ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

純と愛ロケ地の旅 ―2012/11/24 大阪―

2012-11-26 00:46:21 | 旅行記

大阪に来れたということで。大阪にはいろいろ用事もあるのですけど。秋ですから紅葉もいいのですけど。ロケ地w。純と愛でございます。今回は中之島周辺を巡ります。

まずは、御堂筋線で淀屋橋。自分には馴染み深い土地ですから、ドラマを見ていても、すぐに場所がわかります。7番出口を出ますと、淀屋橋の南西です。橋を渡って北に向かいます。ちなみに御堂筋の銀杏はこんな感じ。

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中之島に入ると、左手に日本銀行。

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右手は大阪市役所です。

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大江橋に出ますと、橋を渡らずに堂島川沿いを西に向かいます。京阪電車からお越しでしたら、大江橋駅の1番出口がよろしおます。

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中之島ガーデンブリッジ。

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純ちゃんがオオサキプラザホテルの面接会場に向かっていた場所ですね。なにより、愛くんと出会った(ぶつかった)場所。

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左の奥に見えるのが日本銀行。

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振り返りますと。

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純ちゃんの職場、オオサキプラザホテル。ANAクラウンプラザです。

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ガーデンブリッジを渡ると階段を下った目の前が、ANAクラウンプラザです。

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クリスマスのオーナメント。

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ロビーのクリスマスツリーです。天井がガラスですから、シンメトリーに見えます。綺麗ですね。

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ガーデンブリッジをふたたび渡りまして、もと来た道を東に戻ります。大江橋。中之島の橋は風情があります。

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大江橋に大阪市の市章。澪標でございます。

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御堂筋を渡り、右手に市役所を見ながら100mほど東に進んだ次の橋が、水晶橋です。

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水野さんに「一生結婚できないよ」と言われ、お母さんからの電話でニィニィの妊娠問題を知り、落ち込んだ純ちゃんが歩いていた橋です。

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大江橋方向を見て、思わず欄干に座ったのは、ちょうど橋の真ん中あたりですね。ふと見たら、「豚まんあります」の旗が見えた場所。豚まん屋さんは、橋の南西側にありました。「おいてかないで」と言って背中にすがる純ちゃんを愛くんが突き飛ばしのも、この橋の南詰です。

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ちなみに橋を東側から見ると、こんな感じ。船着場になってます。

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水晶橋からさらに東に。絵を描いてはるおっちゃんがいました。

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次の鉾流橋に来ますと、そこに中之島公会堂でございます。

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自分的には、大学の卒業式がここでした。公会堂の周囲がずいぶん変わって綺麗になっていて、びっくりしました。

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土佐堀川を眺めていたカモメさんたち。

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沖縄から帰った純ちゃんが、夕方落ち込んで愛くんの電話に留守録して、自転車がパンクした場所で、沖縄から戻って愛と再開した場所です。水野さんにキスされようとして突き飛ばした場所でもあります。純ちゃんが退職願を持っていた場所です。食事後に純ちゃん、水野さんと愛くんが別れたのもここ。「黄金を抱いて翔べ」でも使われてましたね。幸田が歩いてました。

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さらに東に行きまして堺筋に出ます。難波橋の東側がバラ園になってます。

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藤娘という紫のバラです。珍しいですね。綺麗です。歌舞伎座にも似合うんじゃないでしょうか。

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こちらは、「黄金を抱いて翔べ」で、じいちゃんが幸田に、教会火事の話をしたところです。

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公園のベンチに鳩が座ってました。

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難波橋の土佐堀川側を渡りまして、京阪の北浜駅です。

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ひと駅で天満橋です。大川に出ますと、ひとがいっぱい乗った綺麗な船が浮かんでました。オープニングで船が通るシーンは、この辺りです。向かって右手が堂島川、左手が土佐堀川です。

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なんと水上結婚式です!。ウエディングドレス綺麗でしたー。

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ご結婚おめでとうございます。雨が降らなくてよかったですね。末永く、お幸せに。

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天満橋駅の13番出口を出ます。

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通路を進みまして駅を出るところ、左に進みます。谷町筋に出まして天満橋を渡ります。

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天満橋から、東側に見えます。

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天満橋を渡った北詰が小さな公園になってます。

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天満橋といえば、桜の名所ですね。

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桜提を大川に沿って東に進みます。この辺りで川は二股にわかれ、南に向かうのが寝屋川です。桜の向こうに見えてきました。

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川崎橋です。

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水野さんにいきなりキスされそうになった橋ですね。純ちゃんの通勤ルートです。

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大阪城が見える、知られざる名所。

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純ちゃんのマンションです。

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今回のロケ地巡りはここまで。サプライズで結婚式も見れたので楽しかったです。純と愛はロケが多いので、行くところがいっぱいできそうです。次ぎは放映終了後かな。

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2012J1リーグ第33節ガンバ大阪vsFC東京@万博記念競技場20121124

2012-11-25 15:04:09 | サッカー

今シーズンはいっぱい旅しました。ひとりもんの気楽さですからね。そんなことではいかんのですけど。

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シーズン最後のアウェイ遠征は、大阪です。

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万博記念競技場です。自分はお隣の大阪大学出身ですので、勝手知ったるスタジアムです。でも、なにげに東京の試合は初めて観ますw。

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ガンバは本当に残念なことに残留争いの渦中にいます。迷惑な話です。ガンバは東京を高みに連れていってくれる存在であり続けて欲しいのです。J1にいなきゃいけないクラブなんてないのですけど、対戦して楽しいチャレンジングな相手は、常に近くにいてください。

