ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2013J1リーグ第13節鹿島アントラーズvsFC東京@カシマ20130525

2013-05-26 13:01:44 | サッカー

今日は武蔵小金井で、山王稲穂神社の御祭礼です。

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今年2回目のカシマスタジアムです。ナビスコカップでは、忠成の移籍後初ゴールやたまの活躍で、ひさしぶりにアウェイで勝利しました。余韻が残っていますし、この試合で中断期間に入りますから、是非とも勝ちたいところです。

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前半で2点リードする素晴らしい展開が一転。後半一気に逆転されました。よく2点差リードは怖いといいますけど、東京がやられてしまった試合は初めて目撃したような気がします。どうでしょう?

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東京はアーリアが依然不在です。前節と同じく千真と忠成の2トップです。この2トップが機能するかどうかが、今日の試合だけでなく後半戦にも影響するような気がしますので、最注目です。慶悟は左サイド。

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鹿島は大伍をサスペンションで欠いています。青木が左SBに入ります。岩政とコンビを組むのは、今日は昌子です。前線は不動のメンバー。

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今日の東京は、試合の入り方がなかなか好調でした。東京はゾーンの相手には強いです。スペースメイクがうまくゾーンの隙間をつけますから。鹿島は基本的にあまり前からきません。序盤の東京は、前線4人のフリーランニングとパスの出し手の意外性あるアイディアが噛み合いました。鹿島の守備陣を後手に回らせることに成功します。良い流れのうち、さっそく先制します。

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前半7分。左サイドでボールを持った慶悟から、中央に流れてきてフリーになっているルーカスにパス。ルーカスは満男と対峙します。満男の寄せを華麗なトラップでかわしたルーカスの目の前がぽっかりあきます。ルーカスはドリブルイン。脇に寄せた忠成とのタベーラをイメージします。忠成のリターンは岩政にカットされますけど、それが忠成の目の前にきます。ちょうど忠成のトラップが岩政と青木の間を抜け、忠成が走り込みます。あとは流し込むだけ。鹿島0-1東京。

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昨年から言えることですけど、リードした東京は、試合のイニシアチブを握ることができます。できるだけ早い時間で先制できることが理想です。今年はスロースターターで、先制するにしても時間がかかるのですけど、今日は違いました。これで、東京が大きなアドヴァンテージを持ったように感じました。

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ところが、相手は鹿島です。やはり鹿島でした。鹿島は先制されても落ち着いています。岳、大迫、遠藤など、若返りが少しづつ進んでいますけど、要所はベテランがしっかり抑えています。その経験知が、鹿島に落ち着きをもたらしているんだと思います。鹿島のサッカーは、基本的にずっと変わっていません。サイドを基調とします。攻撃のパターンは3つ。自陣深くで攻撃権を持った場合は、前線にロングボールを送ります。相手陣に侵入できた場合は、サイドアタックです。サイドアタックは、左右で異なります。右サイドは深く切り込んでからのクロスです。左サイドはアーリークロスが基調です。これは、左右のSBの役割が異なるからだと思います。青木はアタックを重視しています。それに対し浩二はバランサーです。攻撃参加するにしても、それほど深くまで侵出しません。相手左サイドのエリアは、アタッカーのために開けています。

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両ボランチの運動量はそれほど目立たないです。全体がコンパクトになっていますから、動いているにしても稼動範囲は大きくないです。岳が前線に顔を出している時も、飛び出しているというより押し上げられている感じです。攻撃時のボランチの役割は、アタックルートを左右どちらかに決めることと、1stアタックが無理だった場合のルートチェンジ。それとフィニッシュに絡むことです。ここまでが鹿島のアタックの大枠です。そこに味付けするのが、アタッカーの動きです。ダビィを除く3人は、ポジションを交互に入替えます。大迫のポスト位置はときにすごく低く、ボランチの位置でCBからのポストを受けます。この時野沢が変わりにトップに入り、遠藤がセカンドアタッカーのポジションに入ります。これは一例で、状況に応じてフレキシブルにポジションを変えます。この動きが、鹿島のアタックを一見複雑に見せ、相手守備陣を混乱させているのです。

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先制以降の東京は、逆に鹿島にイニシアチブを握られます。東京は意図的にリトリートすることがあるのですけど、今日は先制した時間が早かったですし、鹿島にボールを持たせている意図はなかったと思います。鹿島の落ち着きと選手間のコンセンサスが、東京から主導権を奪ったのだと思います。

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ところが面白いことに、流れに反して追加点が入ります。前半44分。センターラインで宏介が大迫に競り勝ったボールが満男の前に溢れますけど、そこにヨネが寄せターンオーバー。隣にいた慶悟にパス。慶悟は、寄せてきた忠成とタブルタベーラ。忠成は前を向いてパスを受けます。鹿島のラインは揃っています。千真が面白い動きをします。一度忠成に寄せるふりをして、すぐに戻ります。これに昌子がつられました。忠成のパスをフリーで受けた千真は昌子が寄せる前にダイレクトショット。鹿島0-1東京。

