台風がきていたらしいのですけども
なんだか風がつよく。
一気に秋をはこんできましたね
季節がドラスティックにかわるようになって、ときの移り変わりにたいする人間の感性もかわっているのでしょうか
ボクらの東京も体制がおおきくかわりました。
大熊東京
9年ぶりの復活
おかえりキヨシ
どんなときも、ヒロシに「お前が好きだ」といい続けたボクらですが、今度はズンドコを歌おう!
ズンズン ズンズンズンドコ
さて、初戦をみる限りの大熊東京の印象です。
攻撃に関しては、城福東京を上手に進化させてくれたな、というのがボクの 見立て。
2トップ2ワイドワーフの石川を活かしたオーソドックスなスタイルで、平山が郵便受けしたセカンドを確実にひろい、サイドバックとワイドハーフが攻撃を組み立てるシステム。フィニッシュはハーフがサイドからそのままインサイドにドリブルインしてシュートか、クロス。
正常進化してるというのは、ビルドアップ時のポゼッションとゴール前でのテクニックの優位性を強調する方向性が攻撃のベースロードとして一致しているから。
課題は、ポゼッション率に(結果的に)殉ずるあまり、効果的な縦への仕掛けができなかった点。これを、ロングボールを平山にあてるという形で解決させました。
残った攻撃の課題は、ゴール数。夏以降、ショッツ・オン・ゴールを高めることを意識していたような気がします。グランダーをキーパーに向けてうつ意識したショットが多かったと思います。結果、コントロールが良すぎ、また威力が劣り、GKに捕獲されてしまってました。今節は、シュートの威力は増しましたが、オン・ゴール率は下がったようです。ようするに、どっちにしろ決定力は依然おおきな課題です。
平山のポスト受けが非常によかったですが、これは時々あったことで、年間通じて安定すると信頼できるまでには至ってません。大宮のCBが甘かった印象があるし。湘南も仙台も、当然対策をうってくるでしょうから、平山には引き続き正念場です。逆にいうと成長の大チャンス。
石川のパスミス、受けミスはいまに始まったことではないですが、序盤ペースをつかみあぐねる要因の一つです。基本的に使われる選手だと思うので仕方ないところがありますから、石川をハブとして使わず、改めて仕掛け人としての危険度をあげる向きにタスクセットしてあげるべきだと思います。
徳永が攻撃のリズムのタクトをふるっていたのですが、とくに上げ潮を凌がれた後とイーブンなクリンチ状態になったときの判断ミスが東京のリズムを狂わせている要因だと思います。視野が近視眼的というか、ショートパス中心に考えるあまり、出し先がみつからないときにバックパスをしてしまう。ロングパスで打開しなければならない場面も。
とはいえ、全般的には攻撃はよかったと思います。
継続できることを願うばかり。継続できれば、いずれ結果は出ます。
ポゼッションしているのに、前がかりになったところをカウンターをくらい、一発で沈んだ。守備はそんな印象です。組織的なミスというよりは、個の弱点を突かれているような気がします。1on1に必ずしも優位性がない。とくにディフェンスラインの隙間が弱く、そこをクイックにつかれるとバタバタしてしまうようです。
ただまあ、順位のわりに失点数は少ないし、ゴレアーダをくらった試合を除けばアベレージは少ないですから、個人的には合格点かなと思います。攻撃志向をとるのであればカウンターの失点は計算の範囲内でしょう。
リカルジーニョのチェンジ・オブ・ペースと北斗のフォローが秀逸でした。このセットなら、左サイドはどのチームにも優位性を保てるでしょう。
ただ、オプショナルが弱い。リカが下がってから威力の低下は顕著でした。ケンタロウがんばれの想いをこめて。
メンタル的なことも影響しているのでしょうが、ここ数節、試合後に座り込む選手が多すぎます。これもネガティブにうける印象。
決定力とコンディショニング。城福東京を悩ませ、ボクらをハラハラさせた課題は依然として残ったままです。てか、一朝一夕に解決策が見つかるものでもない課題だし。
だから、とりあえずリアリスティックにできる対策をうってきた点、ボクとしては大好評価です。
勝てれば、せめて点がとれれば、なおよかったんだけどなー。
残留に正念場の連戦です。
湘南戦はしっかりと勝ちましょう