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自分の価値観はそんな感じでちょっと特異なのですけど、試合も自分の迷いを反映したような、なんとも微妙な結果になりました。引き分けです。ガンバの残留は、最終節に持ち越しとあえて言っておきますから。

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東京はちょっとだけ大きく志向を変えたプランで臨みました。ナオをオプションに控えさせ、代わってアーリアを一枚上げました。おそらくナオの問題ではなく、玉突きでナオが出ることになったんだと思います。まずヒョンス。足元も確かなヒョンスがCBに入ると、秀人を添えるより後方に安心感があります。秀人はやはりボランチです。秀人の相方にスウィープがメインタスクのヨネを使うと、秀人が余裕をもって試合をオーガナイズできるでしょう。そうするとアーリアが弾かれます。だけどアーリアは、アタッキングサードのリンクマンとフィニッシャーもこなせますから一枚上げる。今日のポイントは千真です。ルーカスをトップで使えばナオとアーリアのWGで決まるのですけど、今日は千真をトップに使ってきました。たぶん作戦というよりは、千真のコンディションだと思います。神戸戦の千真はポストが安定していました。ポポさんは結果を残した選手を継続して起用する傾向にありますから。ルーカスを一枚下げますゆえ、ナオが外れるということ。

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もっともこれは、メリットもあります。スピードスターのナオは、終盤に投入すると相手がとても嫌がる選手です。ナオは相手に合わせるスタイルではありませんから、スタートで使うリスクもないわけではありません。ネマニャんとナオ。この2人がベンチに控える東京は、懐の深いチームになります。

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もうひとつのアジャストは、WGの配置です。ルーカスは左サイドを好むプレイヤーですけど、今日は右に置きました。左にアーリア。アーリアも右を好みますから、この配置はナチュラルではないです。意図を込めた作戦だと思います。

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ガンバは、定番の4-4-2。中澤が怪我から復帰してCBに戻りました。離脱した加地の代わりにユーティリティな武井が右SB。中盤はボックスではなく、フラットに近いです。

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ガンバの特長は、藤春とレアンドロです。攻撃の目標は常にレアンドロです。ガンバはブラジル人アタッカンチが量産するゴールで勝ってきたチームです。ブラジル人選手のリサーチ力がガンバを支えてきたとも言えます。近年、つまりレアンドロ放出後のガンバは、ブラジル人アタッカンチのチョイスで迷走したのではないかと思います。シュート力よりコンビネーションを重視していたように思います。ガンバ=ポゼッションという外部評価を、他ならぬガンバ自身が過信してしまったのではないでしょうか?。ポゼッションでは勝てないことについては、東京サポに1日の長がありますw。本質回帰という意味で、レアンドロ再獲得は正しい判断です。結果論として、今日のレアンドロは並のアタッカンチでしたから試合結果も同調したと思います。でもそれはたまたま。レアンドロと言えどダメな日はあります。シーズンを通して見たら、方向性に誤りはありません。

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さて藤春。藤春は非常に高く位置取ります。ガンバ=攻撃志向という美学から来るチャレンジだと思います。今野にこだわったのは、こういうサッカーをしたかったからでしょう。左SBが攻撃偏重なポジションを取るということは、その後にたんまりリスクがあるということです。カバーリング能力が高いCBがいれば、リスクを最小限に抑えることができる。同様なCBを2枚並べられるなら、極端に言うと2バックも可能です。理屈の上では。さて今野にそれほどの能力があるのか?。さらに藤春がアタッカーとしてチームのストロングポイントになり得るプレイヤーであれば、リスクを凌駕するメリットになります。さて藤春にそれほどの能力があるのか?。

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つまり要するに、ガンバの低迷はそういうことだと思います。今野は学習能力の極めて高いプレイヤーですから、今後の伸び代として期待できると思います。だけど藤春は。サイドアタッカーがストロングポイントとなり得るパターンは、シューターかクロッサーに絞られますけど、藤春はどちらでもない。またキープ力に秀でているわけでもないですから、リンクマンとしてももうひとつ。攻撃志向のガンバにこだわるあまり、その重責を藤春ひとりに担わせた形です。今野の獲得した以上志向は変えられないですから、ガンバを強くするには、それこそ長友かジョルジ・ワグネルクラスのアタッカーが必要です。補強に活路を見いだすか藤春の成長を期待するか、いずれにしろ刺激は必要でしょう。

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東京のプランに戻りますと、そんなわけで藤春サイドを制圧するためにルーカスを右に置いたんじゃないでしょうか。バランスをとる武井も本職ではないですから、どうしてもサイドにリスクが内在します。今日の東京は、むしろ左サイドが活発でした。アーリアは絞り気味で千真との距離を意識していたように感じました。それで武井も絞りますから、宏介大好物のスペースが出来ます。

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もうひとつ。今日の東京はワンタッチプレーを強く意識していましたね。ポポさんの原点を再確認しようとしたんでしょうか。ポポさんのワンタッチプレーは、視認してできるものではなく推測。言い換えると、プレイヤー間の信頼とフィーリングに依存する比率が非常に高いです。出し手は、そこに誰かいるだろう、あるいはいて欲しいスペースとタイミングでパスを出します。東京のパスミスが多いのはそのせいです。結局、シーズン終盤まで完成に至りませんでしたね。それが、今日はよくできていました。ひとつには、相手がガンバだからということもあるでしょう。ガンバは上手いですから、無理にフィジカルに訴える必要がない。必然的に東京にスペースができます。互いに愉快なプレーができる。だから試合が面白い。東京は上手いチームと相性がよいのはそのせいだと思います。アーリアと梶山はポポさんのワンタッチを具現化できる、いまのラインアップで最高のプレイヤーですけど、今日は千真もよく頑張ってました。千真のポストを軸に小気味よくショートパスが回り、ガンバの中途半端なゾーンディフェンスを翻弄します。結局ポポ東京がリーグのドミナントになるには、相手のゾーンディフェンスを凌駕するほどのコンビネーションを構築することが目標になるということです。