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前半はこのまま終了。

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後半に向け、鹿島はとくにアジャストするところは無かったと思います。トニーニョ・セレーゾさんがやったのは闘魂注入だったのではないでしょうか?。満男がチームを鼓舞する表情が印象的でした。むしろ東京のほうがアジャストすべき課題があったと思います。鹿島はロングボールと後方でのボール回しを組合せることで、東京の鋭い出足を封じます。高い位置でターンオーバーできませんから、東京は攻撃の始点を失います。前半のうちから、徐々に防戦一方になっていきます。セレーゾさんがテクニカルな面で手をうったのは、せいぜいアタックをクイックにするくらいだと思います。それが、いきなり奏功します。

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後半2分。岩政が頭でクリアしたボールをセンターライン付近で遠藤が拾い、岳にバックパス。岳はダイレクトで前線へ。バイタルエリアに入ったダビィが受けます。この時大迫が宏介の裏を狙っていました。宏介は遠藤に寄せていましたけど、鹿島の縦アタックがクイックだったので、戻りきれません。大迫はそこを逃しません。ダビィもダイレクトではたいて大迫へ綺麗なスルー。抜け出した大迫は丁寧に流し込みました。鹿島1-2東京。

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このゴールが、後半の流れを決めました。鹿島には自信を与え、東京には守る意識を作らせました。もう一つ鹿島が小さくアジャストしたのは、チェンジオブペースです。後半の入り方が非常にアグレッシブでした。ダビィと大迫を軸に、ゴリゴリ攻めてきます。2トップのエネルギーを、この時間に集中させようとしたのかもしれません。ブースターのようなものですから、東京が凌ぎきったら終盤はグダグダになりかねません。ある意味ギャンブルですけど、前半から試合を支配していましたから、それほど難しい選択ではなかったと思います。そして、一気に鹿島が畳み掛けてきます。

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後半11分。バイタルエリアでボールを持つ遠藤が右サイドの大迫にパス。そこに秀人が寄せます。さらに右奥に野沢がいて、宏介が見てます。モリゲも大迫のコースを切りに行ってます。つまり遠藤の前がぽっかりあきます。遠藤は難なくゴール前に侵出。大迫がそれを見てスルーパスを送ります。ゴールライン深くで受けた遠藤に権田が寄せますけど、かわされます。中央のダビィにパスします。ダビィの前にいたヒョンスがクリアしようとしますけど、無情にもゴールに吸い込まれました。鹿島2-2東京。

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ポポさんが流れを切ろうとします。忠成に変えて草民を投入。正直ちょっと違うんじゃないかなと思っていましたけど、裏目に出てしまいました。後半20分。バイタルエリアでダビィのパスを受けた野沢が中央の大迫に出そうとしたパスが秀人にあたってコースがかわります。草民が拾ったところに大迫が寄せます。草民はトラップして振り切ろうとしますけど、大迫が鋭かったです。草民からボールを奪った大迫が抜け出し、丁寧に流し込みました。鹿島3-2東京。

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この時間帯で東京に足りなかったのは、シュートなんです。後半15分過ぎから鹿島がブーストを使い切ったようで、通常に戻ってきていました。同点に追いついたから、一度落ち着こうとしたのかもしれません。鹿島には伝家の宝刀カウンターがありますから、残りの時間をオーガナイズできる自信もあったのでしょう。ですから、東京がまたボールを持てるようになります。イニシアチブは依然鹿島に握られているにしろ、ボールを持てば東京のプレーができます。リトリートする相手に対し、ゴール前の最終局面までボールを運べるのです。でも、そこからが無かった。パスとムービングの意外性の連鎖で崩す東京は、相手がリトリートするとそれに殊更固執しようとします。意外性の連鎖は、はまればビッグチャンスになります。でも、疲労とスペースの狭さ故、はまる確率はとても小さいです。もっとシンプルにシュートを撃つ意識を持ってもいいんじゃないかと思います。その意味で、この時間帯はビルドアップのルーターである草民より、シューターのたまか容平が欲しかったような気がします。結果、やはりチームとしてシュートを撃てなかったので、失点に繋がるミスよりもその方が残念でした。草民には海外留学第1号の話があるようです。シュートを撃てるアタッカーになってほしいです。

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一方セレーゾさんの選手交代は合理的でした。怪我で満男を拓也に代えるアクシデントはありましたけど、カウンターの精度を上げるのと試合を落ち着かせるために、本山と山村を投入します。

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ポポさんもようやく動き、草民とルーカスを下げ、シューターの相太と容平を投入します。草民が悪かったというより、ポポさんの判断ミスを自戒する交代だと思います。それにしても判断が遅かったと思います。

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東京が猛攻をしかけ容平の惜しいシュートがありましたけど、試合はこのまま終了。鹿島3-2東京。

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絵に書いたような逆転劇をくらいました。防ぎようはあったと思います。ボールホルダーへの寄せをもっと厳しくしてもよかったし、逆に守りきるという選択もあったと思います。ポポさんも選手も、あくまでも繋ぐサッカーに固執してしまったことが敗因でしょう。

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ただ、それにも増して鹿島が強かったです。鹿島の強さの秘訣を見たような気がしました。鹿島は難しいことをしていません。戦い方そのものはシンプルです。だから、ずっと同じサッカーを続けてこられたんだと思います。強さの秘訣は戦い方にも伝統にもありません。選手とくにアタッカーの質です。鹿島のアタッカーは、パス交換が正確なことに加え、シュートがとても上手いです。今日もそうですけど、難しいシュートを撃っているわけではありません。ゴラッソというにはほど遠く、流し込んでいるだけ。シュートの上手さは、テクニカルというより正確なんです。ちゃんと枠に飛ぶ。それと、シュートタイミングも上手い。コースがあったらチャレンジしてきます。つまり試合に使う基準は、パスとシュートの正確性なんだと思います。今シーズンは、岳、大迫、遠藤が成長した上にダビィが加わったことで、この質がここ数年になく高いのでしょう。それが鹿島の安定性と強さの秘訣だと思います。

