし、露顕したのは神戸戦です。「森岡が下がってパス捌きに加わると、変わりにバイタルエリアにペドロと松村が入ってきます。狙いは慶悟とたまが上がった後のスペースです。今の東京の明確な弱点を神戸もついて来ました」。

とくにメンタルの部分でチームをリフレッシュする必要性を感じたのでしょう。第5節清水でミステルが大きな決断をします。前線の組み合わせを変え、3CHと並ぶもうひとつのミステルサッカーの特長である3トップを諦めます。トップ下を置く4-3-1-2にします。トップ下を務めるのは河野。さらにシフトだけでなく布陣も変えます。モリゲの相棒に、ナビスコ杯で結果を残していたカズを加賀に代えて配します。ミステルサッカー一番のキーポジションであるアンカーを、秀人からヒデに代えます。「今日が前半のターニングポイントになりそうな予感は前節が終わった時に感じてましたけど、ミステルもそう位置づけたようですね。ある意味、大きな覚悟をしたんだと思います。その決断にリスペクトします。なかなか日本人監督ではできないことです。情実というよりも距離感というか、外す選手も入る選手も監督自身も、みんな対等にプロであるというリスペクトが前提になっていると思います」。河野とカズについては技術的な選択で継続させる意図だったと思いますし、実際そうなりました。ヒデについては、直後に怪我で長期離脱しましたので確認のしようがありませんけど、もしかすると秀人のマインドをリセットさせるカンフル剤のような意図だったのかもしれません。

清水戦では、ミステルの3CHのことをこんな風に見ています。「守備を安定させます。4+3のポジションを基本的に崩しません。序盤、左右のCHが攻撃を志向して開き加減だったのですけど、そこを清水に狙われました。中央が3枚だと、数の上ではダブルボランチより安定しそうに思えますけど、実際はそれぞれが孤立し易い、あるいは孤立させようという作戦にはまりやすいシフトです。それが3CHの難しさです。柏戦以来、東京はずっとそれに悩まされ続けています。原因のひとつは秀人にあることは、もはや間違いないでしょう。秀人のアンカースタイルは、攻守にアグレッシブに絡むことを使命とされているようです。秀人はよく動きます。とくに攻撃時に前線に顔を出すことが今年の秀人の特長です。たぶん、ミステルの希望なんだと思います。本来ミステルがやりたいアンカーは、アグレッシブなスタイルなのかもしれません。フェスティバルでピルロの名を上げていましたけど、ピルロとはちょっと違ったスタイルですね。この秀人のアグレッシブさは、現状では相手にとってとても美味しいポイントになっています。秀人が開けた中央のスペースに対するリスクマネジメントが、慶悟とたまでは整理できていません。とくに川崎戦では、そこを徹底して狙われました。ようするに、秀人がよくないというより、秀人が志向するプレースタイルと、秀人、慶悟、たまの組み合わせがバランスを欠くということだと思います。ヒデは動かないアンカーです。守備面では、秀人よりもアンカーらしいスタイルです。清水の攻勢を守備を固めることでやり過ごそうとしますけど、ヒデがアンカーにいるからこそ成し得たと言えます」。ミステルはイタリアのなかではアンチ・トラディショナルというか、先進的な考えを持った監督という触れ込みだったんですけど、ミステルが攻撃的な3CHを志向しようとしたかはわかりません。もしかすると失敗の経験を積ませながら導くマネジメントスタイルなのかもしれません。混乱する秀人に、ヒデのプレーを見せることでヒントを与えたのかもしれません。

いずれにしろミステルのマネジメントは成功します。第9節マリノス戦まで4勝1敗。4月は持ち直し、トータルでも4勝1分3敗。優勝ラインは、結果的に今年もほぼ2勝1敗ペース(ガンバは19勝6分9敗)でしたから、このまま上昇気流に乗ることができれば優勝争いができたかもしれません。

