ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

FC東京2014シーズンプレビュー

2014-02-22 22:28:21 | サッカー

開幕カード発表、全日程発表、日程詳細発表、フェスティバル、開幕戦チケット発売、選手名鑑発売と、小出しにJリーグが繰り出す「ほーら2014年シーズンの水はあーまいぞー」に誘われ、今年もウィンターシーズンを楽しく過ごしております。

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と言っていましたら、あっという間に今週末はゼロックススーパーカップ。関係ないので意識もしていませんけど、これを過ぎればもう、開幕カウントダウンウィークです。春はホントにもうすぐそこ。皆さん、浮かれる準備は出来ていますか?

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2014年シーズンをプレビューしてみたいと思います。今年、国内でPSMがありませんでした。フィッカデンティ東京の初期ロットは、ぶっつけ本番で確認せざるを得ません。

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なんと言っても一番大きな変化は監督の交代です。今年、ランコ・ポポヴィッチさんからマッシモ・フィッカデンティさんに代わりました。ですけど、自分はサッカーは選手が能動的に形作るもので監督はアレンジャーだと思っていますから、まず編成を確認してみます。

OUTは、ルーカスと大志が引退。ネマニャんが退団。アーリア、ヒョンス、北斗が完全移籍。丸山、容平がローンです。

INは、エドゥー、マテウス、圍、陸、よっち、翼が新加入。梶山、羽生、むっくん、志有人が復帰です。

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自分は2013シーズンの振り返りで、広島との勝ち点差9を埋められなかった原因として、下記を上げました。
・モリゲの相棒が定まらなかったこと
・攻撃陣の組合せが定まらなかったこと
・ゲームメイクのキーマンが定まらなかったこと
・精神的支柱になるリーダーの不足
・選手交代の判断の遅さ

それぞれに対して、補強の状況を確認します。
・モリゲの相棒…(マイナス)ヒョンス退団 (プラス)マテウス加入
・攻撃陣の組合せ…(マイナス)ルーカス引退、アーリア移籍 (プラス)エドゥー加入、梶山、羽生、志有人復帰
・ゲームメイカー…(マイナス)ルーカス引退とアーリア移籍 (プラス)梶山復帰
・リーダー…(マイナス)とくに無し (プラス)とくに無し
・監督の戦術力…(マイナス)とくに無し (プラス)未知数

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守備面では、加賀がいますから少なくとも昨年のクオリティまでは維持できる保証があります。ただそれでは加賀の安定感が増さない限り上乗せがありません。マテウスのフィットが当面の課題ですけど、マテウスは日本が初の海外経験でしかもスピードに難がありそうですから、未知数の部分が大きいです。現状では、安心できる補強ができたとは言い切れないでしょう。

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攻撃に関しては、昨年は結果的にルーカス依存度が高いチームになりましたし、加えて攻撃のコンダクターはアーリアでしたから、チームとしての攻撃の仕組みを一度壊さざるを得ません。梶山が長期離脱していますので、攻撃で軸になる選手がいません。エドゥーは純粋なアタッカータイプのようで、しかもサイドを好むようですから、ネマニャんに似たタスクでしょう。慶悟はもともとオフザボールのプレイヤーです。あえて言うならナオか相太ですけど、J1のクオリティ足り得るかは未知数。したがって、必然的にコレクティブな攻撃を志向することになると思います。うまくいかなかったときのオプションが少ないことが大いに不安要素です。

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プラス要素とマイナス要素を総合的に比較して見ると、昨シーズン同等の成績を維持するためには、編成の上ではルーカスの穴をエドゥーが埋めきれるかにかかります。アーリアの移籍は大問題だと思っていましたけど、結局アーリアの適正を見極めきれなかったので、かえってスッキリしたような気がします。多少の負け惜しみを込めてw。

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もしも優勝を目指すなら、勝ち点9以上を誘引するプラス要素が必要です。まず最低でも安定したシーズンを送るため、つまり残留争いに巻き込まれないためには、フィッカデンティ監督の作戦立案力とマテウスの守備力が鍵を握ると思います。ここが崩壊するとかなり厳しいシーズンも覚悟しておく必要があります。ここをクリアし更に上位に絡むためには、千真にしろ相太にしろトップの選手が昨年以上の数字を残すこと。それに、コレクティブな攻撃を志向するなら、セカンドアタッカーである二列目、三列目が得点を上げることが求められます。

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ようするに、編成が大きく変わっていないのでゼロからのチーム再構築ではないにしろ、未知数の領域が広い読めないシーズンになりそうです。願わくば、ポジティブなほうに傾いて欲しいと思います。

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フィッカデンティ監督のサッカーが未知数なだけに、昨年の課題をベースに今シーズンを考えるのはナンセンスなような気がします。もっとドラスティックな変革なのかもしれません。フェスティバルで阿久根さんが仰っていましたけど、広島との差を埋めるテーマとして、現状の攻撃力を維持しつつ、同時に守備に重点を置いているようです。この点については、昨年の課題を踏まえたものですから合理的でしょう。ただ、そのための方法論が大きく異なりますから、課題に基づいたステップ論ではなく、もう少し大きなイメージで課題を捉えたほうがいいかもしれません。

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というわけで、フィッカデンティ監督のサッカーを紐解く必要があるんですけど、残念ながら今年はPSMがなく確認できませんでした。メディア報道とSNSでは、フォーメーションが4-3-3であることしかわからず、サッカースタイルや約束事、総合的なシステムは伺えません。アンカーを1枚置く3センターはJリーグで成功した前例がありません。でも、状況がわからない以上、過剰にネガティブになる必要はないと思います。もちろん、ポジティブに考えることもできないわけですけど。

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とにかく未知数ですから、まずは成績云々ではなくフィッカデンティサッカーを冷静に見ていきたいと思います。今シーズンの展望は3月を見てからでもいいかなと思います。とはいえ、シーズンインとともに戦いは始まりますから、3月中の相手は抑えておかないといけませんね。いきなり柏、川崎、清水という難敵が待ち構えています。勝敗の課題としては、昨年の取りこぼし3試合分を拾えるようにならないといけませんから、甲府と神戸も勝ち点を逃せられません。あらためて昨今のJのどんぐりの背比べ感を禁じえません。その意味では、未知数の分だけ序盤から苦戦する状況も考え得るわけですから、ボクらサポーターもある程度の辛抱を求められる心構えをしといたほうがいいと思っています。

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個人的にリスクテイクは嫌いではないですし、例によってポジティブに考えれば、リスクがある分楽しみもいや増すと思っています。

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リスクについては、ヨネが開幕から離脱する上、練習試合の成績も芳しいものが伝わりません。チームが苦心していることは想像に難くありません。大事なことは、すべての選手、スタッフ、できればサポーターが、チームが取り組んでいる方向性に疑念なく、成績如何を問わず自信を持って信念を貫けるか、にあります。そうであれば、フィッカデンティサッカーが東京にフィットすれば、いずれ必ず成果は出ると信じています。

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ちょっとネガティブな印象をお受けになったと思いますけど、どうかご容赦ください。もちろん杞憂で、開幕から快進撃する可能性もあります。サポートする側にとって大切なタスクは、苦しいときにチームを支えることですから、心の片隅にでも心構えだけでも備えておいたほうがいいと思っています。

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いずれにしても、監督・スタッフを含め、新しい顔ぶれになりましたから、楽しみも十分に用意していただきました。Jリーグ初のイタリア人監督を歓迎します。ちょっと異端とはいえイタリアをベースにするサッカーを間近で、しかも定期的に確認できる環境に感謝です。サッカーファンとして、とってもとっても成長の糧になると思います。とくにやっぱり守備の仕組み作りを勉強できることに期待しています。エドゥーはシャルケ時代にテレビで見ていました。ふと思うと、そんな選手をリアルに観賞できることは至上の喜びです。ディエゴ・フォルラン何するものぞ。青赤にはエドゥーがいる。ブラジリアンCBは対人守備力に突出した印象が強いです。ロナウダンしかりシジクレイしかりジャーンしかりジェシしかり。いまの東京に求められるのはそれだけでなく、安定感に裏付けされたスピードと攻撃力と高さ。マテウスがどんなタレントを持ったDFなのか、とても楽しみです。エドゥーとマテウス以外の新加入は、即戦力というより将来性ですね。東京でしっかりプロとしての下地を作って欲しいです。フィッカデンティ体制に変わってもうひとつ注目しているのは、ちびっ子枠の復活です。羽生、河野、翼が活きる場ができるかな。いずれ、枠というより組合せですから、それぞれの特長のなかで頑張ってほしいです。願わくば、選手、スタッフ、サポーターみんなの思いがいい方向に向きますように。

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個人的には、SOCIOになっていまだ達成していないリーグ戦全戦参戦に挑戦してみたいと思います。今年は極端な遠方が少ないですからチャンスだと思うのですけど。難しいだろうな。注目しているのは、加賀はもとより志有人です。昨年、1試合だけですけど長崎でのプレーを見ました。そのときの印象がとても強かったのです。ずっと右肩上がりだった下部組織出身選手の活躍が、ちょっと踊り場に差し掛かっているような気がします。そんななか、長崎でJ2加入初年度の活躍を支えた志有人は、ホープとして大いに期待したいと思います。

