ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2011J2リーグ第37節FC東京vジェフユナイテッド千葉@味スタ20111126

2011-11-28 00:04:56 | スポーツ

えー。前節で優勝と昇格を決めてしまいまして。消化試合になる可能性もあったわけですけど、いやいやそんなことはない。ホーム最終戦。dia obrigado。毎シーズン楽しみなんです。試合前に選手に会える。23番の頃の梶山がぬぼーとゲートにいたり。サインくれた昂太がさわやかでかっこよかったり。むっくんもさわやかだったなあ。福西はどえらい男前だったし。サリーに2年連続サインもらって微妙だったり。大志に来年もがんばってと言ったら、「来年いないです」と言われたり。そんな想い出があります。でも、残念ながら今年は無理(´;ω;`)。

Dsc_0188

えー。自分は岡山でございました。

Dsc_0192

ばあちゃんの三回忌とじいちゃんの三十三回忌。じいちゃんのほうは法要が始 まってから知るという(苦笑)。ウチは真言なんで、おかんきを唱和します。これがけっこう面白くて。般若心経もあります。いまはあらまし意味を知っているんで、詠むのも楽しいです。小学生のめいっ子ズ(3姉妹)が来てたんですけど、それなりに詠むんですよね。意味わかんないけど、音が楽しいんですね。めいっ子ズにはいっぱい遊んでもらいました。可愛い♪

Dsc_0193

法要が終わって、お墓をお参りし。お天気であったかくてよかったです。年寄りもいるし。
んで、お昼は岡山国際ホテルの中華料理。食べ盛り?は自分だけなんで、たらふく食べました。満足♪。岡山の眺望です。

Dsc_0194

Dsc_0195

デザート食べたら、一足先に退出。岡山駅から一路味スタを目指します。最終戦♪。時間をみたら後半から見られそう。

Dsc_0197

ひとつ私にくださいな~♪

Dsc_0199

なんだか、めずらしいカラーリングのこだまがいました。撮り鉄もいっぱい。

Dsc_0202 

実は京王線を使って味スタに行くのは初めてなんです。

Dsc_0203

飛田給を降りたときはハーフタイムだった見たいですけど、買い物してたら後半が始まってました。こちら来シーズンのユニ。思ったよりかっこいい。楽しみ♪

Dsc_0208

11分から試合に合流。

Dsc_0209

でも、自分が合流してからの35分間ほどに、この試合のハイライトが凝縮されていました。ラッキーw。すぐ草民からセザーに替わったけど、いちおうスタメンは全員見られました。後半30分に二枚目の警告で山口慶が退場。それで後半32分、セザーからの縦パスを受けたルーカスが足元からちょいとゴール方向にボールを押し出すだけでDFをかわしシュート。先制ゴール。お洒落♪。結局これが決勝点に。

Dsc_0212

千葉ですけど、いやいやガッカリなチームになっちゃったなあ。かつてイビチャ・オシムさんが監督初年度の2003年、臨海で初めてそのサッカーに触れたとき、思わず「おもしれー」と叫んだことを記憶してるんですけど、もう見る影もなくなってしまいました。2006年に監督を引かれてから僅か5年ですよね。チームの方向性を誤ると簡単に凋落するんだなと思い、とても怖かったです。どのクラブもひとごとではないですよ。自分はオシムさんが作った千葉が大好きで、そんなサッカーにシンパシーを感じ集まったいまのジェフサポが好きですけど、ちょっとこれは何か動くべきなんじゃないかな。他チームのことをとやかく言う資格は自分には無いのだけれども、千葉がせっかく獲得した「千葉らしさ」というアイデンティティを取り戻す活動をサポーターから興すことを期待します。なにしろ良い人が集まらないと組織は良くならない。オシム体制に懐古しなくていいから、もう一度千葉らしさを見つめてほしい。とにかくサポーターにはジェフから離れないことを願います。

Dsc_0214

東京の得点はセザーとルーカスのコンビネーションからでした。なかなか合わなかった二人ですけど、終盤に来てホットラインが確立できたようです。絶妙なコンビだと思うのですよ。来年は頭から見たいぞ。