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ガンバはさながら、ダメなときの東京のようでした。パスを回すのだけど後方で回すことが多いのです。ただ、やはりそこは経験豊富なプレイヤーばかりのガンバです。東京の場合は90分打開策なく終わることもあるのですが、ガンバはちゃんとアジャストできます。レアンドロ、家長、二川の存在が大きいですね。ターゲットとしてのレアンドロが、しっかりポストを収めてくれます。二川は常に縦のチャレンジをファーストチョイスとして狙っています。

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そして家長。日本人のアジリティを活かした優位性作りは、香川を象徴としてモデルが確立されましたけど、家長はまさにそのタイプです。クイックネスとテクニックをストロングポイントと位置付けたうえで、意識すべき課題はシンプルです。とにかくシュート。シュートアテンプトを増やすこと。家長は海外を渡るなかでその意識を獲得したのでしょうか。

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というわけで、互いにポゼッションスタイルではありますけど、試合のテンポははやく、面白い試合になりました。残留問題がなければもっと楽しめただろうなぁ。

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ガンバの守備は味スタで対戦したときと比べると少し改善されていました。3ラインでブロックを作り、コレクティブに守ろうとします。位置取りも、比較的高い。でも残念ながら、さっきも言いましたけどゾーンが中途半端なんです。守備の連動性ができていない。だから、人はいるんだけどルーズですから、スペースがそこかしこにあるんです。点は半端なく入るけど失点も同時に多いというのは、そういうところが原因なのではないでしょうか。

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ショートパスとサイドアタックでクイックに攻める志向の東京と、レアンドロを軸にして中央のスペースを柔軟に突いてくるガンバという攻め合いの構図で、主導権をとれたのは東京でした。

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前半21分。ガンバ陣の左サイドでボールを持つ秀人がライン際の宏介に渡します。宏介はフリーでルックアップ。状況は、宏介のさらに前で、アーリアが武井の裏に飛び出そうとしていて武井がひっぱられます。中澤は、下がり目で宏介の傍にいた千真についていてボールサイドにずれ、今野とギャップができています。今野も中澤とのバランスを見てずれます。明神も最終ラインのフォローに下がりきれていない。結果、反対側の藤春サイドに広大なスペースができました。藤春の背後にルーカスが飛び込みます。宏介は、ルーカスを目掛けアーリー。ルーカスは藤春とのコンタクトで潰れます。ボールが逆サイドに転がるところに走り込んでいたのが徳永でした。右足ダイレクトでシュート。ガンバディフェンスの弱点が表出したゴールです。東京1-0ガンバ。

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今シーズンの東京は、先制が勝利の条件です。ですけど、ガンバの攻撃力を前にしてはさすがに十分条件足り得ません。東京はポゼッションに優位性がありますから、アドバンテージを得た状況でグダグダな内容に引きずり込むことができます。ところがさすがガンバ。前への圧力は東京のコントロールと少なくとも張り合います。東京守備陣は、とくにレアンドロをよく抑えました。ガンバの圧力にしっかり耐えました。が、セットプレーはその限りではありません。

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前半37分。右サイドのFK。中澤と一緒にファーサイドにいた家長がマーカーのヨネを振り切ってカットイン。ヤットのクロスが、飛び込んだ家長の頭にどんぴしゃ合い、ゴール。東京1-1ガンバ。

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先制され重い空気が流れる万博を救ったゴールでした。はやめに同点になってよかったですね。

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松波さんが動きます。藤春の積極性に対し、同サイドの倉田はバランスを意識してか、前への積極性に欠けた印象がありました。倉田に代えて佐々木を投入します。

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これがさっそく奏功します。後半17分。東京陣中央でボールを持った佐々木がフリーでドリブル。マークにきた秀人と宏介を引きつけて、遠目からシュート。これは距離が足りなかったけど、ちょうどゴール前にいたレアンドロにあいます。シュート気味のパスかもしれません。レアンドロは、ヒョンスを引き連れモリゲに寄っていき、CBを2人とも潰します。その後方にいた家長にヒールパス。どフリーの家長がゴール。バイタルを浮遊していた家長にヨネがついてませんでしたね。東京1-2ガンバ。

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ここからの打ち手に、総合力の差が出たような気がします。ガンバは二川に代えて阿部、家長に代えてパウリーニョを投入します。今日の攻撃を担っていたのは二川と家長でしたから、正直レベルダウンは否めません。コンディションかもしれませんけど、だとしてらいっそう問題です。レギュラーと控えの差が大きいということは、クオリティの維持や向上に少なからず影響しますから。

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一方の東京は、梶山に代えてナオ、アーリアに代えてネマニャんを投入。千真ではなくアーリアをチョイスしたところが、この作戦のポイントでしょう。それほど千真の状態がよかったんでしょうね。ただでさえ東京のサイドアタックに手を焼いていたガンバは、ナオとネマニャんの登場で混乱を増します。サイドを支配し、圧倒的に攻め込む東京。ネマニャんのゴール前での存在感は、試合ごとに増してきますね。以前、ネマニャんの本質はリンクマンだと言ったのですけど、そんなことなかったです。失礼しました。訂正。ネマニャんは極上のアタッカーです。来年もその先も、東京にいてください。

