ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2011J1リーグ第19節横浜Fマリノスv大宮アルディージャ@日スタ20110730

2011-07-31 21:25:15 | サッカー

この夏多くなりそうな、会社帰りのJリーグ。東京はギラヴァンツに負けたらしく、いまの東京がどうやって負けのか、確かめたいけどテレビみたくないw

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今日は、人付き合いが苦手な自分が数少なく気の合う、でも会うのひさしぶりな会社の先輩と観戦。この先輩、熱烈なマリサポで、ていうかなにしろ横浜に誇りを持ってる、ヨコハマの街サポ。いろんな意味で尊敬できるひとです。ま、そんなマリサポと見るわけですから、当然日産スタジアム。マリノスvsアルディージャ。大宮にはまったくシンパシーはありません。よく言われますけどw

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会社帰りはちときびしいので、新幹線でぜいたくな移動をして新横浜にきました。試合前の選手入場は、照明をブラックアウトしてサーチライト二つで照らします。節電対策で考えたアイデアではないかと思います。でも、素敵♪

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試合前に雷がなる不安定な天気で、試合中ずっと雨でした。

マリノスの入りかたがよかったです。選手がどんどんパスコースに顔を出すし、ワンタッチを意識して繋ぐというコンセンサスもとれてて、ボールがスピーディーに回ります。意図的なのか、中央突破が多かったような気がします。ゴール前に大黒や谷口が飛び込み、スリリングなシーンを演出してました。大宮は押し込まれてしまってバイタルエリアがポッカリ開くのです。ますますマリノスペース。思えば、この時間帯にマリノスが先制してれば、もっと楽に試合できたかもしれません。

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大宮がひとしきりマリノスの攻撃をかわすと、反撃が始まりました。まず、マリノスの攻撃を分断。中村や兵藤にプレシャーを強め、攻撃の始点をディレイさせます。やがてボールがとれるようになったら、ラファエルを1.5列目のようにちょっと下げてゲームメイクさせました。ラファエルが基点を作れるので、藤本や東がラファエルの近くで絡めるようになり、右サイドを中心に有効な突破をみせるようになりました。先制を決めたのはやはりラファエル。綺麗なヘディングを流しこみました。ちなみにこの試合のゴールは全てヘッド。

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後半に入り、マリノスは落ちついてゲームを立て直そうとします。重要な役割を果たしたのは、やはり中村俊輔。中盤の底で敵味方の布陣を見ながら糸口を探ります。コースがないときは無理をせずバックラインに返し、逆サイドからの組み立てを試みる。前半と違い、SBを絡めた攻撃が増えた気がします。マリノスのゴールはいずれも大黒。同点ゴールは中村俊輔のコーナーをヘッドで押し込んだもの。俊輔のボールがピンポイントで素晴らしかったです。2点目はオーバーラップした金井のクロスをどフリーでヘディング。

その後は、キム・クナンを入れたりして、そのまま終わろうとするマリノスと追いつきたい大宮の攻防戦。結構時間が残ってましたが、マリノスが逃げ切って勝利。

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今シーズンは東京以外のチームのホームエリアで見る機会が多いですけど、サポーターの様子が各チーム各様で面白いです。マリサポは意外と年齢層高くて落ち着いてますね。かつては若い女性が多い印象だったけど、様がわりしてるのかな。サポがなんとなくオシャレに見えるのは変わってないですけどね。先輩は普通にオヤジですけどねw。先輩のお友達の親子サポと挨拶しました。来年はアウェー側でお世話になりまーす!


2011J2リーグ第22節FC東京vロアッソ熊本@国立20110724

2011-07-28 00:36:05 | FC東京

恒例の小金井阿波おどり。夏ですねえ。

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節電対策で、7月は土曜出勤。土曜のまつりは会社帰りに見ました。がんばろう! 日本

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日曜は、阿波おどり二日目に湧く武蔵小金井を離れ、国立競技場へ。熊本戦です。味スタの草津戦を見られなかったので、ひさしぶりの東京観戦です。

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ドロンパと燕太郎とつぼみが踊ってました♪

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さて試合。

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なんていうか、すっかり観てて不安がなくなりましたね。もう東京の戦いかたは出来上がっているので、試合の趨勢は相手次第なのです。つまり、熊本のがんばり次第。

熊本はコレクティブな守備できました。ひょっとしたら引き分けでもOKというプランで望んだかもしれません。いや、多少の色気はあったでしょうね。長沢とファビオのデカイFW二人が通用するなら観るべきところがあったかもしれないですね。でも、ぜんぜんでしたー。なまじ前線に明確なターゲットが二人もいると全体の連携はむしろ落ちるんでしょうか。コレクティブといえば、愛媛を駒沢で見たときの衝撃はJ2侮りがたしを実感しましたけど、あの時の愛媛が凄すぎたということなのかな。

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というわけで、セザーがPkで先制するまで時間がかかりましたが、終わってみれば5-0東京。セザー、羽生、谷澤、徳永、ルーカス。ゴレアーダ!