結果的に2014年で優勝争いができなかった直接的な原因は、GWの第10節名古屋戦から12節大宮戦までの3連敗にあると思います。すべて0–1。この兆候は第9節マリノス戦からすでに現れていました。マリノス戦では、4月の好調を支えた立役者のひとり河野が怪我で離脱します。以降GW期間中は河野は復帰できなかったので、これが直接的な原因だったと言えます。4月は少ないチャンスをカウンターでものにする、2014年シーズン唯一の得点パターンが確立された時期です。5試合の一試合平均シュート数は8本。ゴール決定率は.200です。言い換えると、チームのなかに守備を重視する感覚が強かったんじゃないかと思います。おそらくトレーニングでも守備にさく時間のほうが長かったと思いますし。攻撃は、言うなれば河野、よっち、エドゥーのコンビネーション次第。その一角である河野が離脱することで、マリノス戦のシュート数は激減します(5本)。慶悟の1ゴールを守り切ったことが守備の自信に繋がり、守っていれば結果はついてくるという考えが浸透していたのでしょう。その結果の、ノーゴール3連敗です。守備を重視すると負けることもありますけど、連敗しないことが効果のはずです。この3連敗は痛かった。皮肉なことにこの期間の平均シュート数は二桁を越えています。惜しいシュートもありましたので、決定力が鍵になりました。個人のシュート技術というよりも、チームとして、より決定力を高めるコレクティブな攻撃を構築できなかったことが問題だと思います。

GW明けに河野が復帰し、前線にベストセットが復活します。W杯前の徳島戦とガンバ戦は1勝1分で勝ち越しました。とくにガンバ戦は、最終的に優勝したチームに対し、当時は守備がどん底だったとは言え3ゴールしているわけですから、少なくとも優勝争いをするだけの実力は東京にはあるということを証明していると思います。

6月の仁賀保キャンプを見に行きました。3CHのバランスを守備加重にすることで守備の安定は確保できていたので、キャンプのテーマは攻撃の構築だと思っていました。でも現地で見たトレーニングは、シーズン通じてやっていたシチュエーショントレーニングでした。ただ、たしかにシチュエーションの内容は攻撃に関するものでした。でも、ミステルの最終的なゴールのアプローチは、アタッカー個々のアイデアとその連携に置いているように感じました。結果的には、このキャンプの成果は、コレクティブな守備の確立にあったような気がします。とくに3CHの組み合わせのなかで、羽生を発見したことが大きかったのでしょう。

W杯の中断が開け、Jリーグが再開します。そして、東京は完成期に入ります。ミステルの想定では、こんなにはやくフィットするとは思っていなかったんじゃないかと思います。成功せしめた要因は、相太と羽生の存在だと思います。第15節鹿島戦から第26節柏戦まで6勝6分。5月を合わせて14戦負け無し。

第17節仙台戦~第20節鳥栖戦の期間が、今シーズンのハイライトでした。2014ミステル東京の完成形がこの時期に見ることができたと思います。4戦負け無しの3勝1分。得点8失点0。

3CHは三人が連動してはじめて効果があります。秀人が後方からの声でWHの舵取りをしているのですけど、秀人の指示に対する反応が、ヨネと羽生はよりリニアなんじゃないかと思います。羽生個人のバランス感覚が優れているということもあると思いますけど、むしろ、五感で得た情報を運動に変換する脳の解析力が優れているんじゃないかと思います。ようするに、3CHはサッカー脳が優れた選手ではないと務まらないポジションなんじゃないかというのが、2014年を通じてみた印象です。

この時期の相太については、浦和戦でこんな風に見てます。「よっちの抜け出しタイミングを作っているのが、相太です。よっちだけが仕掛けるのであれば、さすがに浦和ですから対処できると思います。相太がよっちとは違う相手を定めて、これまた執拗に裏を狙います。さらにその1枚後ろから河野が絶妙な動きを見せます。ときにバイタルエリアに顔を出し、浦和のCBとボランチを乖離させ、ときに相太と役割を変えて裏に抜け出します。序盤の東京は、出し手と受け手、そして攻撃陣の間でコンセンサスがしっかりできていました」。相太が東京に加入してから、こんなにコレクティブにフィットしているのははじめて見ました。攻撃だけじゃなく失点もゼロでしたから、チームのバランスも良かったのでしょう。離脱するまでのシュート数は相太がチームNo.1の28です。出場時間はよっち、エドゥー、河野より少ないにも関わらずです。試合平均1.47本は、シーズン通じてよっちについでチーム2位。この時期にも相太が不調だった試合もありますけど、そのままダイレクトにチームの調子にも影響していたので、相太の存在の大きさを示していると思います。