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さあ、いよいよ来週から長い長い2014シーズンが始まります。今年はワールドカップブラジル大会もあります。東京の代表候補選手には、チームだけでなく代表でも頑張ってほしいです。チームとしては、まずは高望みすることなく、ひとつ一つの試合をしっかり戦ってくれるように願いたいと思います。何があってもサポートする気持ちは絶対に変わりません。今年も我らが青赤が生活のなかに居てくれることに、感謝しつつ、いっぱいいっぱい楽しみたいと思います。Vamos 東京!。

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d47落語会第6回「佐賀県」@渋谷ヒカリエ20140221

2014-02-22 16:19:06 | アート・文化

2週続けて大雪の荒天でしたけど、ようやく穏やかな1週間を過ごせました。ようやく鉄道と高速道路は復旧しましたけど、山梨をはじめ、いまも各所でまだまだご苦労が続いています。ヴァンフォーレの開幕戦小瀬開催は中止となり、霞ヶ丘になったようです。1日も早く平穏な暮らしに戻られますことをお祈りします。

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落友(落語友達)の「落語聴かね?」の誘いで、久しぶりに落語会でございます。ずっとお聴きしたかった花禄師匠の落語会にお邪魔することにしました。

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d47落語会第6回「佐賀県」でございます。

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d47は、D&DEPARTMENTさんが主催する、47都道府県にフィーチャーしたイベントプロジェクトの一環です。d design travelという旅行誌を軸に、展示会と落語会で構成されます。落語会は、藤井青銅さんが作るその県にフィーチャーした新作を柳家花禄師匠が板にかける形です。これまで、東京都、山口県、沖縄県、山梨県、富山県で開催され、今回の佐賀県で第6回です。毎回東京と地元の2回開催で、今日は東京回@ヒカリエです。

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ヒカリエ8回フロアのど真ん中にイベントスペースがあります。普段はオープンなのですけど、有料イベントの時はカーテンで仕切られるようです。末広亭をもうちょっと小さくした落語小屋くらいのサイズ。客席はフラットですけど、高座の位置が高いので後ろからでもずいぶん見やすいです。表情が楽しみのひとつである落語は、やっぱりこのくらいのサイズがいいです。

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二番太鼓が鳴り、司会のかたの挨拶のあと、師匠登壇です。

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今回が6回目で、今日がお客さんが一番多いんだそうです(そういえばほぼ満席でした)。最初の回(東京回)は、この辺り(高座の前)のブロックくらいしかお客さんがいなかったんです。60人くらいかな。それもdの職員さんが混ざっているって後で聞いたんです。だいたいそういうことは後で聞かされるんですね。先に話しちゃうと花禄のモチベーションが下がっちゃったらいけねーってんで。尻上りにお客さんが増えてきてまして、47都道府県をクリアするのにだいたい12年くらいかかるんですけど、最後はこの上のOrbでやって2,000人くらい入る予定なんです。毎回スタンプラリーやってるんですけど、今日初めてのかたがいらしたら、スタンプ押しますから、たぶん、後ろにカードありますから貰ってくださいね。2,000人もいると押すだけでいつまでも終わんない。お客さんは果たしていつ帰れるのかなと。私、弟子が10人くらいいるんで、私のお面を被らせてスタンプ押すか、いっそスタンプをどっかにぶらさげといて自分で押してもらおうかと考えています。
今日の会場を見渡すと、とってもカラフルですね。普段落語会に来ないかたもお見えだと思います。だいたい落語会っていうと、こう高座から見るとグレーなんですね。佃煮みたいな色なんです。年上の人ばっかり。今日は年下のかたもいらっしゃいますね。落語のイメージって、どこかとっつきづらいというか古臭いというか。この落語会はD&DEPARTMENTの企画なんですけど、そんな垣根を越えて、まだバレていない人たちに落語って面白いって幻想を植えつけちゃおうって主旨なんです。さっきそこで出番を待ってましたら、コクヨのほうに行く女性連れがね、「落語って何だろう?」って言うんです。私の前でですよ。同じ日本人かと思いました。さっきの人がこの会場を見たらびっくりするでしょうね。こんなに人がいるのかって。秘密クラブじゃないかって怖がるかもしれませんね。
なんつったって、真央ちゃんですよ。この会のお稽古とかなんとかありまして、リアルタイムでは見れなかったんですけど、朝見ましてね。初日はびっくりしました。でも仕様がないんですよ。心が揺れるって誰でもあること。揺れるほど心がピュアってことですよ(会場大拍手)。私もこんな気持ちで話す落語って職業をしてますから、わかるんです。ノーミスなんて無いんです。初日の真央ちゃん、滑走順が一番最後でしたでしょ。あれ、大変なんです。リンクも傷だらけでしょ。私も落語会でトリを勤めることがあるんですけど、荒くれ者の品のない芸人が暴れまわって、お客さんどっかどっか大爆笑でもう笑い疲れてお腹いっぱいって時に、花禄の落語にお付き合いをって、もう辞めてと。そりゃあ受けませんよ。平常心で出ろってできないですよ。ロシアの選手でしたっけ、会場がワーワー言って大変なときに出るのはしんどいと思いますよ。
そこへ行くと今日の落語会は楽なんです。皆さんピュアでしょ。誰にも荒らされてない高座って、皆さん聴き疲れてないから。えー、今日は古典を一席と仲入りがあって新作をやって、その後トークショーという構成です。落語落語でちょっと頑張って、トークショーはもうダラダラと。皆さんもうつらうつらしてていいんですよ。今日は、d47今年最初です。ようこそのお越し。
真央ちゃんを見てると、the日本人ですね。とっても謙虚。好きですねー。メダルがすべてじゃないじゃないですか。メダルなんてどうでもいいんです。楽しそうに頑張ってやってる姿を見られたらそれでいいんです(大拍手)。メディアが騒ぐじゃないですか。あれもthe日本人ですね。日本人はスポーツ選手に技術と人格の両方を求めるんです。相撲なんてそうじゃないですか。モンゴル人やアメリカ人に品格って、日本の価値観の無理強いですよ。
落語の世界も、江戸の頃から今とではだいぶ違っているんです。恋愛なんかも、昔は家柄が一番大事でした。それから奉公というのがあって、小僧さんがお店で下働きをするんですね。年季が明けても御恩奉公っていうのがあって。奉公してる小僧さんの楽しみって、1年に1度だけ実家に帰ることなんだそうです。むかしもいまも、仕来りや規則って大事にされます。という流れから、「おせつ徳三郎」から「花見小僧」。
(定吉が主人に花見でおせつと徳三郎が逢引したいきさつを白状したところで)、ここから徳三郎が追い出され、おせつが無理やりお見合いさせられ結婚するってことになり、それを聞いた徳三郎がおせつとその相手を斬って自分も死ぬって言い出すってこれから面白くなるとこで、今日はおしまいっ。会場から「えー(´Д`)」の声がw。

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仲入り後、ふたたび登場した花禄師匠は、うってかわって珍しい洋装です。白とライトブルーのストライプのシャツに白のネクタイ。鮮やかなブルーのカーデガンとチノパンです。爽やかです。

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えーこんな格好です。新作です。私、同時代落語と呼んでおりまして、何度かお見えのかたはご存知だと思いますけご、もうかれこれ5年くらい、現代物の新作をやるときはこの格好でやってます。最初は戸惑っていましたけど、5年もやるとお客さんのほうが慣れるもんですね。慣れなんです何でも。よく聞かれるんですけど、衣装にテーマはないです。青を来てますけど、佐賀をイメージしたわけじゃない。さきほどピンクの羽織でしたけど桜をモチーフにしたわけじゃなく。ただなんとなく爽やかに出たかったんです。
佐賀県です。私、九州に行くことが多いんです。佐賀は行かないですねー。旅行すればいいんですけど、自分からは行きづらいんですよ。なんか切ない。やっぱり落語家はお呼ばれして行かないと。自分から行って落語さしてくださいなんつっても、何しに来たのって。九州は福岡が一番多いですね。円楽師匠が主催されている博多天神落語会っていうのがあって、私も何度かやらせてもらいました。福岡は北九州にもよく行きます。私の祖父の五代目小さんに縁があるんです。鹿児島も行きます。鹿児島は東京の芸人がビビる場所なんです。ご存知三遊亭歌之介師匠のさつま弁落語が強烈ですから、鹿児島であれをやるとどっかんどっかんなんです。鹿児島の人の基準があれになっていると思うと、とてもじゃないけど東京の落語なんて怖くてかけられない。10年前に南日本新聞さんに呼ばれていったら、意外なことにウェルカムな雰囲気なんです。花禄でも聴いてくれました。スイッチを切り替えてくれるんですかね。まあ歌之介師匠と一緒に出たらどうかわかりませんけど。熊本は昇太師匠との二人会をずっとやっていて、今は
それぞれの独演会がいまも続いてます。宮崎もちょろちょろ行きます。大分は亀の井さんでやります。長崎は、落語好きのおっちゃんが「もってこ~い寄席」ってのをやっていて呼ばれます。もってこいっていうのはもっと持ってこいって意味なんですね。もってこいって言われたら、落語をもっと聴きたいってこと。でも、いっぺんも言われたことないですね。
佐賀県。佐賀は通るだけなんです。ところがこのd47のイベントが決まると、申し合わせたように佐賀からお話をいただくんです。武雄と鳥栖で落語会やりました。どちらも500人くらい。dの佐賀の回が3月27日にあります。その前、ちょうど来週27日に佐賀市で独演会やります。中学校でも落語会やります。スタンプは押さないけど。真打になって20年ですけど、ずーと佐賀とは縁がなかったのに、dをやると連鎖するんですね。富山でもそうだったんです。dの一ヶ月前に米団治師匠、正蔵師匠と三人会やりました。700人くらい来ていただきました。富山では奇跡的なことなんだそうですね。たしかに通りを見たら人っ子一人いない。佐賀はねえ、新幹線通りましたでしょ。佐賀は通過するだけだったんですね。手を降るだけ。むかしから佐賀は、交通の要所だったそうですね。西は長崎、南は熊本、鹿児島。だから佐賀は、旅人が立ち寄る場所で、旅館が多いんだそうです。今日はそんな旅館のお話です。という流れから、「皿美人」。

