ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2015ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第2節松本山雅vsFC東京@アルウィン20150328

2015-03-29 14:10:22 | サッカー

待ちに待った日本の春が戻ってきました。珍しい桜から。松本市中央図書館の魯桃桜。

都心に比べると2℃ほど低い多摩も桜が咲きました。小金井公園の桜です。

桜を楽しみたいところですけど、東京をはなれ、春は少し先の土地にきました。

松本でございます。

松本には季節よりもひと足はやくサッカーの春が訪れています。ついに念願のJ1まで駆け上った松本山雅と、ヤマザキナビスコカップでまみえます。

本日のYou'll Never Walk Alone♪

本日の中央線♪

ご存知山雅のハードプレッシングに苦しみましたけど、喜山の交代から流れが変わりました。お待たせしました。慶悟の千金ゴールでドロー。

東京は代表に4人が招集され、ターンオーバーです。ミッドウィークではないので基本布陣は変わりません。シフトも同じです。今日のGKは達也。CBはカニーニとカズ。SBは徳永とまる。3CHは右からたま、秀人、ヨネ。トップ下は河野。2トップは遼一と慶悟です。

山雅はベストメンバーです。シフトはおなじみ3-4-2-1。GKは村山。3CBは右から飯田、後藤、酒井。ボランチは岩間と喜山。WBは右にはゆま左に岩沼。2シャドウは右に岩上左に池元。1トップはオビナです。

東京は噂の山雅プレスにさっそく晒されます。山雅の守備は、まずはネガティヴトランジションの位置を作ることからはじまります。山雅はほぼロングボールで攻撃をはじめます。これは攻守両面の意図があります。攻撃面は後ほど。守備面でロングボールの意図を図るとトランジションの位置を下げるということです。当然東京は最終ラインからのビルドアップになります。トランジションするとオビナがボールホルダーをチェイスして時間を作ります。その間に、山雅は5+4の守備網を作りパスコースを消します。こうして攻撃環境を作ってから、いよいよ山雅ならではの守備がはじまります。

山雅は、東京のビルドアップの最初の基点を狙います。すなわちSBまたはWH。大事なことは、ここにパスが入る瞬間にプレッシングをかけること。担うのは両シャドウと喜山です。とくに喜山の役割が山雅の山雅たる所以を作っていると言っていいと思います。守備時の山雅のボランチの並びにはギャップがあります。喜山が前目に出ます。これはフォアチェックの準備ですけど、リスクを伴います。喜山だけでなく山雅の守備網は積極的にボールサイドに寄せます。相手がボールコントロールする猶予を与えないことを意図していますけど、タイミングと連動性をミスすると攻撃側にとって美味しいスペースを自ら生みます。つまり、山雅の真骨頂は意識統一と練度の高さです。ただ、そのクオリティを高める要因は、タレントにあります。とくにタイミングは、個の判断に委ねられているようですから。ボランチである喜山がポジションを離れることはバイタルエリアの真ん中にスペースを作ってしまうリスクとなります。それを勇敢に成し得る喜山は、山雅のフォアチェックの起点となる、地味ですけどコアな選手です。

山雅がフォアチェックする意図は、ショートカウンターです。有り体に言うと、技術あるいはフィジカルで違いを生み出せるタレントが皆無の山雅は、リアクションというか、相手がしてほしくない、つまりタレントの優位性を活かす猶予を与えないことにしか活路がありません。前述したロングボールの攻撃における効用はそこにあります。今日ロングボールを多用したのは、とくに前半強いフォローだったこともありますけど、山雅の基本プランです。いずれにしろ、手間と時間をかけずに一気にアタッキングサードにボールを運ぶことで、兎にも角にも攻撃しているイメージを生み出すことができます。

もう一つの攻撃パターンがショートカウンターです。ロングフィードとショートカウンターは、相手が守備陣形を整える時間を与えないうちに攻めるという、共通の意図があります。山雅の強みのひとつは、ゴールする限られたパターンに特化して、それを実現するための守備を展開することが、チーム内で強くコンセンサスできていることにあります。

東京は山雅の息つく間を与えない山颪のようなアタックに、完全に守勢に回ります。山雅は常にシンプルにゴールをめがけますから、アタッキングサードにボールが入る度に緊張感が漂います。東京は耐えます。高い位置でトランジションされても、カバーが最終局面を防ぎ続けます。