戦いかたはあらためていうまでもなく、2011大熊東京です。引かれることを想定していたのか、速い縦パスをゴールエリア付近に送ることを意識していたような気がします。ということは、裏を狙う選手が常にいるということですね。去年までの東京になかった攻撃のオプションです。

もうひとつはルーカスの参戦ですね。前節味スタで見れなかったんで、楽しみでした。動けてますね。セザーといい感じにポジションチェンジしていて工夫してた。ボクらが待ってた、おかえりなさいゴールもあげたし、最高のリスタートじゃないかな。

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数年前に比べてチーム全体のフィジカルが上がってると思います。この暑さなのに運動量が落ちないです。試合中ずっとイニシアティブをとれてるということも理由なのかもしれないけど、頼もしいです。なによりこの暑いなか、ぐだぐだのサッカーを見せられずに済むのはありがたいですw

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残念なことに8月のホームは1試合だけ。絶好調の東京を観る機会があんまりないです。

この調子なら気楽に見られるから、ナイターがいい夕涼みになるんですけどねー。


2011ワールドカップ なでしこジャパン 世界チャンピオン!

2011-07-19 23:04:33 | サッカー

どんなスポーツでも、日本の代表選手が国際大会で活躍するとうれしいものですが、わが愛するサッカーの活躍は格別です。

なでしこジャパン2011

ワールドチャンピオン!!!

やばい。感動する。

国際的には、大型化がメジャーになっていて、ブラジルが活躍できないのは象徴ですね。USA、スウェーデン、イングランド、オーストラリアといずれもフィジカルをいかしてロングボールを主体とするチームですし、フランスもけして小さいわけじゃない。なでしこは、そんな潮流に対するアンチテーゼですね。チャンピオンズリーグなどではアンチフットボールと揶揄されるサッカーが、逆に主流を占める世界では、まったく批判されない。なでしこはそんな世界にプレーで動議しました。それが最高の結果でということに、更に価値を上乗せすることなんだと思います。いわば、90年代のサッカーに、いまのバルサが突然降臨した感じ。とても難しいことです。個々のスキルとチームとしてのオーガナイズができていないと、まるで機能しないですから、非常に困難なチャレンジだったと思います。

なでしこのサッカーはすごいの一言です。

澤さんを活かすサッカーですが、攻撃力やオーガナイズ力じゃなく、ボール奪取力に起因しているところが面白いですね。考えてみれば、攻撃の基点はボール奪取ですから、とても合理的です。澤さん+ボールホルダーの近くにいる選手でダブルチームをつくってボールを奪う。キック&ラッシュが主体の相手だと、ボールの出し手は基本的にひとりですから、なでしこは数的有利をつくり易い。合理的です。50な位置であれば、無理せずボールを回し、スペースとそこに走り込む選手がいれば速攻をしかける。コンダクターとして澤さんのタレントを最大限に活かすシステムですね。MVP、ゴールデンブーツのダブルタイトルを獲得する大活躍も納得。

もちろん軸は澤さんですが、テストを重ねチームのシステムに迷いがなくなった選手たち、みんなヒーローです。海堀さんのPKはすごかった。熊谷さんはチーム最高身長ですが171cmですよ。ワンバクをよく抑えた。近賀さん、鮫島さんが攻撃参加した回数がなでしこの調子のバロメーターでしょう。宮間さんの安定したパフォーマンスはチームにとって心強いでしょう。川澄さんのようなラッキーガールはトーナメントには大事。おれたちの真奈たんにとっても良い経験だったんじゃないかな。

なかでも阪口さんの笑顔が印象に残りました。決勝の入場前からなでしこのメンバーはずいぶんリラックスしていて心強かったし、試合中も笑顔が絶えなかった。極限にあるはずのPKでも笑顔で円陣を組み。その中止にいつも阪口さん。プレーも、澤さんが集中できるように、すぐ傍で気をつかっていたのは阪口さんだと思います。ポジションだけじゃなく、チーム全体の気が利くボランチですね。

帰国したらなでしこリーグの延期分があって、秋口にオリンピック予選。余韻にひたる間もなく、いそがしい。大変だ。

ついに日本サッカーも世界の頂点にたどり着いた。

歴史を体験できたことに感動!