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千真と忠成の関係が、ようやくできてきたような気がします。忠成がチャンスメークして千真がフィニッシュするほうが、逆の時より威力があると思います。忠成がシュートする場合は、独力プレーが良いと思います。この組合せを軸に、ルーカスと慶悟、両ボランチをうまく絡めてアタックできれば、アーリアが不在のときでも、違った趣向のアタックができるような気がします。

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残念なかたちで中断期間に入ることになりました。帰り際、阿久根さんが「合宿して立て直します」と仰っていました。個人的には、ポポさんが監督でいる限り、そしてそれをボクらが許容する限り、優勝は無いと思っています。ネガティブなことを言っているわけではありません。自分はそれでも良いと思っています。優勝は必ず目指しますけど、優勝だけが成果だとは思いませんから。

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課題はいろいろ具体的に見えていますから、悲観する必要はないと思います。しっかり立て直していきましょう。

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2013J1リーグ第12節FC東京vs清水エスパルス@味スタ20130518

2013-05-19 15:22:52 | サッカー

ウチの近所には、薔薇が綺麗なお宅が幾つかあります。毎年綺麗な薔薇を楽しませていただいています。手入れが大変だろうと思いますから、ホント、感謝です。

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にょきにょき生えてました。カラフルでかわいいですね。何の花でしょう?

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覚えていますか?。昨年のホーム清水戦。それからナビスコカップ準決勝アウェイ清水戦。なんだか昨年の清水との巡り合わせは、あまりいい想い出がありません。昨年の流れを切るために、なんとしも勝ちたい対戦です。

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今年も相性がよくない流れは変わらず、ぐだぐだした試合でしたけど、彰洋の活躍?で勝ちましたw。

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東京はアーリアが新潟戦で負傷したため欠場。その試合で好調だったナオも負傷し、出場できません。千真と忠成の2トップです。慶悟がサイドハーフに入るます。モリゲの相棒は、今日はヒョンスです。

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清水は苦しい台所事情です。俊幸が負傷のため欠場です。翔が変わりに入り、今日はバレーとの2トップです。ヨン・ア・ピンも負傷で失っていますので、清水は最終ラインに苦労しています。いまのところ杉山が平岡の相棒として入っています。村松と竹内がボランチ。SBは吉田とイ・キジェです。サイドハーフに河井と石毛が入ります。

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清水の苦しい台所事情がこの試合をグダグダにしました。ゴトビさんの清水は、杉山が作り、サイドアタックにこだわった、最終的にはアジリティの高いちびっ子選手がゴールするサッカーです。元紀がいなくなった今シーズンは、ストライカーのバレーが加わり、得点力を維持しながらフィニッシュのバリエーションを追加する計画だと思います。守備を支えるヨン・ア・ピン、バレーとともに攻撃のキーマンである俊幸を失ったうえ、オーガナイザーの杉山を自らCBに下げる選択をすることで、攻撃を組み立てる術を失います。ですから、清水の攻撃は一本調子です。最終ラインで時間を作って両SBを押し上げます。高く位置取ったSBとハーフが絡み、クロス。中央のバレーで勝負という形です。しかも、右サイド偏重です。攻撃のほとんどは吉田と河井の絡みで組立てます。ただ、残念ながら吉田にしろ河井にしろ、クロスの精度がとても低いです。

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一方左サイドのほうは、キジェも石毛も1on1に弱いです。東京がダブルチームを仕掛けると、あっさりボールを奪えます。つまり清水の攻撃は、アバウトにバレーに渡し個人技に頼るしかありません。それであっても脅威を感じるのは、バレーの実績と資質でしょう。

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もう一つグダグダの理由は東京にあります。清水の守備はマンツーマンを加味したゾーンです。プレッシングはあまり厳しくないです。村松と竹内はただでさえ個人の守備力が優勢なわけでもないうえ、ボールフォルダーに寄せる動きをしますから、よほどコレクティブでないとギャップが生まれやすいやり方です。その上、最終ラインは高めです。プレッシングもなく守備の連動性もなくラインが高いということは、バイタルエリアもゴールエリアも、東京にとって美味しいスペースができるということです。ですので、東京はやりたい放題できます。組立てまでは。

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バイタルエリアではパスをさばけますし、ロングフィードでラインの裏を狙うこともできますから、攻撃の始点はいっぱいあります。そこまでは行けます。そこからの守備に清水は重点を置いていたのでしょう。東京にボールを持たれることを許容し、さらに杉山の攻撃力を放棄してまで、最終局面の守備固めを図ります。東京の攻撃も単調でした。バイタルエリアの選手にボールが渡るところまで行くのですけど、そこから先、ゴールに向ったプレーができません。チャレンジはするのですけど、アイディアと強引さが足りないのです。東京の攻撃シナリオを見極めると清水の守備も容易です。東京は選手の連携と意外性あるアイディアで勝負するチームですから、選手の組合せはとても繊細です。春先、千真と忠成の2トップを試して以降、レギュラーが固定していましたからちょっと不安でした。ナビスコでオプションメンバーを試すときも、まとめて複数の選手を変えているので、もはやレギュラーベースから離れている状態でのテストになっています。今日は、不安が現実のものとして現れてしまいました。