Dsc_0216

試合後のセレモニー。

・大東チェアマンからJ2優勝シャーレを授与。

 今野キャプテンが今ちゃんらしく遠慮がちにかかげます。イエース!。優勝セレモニーは以上w

・東京ドロンパ仮面(じつは平松)の優勝報告。

 なおのモノマネはゆりかご。谷澤のモノマネは白鳥ポーズ。それでサポーターみんなと3年ぶりのエア乾杯!( ^^)/▽▽\(^^ )

・大熊監督のスピーチ。要約はこんな感じ。

 「このたび優勝と昇格ができたのは、皆さんのおかげです。皆さんの力がなければできなかったことです。選手、スタッフ、そしてサポーター、いまここにいるひと達はみんなクラブの一員です。これからもFC東京のクラブ力を上げていき、このスタジアムをいっぱいにし、アジア、そして世界に出ていくために、皆さんと一緒にがんばっていきたいと思います。本当にそれ以上の言葉が見つかりません。いまは心から感謝いたします。」

Dsc_0219

・選手、スタッフが場内一周。

Dsc_0222

・ホペイロの山川さんがゴール裏で最初にシャーレをかかげw。こういうところが東京のいいところ!

・大熊監督の胴上げ(1回だけ)

・逃げようとするところを徳永にお仕留められ、ようやく大熊監督がシュア!

・そして、ついに今野がシュア!

Dsc_0226

天皇杯もないことが決まってますし、今シーズンのホームゲームは終わりました。結局2011年はホーム無敗。なんだかんだ、強かったんですね。

さあ来年はJ1に戻ります。いいチームになりつつありますから、ついにようやく本気でこの言葉を言う自信ができました。

J1制覇!

今シーズンお世話になりました。来るシーズンもよろしくお願いします。


2011J2リーグ第36節ガイナーレ鳥取vFC東京@とりぎんバード20111119

2011-11-20 23:02:17 | FC東京

俺たちは昇格しました。

2位の勝ち点9差と頭ひとつ抜け出た形で残り3試合という今節、アウェーの鳥取戦です。最終戦までもつれる可能性を感じて、札幌戦の準備をしてたんですが、ちょっとはやくなってしまった。まあ、はやいに超したことはないんですけどね。それで、急きょ鳥取に行くことにしました。昇格はさして難しくないと思ってましたが、思いの外キビシイ旅に成りました。まあ、移動手段が限られる地方都市ですから。

Dsc_0167

東京→(のぞみ)→姫路→(スーパーはくと)→鳥取。6時間。半年住んでた鳥取ですから、個人的に懐古旅も兼ね。お昼はベニ屋さんのカツカレーです。うんまい。

Dsc_0168

鳥取城は石垣の改修工事中の模様。鳥取城をもっと綺麗にすべきだと思うのです。鳥取西高校を移転することはできないのかな。せっかく背後のに山を含む、珍しくも素敵な城郭なのに。仁風閣も見えます。

Dsc_0173

城の手前に吉川経家公。

Dsc_0172

北口商店街のガイナーレ度。

Dsc_0170

Dsc_0175

麒麟獅子。鳳凰をつけたら何でもありの世界w。

Dsc_0178

鳥取駅北口は20年前とほとんど変わってませんでした。いいのかよくないのか。

Dsc_0166

鳥取駅からの無料シャトルバスです。とりぎんバードスタジアムへ。

Dsc_0180

G's deli。

Dsc_0182_2

とりぎんバードのゴール裏は非常に狭いです。30分前到着で席があるわけがなくw。偶然見つかり。よかったー。こんな視野。

Dsc_0193

ゴール裏の後ろ側。たんぼのなかにあるスタジアムです。

Dsc_0184

メインスタンド。

Dsc_0187

予報が外れて雨がはやめにあがり、日差しも見えてきた夕刻17時キックオフ。

鳥取はリトリートをチョイスしました。ブロックを作り、バイタルエリアを消してきます。バックラインがコンパクトに絞り、アタッキングハーフがサイドを消す。東京の攻撃はルーカスに入れるかあるいはサイドを崩すかの2パターンなのですが、両方を消して来ましたね。これが奏し、序盤戦の東京は術なくボールを回してるだけでした。ただ、東京に焦りを感じませんでした。試合を90分でとらえているというか、鳥取の守備網のほころびをたんたんとねらってる雰囲気がありました。