2011J1リーグ第5節川崎フロンターレv柏レイソル@等々力20110716

2011-07-18 16:26:20 | サッカー

この7月は日月がお休みなんで、土曜開催のJリーグをなかなか見られないんですけど、等々力でナイトゲームなら仕事帰りに間に合います。

というわけで、川崎vs柏@等々力競技場を見に行きました。

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余計な前置きはさておきます。それほどエキサイティングな試合でした。毎週のようにサッカー見てても、これほどの好ゲームにあたることは滅多にないです。あ、東京のサポだから?w

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柏の強さの理由 を確認したくて見に行ったわけですけど、川崎の入りがよかったです。ジュニーニョと山瀬を軸に田坂や田中祐介、小宮山の両サイドバックも絡めた攻撃は、連動性が高くパス繋がります。何より攻撃のスピード感が秀逸。ほとんどワンタッチでさばくパス回しがスピード感の秘密ですけど、それをやれてるのはスペースに入って行くタイミングがいいから。それと運動量。プラス、シュートの意識が高いです。相馬監督が徹底してんじゃないかなと思いました。いいチームですよ、フロンターレは。さっそく結果が出て、矢島のゴールで先制します。川崎は手を緩めることなく攻めます。変わって入った小林悠のゴールも決まり、前半を終わって、2ー0。川崎の圧倒。

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柏は大谷を経由して攻撃を組み立てます。大谷がさばいて、レアンドロ・ドミンゲスでアプローチし、フィニッシュまで持ってくイメージ。つまり、そのルートを遮断できれば柏の攻撃は機能しないということ。逆に言うと、澤と橋本が作る左サイドが鍵になるということですね。この試合も大谷とレアンドロ・ドミンゲスは期待通りのパフォーマンスだったと思います。大谷がフリーでいる間は攻撃が機能してましたから。川崎のプレッシャーが機能しはじめて、柏は苦しくなりました。大谷にプレッシャーが集まり、手詰まりになります。大谷と栗澤を左右入れ換えても効果なし。そのままいいところなく前半を終了。

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さて後半。相馬もネルシーニョも動きます。川崎は早々に怪我で矢島から小林悠に交代してましたが、後半頭から柴崎に変えて實藤投入。これも怪我のようでしたが。勝ってる川崎が動く必要はないので不思議に思いましたけど、納得。一方の柏は戦術的にアグレッシブな交代。栗澤、田中順也をさげ、茨田、ジョルジ・ワグネルを投入。これがはまります。とくにジョルジ・ワグネルを左に置くことで澤と橋本との連携が生き、左サイドが活性化します。ジョルジ・ワグネルが送るパスを掴みあぐねている間に川崎の守備が後手後手になりました。それで再び大谷がフリーでボールをさばけるようになり、柏の攻撃が勢いを取り戻します。

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このあたりから戦術的な興味深さがぐんぐん増してきました。ネルシーニョの仕掛けに相馬がどう対処するのか。見てるこっちも考えたりして、まあ、余計なお世話なんですが。んで、柏がオウンゴールでまず1点。

とりあえず川崎はあえてジョルジ・ワグネルを積極的に抑えようとはせず、自分たちのサッカーをすることに専念したんだと思いました。でも柏の勢いは止まりません。次々に選手が涌き出てくるようで、まるで前半の川崎をみるよう。こんなに前後半で様相が正反対になるゲームはそうそう体験できません。で、レアンドロ・ドミンゲスが同点ゴール。

さあどうすう相馬!

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大谷にプレッシャーがかからなくなったのは、ジョルジ・ワグネルをフリーにしてる為だとみてたので中盤を厚くするかなと思ったら、逆にその中盤を削って前線投入。登里に変えて久木野投入。正直、これが効果的だったかどうかはわかりません。むしろ柏中盤がちょっと休憩に入ったように感じました。とくにジョルジ・ワグネル。疲れかもしれません。相馬がそこを考えていたんだと思いますし、ネルシーニョも覚悟のうえでしょう。結果的には、柏の足が止まり、川崎が前線にボールを運べるようになりました。それが久木野のPK獲得を呼んだ。その意味で、相馬の作戦勝ちと言えるでしょう。

結局、柏が再び攻撃に転じても時すでに遅し。そのまま試合終了。サッカーでいちばんおもしろいと言われる3対2。

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特筆すべきは、両チームがとてもクリーンだったこと。柏は後半12分の橋本、川崎にいたっては21分のまでなかった。去年までのダーティなイメージに比べたら川崎の脱皮っぷりに感心しました。チャンピオンを狙うために必要なことなのかもしれませんね。

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大満足な試合でした。東京の試合でないことを除けば。ちょっと川崎と柏のサポーターが羨ましくもある夜でした。いまこの両チームに東京をぶつけてみたいと思いました。来年が楽しみ、なんつったら鬼が笑う?