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千真と忠成のコンビと慶悟のサイドハーフは問題があるという結論が見えているのですから、草民やたまを使ってみてもよかったんじゃないかと思います。

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東京が完全に試合を支配しつつも、シュートにすら持ち込めない展開のまま前半が終了。ある意味、清水の思惑通りのような気がします。

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新潟戦のレポートで後半15分までの優位性を書きましたけど、今日は意外な形でその時間帯に先制しました。後半8分。ヒョンスのロングフィードを最前線でルーカスがDF3人と競ります。こぼれたボールをルーカスが拾い、後方の秀人に戻します。秀人は寄せてきた翔を引き付け、慶悟にパス。慶悟はサイドに開いて基点になろうとしているルーカスに縦パスを送り、そのまま前線に侵出します。ルーカスは上がってきた慶悟とタベーラしようと戻しますけど、これが石毛と村松を引きつけた慶悟の背後を抜け、スルーのような形になります。そこに秀人がどフリーでいました。秀人はダイレクトでシュートします。これを彰洋がトンネルし、ゴールイン。東京1-0清水。

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もっと意外な形で立て続けにゲットゴールです。後半16分。竹内が逆サイドの石毛に届けようとしたグランダーのパスをルーカスがいとも簡単にカット。横にいたヨネとパス交換してから前方の忠成にポストし、そのまま上がってタベーラ。竹内はヨネをマーク。村松はルーカスにつこうとして振り切られます。ですから、バイタルエリアがぽっかりあきます。ルーカスはそこに侵出します。清水最終ラインの注意を引き付けて、左サイドどフリーで待ち構える千真にパス。千真はルックアップしてアーリー。ゴール前に飛び込む忠成に合わせようとします。これを彰洋が弾きます。でも、そのボールは彰洋の目の前にいたルーカスの胸にあたって跳ね返り、ゴールに吸い込まれましたw。東京2-0清水。

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ゴトビさんは、村田、瀬沼、白崎を相次いで投入しますけど、スピード感が増しこそすれ、ベースがすでに東京と圧倒的な差がありますから、流れを変えるまでには至りません。

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対するポポさんは、新潟戦と同じような交代です。草民、たま、容平を投入します。作戦変更ではなく、単にチームをリフレッシュする意図でしょう。時間を上手く経過させることができた東京は、終盤コンサバティブモードにチェンジします。とりたてて危険な予兆もなく、そのまま試合終了。東京2-0清水。

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守り切りたい清水と攻める術を一部無くした東京は、マイナス方向にかみ合ってしまいました。偶発にしろゴールが生まれていなければ、ひょっとするとスコアレスドローも有り得ました。そうなると名実ともにグダグダ試合です。勝ってホントによかったです。

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個人的に、ゴトビさんの清水は相性が悪いです。珍しく辛辣になってしまいますけど、いつも面白くない。エンターテイメントに欠けるのです。魅力的な選手が少ないだけじゃなく、考察に値する意図も少ない。もちろん経済的なエクスキューズは承知しているんですけど、健太さんのときは相手チームとしての魅力がちゃんとあったんです。クラブにはちょっと考えてほしいです。

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秀人はすっかり、いじられ愛されキャラになりましたね。相太みたいな。チームのなかにはそういう選手も必要だと思うのですけど、秀人は最も縁遠い存在だと思っていました。秀人はとてもよくサッカーを知っているし、プレーもロジカルです。でも、プレーの精度と判断スピードに課題があります。それから、チャレンジやアイディアに欠けます。ロジックを突き詰めると、アンチ・ロジックに至る部分もあると思うんです。秀人のことですから、もっともっとサッカーを考えて近い将来そこに到達してくれると思うんです。課題は明確ですから。

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千真と忠成の2トップは、互いの良さを消しているような気がします。千真は前後左右を柔軟に動いてビルドアップに絡むプレーを得意としています。忠成は直接ゴールに近づくプレーを重視しているようですから、理屈のうえでは成立するコンビのように思いますけど、実際はプレーがかぶったりしていました。

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サイドハーフとしての慶悟は魅力が半減します。慶悟は試合の組立てにこそ力を発揮します。ラストパスやシュートの確実性を求められません。言い換えると、それを身につけたらスーペルなアタッカーになれます。

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今日は宏介の日でした。ボールを持つと清水サポーターから激しいブーイングがありました。けど、宏介自身は冷静でした。終盤こそ、2度ほどゴール前でシュートに絡む積極的なプレーをしていましたけど、それ以外は普段着のプレーでした。頼もしいです。すっかり東京の子ですね。

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次のホームゲーム7月6日までずいぶんあります。昨年と同時期に不調期を迎えましたけど、今年は復調がとてもはやかったようです。毎年夏場は好調ですから、勝ち点10差のいまのポジションは十分満足できると思います。中断前ラストの鹿島戦を、しっかり勝ち取りたいですね。

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2013ヤマザキナビスコカップBグループ第6節FC東京vsアルビレックス新潟@カシマ20130515