その相太が浦和戦の負傷で離脱します。第21節から第24節は、浦和、鹿島、神戸、川崎と、上位との連戦、2014シーズンの天王山でした。チームのバイオリズムを天王山に向けて順調に調整し、羽生と相太のフィットでミステルの4-3-3が機能しはじめた矢先の相太離脱は、チームとして2014年最大のネガティブな事件になりました。負けはしなかったけど4戦全ドロー。得失点もイーブンの得点7失点7。ただ、優勝を度外視して見ると、プロスポーツとしてのエンターテインメントの極みが浦和戦の4-4でした。夏休み期間中のホームゲームでゴールがいっぱい入る試合をすることは、観に来てくれた子供たちにとって楽しいでしょうし、また来てくれるし、親御さんを伴い、やがて親御さん自身が青赤にはまる重要なきっかけです。時々ホーム浦和戦のような試合を魅せて欲しいと思います。

内容では第17~20節ですけど、数字の上では第25節徳島戦と第26節柏戦の、東京史上に残る連続完封ゴレアーダ(4–0)が2014シーズンのハイライトです。夏頃からよっちが一般メディアでも注目されるようになりました。9月には日本代表に初招集され、初出場初ゴールを決めています。東京の夏はよっちとエドゥーの二大大玉が揃った花火大会で幕を閉じました。14戦負け無しの〆の連続ゴレアーダ計8点のうち、よっち4点エドゥー3点河野1点。レギュラーアタッカー陣が味スタの夜空に大輪の花を咲かせてくれました。徳島戦でよっちを絶賛しています。「メディアに出ずっぱりで注目されるなか、きちんと結果を出すのですから、相当なプレッシャーがあると思いますけど、よっちはやっぱり凄いです。リスペクトです。今日初めて味スタに来られたかたには、ぜひまたよっちを観に東京の試合に足を運んでほしいと思います」。シーズン通算シュート数56はダントツのチームトップ。試合平均シュート数1.7ももちろん1位。実質プロ初年度にして、誰もが認めるエースになりました。夏に首を痛めた時期もありましたし、代表の疲れもあったと思いますけど、戦線を離脱する期間は極めて短かったです。

花火大会とともに、東京の夏が終わりました。秋10月に入り、東京は一気に失速期に入ります。第27、28節は、非常に難しい相手になりました。熾烈な残留争いの渦中にある仙台と大宮です。ゆえに引いた相手に苦しみます。攻撃の唯一のたのみの綱である高速カウンターを機能させる機会を与えてもらえません。GW以来の連敗は、なぜかあの時と同じく2試合とも0-1でした。2試合のシュート数は連続ゴレアーダと同じ22本。カウンターの決定力がいかに勝敗を左右するかを物語っています。大宮戦でははやくも嘆き節でした。「非常に痛い連敗です。今シーズンの終戦を事実上宣言されたような結果になってしまいました。残り6試合でACL出場権圏内の鳥栖まで勝ち点差8。ちょっと厳しくなてきました。残りを、あくまでも3位を目指すか、それとも来シーズンの編成を確認する期間にあてるか、悩ましいところでしょう。いずれにしろ、まずはしっかりと、ひと試合ずつの結果を残していくことには変わりはありませんけど」。1-0で勝ってもゴレアーダでも勝ち点は1。勝つべき相手というものがあるのならば、仙台と大宮こそきっちりと勝っておくべきでした。