Dsc_0194

今日はセットプレーで試合が動きました。前半23分モリゲがFKを直接決め、先制。真後ろから見てたんですが、コースがみえました。壁のちょうどシュートコースに谷澤 が立っていて、その時点で勝負ありだったかもしれません。

これで鳥取が攻めに出てきました。必然的にブロックが崩れます。ルーカス、羽生、谷澤、草民が鳥取陣の深くで基点になるシーンを見せるようになります。これがリトリートする相手に対する東京の攻めの考え方でしょう。表現はアレですが、真綿で首を絞めていく戦法というか。パワーもテクニックもスピードも優位にあるJ2だから可能な戦法なのか知りたいところですが、術がないのでとりあえず置いておきましょう。

Dsc_0196

鳥取は基本的に右側から攻めます。右SBの丁の攻めあがりに、美尾や三浦が絡んで行く感じ。何度かいいシュートがあったし、ギリギリで今野が弾き返したシュートもありました。後半にはカウンターから1ゴールを決めたので、攻撃にいい切れを持っているんだと思います。J2はそれほどチーム間の差はないですね。いま下位にいるチームが、来年昇格争いをしてもおかいくない。ポイントは得点力。ただ、クラブがJ1でやることは、勝てるチームを作ることだけが条件ではないです。急がないことです。

Dsc_0199

後半スタート。ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ~ FC東京昇格だ~ 楽しいな 楽しいな 鳥取遠すぎる~♪。守備位置につく服部が笑ってましたw。

後半は東京の昇格を祝うゴールショー。開幕は後半6分ルーカスのおしゃれなゴール。DFがついてる状況でゴール前でパスを受け、2タッチでDFとキーパーをかわして流し込みました。この時、ふとアップルームを見たら、北斗が東京ブギウギに合わせて踊ってました。最後はちゃんと指で天を指し。よく見てるなーw。今日はアップルームがよく見えました。とりぎんバードの隠れた観戦スポットかもしれないです。ぜひメインスタンド寄りに席をとってみてください。セザーのアップの動きが良かったです。コンディションがあがると気持ちのスイッチも入ってきたのかな。

続いて後半25分 谷澤。ショートカウンターが増えてきた時間帯、セザーから丁寧に送られたパスを中央に走り込んだ谷澤が流し込むだけの簡単なお仕事。これなら谷澤でも入りますw。

さらに、後半35分、天皇杯で惜しくもシュートがオフサイドになったスズタツが、角度のないところからゴール。久しぶり。

仕上げは後半アディショナルタイム。眠らない街が響くなか、上里がスズタツのシュートがクリアされたところに詰めてゴール。終わってみれば5-1の圧勝でした。

Dsc_0201 

アディショナルタイムがもどかしいということもなく、いつも通り眠らない街を歌いながら、いつの間にかという昇格の瞬間でした。

Dsc_0202_2

周りのひとと昇格おめでとうの握手をしてたので、選手、スタッフの様子は知れずw。気がつくと、昇格おめでとうのボードがピッチに持ち込まれてました。東京から運んだんでしょうか。それとも鳥取で作ったのかな。鳥取のクラブもサポーターの多くも祝ってくれたのが嬉しかったです。バックスタンド側のサイネージに「祝! J1復帰 おめでとうございます!」と出ていたし、東京の選手がバックスタンドに挨拶にいくと、鳥取のサポーターが拍手をしてくれていました。ありがとう鳥取。

Dsc_0204

選手、スタッフはゴール裏真ん前まできてくれました。そこで即席の昇格祝賀会。式次第はこんな感じ。

・大熊監督の胴上げ

http://www.jsgoal.jp/photo/00085700/00085798.html(J's Goalさんを拝借)