東京も味スタで勝ち、ついに首位です。真夏のJリーグが騒がしくなってきた!


2011J1リーグ第4節鹿島アントラーズvアルビレックス新潟@カシマスタジアム

2011-07-17 16:45:22 | サッカー

ふと思い立ってカシマスタジアムに行きました。月末まで東京のサッカー見られないので代わりのつもり。あとドライブ。東関道が好きなのですよ。景色もいいけど、距離がちょうど良くて。

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ちょっとはやく着きそうだったんで、鹿嶋の町を一巡りしてきました。ひさしぶりにアントラーズのクラブハウスに行きました。震災の被害がかなりあったようなので、いまどうなのかを見たくて。

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クラブハウスや練習場は震災の影響を外からは感じられなかったけど、周囲の道路がでこぼこでした。埋め立て地なのかな。クラブハウスにショップがあります。小笠原の40番と復興祈願のシャツを購入。

シャルケ04の内田のメッセージがありました。メディアでも報道されてたあのメッセージ。じーんときました。

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クラブハウスのある海岸沿いに風車が何本も立ってます。もちろん以前からあったのでし

ょうが、なんだか鹿嶋の町の想いを背負って立っているような気がしました。

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クラブハウスでチケットを買ってカシマスタジアムに。相馬や秋田がいた頃に先輩に連れられよく行きましたけど、あの頃は渋滞が酷いし、駐車場を探すのも難儀しました。いまはスムーズにスタジアムまで行けたし、スタジアムのすぐそばに止められました。うれしいけど、複雑な気分。

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鹿島側自由席なので、ジーコさんには合わずすぐなかに入りました。ホスピタリティは地元のかたのようです。年配のかたが多く、予算の都合もあるんでしょうが、全国に強豪として知られるアントラーズが、実はしっかりと地元密着をやってるのだなと好印象です。こういうことは、地元に来てみないとわかりません。

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カシマスタジアム名物のコーナー席。これがいいのですよ。見やすくて。地元のおっちゃんおばちゃんが賑やかに観戦してて、雰囲気もいいし。

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試合前は気づかなかったのですが、屋根の照明を下ろして2階席に添えつけてました。たぶん節電対策で試合直前まで点灯しませんでした。

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あとで知りましたけど、両チームとも調子がよくないんですね。

鹿島は低い位置から攻撃をスタートします。中田や青木からロングボールを西に送って、そこで基点を作るイメージ。FWや野沢を絡めて組立ます。したがって増田が比較的自由で、攻撃のアクセントになる役割なんだと思います。ノッキングの原因はパスの精度。中田、青木が西に送る パスが酷かったです。もうひとつは攻撃の厚みが足りないこと。もともと少人数でシュートまでいけちゃうクオリティのあるチームですけど、興梠のコンディションがいまいちなのか、攻撃が単発的な印象でした。田代が孤立してるんですよ。まわりとリズムが合わないのかな。遠藤のドリブルも怖くなかったです。フェリペ・ガブリエルを入れて左サイドが活性化しました。その時間帯に押し切れれば、結果も違っていたかもしれません。いまはこの戦いかたしかないのかな。

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新潟は川又のポストプレーが印象的でした。受けるポジションを探すのが上手い。チームとしては、両翼をワイドに使って全体で攻めて守るやりかたは、去年と変わらないイメージです。決定力が。やっぱりチョ・ヨンチョルが入ると、ひとりで勝負できる基点になりますから、攻撃が活性化します。最後にいい仕事しました。

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屋根の瓦を修理できなくて土嚢をつんだままの家をいっぱいみました。鹿嶋はまだ被災地です。手がまわらないんだろうな。制約がいっぱいあるなかで試合を運営しているんだろうなと思います。負けちゃったのでサポーターは納得いかなかったようですが、今シーズンばかりは、鹿嶋でサッカーがやれてること自体、すごい努力なんだと思いました。

がんばれ、鹿嶋