以降は、モチベーションの影響もあったかもしれません。第29節広島戦から最終第34節マリノス戦までは1勝2敗3分。得点7失点9。よっちというエースが定まった反面、よっちに最終的にシュートを打たせるまでのプロセスに悩んだままシーズンが終わりました。シーズン最終局面では、守備重視に偏るあまり4+3がリトリートして、攻撃は前線3人に任せるようになりました。よっちにパスを渡すタイミングがはや過ぎ、よっちにプレッシングが集中します。よっちはドリブラーの本能であかんにアタックを繰り返しますけど、さすがにゴールまでの距離があり過ぎ、しかも味方から孤立した状態では、さしもののよっちもゴールに結び付けられません。名古屋戦のゴラッソを最後に、千真が持つ新人シーズン最多得点記録に並びましたけど、新記録樹立には至りませんでした。

2014シーズンを総括します。

テーマであった失点減については十分に合格です。総失点33は、優勝したガンバ31、2位浦和32と比べても遜色ありません。3位鹿島の39を考えると、総失点30点代がACL出場権獲得の必要条件なのかもしれません。守備安定の理由は二つ。第5節から加賀に変わってカズが入り、最終ラインで1on1の不安定さが解消されたこと。いわゆるカズの総潰しです。2014シーズンにおいてカズの貢献度は非常に高いです。自分的には、シーズンMVPはカズだと思います。

もうひとつは3CHの組み合わせのチョイスです。第5節でアンカーの可動域を固定し、かつWHの距離をコンパクトにすることで中盤の守備が安定しました。さらに第17節で羽生を発見し、守備のバランスが大幅に向上しました。これらの打ち手によって失ったのは、もちろん攻撃力です。3CHを主に務めた選手の試合平均シュート数は、秀人0.69ヨネ1.03たま0.58慶悟0.61羽生0.14。羽生が入ると、個人レベルでは極端に攻撃力が落ちていることがわかります。2014シーズンのテーマが失点減なのでこれで良かったのだと思います。でも優勝争いを目指すのであれば、考え方のひとつとしてより攻撃的な3CHの組み合わせを選択することも視野にすべきかもしれません。もっとも、前提としてWHは、サッカー脳が優れていることが必要条件ですので、羽生レベルまでには至らずとも、たまと慶悟には考えることと行動することに努めて欲しいと思います。

3CHの組み合わせについては、10番を抜きには語れません。2014年は、怪我のリハビリの影響で結局満足に稼働できなかった梶山ですけど、中盤での存在感はやはり群を抜いています。最終マリノス戦で、ようやく秀人と梶山の両立にトライしてくれました。自分は、中盤をオーガナイズしかつ最終ラインにも入れる秀人とアグレッシブなフォアチェッカーでありアタッカーにもなれるヨネに加えるならば、縦にパスを入れられる梶山がベストチョイスだと思っています。2014シーズンを見ると、やはり3CHは想像通り熟成期間が必要です。2015シーズンは、キャンプから試行する時間がありますので、ぜひトライしてみて欲しいです。

守備は合格点です。ですので課題は、やっぱり得点力と勝負強さです。シーズンを通じて好不調の振幅が大き過ぎたと思います。競り合いを勝ち切れない試合のロスが痛かったです。先制するも勝ちきれなかった試合は7。そのうち負けはホーム新潟戦のみ。残りはすべて追いつかれてのドローです。勝ち点でいうと仮に全部勝つと12。優勝争いに加わった柏、鳥栖との差と同じになります。引き分けが多過ぎました。選手は自立できるようになりましたけど、勝ち切るだけのメソッドとメンタリティーを持つには、日頃からもっと細部へのこだわりが必要なのかもしれません。

取るときはまとめ取りする一方、取れない試合は徹底的にゴールできず、とても不安定なシーズンでした。3点以上のまとめ取りが6試合。被完封が11試合。さっきも述べましたけど、1-0でもゴレアーダでも勝ち点1に変わりはありません。チームも目標を勝利に置くのであれば、祭りはもう少しほどほどにして、渋く勝ち切る試合を増やす努力をすべきでしょう。

