ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

ザ・ローリング・ストーンズ THE ROLLING STONES -14 ON FIRE JAPAN TOUR-

2014-03-07 19:49:32 | 音楽

3月に入りまして、まだまだ寒さが残っているのですけど、お天気がいいと日中は春の匂いを感じることができるようになりました。もうすぐ春ですね。

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昨年末、帰宅途中の品川駅でザ・ローリング・ストーンズが8年ぶりに来日するって号外を配っていまして、最初に思ったのは「あれ?。チャーリー大丈夫なの?」。つぎに「あれ?。キース大丈夫なの?」。で「あれ?。ロニー大丈夫なの?」。まとめて「やっぱりストーンズだねえ(^^ゞ」。そこで「ん?。70歳だよね」。で「これで最後かなあ」。最後にようやく「うっし。チケット取るか」になりました。号外が出るって、プロモーションのひとつとは言え普通に受け入れられるニュースバリューは、やっぱりザ・ローリング・ストーンズだからでしょうね。

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さっそくロック友を説得して、いや如何せん高額ですからね、さすがストーンズw、行こうぜってなりました。先行抽選に申し込みましたら、2day当選しました。3月4日の2回目と6日の最終日です。

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東京ドームの周りはごった返してました。ストーンズのライブは、1995年の『ヴードゥー・ラウンジ』ツアーと、2003年の『フォーティ・リックス』ツアーを観ていまして、今回で3回目4公演。

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ザ・ローリング・ストーンズは、昨年デビュー50周年を迎えました。自分のファン歴は、ストーンズが全盛期を過ぎ微妙な時期に入った頃で、『アンダーカヴァー』くらいからです。30年くらいですね。音楽の凄さは、きちんと作品が記録に残っていますから、後からファンになった人も年齢に関係なく時間を遡って当時を鮮明に追体験できることですね。そういう意味では、ストーンズの音楽性が好きであれば、古参ファンもこのツアーで新しくファンになった人も、みんな50年選手ってことです。

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今回のツアーは、2012年にリリースしたコンピレーションアルバム『GRRR!』をフィーチャーしているようですね。なので、ストーンズ50年の集大成のようなセットになっています。面白いのは、ストーンズの公式サイトで毎公演ファン投票をしていたらしく、6曲の候補のなかから1位になった曲を毎回7曲目に入れていました。ちなみに自分はDead Flowersが好きなのですけど、そもそも候補に入ってなくw。

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3日間とも、19時に開演です。平日のナイトセッションですから、ビジネスマンにとっては19時くらいがありがたいですね。ドームの喧騒に紛れていると、周囲があきらかに年齢層が高いんです。平均は40代くらいかな。当然なかには、ストーンズと同世代っぽいベテランも大勢いらっしゃいました。年配のカップルも多くて、見た目普通のおじさん、おばさんなのに、今日ばかりは長髪ジーンズ、ミニスカートに戻っているんでしょう。素敵です。周りのなかには、2時間強のスタンディングに耐え切れず途中座っちゃったり、ライブが終わってぐったりしてる大ベテランがいて、とても愛おしかったです。もちろん20代、30代もいますけど、そんなオールドファンにシンパシーを感じました。ストーンズと一緒にロックなじじぃになろうぜ!。

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セットリストです。初回のリストも載せておきます。

2014年2月26日@東京ドーム
01.Get Off Of My Cloud
02.It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It)
03.Tumbling Dice
04.Wild Horses
05.Emotional Rescue
06.Doom And Gloom
07.Bitch(Fan vote)
-Band Introductions-
08.Honky Tonk Women
09.Slipping Away(with Keith on lead vocals)
10.Before They Make Me Run(with Keith on lead vocals)
11.Midnight Rambler(with Mick Taylor)
12.Miss You
13.Paint It Black
14.Gimme Shelter
15.Start Me Up
16.Brown Sugar
17.Jumpin' Jack Flash
18.Sympathy For The Devil
(アンコール)
19.You Can’t Always Get What You Want
20.(I Can’t Get No) Satisfaction(with Mick Taylor)