2013-05-18 15:04:44 | サッカー

薔薇が美しい季節になりました。

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今日この日は、Jリーグのハタチの誕生日。20周年でございます。そのような晴れやかな場所として、わが東京のホームゲームが選ばれるとは。光栄なことでございます。

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ナビスコカップ最終戦でございます。まずは勝たなければ敗退が決まってしまう試合の相手は、すでに敗退が決まった新潟です。 ほぼ東京が支配した展開なのに一発で追い付かれるヒヤヒヤでしたけど、たまのプロ初ゴールで突き放しました。

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東京はカップ戦モードです。怪我の不安があるモリゲとヨネ、それにルーカスと千真が外れました。CBは加賀とヒョンス。アーリアがボランチに下がり、両ウイングはナオと草民です。ワントップに忠成。

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新潟はほぼベストメンバーです。SBに川口、本間の相方に酒井を入れた程度です。

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東京は攻撃の基点ルーカスがいません。その影響が出るかどうかを注目していました。結果的には、ほぼ90分通してルーカス不在を感じないですみました。今日はサイドを基点にビルドアップするパターンの比重が多いように感じました。もとより東京はサイドを重視していますけど、普段はもう少しサイドチェンジや距離の長いスルーパスを織り混ぜます。作戦というより、自然にそうなったような気がします。

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新潟の守り方が東京にとって好都合でした。新潟はマンツーマン気味のゾーンです。SBはウイングプレイヤーについていきます。だからウイングが絞れば外が開きます。徳永と宏介が高く位置取れますから、ビルドアップの基点になれます。マンツーマンには守備陣形の連動性が求められます。新潟のそれは、連動していません。とくにボランチ、CB、SBのトライアングルにギャップが生まれやすい守り方のようです。そこは東京アタッカーの大好物です。真ん中に入ってビルドアップに参加したり、最終ラインから抜け出してゴール前に侵入したりと、東京がいいように使えます。SBとアタッカーのタベーラが頻繁に見れました。ですから、早々東京が試合を支配します。

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新潟の攻撃はオーソドックスです。一度トップに当てるところから始まります。賢碁にポストが綺麗に入った時、達也との距離が近いと新潟の攻撃は機能するようです。今日の新潟はアタッカーの距離が遠かったです。とくに達也にポストが入った時が顕著で、最終ラインまで戻すバックパスが目立ちます。三門と亜土夢のクロス精度も低かったです。ゴールの可能性はバーを叩いた亜土夢のロングシュートくらいでした。

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アーリアが怪我のため河野に代わります。草民がボランチに下がりましたので、普段攻撃を組み立てている選手が、秀人を除きほとんどいなくなりました。東京がどんな風に変わるか、不安がありつつ興味深かったです。河野はボールを持つ時間が長いので攻撃のリズムが狂います。この課題は解消されていません。草民は、今日ははまりました。新潟守備網のギャップを目掛けフレキシブルに動き回ります。新潟がフォアチェックを重視してきたら草民の良さを消されたかもしれません。

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東京は、試合を支配しましたけどシュートに至りません。サイドアタックの比率が高かったですけど、クロス精度がイマイチでしたね。前半はスコアレス。

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今年の東京は、後半の入り方がいいです。15分以内にゴールした試合が公式戦17試合中7試合(41%)8得点。6勝1敗です。そのほとんどが、決勝点、先制点、同点、逆転と、試合の方向を決めるゴールです。ちなみに千真が最多3得点。今日も後半早々先制します。

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後半6分。慶悟が宏介のスローインを受けゴールライン際から折り返したパスをナオがダイレクトではたいたシュートが突き刺さります。東京1-0新潟。

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先制以降しばらく東京が波状攻撃の時間帯を作ります。だけど追加点が入りません。 新潟は攻撃が停滞していた要因の2トップを相次いで入れ替えます。後半頭から達也に代えて岡本、さらに賢碁に代えて武蔵を投入します。これが奏効します。組織というより二人の個人技で攻撃を仕掛けます。推進力を失っていた新潟がリズムを作りはじめます。そして追いつかれます。

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後半20分。左ライン際から亜土夢がクロス。ヒョンスのマークを細かい動きで振り切った岡本が首を振ってコースを変えました。ちょっとヒョンスのマークが甘かったですね。東京1-1新潟。

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ルーカスとアーリア不在の影響を一番受けたのは慶悟だったかもしれません。慶悟はスペースメイクができる選手ですけど、オーガナイザーではありません。なので消える時間が増えていきます。そこで、試合を作れるたまに代えます。この交代も早速奏効します。

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後半37分。新潟陣内でターンオーバーした忠成が、中央付近でたまとクロスオーバー。たまがドリブルでスピードアップ。菊池が攻め上がっていく途中だったので、新潟の左サイドに広大なスペースがあります。そこに徳永が侵出。戻る菊池を振り切ります。ここで勝負がつきました。綺麗なカウンターです。たまは徳永の前方にパスし、そのままゴール前へ。徳永は丁寧にたまに戻します。たまは左足のダイレクトで叩き込みました。ゴラッソ。東京2-1新潟。

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容平を投入し、以降は危なげなく落ち着いて試合を仕上げました。東京2-1新潟。

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たまのプロ初ゴールを目撃できました!。もう点とってなかったっけ?と錯覚するほど春は活躍しましたけど、初めてだったんですね。Jのバースデーにもうひとつ誕生日が加わりました。