得点力については、総シュート数337。試合平均シュート数は一桁台の9.9。総得点47はリーグ7位。48の柏がACL圏に一歩及ばない4位に入っているので、得点力というよりも決定力のほうが課題なのかもしれません。ただ2014年は、とくに相太離脱以降有効な攻撃パターンがひとつしかなく、いわばよっち頼みになりました。なのでチームとしてのゴールの潜在能力はまだあるのかもしれません。守備については一定のかたちが見えてきていますから、今度はコレクティブな攻撃の構築に力を注いで欲しいと思います。

夏以降はよっち頼みのロングカウンターに偏り、はまる時は良かったけど、よっちが止められたら対処策が結局見つかりませんでした。相太が離脱してから、トップとくにエドゥーのポストが安定しなかったことと、トップ下に河野を選択したことが要因のひとつだと思います。エドゥーと河野のところでタメができないので、後方の攻撃参加を促すことができませんでした。それでもエドゥーは、11得点、試合平均シュート数1.43(チーム3位)と、及第点だろうと思います。河野は印象に残るゴールが多い割に、レギュラーアタッカーにして試合平均シュート数0.77は少なかったと思います。ただ、相太離脱以降は前線の組み合わせが試合ごとに変わっていたこともありましたから、たらればですけど相太がシーズン通して働けたら、攻撃がもっと改善できたのかもしれませんね。

最後に2014年を踏まえ、2015年シーズンに向けて。

2014シーズンは、守備についてはむしろ早期に問題点を確認でき、はやい段階で手を打てたことが良かったと思います。ただ一方で、安定は守備的な人選と仕組みの成果とも言えます。その結果、攻撃パターンの構築まで手が回らなかったと言えると思います。2015年はより攻撃的なやりかたの模索にチャレンジしつつ、守備の安定を保つようトライして欲しいと思います。

望まれる最高の結果は得られなかったですけど、明らかにチームは戦える集団に変貌しつつあると思います。強く逞しくそして美しい東京に生まれ変わるべく、2014年の経験を良きステップにして欲しいと思います。


加賀さんの新しい旅立ちを祝う -20150113 浦和レッズ2015シーズン新加入選手記者会見-

2015-01-13 22:45:55 | 加賀さん

2015年1月13日。加賀健一選手と全国の加賀さんファンにとって特別な日は、穏やかな日本晴れとなりました。

加賀さんの新しい冒険の門出にふさわしい快晴です。

浦和レッズ2015シーズン新加入選手記者会見に参加して参りました。もちろん記者としてではありません(^^ゞ。

浦和レッズサポーターのかたには大変申し訳ございません。当方完全に加賀さん贔屓ですので、新加入選手記者会見とはいえ加賀さんにのみフィーチャーいたします。その点、どうかご容赦ください。

新加入選手の記者会見はスタジアムのビジョンで中継されていました。お隣の石原さんが気になったのか、チラ見する加賀さん。

やっぱり凛々しい横顔。

笑いをこらえてる。

新加入のスピーチ

インタビュー①。ストロングポイントについて。

インタビュー②。レッズサポの印象について。

続いて、埼玉スタジアムのピッチに、新加入選手がひとりずつ登場し、スピートとインタビューがありました。加賀さんは最後から二番目。ズラタンさんの前に登場しました。まだ見慣れない、新しい後ろ姿。

新しいホーム、埼玉スタジアムのピッチに初めて足を踏み入れて。

優しさの陰影。 

自然に口角が上がるようになりました。

風になびいて。

埼玉スタジアムのピッチに出て、スピーチとインタビュー

お馴染みの金色スパイクから、真っ赤なスパイクになりました。すこしばかりジェラシー。

新しい仲間と。

ひかりのなかで。

いつものポーズ。

寒くなると、いつもなぜか顎を撫でる。

ものおもい。

石原さんとお話中。

手持ち無沙汰。

さっそく仲良し。

微笑み。

選手とレッズサポの集合写真を撮るためにサポーターを真ん中に集めていたのですけど、自分は加賀さんを撮るためにちょっと離れていました。それで目立ったのか、お?って感じで自分に気付いた表情をしてくれた気がしたんです。まったくの気のせいだと思いますけど(^^ゞ。