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そして、ポポさんのチョイスは当たります。後半39分。ヨネが汚名挽回です。ガンバ陣中央やや右寄りでボールを持ったヨネがドリブルしながらルックアップ。パウリーニョが寄せてきたところで、パスを受けにきたネマニャんではなく、その向こう、最前線に侵出し、武井の背後にいた宏介に正確なフィードを送ります。武井が振り返ったときにはすでにボールは宏介の足元にありました。1on1から縦にワンプッシュします。これが良かったですね。ガンバ守備ラインは下がらざるを得ませんから。武井が足を投げたところでマイナスのクロス。これにゴール前でネマニャんが合わせます。シュートはバーにあたって垂直落下します。ゴールしたかわからなかったのですけど、イーブンになったボールを千真が押し込みました。文句無く東京のゴール。東京2-2ガンバ。

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引き分けでは危険なガンバは、ヒステリックに攻めます。でも、今日のレアンドロは、シューターとしてはほぼヒョンスとモリゲに封じられていましたから、ゴールはおろかシュートすら撃てません。攻撃の組み立ても放棄して、ただ放り込むだけ。もはやそこに、ガンバらしさは存在していませんでした。そのまま試合終了。東京2-2ガンバ。

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静まり返る万博。

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ガンバにとってシーズン最終戦でしたから、セレモニーがありました。空虚なセレブレーションでした。試合結果をうけ、急遽決起集会的な内容にする柔軟性が持てないものなのかな。救われたのは、明神と松波さんのスピーチです。とても力強く、サポーターに語りかけるようで感動しました。

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それから多くのサポーターが、そんなチームに対し拍手を送っていたこと。ゴール裏から監督にやめろコールが小さくありましたけど、ゴール裏内で抑止されたようでしたし、メインスタンドでもそれって違うよねという声が出ていました。ごく一部を除き、ガンバサポは一体化しているんだと思いました。なにより、大阪人特有の柔らかなペシミストとしてのキャラが、こういう時に冷静さを作り出すんだと思います。「どうせまた今日の阪神はアカンねんけど、それでも好っきゃねん」と表現するとわかりやすいと思いますけど、それが大阪人。ガンバサポにも同様な心情があるようです。

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チームの総合力で言えば、東京が勝って然るべき試合でした。ドローにしたのは、ひとえに家長の力です。家長がいなければ、さらに悲愴な結果になったかもしれません。青赤サポとしては不謹慎かもしれないけど、ちょっとホッとしました。個人的には、ベストな結果です。だって来シーズンもガンバと対戦したいんですもの。ガンバのサッカーは楽しいし、東京の楽しさを引き出してくれるんですもの。仙台や鳥栖のようなフィジカルサッカーも確かに挑戦しがいがあるし楽しいのですけど、そんなチームばかりじゃつまらないじゃないですか。とにかくガンバさん、頑張ってくださいね。

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今シーズンいっぱい旅をした動機は、ブログです。いちおうこのブログは東京がメインテーマなんですね。いちおうw。アクセス的に旅行記がトップですけど。サッカーでも、東京をテーマにした記事の閲覧数は少ないのですけどw。それでも、定期的に見ていただいている、自分にとってとても大切な方々がいらっしゃって、本当にありがたいです。なかには現地に行かれないかたもいらっしゃいますから、そんな皆さんに見ていただきたくて旅をしました。遠征って試合だけじゃないですよね。行った先の空気感や、街の様子を含めての楽しさなんです。テレビ中継では見られない、そんな空気感をお届けしたくて。いつかはブログも書けなくなると思っているんですけど、まあ来年も旅すると思います。よろしくお願いします。

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さあ、東京の最終戦です。dia Obrigado。クラブに、そして皆さんに感謝。残念だったけど、今シーズンがんばった仙台にも感謝。いっぱいいっぱい楽しめる、そんな試合になるといいな。

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2012J1昇格プレーオフ大分トリニータvsジェフ千葉@国立霞ヶ丘20121123

2012-11-24 08:33:31 | サッカー

大仕事を果たして、嬉しさよりどっと疲れが出た表情の丈統。

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天を仰ぐ兵働。

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小雨が断続的に続く国立霞ヶ丘で、天国と地獄を目撃しました。

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思わず文学的な書き出しをしてしまいました。そんな気分にさせられたJ2プレーオフ。

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昇格を賭けた一発勝負です。大分vs千葉。

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丈統がカウンターから裏に抜け出しロビングで決めた一発で、天と地の立場が別れました。

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大分はカンスタで見て以来、今シーズン2度目の体験です。基本は3-5-2。最前線に存在感を表すデカモリシを軸としたフォームです。大分のストロングポイントは3つ。デカモリシと宮沢とキム・ジョンハンです。中盤の構成に特長があります。宮沢をアンカーに置いて村井と丸谷を前目に配置します。宮沢はレジスタですね。田坂さんは、俺達の宮沢の長所を全面的に活かした戦いかたを組んでくれました。大分はターンオーバーすると、まずサイドに渡します。そこにいるのは、WBではなく村井です。村井は2列目を左右自由に移動し、リンクマンとしてパスを受けられる状況を作ります。

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大分の流れが良いときは、一度村井に納め、WBのオーバーラップと丸谷と木島の仕掛けで、千葉を押し込めます。これで千葉のフォアチェックを無力にしますから、アンカーの位置にいる宮沢がフリーになります。大分は無理にごり押しせず、宮沢に戻します。ボールを託された宮沢は、ど真ん中の位置から左足で、逆サイドの大分陣に入り込んだWBあるいはデカモリシにフィードを送ります。相変わらず惚れ惚れとするような、美しい軌道を描くフィードです。モニが憧れた宮沢のプレーは健在でした。