25分を過ぎると、少しずつ試合の様相が変わってきます。東京が中盤でボールを回せるようになります。まず、不用意なホスピタルパスを避け、縦にポストを入れるようになります。これを可能にしたのは遼一です。今日の遼一はポストが安定していました。山雅の3CBを変わる変わる相手にしても、時にコンタクトし時に流れ、確実に味方にボールを落とします。

河野と慶悟のスペースメイクは今日も安定していました。バイタルエリアにパスコースができるので、秀人が積極的な縦パスを送れます。

ただ、前半はとくに、アタッキングサードまでボールを運べてもそこから先に進入できません。山雅自慢のアルプスが立ちはだかることもありますけど、ペナルティエリア手前でパスを前提とした持ち方をする選手がいて、シュートコースがあっても打ちません。今日に関しては打てなかったというより打たなかったと批判すべきかなと思います。

カニーニがオビナを封じていたので、ロングフィードの可能性がほぼ消えます。さらに東京が喜山の背後を伺うようになってプレスも効きにくくなります。流れのなかからの得点の可能性が消えます。でも、山雅は終わりません。山雅最大のストロングポイントは、セットプレーです。山雅はセンターライン付近のFKであっても、飯田と後藤が上がるほど、セットプレーを生命線にしているチームです。細かいパターンは素人に知る由もありませんけど、パッと見でわかる特長は、選手の配置です。山雅はゴール前で密集を作ります。東京はゾーンとマンマークのハイブリッドですけど、スペースが無いので数的優位が意味を成しません。 密集にするもう一つの理由は、もちろん飯田と後藤の空中戦を活かすということもあるでしょうけど、カオス状態から溢れ球を狙う意図もあるような気がします。

クロスは基本的に岩上が担当するようですけど、ショートコーナーを多用したり、タイミングをずらす工夫を繰り返します。そして、山雅の意図が成就します。

33分。岩上の右ゴールライン近くのスローインから。山雅は例によってゴールエリアのやや外側のニアサイドに密集します。手前から飯田、オビナ、酒井、後藤。岩間がニアポストにいます。ファアは池元のみ。東京はやはり密集ゆえマークが繊細になります。狭いエリアでゾーン気味のマンマークです。前に盾としてカニーニと遼一を立て、中央にカズと慶悟、奥にまるを配します。ゴールエリアは例によってゾーン。ニアに秀人。ニアポストは徳永。ファアはたま。池元はオビナを狙います。でもオビナの前に慶悟が入りケア。慶悟がジャンプしたタイミングでオビナが慶悟の背後からプッシュ気味に飛びます。さらに酒井が慶悟の前に出ようと飛びます。結果、慶悟はオビナと酒井の板挟みになります。それでもなんとか先に触ってクリアしたボールが、運悪く遼一の頭にあたりコースが変わりました。山雅1-0東京。

失礼なことを言うつもりはないのですけど、このゴールこそ山雅の求めることなのかもしれません。形にこだわらず取れるときにとってこそ山雅なのでしょう。ところがここでアクシデントが起こります。喜山が足を痛めます。

これで山雅のプレッシングの鋭度が落ちます。山雅はリトリートして耐えます。攻撃はロングフィードに偏りますけど、序盤のような攻撃のための守備ではなく、ロングボールはセーフティネットです。前半はこのまま終了。

前半途中から足を気にしていた喜山がハーフタイムに下がります。代わりに柴田がボランチに入ります。この交代が、少なくとも今日に限っては山雅にとってネガティヴなことになりました。柴田は喜山同様攻撃の起点を担います。山雅をJ1で勝負するに資するクオリティに持っていくためには結局個のプレーのエッジをギリギリまで研ぎ澄まさなければなりません。その体現者たる喜山を失うことは、山雅の可能性を大きく削ぐことになりかねません。

ゆえに東京のクリッピングポイントが高くなります。ハーフウェイより高い位置でトランジションができるようになります。東京がほぼイーブンボールを取り、試合をオーガナイズします。必然的に遼一のポスト位置も高くなり、ペナルティエリアに2、3人入るアタックができるようになります。時間の問題だなと思っていると、同点ゴールが生まれます。