・続いて塩田が胴上げされそうになり、「え?おれ~?」と尻込みしてる間にぐだぐだの空気になる。水ファイト。

・イケイケが気をきかせて、なんかやれコール。

・今野と谷澤が無理矢理前に押し出せれ、なんかやった(自分の位置からは見えず)。

http://www.jsgoal.jp/photo/00085700/00085771.html(J's Goalさんを拝借)

・意味不明なパフォーマンスだったらしく、ゴール裏からブーイング。

Dsc_0207

・この窮地には選手会長ということで、塩田がトラメガを託され、スピーチ。

http://www.jsgoal.jp/photo/00085700/00085772.html(J's Goalさんを拝借)

塩田のスピーチの要約。

「みなさんの声援が力に成りました。みんなでJ1にあがれてうれしい。FC東京第二章がスタートします。来年はJ1優勝目指して一緒にがんばりましょう。」

・ゴール裏のサポーターを背景にした集合写真。この時、ジョナサンがちょっと離れたところにいて、ゴール裏から「混ざれ」コール。ジョナサン混ざろうとしたけど、たぶん混ざってない。

http://www.fctokyo.co.jp/(東京オフィシャルを拝借)

・ゴール前解散。塩田だけ残り、昇格祝いのボードをイケイケに渡す。そのまま促されて、シャー。

http://www.jsgoal.jp/photo/00085700/00085776.html(J's Goalさんを拝借)

・ホーム側コーナー付近に挨拶のために集まった選手は塩田待ち。「塩田、はやくしろよ」と言われる(谷澤ではないかと思われる)。

Dsc_0208_2

・選手挨拶。おー、YES!

Dsc_0210

・引き上げる選手。羽生が呼び戻され、照れつつシャー。

Dsc_0213

・続いてスズタツが呼び戻され、照れつつシャー。

・解散。看板の影から、秀人が誰か女性に小さく手を降っていたのが気になったりして。

・今野がゴール裏を背にスカパーのヒーローインタビュー。日々野真理ちゃんfeat.今野な感じ。「すっごい疲れました」だそうです。ゴール裏からシャーを要求されるが、照れつつ固辞。このインタビュー、真理ちゃんが滅茶苦茶楽しそうでした。ズルいぞ、真理ちゃん。

・これにて終了。余韻を味わいたい東京サポを追い出すかのように雨脚が突然強くなり、祝賀会はしまりよく終わりましたw。

Dsc_0216

ジャズのアダルティな調べが、小雨混じりの夕闇のスタ ジアムに流れる、素敵なムードのアフターゲームを感じながら、シャトルバスに揺られ鳥取駅に。鳥取のホスピタリティは素晴らしいです。シャトルバスは無料だし、スタッフも親切。クラブとスタジアムのコンパクトさで、かえって良いサイジングができているんだと思います。駐車場を利用したG's deliもサイズがちょうどピッタリ収まってる感じ。いきなり高望みしないで、いまのサイズを保ちながら、鳥取にゆっくりサッカーを根付かせてほしいです。

Dsc_0219

駅でしばらく待って、スーパーいなばで岡山に。真っ暗でどこを走ってるかわからず、感傷に浸るどころではなくw。昇格の余韻を楽しむより、長旅に疲れた初日の夜でした。


第91回天皇杯3回戦FC東京vsヴィッセル神戸20111116

2011-11-17 01:14:54 | FC東京

秋深き11月のミッドウィーク開催。天皇杯でございます。寒い寒い。

ことし初めてのJ1チームとの対戦は、ヴィッセル神戸です。そういえば、昨シーズン逆転で残留を決められたのって神戸じゃなかったっけ?。リベンジだな。

試合開始直後に味スタについたので、なんとか始めから観ることができました。まもなく集大成を迎える2011東京の現在地は、バーチャルにJ1に置き換えるとどのくらいの実力なのか、それをはかる機会にもなりました。