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「皿美人」は、「左甚五郎」などのパターンをモチーフにした落語です。人気のない旅館に長逗留する風采のあがらない老人に主人が宿代を請求すると、実は酒井田栗衛門って有田焼の絵付け師で、宿代のかわりに有田焼の皿に卑弥呼の絵を書きます。この卑弥呼、夜な夜な丑三つ刻になると皿から出てきます。実は吉野ヶ里にあった邪馬台国から呼んできちゃったとか。これが評判になり旅館は大賑わい。卑弥呼もまんざらではなく、佐賀牛や小城羊羹やブラックモンブランなどの佐賀名物につられて、夜10時と丑三つ刻の2回講演になります。これを妬んだのが、もう一つの邪馬台国伝説を持つ奈良県です。奈良県は卑弥呼に刺客を送ります。刺客はお客を装って旅館に泊まり隙を見て絵に細工をして卑弥呼を皿に閉じ込めます。卑弥呼を出したい佐賀の宿と出したくない奈良の刺客の戦い。勝利の女神はどちらに微笑む?、というあらすじ。

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第三部のトークショーです。花禄師匠に加え、脚本家でd47で県の落語を書いている藤井青銅さんを迎え、ホストはD&DEPARTMENT主催のデザイナー ナガオカケンメイさん。

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d47は東京と地元の2回開催ですけど、それぞれウケかたが違って面白いそうです。地元のほうは割合「ウケ」を取りやすくって、地元のひとしか知らない特産(今日もブラックモンブランが出てました)や、下手な方言(今日も、地元ではないけど超適当な奈良弁が大ウケしてました)を入れたらウケるんだそうです。でも、あんまりやり過ぎると今度は東京でウケないので、汎用性を持たせているそうです。実は佐賀回は一箇所だけ東京回に無いところがあって、台本に赤字で書かれているそうです。舞台は小旅館ですけど、台詞のなかに老舗旅館のあけぼのが登場するんだとか。
毎回県の落語は県に奉納されるそうです。Wikipediaの県のページに、県の花とか鳥とかを紹介するフレームがあるけど、そこに県の落語を入れるのが夢なんだそうです。奉納された落語は、その県のなかだったら誰でも自由にかけられるのだとか。奉納と言っても勝手やっているだけだったのですけど、今回初めて佐賀県に正式に奉納されることになりました。な、なんと、古川佐賀県知事がお見えです。落語を観賞されていた知事の感想は、佐賀をどんな風に紹介してもらえるのか、子供の学芸会を見るようでハラハラドキドキしたそうです。佐賀は合衆国のような県で、佐賀、唐津、鳥栖、有田、伊万里、武雄など歴史と特長を持った自治体が集まったお国柄なので、ひとつでも欠けると困っちゃうんだそうです。藤井さんもそこを配慮され、いちおう満遍なく紹介したつもりだとか。ここで目録が用意されます。奉納されるのは県の落語の台本とDVDと花禄師匠のてぬぐい4枚。DVD用に映像を録画していました。もちろん中身はまだなく、目録だけ。佐賀回で佐賀県に手渡されるそうです。ただ、タダでは渡せないと、なぞかけをして答えがよかったら奉納するってルールになりました。お題は事前に知らせてあって、佐賀県では、なぞかけ会議を開いて日夜議論を重ねたそうです。その模様が5枚くらいのパネルで紹介されてましたw。当然、その間の公務は停止w。なぞかけ会議の結果10本くらい候補ができて、そのうちの最優秀作を披露していただきます。
佐賀県とかけて
パンパースと解く
そのこころは
九州で一番でしょう
見事合格。ちなみにパンパースを日本で最初に販売されたのが佐賀県なんだそうです。
会場のお客さんから、奉納式をフォトセッションにしようって提案がありました。みんなでSNSで奉納式の様子を伝えたら、d47と佐賀県のいいPRになるってことで。花禄師匠、藤井さん、ナガオカさん、古川知事が快く応じてくださいました。普通著作権が壁でなかなか無いことなんですけど、アットホームな落語会ならではですね。

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奉納式が終わると、ナガオカさんが急に静かになってしまいました。大仕事を終えて虚脱感が出たそうですw。奉納された県の落語は、ぜひ県民の皆さんに忘年会の余興とかで使って欲しいとのことです。

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質問コーナーになりました。d47で採用される県の順番は、メディア向けに答えるとランダムなんだけど、実は大人の事情があって、d design travelに予算をいただけることになった自治体が優先なんだとか。そりゃあそうですよねw。自治体さんの惜しみないご協力をお願いしますとスタッフのかたが仰ってました。
佐賀県が用意したなぞかけの答えの残りを聞きたいというオファーは、主催者側がやんわりと配慮されていました。
県の落語を他のプロの噺家さんが地元でかけてもいいのかという所は、事前に花禄師匠に一言くださいとのことです。藤井さんはd design travelの内容を予備知識にしないで県の落語を作るんだそうです。D&DEPARTMENT側も同じで、どんな話になるかは板にかけるまでわからないんだとか。新作落語は初演の噺家さんから離れることがあんまり無いんだそうです。どうしても初演の噺家さんと比べることになってしまうから。新作は初演のひとが作ることが多く、イメージが張り付いてしまっていて、他の噺家さんはやり難いんだそうです。まあでも県の落語は奉納したので自由にやってもらっていいけど、あんまり人気が出るようなら、誰のおかげでって言い出すよ、ですってw。
自分たちも同じなのですけど、初めてd47に来たお客さんから、過去の県の落語を聴くにはどうしたらいいのかと質問がありました。何かの形で発表する計画はあるそうです。その場でいろいろ企画が上がりました。数回分まとめてDVDかブルーレイにすれば、自分の県だけじゃなく他の県のことも知れるから、他の県に興味を持つ機会になるんじゃないかとか、iTunesみたいなダウンロードサイトで一回分だけダウンロードできるようにするとか。スタンプラリーどうするって話になり、DVDを会場に持ってきたら過去のを押すとか、DVDにシールをつけて自分で貼ってもらうとか。いまのところ、スタンプラリーが全部揃ったらどうなるのかは考えてないんだそうですw。30分延長とか(何を?)ヤクルトあげるとか。その前に、12年も経ったらカードなくしたりボロボロになったりするけど、どうする?って問題も見つかりましたw。スタンプは最後に押すんだけど事情で途中で帰った人はどうするってことになり、今日聞き逃した人いますか?ってナガオカさんから質問があったのだけど、いまその場にいる人に聞かれてもねえw。
さっきも話題にありましたけど、東京と地元でウケかたが違うのでDVDが出たらチェックすると面白いかもとのことです。あと、山梨の回は、東京と山梨で師匠はどっちも間違えているんだけど、間違えた箇所がそれぞれ違い、2回で一人前なんだそうです。いっそ背景をブルーバックにして、後で編集でごまかせるようにするかって。
d47は、同時にd design travelをベースにした展示会を併催しています。おなじくヒカリエ8階です。d design travelのページに沿った展示で、面白いです。なにしろ展示されている品のデザインが、新旧いずれもキュートなんです。
最後に次回の告知がありました。次回は福岡県。福岡開催は7月3日(木)、東京開催は7月11日(金)です。

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楽屋はありません。幕を下がると廊下です。

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なんとなーく閉幕しました。花禄師匠はそのままスタンプを押すため会場の後ろに行きます。藤井さんもナゴオカさんもお客さんと話をしていて、いい感じにゆるいですw。お客さんとの距離が近いというか、ほぼありませんw。スタンプカードを貰い、師匠に押していただきました。「つぎの落語会もお邪魔します」とお声がけしましたら、「ありがとうございます。お待ちしてます」と握手していただきましたー!。

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ほんわかとアットホームで、とっても楽しい落語会です。それでいて馴染みの無い県のことを落語で楽しみながら勉強できますから、大満足です。佐賀は毎年鳥栖にお邪魔していてまったく馴染みが無いわけではありませんけど、サッカー旅だけで佐賀のすべてを知れるわけではないです。d47は、地元に密着した魅力を伝えてくれるので、幅も奥行も拡がります。12年間、通い詰めたいと思います。素敵な出会いでした。