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ナオがゴールするとスタジアムが幸せムードに覆われます。スタジアムの空気を変えられる選手はそうそういません。東京ではナオのほかは相太くらい。キャプテンマークも似合ってました。

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モリゲを休ませたCBが不安でしたけど、新潟の攻撃に威力が無かったこともあって、岡本のゴールを除けばまずまず無難でした。

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セレッソが勝ったので残念ながら今年のナビスコカップは敗退が決まりました。勝ったことに意味があるとポジティブに考え、リーグ戦に集中しましょう。

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2013J1リーグ第10節FC東京vsジュビロ磐田@味スタ20130506

2013-05-07 23:44:34 | サッカー

ゴールデンウィーク最終日でございます。バラの季節になりましたねー。

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母の日のプレゼントを武蔵小金井のメリクリさんでもとめました。

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磐田戦はよく入る印象があるのですけど、たいていイベントが絡んでいるんですよね。花火大会とか。磐田サポさん、ついてますね。今日の横丁は大盛況でございました。

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磐田は森下さんが退任し、急遽長澤さんが臨時で監督することになりました。長澤さんの活躍は嬉しいのですけど、よりによってというか、いやむしろ初采配に立ち会えた喜びもあって、なんだか複雑です。でも、やっぱり嬉しいかな。

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ディフェンシブな磐田に先制され手をやく難解な試合になりましたけど、アディショナルタイムの劇的ゴールでなんとか追いつくことができました。

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東京は不動のレギュラーメンバーです。モリゲの怪我が心配されましたけど、元気に出場です。モリゲは試合を重ねるごとにリーダーとしてのキャプテンシーが高くなっています。いろんな意味で不可欠な存在なので、体調には注意してほしいです。

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磐田はオーソドックスな4バックにしてきました。前田と金園をトップにおき、大記と康裕がハーフ。ボランチは裕紀と田中。最終ラインはチョ・ビョングクと伊野波を真ん中にして、駒野と藤田がサイドを固めます。森下さんはモダンな3バックにチャレンジしていました。今シーズンの磐田をまったく見ていないので確たることは言えないのですけど、リリーフ監督の役割としてまずは負けない戦い方を選択したのかもしれません。アウェイでもありますし、チームを再構築するためには、リセットの意味で余計な色を排除したほうが新監督を迎えやすくなりますから。

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この試合を難解にしたのは、自分が今年の磐田をよくわかってなくて予備知識がないからですけど、磐田のそういうアプローチにも因があります。磐田は守備の発想から試合をプランニングします。まずはコンパクトな3ラインを作ります。アプローチはサイドに追い出すこと。トップがCBとボランチを追うことで、はやめにSBにボールを渡させます。SBにボールが入ったら、アタッキングハーフがタッチライン際に追い込みます。中央はバイタルエリアを閉じます。これらをアグレッシブにするのではなく、固定網にかけるイメージです。全体がボールサイドに寄りますから、ルーカスとアーリアの美味しいゾーンをボランチがケアできます。徳永と宏介がバックパスをしても深追いすることなく、また守備網をセットします。東京のチャレンジがあったとしても、守備陣の位置は高くないですから、ゴールエリアにはやく堅牢なゾーンを作ることができます。

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このため、東京のアタックは手詰まりになっていきます。これは、東京にも因があるような気がします。ひとつには、SBのプレー精度です。とくにアタッキングゾーンでの徳永のプレーが不安定でした。肝心な局面でのトラップやパスミスが多かったような気がします。東京は右で仕掛けるチームですから、徳永のところでノッキングを起こすと、チームの攻撃リズムに及ぼす影響は小さくありません。

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もうひとつは、サイドアタックを封じられた時のBプラン、セカンドチョイスの発想が不足してました。セカンドチョイスは大まかに三つあります。ロングフィード、サイドアタッカーへの縦パス、それからサイドチェンジです。磐田守備陣の位置がそれほど高くなかったので、裏に抜けるスペースがそれほどなかったですし、出し手のCBにプレスがかかっていたこともあり、ロングフィードは封じられました。ルーカスとアーリアがバイタルエリアで基点となるシーンも今日は少なかったです。先にも述べましたけど、磐田がボールサイドに寄せ、ルーカスとアーリアがパスを受けるスペースを消します。残る発想はサイドチェンジです。磐田がボールサイドに寄せますから、逆サイドはスペースが出来ます。当然そこを狙うという選択はできたと思うのですけど、できない理由は外だけではないような気がします。磐田の守備はもちろん素晴らしかったのですけど、東京のとくにルーカスのコンディションがもうちょっとだったような気がします。さすがに連戦でしたし、その間スターターがずっと固定でしたので、疲労は避けられないと思います。

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一方磐田のアタックはというと、守備的なアプローチですから攻撃が犠牲になるのは致し方ないところ。ようするに駒野とセットプレー頼みで、最後は能力の高さは折り紙付きの2トップにフィニッシュを委ねるという作戦です。ターンオーバーしてもカウンターを急ぎません。いい形で駒野に渡すことを念頭におき、そのためのシンプルな攻撃ルートを全員で意識している印象があります。

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2トップは、どちらかというと金園が軸のような気がしました。ビルドアップには、金園のほうがよく絡んでいました。金園で作って前田でフィニッシュするイメージなのかもしれませんけど、エースを活かすアプローチを、これからもう一度整理する必要があるかもしれません。