Dsc_0150

結果的には、延長の末、2-1で東京の勝利。4回戦に進出です。

しんどい試合でしたーw。なにしろ延長も終了間際までもつれましたから。

神戸はオーソドックスな4-4-2。序盤から東京が優勢に立ちます。ポイントは3つ。

・神戸のボランチの前がルーズ。そこに梶山や秀人が位置取り、プレッシャーを受けることなくリンクマンをこなせた。

・草民の動きが秀逸。心身がリフレッシュできたんでしょうか。左サイドで対面の石櫃相手に縦横に仕掛けていました。

・バイタルエリアがルーズ。ルーカスがポストを受ける、梶山や秀人がドリブルで侵入するなど、東京が自由に使うことができた。

好調な流れから生まれた先制点は13分。CKをニアに当ててフリックされたボールを押し込んだ秀人がゴール。

そのまま東京の時間が続きますが、神戸が守備を安定させて膠着に入ります。中盤をフラットにして綺麗な3ラインを引きます。ライン間をコンパクトにし、過度にプレスをかけないようにしました。これで東京のリンクマン(ルーカス、梶山、秀人)が自由にプレーできなくなった。この辺りの修正能力は、さすがJ1、なんですかね?

で、神戸が盛り返したところで同点ゴールが生まれます。37分、これまたCKからどフリーになった河本がヘッドで。セットプレーが東京の弱点でしたが、まだまだ問題のようですね。

Dsc_0151

後半から神戸は、松岡に替えて田中英雄を投入します。東京のいいようにやられていたボランチ周辺の守備を強化する意図でしょう。これがはまります。田中は梶山につくイメージで、東京のボール回しを遮断することに成功していました。これで一応試合は安定しました。守備が安定すると神戸のボール回しもよくなります。神戸はどちらかというと守備力がある方ではないですね。ボールを保持することでゲームをコントロールしようという意図をもったチーム。東京と同類ですね。それで、選手の質で東京に劣りますから、まずは東京のボランチを機能できないようにする。それから、ポポを中心にボールを回す。で、リズムをつかむ。ゲーム中に能動的に流れを変える仕掛けができるところが、やっぱりJ1なんだなと思いました。

リズムを失った東京は、草民に替えてナオを投入し、攻撃をシンプル&ワイドにしようとします。ところが今日のナオはボールの収まりがよくなく、むしろ攻撃が散発になってしまいます。

それを打開できたのはセザーの投入。リーグ戦の湘南戦で確変したセザーは、やはり脅威でした。独力で強引にシュートまで持っていけるパワーは、(セザーの調子次第だけど)J1でもかなりのストロングポイントになると思います。セザー投入でシュート力が上がるとともに、ルーカスを1.5列目に下げることで、ボール回しが草民がいた時間帯のようにスムーズになりました。再び東京ペースになりますが、それでも追加点は奪えない。延長へ。正直、土曜に大事な試合を控えているので、延長は歓迎できなかったんだけど。

延長に入っても東京ペースは変わらず、それどころか追い打ちをかけたのは、大屋のイエロー2枚退場。これで東京がシュートを雨あられのごとく浴びせることになりました。それがなぜか紀氏の正面に行くんですよ。紀氏が特別よかったというか、なんだか吸い込まれるように紀氏の真正面に飛んでしまうのです。

PK戦も覚悟しはじめた延長後半アディショナルタイム。実質的に東京最後のチャンスで、CKからモリゲがついについにゴール。ふ~~。しんどかった。東京は次のステージに進出。

神戸は、相馬と石櫃の両SBが、同時に大久保と朴のラインまで上がることが多いです。実質、両CBとボランチ一枚の3人で守るシーンも多々ありました。こういうチャレンジが、さすがJ1なのかもしれませんね。

Dsc_0149

さて、決戦は土曜日。

いくぞ、鳥取。そして昇格。こっそり優勝!