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札幌の旅 -20140215 アサヒビール北海道工場-

2014-02-18 21:17:30 | 旅行記

先週の47年ぶりの大雪につづいて、今週末も大雪に見舞われました。豪雪に見舞われた地域で少しづつ道路や鉄道が動き出し、救助や支援が始まりましたけど、今も続く孤立や立ち往生に遭われている被災者の皆さまが、ひと時でも早く安心できる生活に戻れますように願います。支援の皆さまの素晴らしい行動に、篤い賞賛をお送りします。

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自分は木曜日から仕事で札幌に行っていて、今回の大雪は、降雪中は回避できました。もともと土曜日まで居る予定だったので、結果的に交通も問題なく。なんだか申し訳ない気がします。

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今日、2月18日はアサヒスーパードライプレミアムの一般発売開始日です。それを記念して、アサヒビール北海道工場にお邪魔しました!。

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仕事明けの金曜日です。冬の札幌をぶらぶらします。北海道大学です。

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Dr.ウマーク先生w。

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ウィリアム・クラーク先生です。像の近くに出張のビジネスマンっぽい人がいまして、「クラーク像ってこれだけですか?」と聞かれました。どうやら、羊ヶ丘展望台の有名なクラーク像が北大キャンパスにあると思っていたそうです。そう思う人も意外と多いのでは?w。

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キャンパスに残る、数少ない札幌農学校当時の建物の一つ、古河講堂です。

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もう一つがこちら。

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時計台です。

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ご存知のように今はキャンパスにはなく、大通りの近くに移築されています。農学校では演武場だったそうです。

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サッポロビールのシンボルにも使われているレッドスターは、北海道開拓使の象徴なんだそうです。

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ひさしぶりに訪れました。中に入れるみたいなので、次は入ってみたいです。

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今回の旅の主目的はこちら。

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アサヒビール北海道工場です。現在、札幌市内唯一のビール工場です。地下鉄白石駅から10分弱。雪道を歩きますと、ちょっとした運動になります。

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工場を見学できます。予約制ですけど無料です。

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13時からのツアーに参加しました。参加者は10名くらい。ツアーの最後に試飲できるのですけど、どう見てもタダでビールを飲みに来てる風のおっちゃんもいましたw。

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エントランスロビーの天井が素敵です。

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実際に使われていたビア樽。

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定刻になりますと、ガイドさんが来てツアーが始まります。ガイドさんは8年目の方でした。フレンドリーな方で、慣れたご様子です。いろんなお客さんの難しい質問に鍛えられましたと仰っていました。ツアーはまず、2階に上がって10分くらいの紹介ビデオを見ます。小ぶりですけど、ちゃんとした映写ホールがあります。現在は無いのですけど、以前は工場内まで鉄道が通っていたそうです。現在は、サイクリングロードになっているそうです。紹介ビデオを拝見して、アサヒビールが品質と鮮度の拘りに強いポリシーを持っていることが分かりました。品質と鮮度を保つ仕組みを、太鼓判システムというのだそうです。映写ホールを出て、いよいよ見学が始まります。

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見学は、製造工程に従って見ることができます。最初に、操業当時に使われていた銅製の仕込窯が出迎えてくれます。

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まず原料について説明をいただきます。

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ビールの苦味を作る大役者、ホップです。皮を剥いて中の黄色の部分を使うそうです。

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大麦です。焙煎した麦を使うと黒ビールになるそうです。

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試食できます。意外と美味しいです。

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米、コーンスターチなどの副原料です。副原料を入れることで、よりスッキリした味わいになるそうです。逆に副原料を入れないものを麦芽100%といいます。コクが強調されるんだそうです。

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いよいよ製造工程に入ります。まずは仕込。麦汁を作る工程です。ここまではウィスキーと同じです。以前、生麦のキリンビール工場で麦汁を飲んだことがあるのですけど、割と飲めます。あまーいお汁な味でした。

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この仕込樽のなかを通ります。

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内部はこんな感じです。麦汁になった気分w。

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天井はこんな感じ。

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続いて、発酵と熟成の工程です。ここからアルコール分が醸成されます。麦汁までは誰でも飲めるのだけど、発酵工程からは酒造免許を持った人でないと飲めないんだそうです。ガイドさんも飲ませてもらったことがないと仰っていました。どんな味なんでしょうね。

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発酵タンクの模型を通りますw。

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こちらは本物の発酵タンクです。もちろん中には入れません。発酵されちゃいますから。

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チーズのような発酵タンクの模型の中。

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こちらは熟成タンクの模型。熟成されています。ビールになーれビールになーれ。

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ここからは模型ではなく本物の製造工程に入りますので、撮影はNGです。ちなみに週末は工場が稼働していないので、実際に製造している様子は見られませんでした。
ろ過室を見ます。廊下からガラス越しに見られます。アサヒビールは品質と鮮度に拘ることがポリシーなんだそうですけど、ろ過工程が最も顕著です。ろ過タンクには通常は上からビールを流し込むのですけど、アサヒさんは下から入れるのだそうです。これは、酸化を防止するためだとか。下から入れることで空気を入り難くしているんだそうです。ろ過タンクの中には細い棒が何本も入っているそうです。その棒の内部がフィルターになっていて、ビールが棒を通ることでろ過されるんだとか。スーパードライのスッキリとした味わいは、ろ過を経て作られているそうです。
続いて生ビールの樽詰めの工程です。ビア樽は30年使用できるそうです。エコですね。工場に帰ってきたビア樽は一旦綺麗に洗浄されます。この時もひっくり返して逆さにします。洗浄後にビールを注ぐのですけど、その際に空気が入らないようにする工夫なんだそうです。樽詰め工程はなぜかプロジェクションマッピングで紹介されます。
外飲みの次は家飲みということで、次は缶詰です。缶は別の会社で製造されます。缶本体と蓋が別々になっているそうです。大きな円盤状の機械に蓋の無い缶が運ばれビールが注がれます。同じ部屋に蓋を閉める機械があり、ここで缶詰が一気に行われます。
次は大きな部屋を見学します。缶のキズなどをチェックし、箱詰します。アサヒビールは品質と鮮度に加え、無駄を無くすため、受注生産方式をとっているのは、スーパードライの発売以来有名ですね。北海道工場では、一日90万リットルのビールが製造されているそうです。それでいて、同時に製造に従事する作業員は10名なのだとか。業務は交代制になっていて、計25名で作業しているそうです。
本物の製造工程最後は印字です。缶の底に、賞味期限、製造年月日、ロット番号が打たれていますけど、缶を傷めないように空気圧で浮いたベルトコンベアの上を流れる缶に、超速で印字していきます。三本の筒があって、そこを通ると印字されるそうです。
製造工程最後は、官能検査についてです。なんだかエロチックな名前の作業でびっくりしますねw。品質チェックのことです。その日製造したビールを、社内の資格試験に受かった検査員がチェックするそうです。以前、ビールのテイスティングでは、味が混ざらないようにするためにパンを齧ると聞いたことがあります。アサヒビールでは、ヤマザキナビスコのプレミアムクラッカーを使うそうです。これにて製造工程の見学はおしまいです。

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アサヒビールの歴史年表です。アサヒビールの前進は、1889年に鳥居駒吉翁が大阪に作った大阪麦酒会社です。1892年には最初のアサヒビールが発売されたそうです。1906年に札幌麦酒、日本麦酒と合併して、大日本麦酒株式会社になります。

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終戦後、財閥解体により、1949年、朝日麦酒株式会社として独立。今に至ります。

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FC東京フェスティバル2014 presented by 東京ガスライフバル

2014-02-11 22:31:41 | サッカー

大阪から帰京しましたら、雪もかなり溶けていました。

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今週は、ファン感謝イベント祭りでございます。今日は「FC東京フェスティバル2014 presented by 東京ガスライフバル」でございます。

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大雪で開催が心配されましたけど、大雪過ぎてJRAの府中開催が土日とも中止となり、無事開催されました。それでも、まだまだ残る雪の処理を、前日に東京スタッフで5時間かけて作業されたそうです。ありがとうございます!。

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11時30分くらいにゆるゆる参りました。入口は今年もごった返してました。去年より多いかもしれませんね。JRAも粋なはからいで、青赤バナーです。

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とりあえず横丁でお昼をいただいて、イベント巡りスタートです。今日は競馬場内の各地で同時並行でいろんなイベントがあって、全部見たいのだけど選ばないといけません。それがかえって楽しいんです。見れなかったイベントは、あとで他の青赤さんから聞けばいいわけですから。

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まず最初に参加したのはイーストホール。アカデミー講座です。登場するは、U-15むさしの中村忠監督と、北慎コーチです。司会は土屋さんと一平さん。