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というわけで、東京がボールを持てるもなかなか磐田ゴール前にボールを運べないという攻防が続きます。守備過重な磐田もチャンスらしいチャンスを作れないまま時間が経過します。均衡をやぶったのは、セットプレーでした。

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前半29分。駒野のCKを伊野波がどんぴしゃ併せます。徳永がついていのたですけど、伊野波の前にモリゲがいたのでクリアすると思ったのかもしれません。東京0-1磐田。

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概ね磐田のプラン通りに進んでいた展開でしたけど、磐田が先制していっそうその様相が強くなってきます。ボールを持つのに攻められない東京と守備に集中する磐田。長澤さんは新任の臨時監督として、大いにその役を果たせたのではないかと思います。

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勝利の女神は、前半は磐田に微笑みかけます。磐田に追加点が入ります。前半40分。康裕のスローインを受けた駒野がアーリークロス。加賀が頭でクリアしようとしますけど素通りし、ゴール前に。中盤から上がってきた裕紀の足元にすっぽり納まります。裕紀は秀人とモリゲの間で受けワントラップして抜け出します。東京0-2磐田。

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攻めあぐねるなか、セットプレーとカウンターで効率良く試合を進められるという、ちょっと予想外の展開で前半終了。

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後半の入りは、磐田が素晴らしかったです。前半と変わらない集中力で、サイドへの追い出しと守備網全体のムービング、中央の閉鎖というタスクを繰り返します。しっかりとしたディシプリンに基づく戦い方にチーム全体が専心している印象を受けました。森下さんの退任に対する責任感と、初采配の臨時監督をサポートしようという想いを選手が持っていたのかもしれません。

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ピッチ上で打開策を見い出せずいっそう難解になってきたところで、ポポさんが動きます。ポポさんにしてははやめの判断だったかもしれません。ルーカスと加賀をナオと忠成にいっぺんに代えます。同時にシフトを2トップに変更します。このシフト変更そのものよりも、ナオのタスクとプレーが状況を打開しはじめます。ナオは右サイドに入りますけど、普段のサイドアタッカーではなく、ゲームメイカー役を果たします。サイドだけでなく、バイタルエリア中央や中盤、ゴール前など、縦横に移動してビルドアップの基点になります。スタートのシフトでルーカスとアーリアが果たしきれなかった役回りを、ナオ一人で担っていました。ナオ自身のコンディションもあると思いますけど、この頃から磐田の守備網にギャップができるようになってきました。藤田が捉えるには、ナオの行動範囲は広すぎたような気がします。もとより90分間ディシプリンを維持することはとても難しいことです。ちょうど一番しんどい時間帯に、ナオが投入されたのかもしれません。長澤さんも、康裕をぺク・ソンドンに代え、右サイドを活性化しようとします。この時のキーマンはナオだったので、むしろ左サイドを厚くすべきだったかもしれません。

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ポポさんが更に動きます。千真に代えて相太を投入します。ナオによって攻撃のリズムができてきたので、ボールを預ける軸を置いて、その周囲をアタッカー陣に狙わせようという意図でしょう。それがいきなり奏功します。

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後半28分。磐田陣での宏介のスローインを受けたヨネが、田中を背負いながらワンタッチで前方の相太へ。相太はゴール前でビョングクを背負いボールを受けます。体をうまくつかってビョングクを征し、左足でボールを押し出します。角度のないところからマイナスのクロス。この相太のプレーに磐田の選手4人がつられ、ゴール正面にぽっかりスペースができます。そこにいたナオに相太の出したクロスが納まりました。ナオはダイレクトで叩き込みます。東京1-2磐田。

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こうなるともう、スタジアム全体のムードは東京のものです。長澤さんは 大記に代えて脩斗を投入します。守備の強化というより、東京のリズムを絶ちたかったのでしょう。その意味では、カードがもう一枚あったのでギュンギュンか松浦を入れてアディショナルタイムを乗り切る策もあったような気がします。

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結局東京に渡ったリズムを変えることはできませんでした。そして劇的な同点ゴールが生まれます。

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後半アディショナルタイム。磐田陣深くの左サイドでナオが上げたクロスがゴール前で相太に合いますけど、ヘッドは大きなロブになりゴールライン際に落ちます。そこに宏介がいました。宏介は落ちたところをダイレクトでゴール正面に折り返します。そこに忠成がいました。東京2-2磐田。

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もう少し時間があったらすでに手負いの磐田を仕留められたような気がします。東京はあきらめることなくさらに猛攻をかけますけど、このままタイムアップ。東京2-2磐田。

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対極的な両チームの意図がぶつかり合う90分は、とても内容の濃い試合でした。サマライズすると、東京の攻撃力を磐田が耐えきるには90分はギリギリ長過ぎたということですね。まったくサッカーとはよくできたスポーツだと思います。

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最近のスターターの充実を見ると、オプションメンバーとの差の拡がりを懸念していました。だけど今日は、オプションメンバーが試合を変え、東京を救ってくれた、素晴らしいサポートを見せてくれました。この引き分けは、シーズンを考えるととても勝ちある結果だと思います。オリジナルの戦い方とはちょっと違うアプローチを仕掛けられるメンバーとその組合せがあるということは、チームに幅を持たせてくれます。