56分。東京が押し込みカズ以外はほぼ全員山雅陣にいます。一度最終ラインに戻りリスタート。カニーニがセンターライン付近から、ペナルティエリアにいた秀人にロングフィードを送ります。一気にアタッキングサードに入ります。秀人がフリックしたボールが岩間に渡りますけど、岩間がこれをクリアミスし、イーブンボールがペナルティエリアやや外側で真上に上がります。これに先に反応したのは慶悟でした。慶悟はゴール正面にいた遼一にフリック。遼一は寄せてくる後藤をガードしながら胸で慶悟に戻します。バウンドしたボールを慶悟も胸で落とし、タイミングをはかって右足を振りぬきました。ゴラッソ。山雅1-1東京。

開幕以来好調をキープしてきた慶悟が結果を得ました。これはチームにとってもポジティブなことだと思います。よっち以外からもゴールできることになると、よっちを消すことができますから。あとは遼一。今日の遼一は、一回酒井に対して強引な突破を試みてました。成功しなかったけど、こういうチャレンジを続けていたら、遼一復活は近いと思います。

東京はポゼッションだけでなくロングカウンターも見せるようになります。ただ惜しむらくは、今日はカウンターの担い手がよっちではなく河野だったこと。残念ながらアタッキングサードに入る前に潰されます。攻撃の形としては良かったので、ナオをはやめに入れて裏の脅威を作るべきだったかなと思います。東京が形を作るもシュートレンジに持ち込めなくなります。

そこで反町さんが動きます。池元に代えて直樹が入ります。同時に攻撃パターンをアジャストします。オビナ、岩上、直樹をサイドに流して基点を作りはじめます。カニーニとの直接対決を避けるためでしょう。結果、はゆまと岩沼という山雅のストロングポイントを活かせるようになります。

これを受け、ミステルが動きます。たまに代えて羽生が入ります。とくに岩沼サイドをケアする意図だと思います。カップ戦予選なので取りこぼしは一番避けるべきですからこのコンサバティブなプランは納得です。でも今日は勝ち切れる試合でしたし、もしかしたらチームに勢いが加わる勝利になったかもしれないので、別のプランも見たかったなと、ちょっとだけ思いました。

続いてミステルが動きます。遼一に代えてナオを投入。中盤を安定させた上で、前線を高速化します。でもすでに東京が長短自在に攻撃をコントロールする時間ではなくなっていて、ナオの効果は得られませんでした。

ミステルも反町さんも、まずは勝ち点を優先することで両チームの意図はシンクロしました。結果から見ると、やはりミステルは勝負師ですね。このまま試合終了。山雅1-1東京。

試合後に、東京ゴール裏が吉朗にエールを送りました。そしたら、吉朗が東京ゴール裏に挨拶に来てくれました

山雅はほぼ完成されたチームです。反町体制4年で、メンバーもほぼ変わりません。守備陣では多々良に代わって後藤が入ったリベロのフィッティング。中盤は不動。攻撃陣はエース船山を失った影響はあまり見てないのでわかりませんけど小さくはないと思います。代わって大量補強をして、オビナ、池元、荒田、吉、直樹が加わって、コンビネーションはこれからでしょう。それでも、いずれにしろ良い意味で山雅テイストを保持するクオリティの選手たちであることには変わりありません。なので、チームが変わるほどのドラスティックなのび代は正直ないでしょう。ですから、山雅が残留するかしないかは、山雅スタイルがJ1で何試合通用するかにかかってくると思います。おそらく反町さんは、すでにターゲットとなるクラブをピックアップしているのではないかと思います。

秀人を見ていると昨年からのチームの成長が見てとれる気がします。秀人に攻撃時の迷いが見られなくなりました。良い意味で梶山化しているというか、少ないタッチを心がけ、基本は縦を狙うプレーを見せています。秀人が成長したというか、チームとしてアンカーのパスを引き出せる動きができるようになっているのかもしれません。

昨年までの東京は、山雅のようなフィジカルモンスターチームは苦手だったと思います。正直昇格三チームに負けることもあり得ると思ってました。でも、喜山のアクシデントがあったとは言えベストメンバーの山雅をいなすことができたので、チームとして自信になったと思います。