マネーボール

2011-11-13 23:56:59 | 映画

マネーボールを観ました。

いきなり結論をいうとですね、これは純粋に野球映画ですよ。スポーツビジネスの映画という評判ですけど、ちょっと違うと思います。なので、観るひとを選ぶ作品です。野球好きか、ブラピ好きのかただけにオススメです。

2002年のオークランド・アスレチックスの大活躍が舞台になってます。2001年にプレーオフまで進んだA'sは、来るシーズンにワールドチャンピオンが目標ですけど、他チームに主力をごっそり抜かれてしまいます。もともと小規模なA'sは補強にお金をかけられない。物語はそんな背景のなか、進行します。ここを抑えておくと楽しめるかも。A'sのGM、ビリー・ビーン。元プロ野球選手ですが、期待されてプロの世界に入ったけど泣かず飛ばずで引退し、A'sのスカウトから叩き上げた人物。お金がないなか、いわゆる”良い選手”を集めて編成する球界の常識を、アシスタントのピーターと二人三脚で打ち破る挑戦をします。

ストーリーはとってもわかりやすいです。大きくわけて5つのブロックで構成されています。

[第一ブロック] 2002シーズンに向けたチーム編成会議

 球界の常識に根ざしたチームのスカウト陣との戦い。

[第二ブロック] 2002シーズン序盤の苦戦

 ビーンが揃えた選手を使わない監督との戦い。

[第三ブロック] 積極的な移籍が功を奏した歴史的連勝時期

 ビーンの方針にあわない選手を監督に無断で放出。出塁重視のビリーの野球で方針が一致し、選手に迷いがなくなったチームが急上昇。

[第四ブロック] 20連勝がかかったロイヤルズ戦

 11点差を追いつかれたA'sは、果たして20連取できるのか?

[第五ブロック] ヘッドハントを受け悩むビリー・ビーン

 ビリーの功績を認めたレッドソックスが破格の年俸でビリーを勧誘。レッズかA'sか、自分のやるべき道で悩むビリー。決心の行方は?

マネーボールというタイトルからは、お金にまかせて良い選手を集める、ヤンキースのようなチームをイメージしますが、A'sは真逆。マネーボールは、ビリーと仲違いした元A'sのベテランスカウトがインタビューでA'sを揶揄した表現からきているのですが、プレーの統計データを重視するアシスタント・ピーターがイエール大で経済専攻だったため、さながら金融業界のようなやり方で、それは野球じゃないという意味だと思います。

この作品が言いたいことは、スポーツビジネスの世界をドキュメントしたいんじゃないと思います。野球ってもっと多様な価値観があっていいんじゃない?というメッセージが込められているんだと思いました。スト依頼選手の年俸が高騰し、各チームがこぞって良い選手を集めようとするあまり、チーム編成では「どういうプレー方針のチームにするか」が議論されず、「選手獲得に幾らかかるか」という話しかされなくなった。結果的にパワーベースボール一辺倒になった。スカウトや現場スタッフも、知らず知らず旧弊の価値観に閉じこもってしまっていた。ビリー・ビーンは、そんな閉塞的な野球界を改革しようとしたんだと思います。もっとも、ビリーはいわゆるスモール・ベースボールを志向していたというわけじゃなく、無い袖は振れないなか、「勝つ」ためにはいろんなアプローチがあることに気づいたことが凄いんだと思います。だから、純粋に野球の映画。

日本のプロ野球にはまず有り得ないシチュエーションですね。そういう意味では、「野球の映画」ではなく「ベースボールの映画」です。プロスポーツチームには二つのロジックがあります。単年度の結果を求める論理と、チームを永続させるロジック。ベースボールは日本の野球よりも単年度の結果を重視する。この違いは選手の扱いに現れます。日本は球団と選手が米国よりウェットに繋がっていますから、移籍は大問題。その点ベースボールは選手の移籍は日常茶飯事。作品中でも描かれてますが、試合当日に相手チームへの移籍が決まって、荷物をまとめる、みたいなことが珍しくないです。マネーボールのような世界が成立するのは、そのような背景があってこそです。その意味で、日本ではまず起こらないと思います。そもそも統計データの重視は日本では珍しくないですから、プレー戦術についてはこの作品で新しい驚きはありません。カウントごとに作戦を変えるなんて当たり前じゃん、なんてねw