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2014年3月4日@東京ドーム
01.Start Me Up
02.You Got Me Rocking
03.It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It)
04.Tumbling Dice
05.Angie
06.Doom And Gloom
07.Saint Of Me(Fan vote, with Mick Taylor)
08.Honky Tonk Women(with Mick Taylor)
-Band Introductions-
09.Slipping Away(with Keith on lead vocals and Mick Taylor)
10.Happy(with Keith on lead vocals and Mick Taylor)
11.Midnight Rambler(with Mick Taylor)
12.Miss You
13.Paint It Black
14.Gimme Shelter
15.Jumpin' Jack Flash
16.Sympathy For The Devil
17.Brown Sugar
(アンコール)
18.You Can’t Always Get What You Want
19.(I Can’t Get No) Satisfaction(with Mick Taylor)

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2014年3月6日@東京ドーム
01.Jumpin' Jack Flash
02.You Got Me Rocking
03.It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It)
04.Ruby Tuesday
05.Tumbling Dice
06.Doom And Gloom
07.Respectable(Fan vote, Hotei-san joining on guitar)
08.Honky Tonk Women
-Band Introductions-
09.Slipping Away(with Keith on lead vocals and Mick Taylor)
10.Before They Make Me Run(with Keith on lead vocals and Mick Taylor)
11.Midnight Rambler(with Mick Taylor)
12.Miss You
13.Paint It Black
14.Gimme Shelter
15.Start Me Up
16.Sympathy For The Devil
17.Brown Sugar
(アンコール)
18.You Can’t Always Get What You Want
19.(I Can’t Get No) Satisfaction(with Mick Taylor)

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聞いた話では、初回のパフォーマンスがもう一つだったらしいのですけど、自分が観た2daysはそんなことなかったです。ストーンズが好きでいながら演奏の技術はよくわからないのですけど、ストーンズの音でした。もちろんアルバム音源とライブの差による違和感はあります。近年(と言ってもここ20年くらい)のライブ音源を聞き慣れていると、ほとんど違和感を感じないと思います。

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ストーンズのライブの違和感、というか、いい意味でのスリルの源は、いわずもがな、キース・リチャーズ大先生です。たしか映画『SHINE A LIGHT』でキースは、心で感じるままにギターをプレイしている的なニュアンスの発言をしていたと思うのですけど、ライブを観ていても素人目にそれが感じられます。案外その場の雰囲気を感じるタイプなのかもしれないですね。慣れてくるとともにフィーリングが掴めてくるのかな。2回目も気持ち良さそうに弾いていたのですけど、最終日はもうニッコニコで、白い歯が見えまくってましたし、ソロでリフを弾くときお馴染みの陶酔の表情を見せてくれました。ライブでは必ずキースがフロントマンをとるパートがあります。2日目のHappyは声が出てなくて途中明らかに歌っていなかったところがありました。でも最終日のSlipping Awayは、ギターを弾くのを忘れるくらいホントに気持ち良さそうに歌ってました。外野の良い悪いの評価なんて関係なく、とにかくキースが気持ちよくプレイしてたら観てるこっちも幸せな気持ちになりますし、ストーンズはそれでいいんだと思います。

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バンドのなかのことはメディアを通じてしかわかりませんけど、プロデューサーとしてのミックの役割は、大変な労苦なんじゃないかと思います。言うなれば、チャーリーもキースもロニーも野獣ですからね。セットリストはミックが考えるんだそうです。ひょっとしたら、キースが気分よくプレイできるようにリストを組んでいるのかもしれません。日によってちょっとずつ順番を入れ替えています。こういう小さな刺激が、バンドを飽きさせない、ミックの目に見えない工夫のような気がしてなりません。

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今回のお衣装です。チャーリーは二日間通して同じでした。赤い無地のTシャツに紺のスラックス。2日目は、アンコールで黒いジャージを着てました。

キースは、3月4日は、背中にたぶん唇(ストーンズのロゴではありません)がデザインされた青赤のスタジャン(袖だけ白)、黒いラメのヘアバンド、赤い無地のシャツ、インナーにグレーのTシャツ、お馴染み緑のスカーフベルト、ブラックジーンズ。黒のハイカットスニーカー。アンコールで、シャツを無地の紺に着替えてました。3月6日は、ジャケット、パンツ、ベルト、シューズは一緒です。シルバーのへバンド、青い無地のシャツにインナーが無地の赤Tシャツ。ジャケットも含め、キースが青赤仕様になっていて、東京サポ的にめちゃくちゃ嬉しかったですw。アンコールはシャツ、インナーとも無地のグレー。