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きょうはひさしぶりにナオが輝いた日でした。ナオがゴールすると味スタの雰囲気が変わります。ナオのスタジアムになるんです。若い頃はサイドの縦勝負一辺倒でしたけど、ヒロミ体制でカットインシュートを覚え、いまゲームメイカーとして進化しようとしているのかもしれません。東京のリズムを代えてくれる選手として、ますます活躍してほしいです。

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シリアスな状況で、しかも十分な稼働時間のあるなかで相太起用はちょっとびっくりしましたし、嬉しかったです。さらに、現在アルチレイロである千真をあっさり下げる判断ですから、忠成を含め、いかに、アタッカー3人のレベルが接近した激しい競争をしているかがわかります。相太は期待通り、軸役として安定したプレーを見せてくれました。2点両方に関わりましたし。3人のなかでは局面のプレーアイディアという面で千真が一歩抜けていますので、当面は忠成とともにオプションだと思いますけど、変わらず準備してほしいです。

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長澤さんとの邂逅はほろ苦くはなく、また甘いものでもなく、いまにして思えばちょうどよかったかもしれません。磐田の監督後任人事がどうなるかわかりませんけど、長澤さんがマネージャとしてのキャリアのステップをひとつ上がったことをお祝いしたいと思います。

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ゴールデンウィークのサッカー祭りはこれにておしまいです。選手は疲れがたまっていると思いますので、しっかりリフレッシュして次節湘南に臨んでほしいと思います。

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軍師官兵衛先取りの旅 ―2013/5/4 福岡―

2013-05-05 23:04:17 | 旅行記

北九州の旅、最終日は福岡。来年の大河ドラマ「軍師官兵衛」のゆかりの地巡りでございます。大好きな岡田准一さん主演ですから、いまから楽しみです。博多に向け、佐賀を立ちます。

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黒つばめに乗りました。自由はほぼ満席でしたけど、ご家族三人連れの1席に座れました。そしたらそのご家族のお祖父さんが指定席券をくれました。なんでも指定をとったんだけど家族バラバラになっちゃうので自由に来たとか。指定がもったいないので誰かに譲りたかったんだそうです。自分は座れたので、立っていたおばあちゃんに譲りました。なんだかあったかい気分になりました。

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博多でございます。どんたく真っ最中。昨日鳥栖で、「山傘は楽しいけど、どんたくは踊りを眺めるだけっちゃねー」と聞いていましたので、どんたくはつまむ程度で。

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主目的は、こちら。如水公ですよ!。お願いしたら旗指物を広げてくれました。

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博多駅前に武将がw。一番右のかたの兜が長政公愛用の大水牛。色違いですけど、気持ちあがります。カメラ向けたらポーズしてくれました。

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それにしても、いい天気ですから暑いでしょうね。重いし。

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さあ、官兵衛の旅スタートですよ。まずはお約束。黒田節でございます。

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さーけはのーめーのーめ のむならーばー♪

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博多から大濠公園に移動しました。目指すは大濠公園でも舞鶴公園でもなく、東端。

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福岡城でございます。

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下之橋御門から入城です。正面は潮見櫓。

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男性的で力強い石垣です。

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城内の紹介が各所にあります。

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さあ、入城します。福岡城は初めてなのでワクワクです。

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母里太兵衛門です。

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福岡城址公園。左手を登ります。桜の季節は綺麗なんでしょうね。

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本丸に裏側から入ることにします。このように先細りの坂道になっています。防御を意識した造りですね。

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天守台です。

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天守台は、先ほどの石垣と違い野面積です。

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鉄の階段を上り、天守台に入ります。

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天守台地下層です。

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天守台の中を見れるのは珍しいです。福岡城ほどの大規模な城は、ほとんど天守閣が再建されてますから。ある意味貴重です。

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鉄の屋根があるせいで、屋根下の石垣は風雨劣化がなかったです。

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一層から地下層をみます。整列した大黒柱の礎石が見えます。

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天守台から。北側です。こちらが玄界灘になります。

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北東方向に、ヤフオクドーム。

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東側。博多の方向です。

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天守台の入口を上から見ます。とても細くなっていて、防御に優れているのでしょう。

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南側です。

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東南方面、平和台球場跡地の方向です。

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といいつつ、福岡城の天守閣は実際に建築されたのか、天守台だけで建物は存在しなかったのか、わからないのだそうです。

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想像図が天守台にありました。建物は資料がないのでわからないのでしょうけど、天守台から姫路城や松山城と同じく江戸初期に多い連立型だということはわかりました。大天守と小天守を繋ぐ廊下が細長く、ちょっと鶴ヶ城を彷彿とさせます。

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西側です。

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天守台を下ります。表側の玄関です。

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振り返ってみました。

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小天守台です。実際に登ってみると、とても雄壮で、大きなお城だというのがわかります。黒田家52万石の居城ですから、当然ですね。ちなみに福岡の地名は、我が地元岡山県の、名刀で有名な備前長船に由来して名付けられたのだそうです。黒田家の出が備前の福岡なんだとか。福岡の市は一遍上人絵伝で歴史の教科書にも出ますね。

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祈念櫓です。

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二の丸門跡です。

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三の丸は、平和台球場跡です。

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現在は鴻臚館の発掘調査が行われています。 -->