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大分の決め技は、そんな宮沢のフィードを基点にします。右サイドで作り相手を押し込んで宮沢に渡します。宮沢は左のキム・ジョンハンにフィード。ジョンハンがパスを受けルックアップしたタイミングで、デカモリシが右サイドからゴール前に飛び込んできます。ジョンハンはデカモリシを目掛け、アーリークロス。フィニッシュはデカモリシのヘッドです。この時木島、村井、丸谷がデカモリシの周囲に位置し、GKが弾いたボールを狙います。下がり気味に三平と宮沢がいて、こぼれたボールを拾ってのミドルと、相手のカウンターに備えます。宮沢が繰り出すフィードの的確さと、ジョンハンのクロス精度、デカモリシのフィジカルがあわさってこその攻撃パターンだと思います。

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このパターンを作り得るには、村井と丸谷のエネルギッシュなフォアチェックが不可欠です。2人は疲れるってことを知らないかの如くですね。

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逆に大分の泣き所は、両WBの背後、とくにキム・ジョンハンサイドです。ジョンハンのタスクは攻撃加重ですから、承知のうえとも言えますね。サイドのリスクを軽減するために、CBを3枚並べているのでしょう。前線のフォアチェックと、デカモリシと宮沢のキープ力で、ある程度マネジメントできますから、CB3枚で守り切れるという算段だと思います。

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千葉は、執拗にジョンハンサイドを突きます。大分のリスクテイクと千葉の作戦が激突する主戦場が、キム・ジョンハンサイドでした。試合の趨勢を決めるのは、このポイントだと思って観ていました。

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千葉の戦いかたは、明確な攻撃パターンを持たず、状況に柔軟に対処する考え方に基づきます。千葉のストロングポイントはなんと言っても兵働です。兵働からのスキルフルで意外性溢れるパスでチャンスを生み出します。兵働は一瞬の状況判断で攻撃コースとアプローチを見つけられる、稀有なプレイヤーです。周りのアタッカーにポジショニングを指示しているシーンも多く、さながらピッチ上の攻撃に関するマネージャーのようでした。そんな責任の重いタスクを飄々とこなす兵働が、自分は大好きです。

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兵働が作る攻撃の流れに、アタッカーが乗っかるのが千葉のスタイルです。藤田のタスクはデカモリシと同じです。熱いキャラも似ています。存在感がまだまだデカモリシに比べて劣るのは、シュート技術だと思います。デカモリシはシュートモーションがとてもはやく、体幹も強いのか無理な体勢からでも強いシュートを撃てます。藤田に欠けるのはそこ。まあ、デカモリシのクオリティは、今シーズンの豊田に比肩すると思いますので、藤田には良い目標と言ったほうがいいかもしれませんね。

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藤田と頻繁にポジションを入れ替え、少し下がり気味から仕掛けるのが米倉のタスクです。いまヨーロッパで活躍しているサムライブルーのアタッカーと同じ特質です。米倉はまず、ポジショニングがいいです。兵働からいい形でパスを受けられる処に顔を出します。ドリブルとシュートの技術とアジリティを磨いたら、J1でも面白いでしょう。

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兵働に入る前のリンクマン役を担うのが左右のSBです。前半は高橋、後半は渡邊が主にこなしていました。千葉は、SBがリンクマンだけでなくラストシーンに絡めるようになるともっと強くなると思います。

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今日のヤザーは空回りヤザーでしたね。シュートをふかすのは仕様通りとして、攻撃に積極的に絡みはするのだけど、決定的なシーンを演出した回数は限られると思います。水準が高い故の苦言。

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前半の千葉が高橋を頻繁に使ったのは、ジョンハンを意識してのことだと思います。ここを突破口にすることで大分守備陣を下げさせ、兵働が気持ちよく攻撃をコントロールできていた時間帯は、千葉に多くのチャンスが訪れました。

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お互いに意図する攻撃ができていたと思います。ひとつでも決定的なシュートが決まっていたら、違った結果になったかもしれませんね。

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大分がリスクマネジメントをしたのか、あるいはジョンハンが攻守のバランスを取れるようになったのか、大分の守備が安定し始めます。兵働のプレーに阪田、土岐田、安川が慣れたからとも言えるでしょう。次第に千葉のチャンスメイクが減ります。一方の大分も伝家の宝刀が鞘に収まりました。こちらも、山口と竹内がデカモリシと木島の距離感に慣れたからだと思います。お互いの守備が安定し、試合は膠着します。

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両チームともポゼッションスタイルではないですから、膠着するとはいえ、局面は激しくスリリングでした。ちなみにこの試合の警告は、大分の5枚に対して千葉はゼロ。攻撃権が常に千葉にあったことを示します。

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だけど、試合をオーガナイズしていたのは、大分だと思います。大分は、もちろん危険なシーンも何度かありましたけど、千葉に攻めさせつつ要所は抑え、カウンターを狙えていました。この差は、チームの成熟度の違いだと思います。個々のタレントでは千葉が勝っていたと思います。でも、兵働が作り出すチャンスに絡む選手がいないシーンも散見されました。結局シーズン終盤になると、そういった選手間の連動性がストロングポイントになってきます。千葉は、チームとしての熟成が、あと一息という段階でプレーオフを迎えたのかもしれませんね。

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試合が緊張感を保って安定したまま、前半が終了。後半に入っても流れは変わりません。ディフェンスの安定感が続き、このまま90分終えたら、レギュレーションはどうなんだろう?って考えていた時、先に動いて流れを変えようとしたのは大分でした。後半28分。木島に代えて丈統を投入。さらに39分には、土岐田を下げて高松を入れ、4バックにシフトします。