ロニーは、3月4日は、黒の革ジャン、オレンジ地に赤の柄入りTシャツ、ブラックジーンズ、黒と青のダブルベルト、赤のハイカットスニーカー(これをミックに「ダッサダサ」と誂われてましたw)。アンコールは、紺地にシルバー柄のTシャツ。3月6日は、青の無地のシャツに、インナーは赤地に白で馬の柄が大きく入ったTシャツ、ブラックジーンズ、黒と青のダブルベルト、赤のローカットスニーカー(ミックチェックに引っかかりませんでしたw)。ロニーも青赤で、ストーンズのギタリストは二人とも青赤。感激です。16曲目で、黒の革ジャン、インナーに紺地にシルバー柄のTシャツに着替えてました。

ミックはお色直しが忙しいです。基本は、黒シースルーのロングT、黒のスラックス、黒のシューズです。3月4日は、オープニングでは、シルバーと黒の柄ジャケットに黒の無地のシャツ。そこから11曲目に、茶の革ジャン(すぐ脱ぐ)。14曲目にゴールドのゆるジャケット(すぐ脱ぐ)。16曲目に赤と黒のツートーンのふわふわガウン(すぐ脱ぐ)。アンコールは、青い無地のシャツに紺のベレー帽でした。3月4日は、オープニングでは、シルバーの柄ジャケットに黒無地でボタンラインだけ青のシャツ。そこから11曲目に、紫柄のブルゾン。14曲目に紫の無地のシャツ(すぐ脱ぐ)。16曲目に赤と黒のツートーンのふわふわガウン(すぐ脱ぐ)。アンコールは、シルバーの無地のシャツに紺のベレー帽でした。

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今回のツアーは、ミック・テイラーがゲスト出演します。ストーンズのステージでのパフォーマンスは、映像でしか観ることができないと思っていたので、感激です。Midnight Ramblerでソロを弾いてました。カーテンコールでは、最後にザ・ローリング・ストーンズのメンバーとして挨拶してました。ミック・テイラーが一番若いのですけど、一番普通に年齢なりなルックスでしたw。

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ストーンズの現在地を想う度に、年齢のことを考えずにはいられません。ミックとキースは昨年70歳になりました。ロニーですら66歳。チャーリーに至っては72歳です。フィジカル・コンディションを心配せざるを得ませんよね。実際、チャーリーは癌を患っていて、その影響もあって脱退騒動がありました。ストーンズは世界の永遠のアイドルでヒーローなのですけど、現実として、受け入れ難いけどいつかは誰にでもやってくるインシデントは不可避です。どういう形にせよ、そう遠くない時間感覚で、いまのザ・ローリング・ストーンズの姿を観ることができなくなる日が来ることを覚悟しなければなりません。だからこそ、いっそう、今回のステージパフォーマンスが、愛おしいものになります。と、とても重要なことを前置いた上で。凄いです。チャーリーの安定した音はとっても力強く腹と脳に響きますし、ロニーは相変わらず元気に跳ねてますし、キースですら、走ってました。キースはちょっとお腹がぽっこりしてますけど、それでもスリム。ロニーはホントにスレンダー。チャーリーに至っては、もともと長身猫背なので老けて見えるのだけど、胸筋がしっかり張っててピチピチ赤Tがすげー似合います。そして、なんと言ってもストーンズのフロントマン、ミック・ジャガー大先生。このひと、普段の生活でどんなストイックな暮らしをしてるんだろうって思ってしまうくらいです。2時間強のライブで、ステージの端から端までずーと走って踊っての連続です。お馴染みのちょっとへっぴりモードのS字くねくねダンスは、全然普通に健在。チャーリーとキースは、さすがにヘアスタイルが危ないんですけど、ミックはふっさふさ。50年間髪型変わってないんじゃないかって思います。フィジカルだけで、すごいです。もう少し加えると、動いているだけで感動します。その上演奏してて、さらにそれが、ようするにストーンズのリズムでサウンドでテイストなんです。とんでもないことです。身近な70歳を思い浮かべれば、この驚異を実感できると思います。過去にまあ、いろいろあったことも含めて思えば、世界を相手に第一線に立ち続けるモチベーションこそ、ストーンズの最大の凄みなのかもしれません。

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ステージのエピソードを少し。2日目のバンド紹介で、ミックがダリル・ジョーンズの名前を間違えて、ごめんごめんって感じでダリルに謝っていて可愛かったです。同じくバンド紹介で、チャーリーを紹介する時敬老の日状態になるのはお馴染み。二日とも、キースがニコニコ拍手して、ロリーが両手で最敬礼。ミックがチャーリーの手をとり花道を無理矢理歩かせると、チャーリーがナニワのおばちゃんみたく「もう、やめてよー」って感じで手を振るのも可愛かったです。11曲目の準備をしている間に客席の女性が映ります。ミックが「かわいいねー。後で電話するから番号教えて」というのもお馴染みw。