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まず北さんからアカデミーの構成の説明がありました。U-18は38名、U-15はそれぞれ54名ずつ。アドヴァンスは約200名だそうです。セレクションにはだいたい1,500名くらいの応募があるんだそうです。狭き門ですね。北さんが担当したトップの選手は、健太郎、よっち、拳人、のんたんだそうです。新加入になるよっちはユースの頃から、とにかく負けん気があって、強いメンタリティを持った選手だったそうです。そのパーソナリティをグランドで表現できるところが、よっちの良さなんだとか。
忠さんはヴェルディから移籍して、今年で加入3年目。ライバルとし見ていた東京ユースでとくに印象に残っているのがは、権田とむっくんとか。権田はいくらシュートを打っても入らず、蹴飛ばしたくなるくらい悔しかったそうです。むっくんも、当時はCBでしたけどカバーリングが巧みで、それでいてクールで、殴りかかりたいくらい悔しかったそうです。それとカズ。カズはリーダーシップが印象に残っているんだとか。ヴェルディユース時代の河野を見ているそうです。今も変わらずやんちゃなイメージのまんまだけど、今では少なくなった、とにかくサッカーが大好きなサッカー小僧なんだとか。サッカーやってなかったら悪さばっかりしてたかもですって。
ここだけの話ということで、東京ユースとヴェルディユースの違いを忠さんが話してくれました。外から見た東京は、守備が堅く勝負強いチームだなと思っていたそうです。ヴェルディのほうが、代名詞のドリブルに象徴されるように攻撃志向と思っていたそうです。ところが、東京に入ってみると印象が変わったそうです。テクニックや攻撃のアイデアを持った選手が多くいてとても攻撃的だと。梶山のような選手がこれからどんどん出てくるようになるんだとか。むさしは今年、関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部昇格しましたけど、監督コーチの尽力というより、スクールをはじめこれまで育成で積み上げてきた成果が表れたことだと謙遜されていました。
東京の育成では、個々の選手がサッカーのみならず人として成長することを目指しているそうです。育成のチーム理念も、プレーや生活のなかで、自分がいま何をすべきか自ら考える習慣をつけ、自立したプレイヤーに育つことを掲げているそうです。練習は火水金土日。平日は学校を終えて2時間。家族、学校、クラブが三位一体となって選手個々のケアをする体制を作っているんだそうです。今日も忠さんにむさしの選手から受験合格しましたって電話があったそうです。U-15は深川とむさしに分かれていますけど、U-18を含めクラブスタッフみんなで両方のチームを見守っているんだとか。そんななかで、トップ昇格したり、トップで活躍する選手が出ると、格別の喜びなんだそうです。
FC東京2015VISINでは、育成年代出身者がトップチームスターティングメンバーに5人入ることを目標に掲げていますけど、東京都を代表するクラブとして、やはり東京出身の選手が中心になることが大事なので、厳しい目標だけど頑張りたいとのことです。
むさしとしての目標は、もちろんいい選手を排出することだけど、いいライバルとして深川がいてくれるので、深川に追いつき切磋琢磨できるようになりたいとのことです。
ユースについて忠さんからサポにお願いしたいことは、とにかく味スタを満員にして欲しいとのことです。毎月1、2回選手味スタの試合を見せているのだけど、スタジアムが満員だったら、いつか自分もここでプレーしたいという意欲が沸き、それが選手の成長をとても後押しするんだそうです。北さんからは、これから東京ユースの卒業生が増えてくると、生活のどこかで東京出身者と触れる機会も増えてくると思うので、そんな時は心のどこかで応援して欲しいとのことです。
アカデミーから、子供たちやサポが夢を持てるクラブにしていきたいというメッセージで、忠さんと北さんのトークショーは締まりました。

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メインスタンド中央の屋外ステージに移動です。今年はステージ正面の席を確保できました。MCは平畠さんと寺田さんです。

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最初に阿久根社長が登場。広島のファン感謝イベントの司会も担当したらしい平畠さんが見て、東京は会場の規模が大きいという印象なんだとか。そりゃあそうですよね、東京競馬場ですもの。阿久根さんは、とにかくサポに楽しんでもらうためにベストな会場を選んだとのことです。火を使い易いのかなと思いましたけど、味スタと違って屋内のイベントスペースも豊富だし、トイレが多いのも良いですね。馬場内は子供たちが遊べるスペースもあるし、JRAにしてみても空き日の有効活用になるんでしょう。
フィッカデンティ監督について。イタリアといえば名物カテナチオだけど、ミステルはイタリアのなかでも改革派と呼ばれていて、攻撃のための守備というトータルフットボールを志向する監督なんだとか。昨シーズンは攻撃は及第点の数字なんだけど失点が多くて、優勝した広島との失点数差18を縮めるために、攻めつつ堅く守るサッカーをしたくて選んだ監督なんだそうです。
攻撃的といえば、ホーム開幕戦のゲストはとても攻撃的で、志村けんさんです。平畠さんが理由を阿久根さんに問うと、ずばり地元だから。さらに江戸っ子の笑いを持った人だからだそうです。SNSでサポの反応は、最初はなんで?な感じだったんだけど、だんだん、けんさんにアレもやって欲しいコレもやって欲しいってなってきてて、阿久根さんもとても楽しみなんだそうです。
社長に気軽に話せて、サポと社長の距離がこんなに近いクラブは他にないって印象を平畠さんは持っているんだとか。「シュート打て」とか「枠飛ばせ」とか、厳しいチャントをゴール裏から言ってもらえることは、プロクラブとして嬉しいんだそうです。選手もスタッフも、厳しい指摘は成長の励みになるとか。
去年、平畠さんがNACK5の大宮vs東京戦を観戦した時、東京ゴール裏の最前列にいた小さな女の子が、試合中ずーと飛び跳ねていてびっくりしたそうです。ウィットに富んだ独特のユニークなチャントを聞いていると、日本のサッカースタイルの確立が必要って言われているけど、サポーターのスタイルはもう確立できてるんじゃないかと思うそうです。

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ここで、エンバイシャドールのルーカスさんが登場。まだ痛々しい松葉杖姿です。それでもルーカスさんは用意された椅子に座ることなく、立ったままで参加です。完治は5月頃だそうです。中断明けにまた来日してくれるそうです。日本は大好きなので何時でも来たいと言うルーカスさんに平畠さんが、「ブラジルよりも好きなんじゃないの?」って聞いたら、「そんなこと言ったら奥さんに怒られるよ」と笑ってました。

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そのまま屋外ステージにいまして、東京ドロンパショーです。MCは橘さん。味の素の青赤くまも一緒。ドロンパのダンス、凄くなってないですか?

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メインMCが橘さんから土屋さんに代わり、一平さん、ジョナサン、ゆってぃも登壇です。さらに平畠さんと寺田さんも再登壇で、MCだけでも7名ってw。いよいよお待ちかね、2014シーズン新チームお披露目です。

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魂チーム渾身のオープニングCG

選手スタッフが入場しました。去年はまだ表情が固い選手がいたんですけど、今年はみんなリラックスしてとっても楽しそうです。今年も選手会長は遼太郎です。会長代理がむっくん。キャプテンは安心のモリゲ。

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翼の姿が見えなかったんですけど、フライングゲット♪で登場。ひとりだけ美味しいw。圍といいよっちといい陸といい、今年の新加入選手(エドゥとマテウスを除く)は、全員何か持っているそうです。

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お披露目が終わって、イベントが同時並行で始まりました。自分は今日のメインをフィッカデンティ監督のトークショーにしてたので、イーストホールのトークショーとアトラクションは諦めました。監督のトークショーまでの時間で、クラブスポンサーブースとチャリティーイベントをちょっと覗きました。

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さて、フィッカデンティ監督のトークショーです。MCは土屋さん、一平さん、ゆってぃ。

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土屋さんに自己紹介を促されると、東京に着任して20日くらい経っていて多くのサポにも触れたので、もう紹介することはないとのこと。いきなり、このひと賢いって印象を受けました。今日は楽しいイベントなので十分なんですけど、サッカーをちゃんと理解してる人がインタビューしたら、めちゃくちゃ面白い話が聞けるんじゃないかと思いました。ぜひ、大人のためのミステルトークショーを期待したいです。
いきなりイタリアンサッカーのインテリジェンスを感じたところで、トークスタートです。FC東京には素晴らしい環境があって、青と赤をまとったサポを見ると、まったくイタリアのサッカー文化に負けてないと思うとのことです。
今日はミステルの人柄を知ろうって主旨です。休みはまだ無いんだそうです。とにかくサッカー漬けで忙しくどこにも行ってなくて、小平小平小平。お昼は小平だけど、夜はさすがにいろんなところで食べているそうです。余裕ができたらいろいろ行ってみたいけど、まずはチームだそうです。
ミステルは日本通で知られてますけど、15年前に来日したことがきっかけだったとか。サッカーだけじゃなく各地を回って、様々な美しい要素に触れ、日本が大好きになったそうです。
長友については、日本にいた頃よりイタリアのほうが弾けてるんじゃないかって言ってました。
ここで、通訳の寺本さんのことも知ろうということになりました。ベルリン生まれなんだそうです。18歳のときに一念発起してイタリアに
単身渡り、昼は大学に通い夜はサッカーをしていたそうです。ミステルが、監督から見て寺本さんをどう思っているかと土屋さんに聞かれ、「膝がもうダメ」と選手寺本さんについてコメントしてました。
ふたたびミステルに戻ります。イタリア人監督になったけど、応援のやり方はサポのものだから(ファンタジーと表現してました)、無理にイタリア流を求めないとのことです。
チームはフィジカル強化と戦術理解のトレーニングをしているんだそうですけど、選手が新しいサッカーを吸収する意欲を持って臨んでいるので、順調に仕上がっているとのことです。
ミステルのサッカーは、攻守が一体となったトータルフットボールだそうです。香港の結果は悲観するものではないけど、開幕の柏戦に向け、ディテールに拘って取り組んでいるとのことです。
慶悟については、去年2ゴールだったので伸び代がいっぱいあって、間違いなく今年は去年を上回るだろうってことです。
今年、エルメス・フルゴーニGKコーチが就任しました。ブッフォンを育てたコーチなんだそうです。フルゴーニさんは御年65歳だけど、GKの練習でシュートやコーナーキックを自ら蹴っていて、とても65歳には見えないそうです。フルゴーニさんは、自分のことを56歳と言ってるそうです。ミステルも5番目のGKかと思ってしまったと言ってました。あまりの若々しさに、ひょっとして自分よりキャリアが長くなるかもって言ってました。
日本代表については、モリゲ、秀人、権田をはじめポテンシャルが高い選手がいっぱいいるけど、東京での日々のトレーニングが大切で、ブラジルへの飛躍はその積み重ねにあるとのことです。
サポには、今年のチームスローガン「Bello e Aggressivo!」に親近感を持って欲しいとのことです。イタリアというよりミステルが志向するサッカーに馴染んで貰えることを期待するとのことです。
ミステルはジローラモさんとお友達なんだとか。味スタで見かけると嬉しいですね。
東京はまだ外国人枠が余っています。ミステルは、もちろん冗談ですけど、ピルロを連れてくると言ってました。冗談ですけど、ミステルが一番重視するポジションと必要とするタレント性を表してくれたような気がします。今年の編成では、秀人かヨネですね。今年のチームは素晴らしいタレントを持っている選手が揃っているので、この編成で素晴らしいチームを作りたいと言ってました。
セレッソにはいろんな因縁ができましたけど、セレッソには絶対に負けない宣言がミステルからありました。
選手、チームスタッフ、クラブスタッフが一体になって素晴らしいチームにすることが、サポに楽しんでもらう道だと思っているので、楽しみにしてほしいとのメッセージで、ミステルのトークショーは締まりました。