逆に日本にあって米国にないのが、チームを永続させる論理。日本人は組織を重視しますから、選手にもチームへのロイヤリティを求めます。チーム生え抜きが最高の価値観。だから、単年度の成績ではなく、同じチーム編成で長く安定して良い成績を納めることに価値を感じる。というわけで、日本人にとってはビジネスをテーマにした物語に見えるのかもしれませんね。

主演はブラッド・ピット。この作品は、徹頭徹尾ブラビのための映画です。いろんな登場人物が絡み合う群像劇ではなく、ブラピだけにフィーチャーした作品。ビリー・ビーンは、ご本人の人柄はともかく、キャストのうえではいかにもブラピ的な、アメリカン・マッチョな人物として描かれています。自分が見ているなかでは、最近のブラピはブラピ的な役柄に固定している感があって、アウトローなイメージが好きでファンになった自分としては、ちょっと残念です。

そんなわけで、他のキャストはブラピのひきたて役という印象しかないんだけど、ピーター役のジョナ・ヒルは良いです。いかにも野球とは無縁そうな外見と、ビリーとの一体感がよく出ていたと思います。

それから娘役のケリス・ドーシーが可愛いんですよ。ギター弾き語りでLenkaの”The Show”を歌うシーンがあって、子供ながらにしてカントリー風の歌唱がすっごい上手い!。その歌、最後のシーンでビリーが決断するところでも使われていて、とっても印象的でした。

自分は2002シーズンのA'sをオークランドで観てるんです。こんな状況のチームとは、当時はまったく知らず。ジオンビがいた記憶があるので、ジェイソンじゃなくジェレミーのほうだったんですね。試合の結果はまったく覚えてないんだけど、同時多発テロの翌年ということで、スタジアムにバッグを持ち込めなかったんですよ。自分はそんなこと知らず、バックパックを持っていて、となりの席のひとに「ダメじゃん」的なことを言われた記憶があります。そんな年でもあったんですね。

というわけで、この作品は野球映画です。ブラピを見たいかたを除くと、野球を知らないと難しいかな。とはいえ、熱くて面白いです。オススメ。


2011J2リーグ第35節FC東京v水戸ホーリーホック@味スタ20111112

2011-11-12 23:30:20 | FC東京

東京が勝てば、鳥栖が負けるか、札幌、徳島のどちらかが引分けor負けたら。

昇格決定!

そんな状況の、秋深まる11月。昨日はポッキーの日。11月11日11時11分

Dsc_0130

野川公園のジュウガツザクラ。今秋はずいぶん楽しめました。まだ綺麗な花を見ることができます。

Dsc_0132

結論を言うとですね。昇格はお預けですw。東京の試合前に鳥栖、徳島、札幌とも勝ち。2~4位のチームは、東京どころじゃないですよね。今節終わって3ポイント差の争いですから。

とはいえ、今日勝ったので、ほぼ昇格決定です!。今シーズンを振り返り、遠い目をするのは来月までとっておき、とりあえず今日は勝ってよかったねー、という感想です。やっぱり”ほぼ”じゃまだダメですよね。

Dsc_0137

東京は今野が代表、モリゲがサスペンションで不在。CBには徳永とノースが入りました。右SBに北斗、それからナオがスタートで草民がオプションでした。想像した両CB交代の影響は、カバーリングとフィード。東京のCBは位置取りが高いし、2バックの状況も結構多い。だから個人スキルの比重が高いので、CB交代の影響はとっても大きいと思ってました。それからナオと草民のタスクの違い。ナオはワイドオープンからトップがプレーエリアですから、いつもは羽生がやっているタスクに近く、草民とは全然違いますね。攻守にわたって結構不安点はあるかなと思ってました。

Dsc_0135

カバーリングはほとんど問題なかったですね。水戸の攻撃があんまりスピードがなく、ガテン系だったので、かえって徳永+ノースでよかったくらいかもしれません。フィードのほうはやっぱり影響あったような気がします。普段は、モリゲ、今野からロングフィードで攻撃を押し上げるシーンがあるんですけど、さすがに今日はほとんど見かけなかった。ただ、合格点だと思います。CBが水戸のハイプレッシャーであたふたするシーンがもっとあるかと思ったんですけど、徳永はまったくなかったですし、ノースも高橋につけるパスを一回ミスったくらい。権田へのバックパスを有効に使い、あわてた感じもなかったし、ビルドアップもほとんど問題なかったです。