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アンコールのYou Can’t Always Get What You Wantでは、日本のコーラスグループがアカペラとバックコーラスで参加してました。楽しそうでした。最終日はシークレットスペシャルゲストが登場しました。7曲目のRespectableで布袋寅泰さんが登場。ぜんぜん事前情報を入れてなかったのでゲストがあることすら知らず、びっくりしました。布袋さんはしっかりストーンズに馴染んでて、まったく違和感なかったです。

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こんな感じで、大長寿バンドですから、ライブではお馴染みがいっぱいです。ファンのかたに怒られることを覚悟の上で言いますと、正直、究極の予定調和エンターテイメントだと思いました。たとえて言うなら、ザ・ドリフターズかよしもと新喜劇。音楽なので、ドリフのほうが近いかもしれません。毎度お馴染みのオープニングとエンディング、ヒゲダンス、ちょっとだけよ、合唱隊などなど。観客が期待する予定調和を予定通りに繰り出すと、観客が「キター」となる。程度とクオリティの違いこそあれ、本質的にはストーンズはドリフなんです。8年ぶりとか、ファンが幅広くいるとか、東京ドームとか、華やいだお客さんがいっぱいいるとか、高額なチケットとか、そんな要素が含まれるからレア感があるけど、そんなのをとっぱらうと、ストーンズ=ドリフ説。Miss Youでみんなフゥフゥフゥフゥって歌うでしょ?。Gimme Shelterでミックとリサがデュエットするでしょ?。Start Me Upでみんな手を振り上げるでしょ?。Sympathy For The Devilでもみんなフッフーって歌うでしょ?。Jumpin' Jack FlashやTumbling DiceやPaint It Blackのオープニングリフでうおーってなるでしょ?。You Can’t Always Get What You Wantを大合唱するでしょ?。そして、Satisfactionで大団円。Midnight Ramblerのパフォーマンスのあまりのかっこよさに涙を流しながら、そんなことを考えてました。

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ミックの圧倒的な奇跡のステージ・パフォーマンス、いつも変わらないロニーの笑顔、心配だったチャーリーの元気なサウンドと可愛い照れた笑顔、キースのお馴染みの頭と胸と腰を順に両手ぐーで叩く挨拶を観ることができて、ホントにホントに幸せな時間でした。広い広い東京ドームが、小さなホールに思えたくらいの圧倒的な存在感でした。なんだろう。もはや技術ではないのかもしれません。ザ・ローリング・ストーンズという存在が空間に作り出すエネルギーが、その場をぎゅぎゅっと凝縮させているのかもしれません。いろいろと先が見えなくなってくる心配はありますし、忘れた頃に事件を起こしてくれる方々ですけど、数年後、さらには80代90代になっても、史上最高のパフォーマンスを魅せ続けてくれるんじゃないかと思える、そんな夢を覚え、心地よく興奮した幸せな気分で東京ドームを後にしました。

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ノラ・ジョーンズ LITTLE BROKEN HEARTS JAPAN TOUR 2012

2012-11-10 12:42:34 | 音楽

ライブのことを綴るのは初めての試みなのです。なんとなくスタイルで。

ある日ぴあから郵便が来まして、なんだろうとあけてみるとノラ・ジョーンズのライブチケットが当選したとのこと!。そもそも応募してたことすら忘れていたりして。

以下、敬愛をこめてノラたんと呼ばせていただきます。なにしろノラたんですからね、ひとりで観ると寂しいだろうなあと思って、見栄をはって2枚いただきました。友達のRさんが一緒に行ってくれて、嬉しかったです。ありがとう!Rさん。

日本武道館でございます。ライブで来たのは、ザ・ローリング・ストーンズ以来。

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いやあ、とっても楽しかったです♪。今年でデビュー10周年らしいですね。そういえばデビュー曲から聴いてるアーティストは、自分のなかでは珍しいかな。10年間の、オリジナルアルバムでは5作品から満遍なくチョイスしてくれたリストだったと思います。客層はと言うと、やっぱり大人のひとが多かったですね。30代以上というところでしょうか。お客さんも歳ですから、基本的にシッティングでw。ゆったり聴けましたw。ちなみ一階席の前のほうでした。