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ちょっとだけ時間があったのでイーストホールに行きました。エドゥとマテウスのトークショーをやってました。MCは橘さんとジョナサン。エドゥが、ジョナサンは英語を話せると思い込んで英語で話しかけてました。それから、明日12日はマテウスの誕生日だそうで、みんなでバースデーソングを歌いました。自分も参加できて嬉しかったです。

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屋外ステージに戻りましたら、アカデミー紹介でU-15の新チームが挨拶してました。今日は深川とむさしの子が運営を手伝ってました。おつかれさま。ありがとう。今年も頑張れ!。

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エンディングを待っていたら、ナオが出てきてスマホでスタンドを撮ろうとしてました。その場にいた人が手を振ったら、ナオに「もっとはしゃいでー」と煽られましたw。その写真は、ナオのtweetで見れます。

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屋外ステージでもう一度選手スタッフとMCが集まってのエンディングです。慶悟は去年の成績を気にしているらしく、占いに行ったらひとりカラオケがいいと言われたそうです。MCのむちゃぶりで、You'll Never Walk Alone♪を土屋さんと歌わされてました。最後にYou'll Never Walk Alone♪で選手スタッフを見送って、イベント散会です。

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リラックスした素敵なイベントでした。2月はあっという間に過ぎます。待ち遠しいですけど、まもなく春。新シーズンの到来です。それまでもうちょっと、応援のエネルギーを貯めておきましょう。

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ごちそうさんロケ地の旅 ―20140209 連続テレビ小説「ごちそうさん」ファンミーティング―

2014-02-10 15:48:08 | 連続テレビ小説ごちそ...

都心の積雪が20cmを超える20数年ぶりの大雪が降った翌朝の東京を経ち、やって参りましたのは大阪。富士吉田あたりで目が覚めたら、気づくともう雪はありませんでした。

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今年初のBKことNHK大阪放送局。今年はなんどお邪魔するのかな。なんとなく、最終週に「ごちそうさん祭り」を期待しちゃっておりますけどw。

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今日は、ごちそうさんファンミーティングです。ようやくようやく朝ドラの限定イベントに当選しました。感無量です。

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整理券が郵送で送られてきまして、指定席券に交換します。

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指定席はランダムに選択されるとのことで並ばなくてもいいのですけど、整理券あっても入れない可能性があるって聞きまして、とりあえず並びました。

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交換はこんな感じです。

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指定席券ゲット。自分はお一人さまなんですけど、ありがたいことにご一緒していただけるかたがいらして、一枚二名までの始末がちゃんとついて良かったです。

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待ち合わせまで時間があったので、ちょっとだけロケ地巡りです。

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旧大阪市立博物館。戦時中は、旧第四師団司令部庁舎です。悠太郎さんの職場、大阪市役所ですね。

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普段は公開されていなくて、め以ちゃんと悠太郎さんが喧嘩したあの階段は見れません。不定期で見学会があるので、行ってみたいです。

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BKに戻りまして、いよいよファンミーティングの会場に向かいます。会場のNHK大阪ホールはここを上がった4階です。

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エントランスでお土産をいただきました。ごちそうさんのノベルティと官兵衛のもありました。

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15分前くらいに席につきました。こんな感じの席です。もちろん目の前に越したことはないんですけど、指定された席はちょっとだけ位置が高くなっていて、結構見やすかったです。キャストさんたちの表情もよくわかりました。

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お喋りしてて楽しかったんで待ち時間もあっという間だったのですけど、たぶん定刻にNHKアナウンサーの田代杏子さんが登場されました。「キャストの皆さんを、会場の皆さんの『ごちそうさーん』で迎えましょう」と言われて、せーので「ごちそうさーん」。

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そしたら、1階席後方の入場扉が開き、そこからキャストが登場です。会場のテンションいきなりマックスですw。右から杏さんと和田さんと高畑さん、左から山中さんと前田さんです。当然会場は沸き返りまして、自分の5mくらい先を杏さんと和田さんが通りました。杏さん、めっちゃ綺麗なんです。光沢のある青のシンプルなノースリーブのワンピが素敵です。スタイルもスラっとしててかっけー。和田さんがまたかっけーんです。高畑さんいわく、めっちゃ肌触りがいいジャケットとスカーフ、ジャケットと同じ地のハーフパンツにワークブーツに山高帽です。高畑さん、めっちゃ可愛いです。希子ちゃんに会いたかったんで、嬉しいです。白とライトグレー基調で太めのベルトだけ黒の大人っぽいワンピ。山中さんはサービス精神いっぱいで握手しまくってました。シャツの上にニットと割と普通のスタイルですw。前田さんは桜子さんのイメージと違ってとても控え目なかたみたいですね。ドラマでは存在感があって感じないのですけど、前田さんはとっても小柄なかたでした。たぶん今日の出席者で一番小さかったかな。白のブラウスにライトグレーの七分丈パンツ、黒のスニーカーです。5人のかたが登壇し、あれまだ足りないぞって言ってましたら、2階席左から、東出さんと木本さんが登場です。会場のテンション、一気にマックスです。木本さんのついで感がめっちゃ面白い入場です。2階からぐるっと裏手を回ったようで、ようやく登壇。東出さんは鈍色の渋いタイトスーツに黒のシャツ、ノーネクタイ。足が長くてスラっとして、そりゃあもう、かっけーんです。惚れますね。木本さんは黒スーツに白シャツ。普通ですねw。7人になってもまだ足らんぞって言ってると、今度は普通に舞台袖から、松浦さん、菅田さん、西畑さんが登場。これでみんな揃いました。

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今日はタブル司会です。田代さんと木本さん。田代さんが進行して、木本さんが盛り上げる役回り。これがとってもしっくりしてて、息ぴったりでした。いちおう司会席は田代さんの分だけで木本さんはキャスト側に座っているんですけど、落ち着きなく立ったり座ったりしてました。なにしろ愉快なんです、木本さん。それにツッコんで、落ち着いて座りなさいっていうのが田代さんの役です。

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木本さんが出席者全員を紹介しました。ひとり一人、参加したみんなで呼びます。ちなみに木本さんご自身のときは、「べにこー」。

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会場のNHK大阪ホールは1,300名くらいのキャパシティらしいです。それに対し応募総数7,000通。1通で2席まで確保できますので14,000席分の応募という勘定です。つまり、競争率は10倍以上。スゲーって思っていると木本さんに、「生存競争に勝ち抜いてきたんですね。ここに集まったかたは逞しいですね」って言われましたw。東出さんが木本さんに絡んでなんか言ってたんですけど、マイクを使ってなくて聞こえませんでした。木本さんに「さっきスタッフさんに、マイク使ってくださいねって言われたばっかりでしょ」ってつっこまれてました。おまけに杏さんにまでマイクの持ち方が変って言われる始末w。東出さんは、顎にマイクをのっけるクセがあるらしく、制作会見のときから杏さんが気になってたんだとか。

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最初のコーナーは、応募はがきで答えた、ごちそうさんで最も印象に残っている場面の人気ランキング、トップ5の発表です。