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おそらく田坂さんの攻撃へのモードチェンジを促す采配だと思います。これがいきなり奏功し、ついについに均衡が破れます。。後半41分。自陣の右サイドで阪田がクリアしたボールが高くあがりセンターサークル付近に落ちます。落下点にいた安川が勇人に競り勝ち、前方にフリックします。そのボールがバイタルエリアに飛んだところにデカモリシがいました。デカモリシは胸でトラップし、ターンせずダイレクトにバイシクル気味に前方にフィード。ちょうど千葉の最終ラインの裏にスルーする形になります。山口と竹内の間、真ん中を丈統が抜け、岡本との1on1になる前にロブでシュート。描いたようなカウンター一閃でした。大分1-0千葉。

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気づけば後半も40分を越えていて、両チームにとって、とてつもなく大きなゴールになりました。千葉は荒田、オーロイを立て続けに投入し、パワープレーに出ます。

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今日の丹野は素晴らしかったです。とても安定していました。この結果を引き込んだ功労のひとりだと思います。

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アディショナルタイム5分。長いシーズンを凝縮し、来シーズンの立場を分けることになる、濃密な5分間です。千葉はとにかくオーロイを目指し、大分は懸命に守ります。

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そして、タイムアップ。残酷なほど天国と地獄を分ける、時と時の狭間。大分がJ1帰還を果たしました。試合終了直後の大分

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大分のゴール裏

シャーレを授与された大分

シャーレをかかげる宮沢

それぞれの想いを巡らす千葉の選手。

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挨拶する選手を勇気づける千葉のサポーター

勇人はさすがの存在感を見せていました。サイドあるいは兵働へのパス供給は、ダブル佐藤コンビのボランチからですけど、とくに勇人は、千葉のコンダクターとしてリーダーシップを発揮していました。失点直後たまたま勇人が視界に入ったのですけど、「嘘だろう」と叫んだような表情をしていたのが、目に焼き付いています。

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大分の皆様、おめでとうございます。来シーズンお会いできる日を楽しみにしています。

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Novemver Rain。11月の雨を暖かく感じるひと達と冷たく感じるひと達の狭間で、形容しがたい複雑な心境で霞ヶ丘を下りました。

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2012J1リーグ第32節FC東京vsヴィッセル神戸@味スタ20121117

2012-11-18 13:46:29 | サッカー

日曜日に書いておりますけど、こんな天気。

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で、昨日はこんな感じw。

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夕方には、こんなになってました(T_T)。

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ホントに今年は雨に泣かされますね。今日を除くと残り2戦です。もう東京は関係ないけど、佳境を迎えているチームのために、晴れてほしいなあ。お願いしますお天道さま。

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スクールっ子の晴れ舞台です。ミニサッカー。楽しそうでした。

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都民銀行さま。スポンサーさまです。ありがとうございます。来年以降もよろしくお願いします。

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残留を争う神戸が今日の相手です。残り3戦は、神戸、ガンバ、仙台。いずれもシリアスなシーンに直面しているチームが相手です。望むと望まざるとに関わらず空気を読まないひと達の役を担わなければいけないチームとサポーターw。申し訳ないけど、恨まないでね。

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ガンバサポーターさん、恨まないでね。負けちゃいました。てか、水遊びでした(´▽`)。

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今日は秀人がボランチです。ヒョンスがCB。左WGは草民。2012東京のポイント、左SBは北斗、トップはルーカスです。ピッチの状況が特殊ですから、ゲームプランもへったくれもないのですけどw、試合の趨勢はそれなりにありました。ただ、東京のプランというよりも神戸の戦い方に影響したものでしたけど。

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さて神戸。4-4-2の形。都倉と大久保が縦配列になる2トップです。特長はアタッキングハーフと左SBです。野沢と小川は頻繁にポジションチェンジします。小川がフリーランスでゴール前に絡みます。野沢はリンクマン。だから3トップの下に野沢と言ってもいいかもしれないですね。ホームズで見たときも野沢が攻撃を組み立てるキーマンでした。野沢の調子が戻ってきているのは、残留に向け好素材ですね。神戸最大の象徴は、相馬です。非常に積極的にアタックに絡みます。SBというよりもWBな感じ。

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神戸の序盤は、チームとして戦い方のコンセンサスがとれていない印象を受けました。各自が勝手にプレーしていて、攻撃も守備も穴だらけ。原因は、相馬と小川、加えて田中です。序盤の小川は、ビルドアップにまったく絡めてませんでした。ボールサイドの逆ばかりにいたような気がします。意図というより空回りでしょう。田中は機を見てフォアチェック役する役なのですけど、序盤はタイミングがズレてました。東京の両ボランチがボールを持ったときにチェックせず、秀人もアーリアも比較的自由にボールをさばけました。最も酷かったのは相馬です。リスクテイクし過ぎで、前線にボールが落ち着いていない状況にも関わらず頻繁に攻撃参加しますので、相馬の裏にぽっかりスペースができます。

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というわけで、序盤の東京は神戸のウィークポイントを攻めます。ていうか、東京のストロングポイントが神戸のダメな処にはまっただけだと思います。東京は左で作って右で仕掛けるスタイルですけど、ナオのサイドを自由に制圧できますし秀人とアーリアもフリーでプレーできますから、左を省略してボランチから相馬の裏にパスを送ります。前半に何度か、ナオのサイドアタックからゴールの香りが濃厚に漂うクロスがありました。

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神戸は、左サイドに警報が鳴ってますから、最終ラインが絞り気味になります。結果、右サイドにもスペースができます。草民とルーカスがそこを狙います。ですから、秀人とアーリアは、両サイドどちらからでも攻められる状況でした。ゴールは時間の問題だと思っていました。