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セットはとてもシンプルでした。白い大きな折り鶴が何羽か吊り下げられていて、それをライティングでアレンジするだけ。海外のライブ映像を見ても折り鶴はなかったので、ひょっとするとノラたんから日本へのメッセージだったのかもしれませんね。

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ライブは2部構成になってました。オープニングは、ジム・カンピロンゴさん。45分ほどのパフォーマンスでした。演奏中に6弦を緩めるように見えたテクニックは、ライブで初めてみましたけど、凄いですね。

インターミッションの間、セットが変わります。これも初めてみました。キーボードが用意されたり。

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さて、インターミッションのあと、ノラたんの登場です。ブルーの膝上丈ワンピースに、ハイヒール。遠目には髪をまとめていたように見えたのですけど、いまショートでしたっけ?。ちっちゃいんですね。とってもキュート。

当日のリストは、メモしてないし、そもそも自分は、よく聴くわりに曲名を知らなかったりするので、RO69さんの記事を参照させていただきます。前日11月8日のリストですけど、ほぼ同じかなと思います。

01. Cold Cold Heart
02. Out On The Road
03. All A Dream
04. Little Broken Hearts
05. Say Goodbye
06. Take It Back
07. Chasing Pirates
08. Broken
09. Creepin' In
10. Black
11. Carnival Town
12. Nearness or Painter or Dog (solo)
13. Don't Know Why (solo)
14. Sinkin' Soon
15. Miriam
16. Happy Pills
17. Stuck
18. Lonestar
(encore)
19. Sunrise
20. Come Away With Me

ノラたんは、ピアノ、キーボード、エレキギター、アコースティックギターを使ってました。最新アルバムのLITTLE BROKEN HEARTSは、これまでのノラたんにないロック色が比較的強い作品ですから、ツアーのメンバーもロックバンドのようなセットでした。ノラたんも、最新作からの曲は、エレキギターやキーボードを演奏してました。

ノラたんといえばカントリー。魅力はなんと言っても歌声です。ハスキーなんだけどシルキー。歌声だけで感動させてくれますから、変に弄ることなく、強弱と長短、シンコペーションだけで、シンプルに歌うのが特長。だから、一語一語を丁寧に聴かせるカントリーが、とてもしっくりします。もちろん、ノラたんのオリジンということもありますしね。ロックになると、独特のリズムが重なってきますから、ちょっとノラテイストが損なわれるような気がします。でも、いろんなチャレンジをしてくれるのは、楽しいですね。

欲を言えば、お酒が欲しかったですw。あと、ゆったりとしたシートも。ようするに、ジャズバーで聴きたいw。アレンジも、武道館のような大きなホールだと、どうしても音のレスポンスがゆっくりしますし(ぼわんって感じ)、楽器の共鳴も複雑になります。ノラたんのようなシンプルな曲と編成だと、小さい器のほうが絶対に良いでしょうね。ノラたんの繊細な表現が、細やかなところまで聴けると、もっと心に響くかな、と思いました。それと、お酒w。

キーボードの調整ができてなかったみたいで、演奏中にエンジニアが見てました。ノラたんも「ごめんねー」なんて言ってました。自分は問題を気付かなかったですけどねw。オーディエンスからドンマイの声がかかります。それを契機に、オーディエンスがノラたんに声をかけるようになって、和やかなムードでした。そういえば「日本のみんなはバラク・オバマに投票した?w」みたいなジョークを言っていました。

12曲目から2曲は、ピアノ弾き語りのソロです。そして、待ってましたよ、Don't Know Why♪。オーディエンスから待ってましたのコール。ここからぐーんとヒートアップです。最高潮となったのは、アンコールでした。アンコールは、ストリートで演奏するカントリーバンドみたいに、メンバーが舞台の前のほうにノラたんを中心にクローズに集まって演奏してくれました。これにアリーナが盛り上がり、アンコールはスタンディングだったと思います。やっぱりノラたんはカントリーが良いっす。

最後はCome Away With Me♪。とっても気持ちよく、ほんわかした気分でエンディングを迎えることができました。1時間半くらいでしょうか。ちょうどよかったです。

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ノラたんの人柄なんですかね?。ライブは終始、穏やかな空気が溢れてました。Come Away With Me♪が脳内リフレインして1日を終われるなんて、幸せです。楽しかったー。