まずは第5位から。和枝さんのイケズ集です。和枝さんのイケズシーンは出演者も編集された映像を見てびっくりするんだそうです。現場では、緑子さんを含め和気藹々と楽しくやっているのに、いざ編集されたものを見ると、ちゃんと和枝さんが怖く怖く仕上がっていて、驚くんだそうです。木本さんもイケズシーンは気になってて、イケズ回の日は実家のお父さんから血相変えて「和枝はどんな女やねん」って怒りの電話がかかってくるんだそうです。木本さんは自分のシーンがランキングされていると思っていたらしいのですけど、あえなくランク外でした。自分は居酒屋のシーンの藤井課長と大村さんが大好きなんですけど。先週復活してましたね。

第4位は、焼氷有り?の唄です。自分はこのシーンを選びました。高畑さんは、歌う週まではとにかく控え目で、目立たんように喋らんようにしてて、座敷わらしみたいな気分だったんだとか。スタジオパークでもありましたけど、緑子さんと高畑さんは呑み友達だそうで、女子会のなかで緑子さんから学ぶことが多いんだそうです。あと、キャストの皆さんは座長である杏さんの呼びかけでLINEで情報交換してるんだそうです。会場から「混ぜてー」の声に、和田さんが「入れてやらーん」。木本さんのもっと優しくの声に、和田さん「お断りしますー」。

カウントダウンを一時中断して、心に残る名シーンを振り返りました。藤井課長がべにこをかき混ぜるシーンもちゃんとありました。あと、竹元先生がふ久ちゃんとの関係をめ以ちゃんに話すうま介のシーンで、室井さんが竹元先生にビンタのも。山中さんが、僕の映像もあるよーってアピールしてました。あのビンタは竹元さんのアドリブだったらしく、制作スタッフも室井さんならビンタもありかもってことでOKが出たそうですw。ムロさんは山中さんのことを高く評価しているそうなんですけど、ビンタできるからだとか。和枝さんと希子ちゃんのライティングが迫力のシーン、桜子さんの音程がとんでもないシーンなどなど。そういえば、ファンミーティングに出席されたかたが中心だったような気がします。全部覚えてないので、放送でチェックしましょう。

第3位は、「あなたは僕が手に入れたたった一つの宝物ですから」です。悠太郎さんの浮気が原因の喧嘩を仲直りできたうま介のシーンですね。め以ちゃんの涙が綺麗だったって話で杏さんに理由を聞いたら、その直前の悠太郎さんの台詞「相手の幸せを考えることが、愛情やと言うならば、僕はあなたの手ぇを、離すべきなんやと思います。それは何度も何度も考えて」が別れ話のようだったので、その流れからの「宝物」だから、感極まったと仰ってました。

ここで、山中さんが撮影のため退席されました。お隣の大阪放送会館で、まさに今撮影中なんですね。山中さんは自分が座っていた椅子を持っていきましたw。

第2位は、披露宴です。ファンミーティング応募の締め切りが1月29日で、披露宴の週「汁の棲み家」の翌週だったと思います。だから結構ギリギリで応募した人も多いってことですかね。新郎新婦が部屋に入るとき梁に頭をぶつけないよう屈んでましたね。とくに杏さんは角隠しがぶつからないよう気をつけたんだけど、自分の車高と車幅感覚がわからず、難しかったそうですw。このシーンは、ごち史上でキャストが一番多かったらしく、狭い部屋のなかでテトリスみたいに詰め込んだそうです。さすがにキャストのスケジュール調整が大変で、2日にわけて撮影したとか。

栄えある第1位は、河原から大阪に旅立つまでのプロポーズのシーンです。東京編最後の撮影は、室井さんの下宿で悠太郎さんがめ以ちゃんにプロポーズするシーンだったとか。ドラマでは東京駅の旅立ちが最後ですけど、実はあの撮影で、卯野家のキャストが初めて集まったんだとか。どっちがクマでどっちがタマって言ってたそうです。通天閣の話題になって、桜子さんは一度も「悠太郎さん」と呼んだことがなく、ずーと「通天閣」を通しているそうです。ただし陰口で。ボートのロケのため琵琶湖で練習したあと、東出さんと共演した阪大ボート部のメンバーが収録を見学したいと申し出、ほな来るかということになり、東出さんの出番がないときに大阪放送会館にみんなで行ったら、ちょうど通天閣の悪口を言ってるシーンの撮影だったらしく、東出さんはいたたまれなかったそうです。悠太郎さんのプロポーズシーンが流れたとき、東出さんがすごく照れてました。悠太郎さんはちょっと普通では言えない照れる台詞が多くて恥ずかしいんだそうです。とくに「ウチの嫁さんはなぁ、ごっつかえらしいんや!」が恥ずかしいそうです。このあと東出さんの身に大変なことが起こるのですけど。

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次はキャストへの質問コーナー。応募はがきに質問やメッセージを寄せたかたが多かったらしく、出席したキャストのみなさんにひとつずつ質問がありました。木本さんが、スクリーンにタイトルが映るつもりで「ここで質問コーナー!」って決めたのに、もともと絵が用意されてなかったそうで、お約束のずっこけ。和田さんが「ちょっと司会者、ちゃんと打ち合わせしといてください」。

まず杏さんに質問。「め以ちゃんは表情がとても豊かでしかも自然なんですけど、どんな工夫をしているのですか?」。工夫というよりも、め以ちゃんは感情が豊かなのでキャラに入り込み易いんだそうです。杏さんが役に入るときがすごいらしく、普通に会話してたのがスタートの声がかかると、いきなりドワーと泣けるんだそうです。

和田さんに。「源太は悲しい場面が多いけど、演じてて辛くないですか?」。たしかに辛いけど、やりがいがあって逆に気持ちいいそうです。そういえばごちのなかで大阪っぽい笑いを担うのは、源ちゃんと藤井さんですよね。藤井さんがそこぬけに明るい笑いなのに対し、源ちゃんはどこか影のある可笑しさ。大阪の笑いには、この二つの要素があるような気がします。最近のお笑いは前者だけが強調されますけど、寛美師匠や蝶々師匠、新喜劇などでも、かならずほろりとする人情が織り込まれます。和田さんは、そんな昔ながらの大阪芸人の雰囲気を大切に演じているそうです。

前田さんに。「桜子が室井さんと結婚すると聞いて、どう思いましたか?」。最初に室井さんに会ったとき、「えーこの人と結婚するの?」とがっかりしたそうです。この時山中さんが居れば面白かったんですけどw。でも、開明軒で結婚するなら飽きのこない人がいいって言う台詞があるのだけど、室井さんはホントに飽きがこなくて、こんな人も悪くないなと最近思うそうです。

ここで、高畑さんが撮影のため退席されました。木本さんが焼氷を聴きたいと言ったら、歌ってくれました!。生焼氷♪だー。ありがとうございます。

松浦さんに。「円周率はホントに覚えたんですか?」。ホントに覚えたそうです。小数点以下30くらい言えるそうで、実際に言ってくれたんですけど、誰も正しいかわからず、和田さんが「誰もわからんやん」のお約束w。ふ久ちゃんが源ちゃんに円周率の紙を渡した映像が流れ、いちおう確認しましたけど、やっぱりわからず。

菅田さんに。「野球をやっていたんですか?」。菅田さんは筋肉質のいい体を披露していますけど、戦時中なんで逆にダイエットしてるんだそうです。それで野球にはトラウマがあるとか。スポーツは最初に野球をやったんだけど頭にボールが当たって2週間くらいで辞めたんだそうです。野球をするのはそれ以来だそうです。とくに泰介はキャッチャーですから怖かったとか。諸岡先輩を演じる中山さんが五本指でボールをわしづかみにして投げるもんだから、余計怖かったとか。いちおう野球経験者とのことですけど。路地のキャッチボールのシーンは、セットをこわすといけないので柔らかいボールを使ったそうです。諸岡さんが五本指で投げているのは実際に放送で使われているそうです。チェックしてみたらホントでしたw。

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坊主頭は、2年に一回くらい撮影で坊主にしてるので抵抗ないとか。普段の菅田さんはお洒落なんだそうです。黒のハンチングに黒のコート、黒のジャケットに黒のシャツとパンツ。っておい全身黒かよって会場が思っていたら、やっぱり不審者に間違われるらしく、よく路上で職質されるそうですw。

西畑さんに。「料理はされるんですか?。得意料理はなんですか?」。料理はお母さんの手伝いくらいだそうです。でも、お母さんに教わって出し巻きは作れるそうです。すごいですよね。料理ができる男はモテるっていうので、料理を勉強しようと思ってますと西畑さんが言ったら、「十分モテるやろ、それ以上まだモテたい言うんかい」と和田さんがつっこんでました。今日の和田さんは、コメントを言うとき標準語になっていました。それが西門家の子供たちに可笑しかったらしく、「いつもの源太さんちゃうー。変やで」と逆つっこみされてました。和田さんは今日のムードメーカーで、田代さんの進行と木本さんの盛り上げに一味加えるアクセントでした。このお三方が作る雰囲気に、ほかのキャストさん達が自然に身を委ねている印象で、だからとてもほっこりした雰囲気になったんだと思います。でも木本さんが和田さんに、「芸人的ポジションに来んといて。僕らの仕事がなくなるし」とつっこんでました。