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ある意味、東京のリズムを狂わせた主因は、雨です。ピッチコンディションが徐々に悪化していきましたけど、大きく3段階に分かれると思います。序盤の水溜りは、少なくとも見た目はプレーに影響するほどではなかったです。ですので、両ボランチからのパス供給に支障ありませんでしたから、東京がいいリズムで攻められました。前半15分を過ぎるころから、水飛沫が見られるようになりました。ボールの走りが悪くなります。それでもまだ、パスが止まるという程度ではありませんでした。この時間帯はボールがちょっと変わった動きをしますから、ロビングよりもドリブルが有効だと思いました。その時間もそれほど長くなく、前半35分くらいには水溜りが目立ち始めます。もうボールはまったく走りません。むしろ止まります。ドリブルやショートパスはまったく効果なく、ロビングにしか突破口は見いだせません。後半に入ると、水溜りというよりもはや浅いプールです。

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ご存知のとおり東京はショートパスのサッカーですから、このピッチコンディションは最悪です。状況はイーブンだという意見もあるでしょうけど、プレースタイル、ビハインド、相手が残留争い中というシチュエーション下では、問題の程度ははるかに東京に不利でした。トッププレイヤーが水溜りに翻弄される様子は、ながくJを観戦していても滅多に見られるものではないので、かなり愉快だったのですけど、やっぱり残念です。いいコンディションでやらせてあげたかった。

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コンディションの第2段階、水飛沫が見られ始めた時間帯で、神戸の戦い方が整理され、コンセンサスが戻ったようです。まず相馬が自重しました。これで最終ラインが安定しました。野沢を軸とした攻撃のリズムが整い、小川が野沢を意識することでバランスがとれるようになりました。都倉と大久保のフォアチェックも機能しはじめて、東京が攻めるスペースが無くなってきました。この時間帯に試合が動きます。

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前半27分。田中から小川へのフィードはヒョンスがカットします。最終ラインに下がった秀人がヒョンスからパスを受け、2タッチほどドリブルしながらルックアップ。奥井のポジショニングが高く、ルーカスと草民が裏を狙っているのを見て、右足トゥでフィード。これがショートして、ちょうど奥井の前に落ちます。センターラインより10mほど自陣よりから奥井がドリブルを開始します。これがいい判断でした。梶山もアーリアも攻撃加重で、ちょうど奥井の前がぽっかり空いてました。秀人が寄せますけど、奥井は前線にいた小川にポストします。この時都倉が右サイドに流れる動きを見せ、これにモリゲと宏介がつられます。小川にはヒョンスがつく一方で、攻撃参加していた徳永とアーリアが戻りきれません。結果として、ヒョンスがずれたスペースがぽっかり空きます。そこに奥井が走り込み、小川とタベーラ。モリゲとアーリアが寄せようとする寸前、ペナルティエリアの手前で右足トゥのシュート。ゴラッソです。ドリブルが有効だなあと思っていたので、東京の守備がルーズだったとは言え、奥井の判断が素晴らしかったと思います。東京0-1神戸。

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前半35分、ポポさんが動きます。北斗に代えて宏介投入です。おかえりなさい宏介。やっぱり復帰戦をいいコンディションでやらせてあげたかったなあ。都倉が北斗サイドに流れてポストしていた印象があります。野沢も北斗サイドでのプレーが多く、野沢のスキルフルなパスさばきに手を焼いていた印象もありました。これらのミスマッチを嫌ったのではないでしょうか。攻撃面でも北斗独特の感性が空回りしたシーンもあったので、宏介のコンディションを考慮しての投入だと思います。

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後半はもう、ロビングにしか光明を見いだせないコンディションになってしまいました。自分は、ポジティブに捉えてました。東京はスタイルに柔軟性がないですので、守りに入られると手詰まりになり易いです。先制した神戸は、様々な状況を考えてリトリートします。普通のコンディションなら、東京サポーターが見慣れたぐだぐだサッカーになる状況ですけど、水溜りのおかげで、かえって戦い方が整理されることを期待しました。

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ヒョンス、秀人がロビングを意識してました。はやめの判断でプレーしてました。この状況では効力がない草民に代えて入った千真もポストを頑張ってました。梶山に代わってはいったネマニャんもはやめにシュートを狙ってました。一方、モリゲとナオは最後までアジャストしきれなかったですね。プレースタイルから、仕方ないかもしれません。ナオに入るとスタックする感がありましたけど、概ねチームとして考え方が整理され、怒涛の圧力で神戸ゴールに迫ります。

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神戸は体をはって守りました。若いGK嘉味田もがんばりました。ルーカスのヘッド、惜しかった。神戸はカウンターを狙いますけど、ボールが止まるのでセンターライン付近から前に進めません。ですから、カウンターの脅威もほとんどなく東京が圧倒しますけど、ゴールならず。このまま試合終了。東京0-1神戸。

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なんていうか、高級な水遊び(´▽`)。選手が真剣にやればやるほど、微笑ましくなります。ですけど、やっぱり残念ですね。まあ、勝ったんだったら残念がらないかもしれないですけどねw。

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結果論ですけど、やっぱり先制点ですね。序盤、まだコンディションがよく神戸がコンフューズしてる時間帯に多くのチャンスがありました。草民、ルーカス、梶山が決めていれば、というところです。今シーズンの東京は、先制が勝利の方程式です。シュート精度を上げるとともに、序盤の集中力を上げる努力をしてほしいです。