草民不在の影響。前半はやっぱり影響あったような気がします。水戸が前線からガッツリとプレッシャーをかけにきた影響もあるんでしょうけど、ボールを効果的に前線に送れない。ルーカスにも納まらないし、サイド攻撃をしようにもナオやSBに入る位置が低い。打開するには、後ろから長いボールを水戸DFの裏に送りこむか、中盤で多少強引でもドリブルをしかけるかして、全体の重心を上げていかないといけない。普段はこのドリブルの役を担っている草民がいない。だから攻撃がとってもシンプルでした。あっさりとサイドに持ち込む。水戸はそんなに対応に苦労しなかったでしょうね。ナオはウィンガーというより、セカンドトップでしたね。サイドアタックは北斗に任せていた印象。

Dsc_0139

後半早々に先制します。

後半4分 高橋。CKからニアに流れ込んだ秀人がドンピシャヘッド!

Dsc_0140

きっかけは北斗です。結局打開策は、やっぱりドリブルでした。北斗が後半に入って攻撃のギアを一段上げた感じで、ボールを持つと積極的にしかけていきます。CKを得たのも、北斗のドリブル突破からでした。この先制で東京はイケイケモードに入りました。選手の動きもパスもスピードがあがって、水戸の選手はポジションに棒立ちな感じ。ただ、ゲットゴールはなし。このエル・チクロンな時間帯に一気に追加点をとれていたら、今日はもっと楽な展開に持ち込めたと思います。むしろ、自らのミスをきっかけとして勢いを止めてしまった。このあたり、来シーズンに向けての課題ですね。

Dsc_0146

羽生アウト、セザーイン。これで流れが再び東京イケイケに。

前節湘南での2ゴールでどうやらセザーは完全復活したんだと思います。プレーが見違えるように迫力満点になってました。25分くらいの出場で5、6本のシュートを撃ってました。しかも全部ゴールの可能性があった。オレのおもちゃ、セザーが戻ってきたー!。セザーが入ってからルーカスとの2トップのかたちでしたけど、ルーカスが下がり気味で縦の関係。これがよかったです。ルーカスは、1トップだとボール奪取+組み立て+フィニッシュと大車輪なタスクですけど、やっぱり負担大きすぎ。セザーが入るとフィニッシュを任せられる。セザー1トップだとサイドに流れる癖が出てくる。縦に並べた2トップで、この問題を一気に解決できてました。来シーズンの陣容はまだわかんないけど、ルーカスとセザーの2トップを希望します。

Dsc_0151

あと、秀人。危険の芽をつむために、右に左に動き回ってタックルしてました。まだ、重要な場面でのパスミスなどポカもあるけど、今シーズン一番の成長株だと思います。来シーズンもレギュラーで挑戦する姿をみたいな。

梶山がもうちょっと輝いてなかったです。以前に比べて波が小さくなったけど、まだまだだなあ。ちょっと壁なのかな。試合の組み立て役としては、プレーをあっさりチョイスしすぎ。もっと局面の状況をみて、自分で流れを作っていくプレーをして欲しい。なにげなくバックパスや横へのパスをしてるシーンがまだあります。それからシュートチャレンジ。梶山のプレースタイルなら、もっとシュート撃っていい。

今日は北斗が攻撃のアクセントになってましたが、本能でやってる感じがするので、安定感がもう少し。出場機会が戻ってきたので試合感を取り戻しつつあるようだけど、ワンランク上げるには安定感を出さないとね。

Dsc_0152

次節鳥取戦を消化するだけで昇格は決まりそう。シーズン末にちょっとバタバタしたおかげで、来シーズンに向けての課題が見えてきました。却ってよかったんだと思います。

Dsc_0134

鳥取に行こうかな。行きたいな。優勝もあるかもしれないし。

いよいよ後3戦。もうひと頑張りだー!