口をぎゅっとしつつこちらを。

集合写真の準備中も目線を。

シルエット。

やっぱり気になるのかなあ(^^ゞ。

ちょっと笑顔でガッツポーズ。

We are REDS!。

加賀さんの穏やかな表情と赤いプーマを見て、加賀さんの決意を感じることができました。私ごとですけど、自分はこれで名実ともにFC東京No.5加賀健一を卒業します。ぼくはこれからもいつまでも青赤です。そしてこれからは、人間加賀健一を応援し続けたいと思います。

 


マッサンロケ地の旅 -20141027 伏見-

2015-01-12 20:12:51 | 連続テレビ小説マッサン

加古川、川西、住吉と、ちょっとずつ東に向かったマッサンロケ地巡りのゆく先は、翌日京都です。 

太秦でございます。 

たいていタダのロケ地巡りにしては珍しく、なんと2,200円も払いまして。

ロケ地を探すために、東映太秦映画村でございます。

スタジオ。

なかに入ってわかったのですけど、鴨居商店のシーンで使われていたロケ地は非公開のセットのなかのようです。テーマパークのなかでは撮影されていませんでしたー。2,200円がおおいに無駄になってしまいましたw。

傷心ながらお京阪に乗って、続いてやってまいりましたは、中書島。このかたにゆかりの深い街です。

北出口に向かいます。

伏見は酒所。

駅を出まして、こちらの路地に入ります。

まっすぐ北に向かいます。

突き当たりのこの鍵辻を奥のほうに進みます。

まっすぐ進みます。

そうすると、蓬莱橋に出ます。

ちょっと寄り道。蓬莱橋を渡ってすぐを左に折れます。

寺田屋です。龍馬さんの定宿ですね。このまま公道をたどっても行けるんですけど、風情があるので川端をお散歩することにしました。

蓬莱橋に戻りまして、橋のたもとのこの階段を降ります。

降りたら橋をくぐって西に向います。

川端を歩くと、この公園に出ます。 

十石船。

龍馬さんとお龍さんです。

さらに西に進みます。頭上に注意してください。

静かな川端です。

伏見の水路。

しばらく歩くと、こんな大きなY字型の歩行者専用の橋があります。橋を渡ります。

橋を西に渡りますと小さな公園があって、奥に階段があります。上がります。 

階段を上がって右に折れると、すぐにこの橋がありまして、渡らず手前を左に折れます。

水路伝いに道なりに進みますと、ここに出ます。クランク上に北に直進します。

水路沿いの土手を北に歩きます。遠くに見えてきました。

広い道に出ます。交通量が多いので近くの横断歩道を渡ってください。

それでは、ロケ地巡りスタートです。

マッサンが最初に勤めた、田中大作社長率いる住吉酒造。

「わざわざ届けてくれて、すまんのう。ああ食べよう、食べよう」。エリーが持ってきたお弁当を二人で食べてた住吉酒造の裏。

「ごめんなさい、マッサン」「えっ?。うわ~。アハッ、ハハッ…」。

「これ、食べられないでしょう?」「あ~…。あっ、大丈夫じゃ。この辺はまだ、食べられるけん」「ハハハハッ!」「いただきます」「いただきます」。

「うん。香ばしい。うん…」。優子さんがお昼を食べてるマッサンとエリーを見ていた場所。

「うん。さっき、優子さん、プレゼント持ってきてくれた」「優子さんが?」「うん。マッサンと私のご飯のお茶碗」。優子さんが立ってたのはこのあたり。

「ほうか。じゃったら、ちゃんとお礼言うとかんといけんのう」。

「はい。ねえ、マッサン。また、お米炊き教えて下さい」「ああ…すまん。今日は、麦汁を発酵させんにゃいけんのじゃ。ちいと遅うなるかもしれん」「うん…」「すまんのう。フフフ…」「大丈夫。仕事頑張って」「うん。ありがとう」。

松本酒造さんです。カーネーションでも使われてましたね。時代劇にもよく登場します。松本酒造さんまでの道は、川沿いを歩くとお散歩にちょうどいい風情のある道ですので、オススメです。