東出さんに。「亜貴子さんを抱きしめたとき、どんな気分でしたか?」。どうやら今日は、東出さんをヘロヘロにしようという趣旨のようです。めっちゃかっこいいのに素敵ないじられキャラなのは、東出さん独特のほんわかした雰囲気の成せる技なんでしょうね。この質問に木本さんと和田さんがノリノリです。西門悠太郎としての気持ちと東出昌大としての気持ちを両方聞こうということになりました。悠太郎さんとしては、支えないといけないという真っ直ぐな気持ちだったそうです。ここで杏さんが冷たく「へー」。「め以ちゃんだー」と会場大喜びw。悠太郎さんは裏表がないので真剣に支えないとと思っているから、浮気ではなく本気だとか。だから性質が悪いとめ以ちゃんに怒られるわけですけど。東出さんが、ちょっと曲がった考えだけど悠太郎なりの真実なわけでごにょごにょと言ってると、ようは言い訳やねと木本さんにつっこまれましたw。

さて、問題の東出さんとしての気持ち。正直かっこ悪いなあと思ったけど、この週の悠太郎はかっこ悪くていいと思っていたから、なんてはぐらかしていると、木本さんと和田さんからダブルつっこみが炸裂。「それはええから、みんな東出昌大の気持ちが聞きたいの。加藤さん、エエ匂いした?。なあエエ匂いやった?」。ここで東出さん懇親の返し。今日一番の名コメント。「抱きしめるシーンの直前に食べたカレーが生姜入りだったので、ポッポポッポしました」。

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最後に東出さんにメッセージが。ていうか、むちゃぶり。「ぜひ『ごっつかえらしいんや!』をここで演ってください」。会場が今日一番の盛り上がり。ボルテージがマックスです。いけー悠太郎。あのシーンそのままに、東出さんと和田さんが向き合い、間に杏さんがいる場面をステージ中央でやります。前田さんと子供達は商店街の人役。テイクワン。源ちゃん「そんな嫁はんを、何でお前が信じてやらへんのや!」。ここで会場から「ひゅーひゅー」。悠太郎さん「…」。テイクワンは見事にNG。西畑さんから「パパがんばって」。テイクツー。源ちゃん「そんな嫁はんを、何でお前が信じてやらへんのんや!」。悠太郎さん「自信なんてあるか。ウチの嫁さんはなぁ、ごっつかえらしいんや!!!」。そりゃもう拍手喝采でございます。杏さんは、「ここでわたし、えへへって顔するんですよね。それで商店街の人に、どうもどうもってするんです」と楽しそうでした。東出さんの勇気に感謝です。ありがとう東出さん。東出さんはセットの陰に隠れちゃいました。和田さんは拝復最敬礼。木本さんが東出さんに耳打ちしてから今の気持ちを聞いたら「ごっつはずかしいんや」。和田さんから、仕込んだやろ?いま、仕込んだやろ?とつっこみ。

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最後はクイズのコーナーです。お客さんも全員参加します。クイズは二択です。入り口でもらったノベルティの、片側が黄緑でもう一方が白の団扇を使います。間違えたら、そこでお仕舞いのノックアウト方式。答えはいいませんから、当ててみてくださいw。

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第一問「うま介のパルフェの名前は?」。通天閣パルフェと新世界パルフェのどっち?

第二問「め以ちゃんと悠太郎さんが出会った喫茶の名前は?」。イベールとプランタンのどっち?

第三問「泰介の甲子園大会大阪地区予選の三回戦で勝ったときのメニューは?」。白身魚フライとイカフライのどっち?

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ここでスペシャルゲストが登場します。ごちのフードコーディネーターの広里貴子さんと飯島奈美さんです。クイズの決勝に残った人はお二人の料理をいただく権利を得ます。今日のメニューは、泰介と諸岡さんが決勝に残ったときのメニュー。そう、牛カツです!。キャストの皆さんも会場のお客さんも色めき立ちます。てか、キャストさんはクイズそっちのけで調理の様子を見てました。その様子だけでも、お二人のチームの料理がホントに美味しいんだなって伝わります。

モチベーションがマックスになったところで、第四問「お静さんの芸妓時代の源氏名は?」。菊千代と千代菊のどっち?。お静さんのブロマイドは、宮崎さんの成人式の写真をエイジングしたものなのだそうです。

第五問「開明軒の壁にあるメニューで、オムレットの横に書いてあるのは?」。スコッチエッグとビーフシチューのどっち?。自分はここで撃沈。

第六問「室井さんが出版して最初にヒットした本のタイトルは?」。「鍋底大根の旅」と「涙でその字が流れてもの」どっち?

第七問「希子ちゃんと川久保さんが勤めるラジオ局の名前は?」。大阪ラヂオ放送と関西ラヂオ放送のどっち?

第八問「希子ちゃんを狙ってたストーカーの名前は?」。吉三と新吉のどっち?

第九問「亜貴子さんが勤める病院の名前は?」。大阪北総合病院と大阪南総合病院のどっち?

第十問「泰介が通う中等学校の名前は?」。このあたりから、牛カツのいい匂いが会場に充満します。東金岡中学と天満南中学のどっち?

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ここで問題のネタ切れ。まだ20人近く残っています。で、じゃんけん大会になりました。杏さんとお客さんが一斉にじゃんけんして、勝った人が残ります。ご一緒していただいたかたは、一回目を勝ち残りました。すごい。残念ながら二回目であいこ敗退。三回戦で4人残りました。全員女性です。このかた達が決勝を争うため登壇します。牛カツができあがりました。食べられるのは、決勝の4人となぜか木本さんだけ。キャスト、とくに子供たちの羨望の眼差しを感じた木本さんが、「自分らはいっつも撮影でエエもん食べてるやろ。僕はいっぺんも無いの」と言うと、子供たちから不満の声が。杏さんによると、松浦さん、菅田さん、西畑さんが登場したのは日中戦争に入ってからの厳しい時代で、一番料理が豪華だったのときを知らないんだとか。そういえばそうですね。だから焼氷も食べてないそうです。この件は、木本さんが子供たちに千円あげるってことで手打ちです。牛カツが小皿に盛られました。食べるのは一切れだけのようでした。この小皿、実際に西門家にあるもんなんだそうです。難しいクイズを全問正解し(松浦さんが泰介の学校を間違えたくらいw)、杏さんとのじゃんけんに三回勝った4人は、ごちを隅々まで観てるってことで、菅田さんが「ごちそうさん四天王」と命名しました。

決勝の第十一問「源ちゃんが悠太郎さんの職場に乗り込んでいったときについていった彼女の名前は?」。鶴丸と染丸のどっち?

無事というかようやくというか、ここで決着しました。愛知から来た女性が優勝。賞品はキャスト全員のサインが入ったごちの手拭いです。このかた、東出さんにアーンしてもらいたいと言ってましたけど、さすがに田代さんにやんわり断られていました。でも、ちゃっかり杏さんと東出さんと握手してました。ついでに木本さんとも。

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これにてごちそうさんファンミーティングはお仕舞いです。最後に、出席者全員からメッセージをいただきました。

松浦さんから。ふ久はまだ全然笑わないけど、この先笑うことがあるのかないのか、楽しみにしてくださいとのことです。笑うことみたいですね。

和田さんから。今日2月9日は源ちゃんの誕生日なんだそうです。太平洋戦戦時下で名札をつけるんですけど、そこに誕生日が書いてあるそうです。ごちロスなんて言葉があるかもしれないけど、お腹いっぱいもう食べれんいうくらい最後まで楽しんでくださいとメッセージでした。

東出さんから。皆さん撮影やリハーサルで忙しいなか、どうしてもファンミーティングに出席したいと予定をやりくりされたんだそうです。

杏さんから。いよいよ撮影も終盤で、今週ついにキャストの手元に最終週の脚本が届いたんだそうです。観てるひとが「おかわり」と言いたくなるような、素敵なラストシーンなんだそうです。ごっつ楽しみですね!。

キャストの皆さんから、これからもごちそうさんを愛してくださいと嬉しいメッセージをいただきました。

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最後に出席したキャストさんと参加したお客さんみんなで記念撮影をしました。東出さんの掛け声バージョンと杏さんの掛け声バージョン。ごちのホームページに載るみたいです。写ったかな。

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今日の模様は関西地区限定で放送されます。放送予定は、3月1日(土)午後5時15分~5時58分。総合です。朝ドラ恒例でまず地区限定で放送されますから、いずれ全国放送もあると思います。楽しみに待ちましょう。

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余韻に浸って会場内に展示してあるめ以ちゃんの衣装を見てましたら、局のスタッフさんに声をかけられました。番組用にインタビューしたいとか。もちろん喜んでお受けした。質問は「今日は楽しかったですか?」「ごちそうさんを毎回見てますか?」「ごちそうさんのどういうところが好きですか?」「今日会うのを楽しみにしていたキャストは誰ですか?」「これからのごちそうさんでどこに期待していますか?」。採用されたら嬉しいなぁ(*^^*)。

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サービス満点でほっこりと愉快であったかいファンミーティングでした。めーっちゃ楽しかったです。杏さんの大きさを感じました。杏さんは常にどっしり真ん中にいて、まさに座長ってオーラでした。杏さんが中心にいてくれるから、共演者のかたもおおらかにのびのび演じられるんでしょうね。杏さんは画面で見る以上に大きな存在です。最後にサプライズまであって、もうお腹いっぱいです。ホンマ、ごちそうさんでした!

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