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とはいえ、もうシーズンも残り2戦です。他のJチームとサポーター全員に、空気を読まない東京宣言をしましょう。少しでも勝ち点を積んで賞金を獲得したい。それに、ポポさん留任の路線とのことですから、来シーズンに向けて、いいイメージでシーズンを終えたいところです。

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鎌倉の旅 ―2012/11/11―

2012-11-16 00:25:37 | 旅行記

ポッキーの日でございます。すっかり秋も深まってきましたね。風邪が流行ってるようです。自分も3日間やられました。お気をつけてー。

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鎌倉に行って来ました。実は初鎌倉です。両親が揃って上京してて鎌倉に行きたいというものですから。3人して初鎌倉。

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江ノ電鎌倉駅の車止めに乗っかってるガマガエルさんw。

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まずは長谷です。鎌倉新聞がホームにありまして、三浦一族の滅亡を伝えるビッグニュースがw。

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県道32号線を北上します。週末で観光客も車も多く、おまけに観光バスまで通ります。なのに歩道は狭いうえ路側帯すらなく歩きにくいです。10分ほど歩いて右手、左カーブの入口に高徳院です。

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鎌倉の大佛さん!

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な、なんと、体内に入れます。20円。

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背中が丸くてかわいいですw。

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大佛さんの裏にあるこちらのお堂は、ソウルから移設したんだそうです。

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もと来た道を南に戻り、長谷観音前交差点を西に入りますと、突き当たりが長谷寺です。

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かわいいお地蔵さん( ^∀^)。

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十一面観音さまは721年に造られたそうですけど、真相は不明。金箔は足利尊氏、光背は義満が造ったとか。ウチの両親は失笑してましたw。あちこちの仏像を見てるし歴史マニアですから。

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とはいえ、お庭やお花は綺麗でした。境内から見た長谷の街並みも素敵です。

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長谷寺から長谷駅に戻る途中でお昼です。おいしい台所さん。可愛らしくて素敵な奥様と笑顔が素敵な明るいご主人が切り盛りされてる、こじんまりとしたアットホームなお店です。カウンターのみ7席。ビーフシチューをいただきました。お野菜がダメなお子さんとお孫さんに野菜を食べさせるために奥様が考案された、野菜たっぷりのソースがメニューのルーツなんだそうです。お肉は葉山牛のバラ肉とスジ肉で、バラ肉はとけて味になるとか。冷まして丹念に油をとる手間がかかっているビーフシチューは、しつこくないのにコクがあって、とっても美味しいです。けっこうなボリュームです。両親は少なめにしていただきましたけど、それでも多くて心配した自分を知らず、ペロッといただいてましたw。両親のために、マカロンをサービスしていただきました。ビーフシチューの後だから濃い目にいれてあるというコーヒーにも合いました。うんまかったです。話好きの両親のお相手も軽やかにしていただき、和やかな雰囲気でした。ありがとうございます。

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お腹いっぱいで長谷をあとに、鎌倉に戻ります。

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JRの下をくぐり、若宮大路に出ます。両親は小町通りを行きたそうでしたけど、人混みが危なそうだったので、若宮大路にしました。途中、七五三帰りの女の子が目の前で転けました。助け起こしてあげたら、じーと自分の顔を見て泣くか我慢するかしばらく思案したあと、我慢することに決めたみたいです( ^∀^)。

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鶴岡八幡宮。

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ちょうど結婚式をしてました。

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大銀杏です。

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なんだか思ったのと違い、鶴岡八幡宮は建物は古くないんですね。

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八幡宮の脇を抜け、西に出ます。車のお祓い所の前、県道21号線を渡った向かいの路地を入ります。坂を100mほど上がりますと、巨福呂坂切通しです。いまは普通の住宅街です。

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県道21号線に戻り、北上します。バスでひと駅なので歩いている人も多いです。でも、年配のかたにはちょっとしんどいですね。自分も反省。15分ほど歩いた右手に、建長寺です。鎌倉五山の第一です。

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ようやく、国宝と重文にありつけます。あ、大佛さんも国宝でしたw。三門です。おびんづる様がいらっしゃいます。

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脇に、鐘楼です。これ国宝。

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仏殿です。なかに大きなお地蔵さまがいらっしゃいます。建物の内部は、往時はさぞきらびやかだったろうと窺わせる名残が満ちてます。天井には曼陀羅。壁は金箔が残っています。で、歴代の和尚さんの名前がずらっと貼ってあります。

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続いて法堂。本尊は千手観音さまです。手前に仏陀修行像のレプリカがありました。壁に建長寺秘仏の写真展をやってました。

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建長寺は、鎌倉でようやく古刹を感じさせてくれました。両親にいっぱい歩かせてしまったので、向かいのお蕎麦屋さんで休憩しました。次の目的地まではバスです。バスを待ってる間に、とうとう雨が降りだしました。江ノ電バスで北鎌倉です。

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バスを降り、横須賀線を渡ると、もう目の前に円覚寺です。今回の鎌倉の旅、最後の目的地です。

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三門に北条氏の家紋ですね。北条時宗建立のこの寺は、高校で日本史をとったかたにはお馴染みですよね。両親は知らんと言ってましたけどw。

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仏殿です。本尊の宝冠釈迦如来は、冠を被った日本では珍しいお姿です。

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鎌倉で自分が一番楽しみにしてたのが、この寺の奥にあります。

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国宝円覚寺舎利殿!

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なんと、非公開です(T-T)。がっかり。

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雨がどんどん強くなるし、両親もかなり疲れたので、今回の鎌倉旅はこれにておしまいです。
両親を大船の宿に送って、家路につきました。ちなみに両親は、翌日江の島と横浜を遊び、岡山に帰ったそうです。満喫ですね( ^∀^)