昨年までは塩田がいたので権田不在も不安はなかったのですけど、今日の達也デビューで、達也自身もチームもわれわれサポーターも、今年も安心して国際Aマッチデー中のカップ戦を迎えられる期待感を得たと思います。

アルウィンは今、素敵な空気で溢れています。年間通じて打ち込めるなにかを得られた幸福感でいっぱいです。山雅サポさんは、勝っても負けても、そこにサッカーがあって、大切な愛すべきお兄さんや彼や息子や孫が一所懸命にプレーする様を見られる、純粋な喜びを感じてらっしゃると思います。古参のJサポにいま起こっている諸問題と対比して、少し懐かしく羨ましくもあります。願わくば、残留だけを目的となさいませんように、他サポの勝手な願いですけどそう思います。

次はリーグ戦再開。自分のプレ誕生日マッチは、たぶん満開の桜と勝利が祝ってくれると思います。


マッサンロケ地の旅 -20150322 連続テレビ小説「マッサン」セット公開-

2015-03-25 23:28:52 | 連続テレビ小説マッサン

春休み最初の週末は、マッサンとサッカー漬けの大阪、神戸、野洲の旅です。

お邪魔いたしますは、今年2回目のNHK大阪放送局JCBKです。

本日は、恒例連続テレビ小説のセット公開の見学です。マッサンロケ地巡りも本放送中はここを入れて残り2箇所。

 

お馴染みどーもくんのコスプレは、本日はマッサン北海道編。

その名もドッさんw。

オールどーもくんの森野ファミリー。

マッサンとエリーw

BKのドラマ紹介コーナーは、もちろんマッサン。

それではいよいよ、マッサンセット公開に参りましょう。例年と同じく、1階のアトリウムに設置されています。今回は、エリーハウスとニシン御殿を観ることができます。連日多くのお客さんがいらしてるそうで、自分が訪れた前日の21日(土)は最高の4,000人が来場したそうです。

今年は混雑緩和のためか、セット見学ツアーは行われていませんでした。

まずは衣装のコーナーから。

熊さんの衣装。マッサンと小樽で出会ったときの旅姿です。

俊兄とハナちゃんの衣装。ふたりが結婚するときのですね。

マッサンとエリーが初めて日本に帰国したときの衣装。

早苗さんに見せた、エリーの花嫁衣装。

道果ウヰスキーのロゴマーク。

道果ウヰスキー余市蒸留所の正門のプレート。

続いて小道具です。早苗さんがスコットランドにいるマッサンに宛てた手紙。

愛のしるし。エリーの指ぬきペンダントと6ペンス硬貨です!

マッサンのスコットランドのウイスキー研究ノート。

住吉酒造のマッサンのウイスキー事業計画書。

マッサンがスコットランドから持って帰ったハイランドケルト。

鴨居商店の太陽ワイン。

鴨居ウヰスキーと道果ウヰスキー。

エリーがスコットランドのママに書送った、マッサンのウイスキーが完成したことを報告する手紙。

一馬が残した二条大麦。ドウカ系5號。余市の風に使われましたね。

道果ウヰスキーのヒット商品。一級のスーパードウカと三級の余市の風。

マッサンファンがマッサンに送ったメッセージ。

では、お待たせいたしました。セットに参ります。

まずはこちらから。

エリーハウスの中庭です。

これまで観た朝ドラのセットのどれよりも、エリーハウスは花で囲まれています。

マッサンとエリー。

エマの自転車。

ちゃんと余市町の識別標がついています。

エリーハウスの玄関の外観。

灯篭です。実際の竹鶴さんとリタさんのお家にも灯篭があります。あれ?。石の池にカニがw。今年のセットには、そこかしこにBKスタッフさんの仕掛けがありまして、探すのが楽しかったです。

ポスト。そういえば郵便物はかならず手渡しだったので、これは役にたったのかな?

洗い場の前です。

ハナがよく使っていた洗濯桶。

一馬のラジオアンテナ。

ツバメの巣。

窓にブタ?w

エリーハウスの屋根にこんなものがついてました。もしかして雪落としでしょうか?。

反対側から見たエリーハウスの全景。

続いて、ニシン御殿です。

熊さんと一馬。最初は離れた場所に置いてあったのですけど、スタッフさんの粋なはからいです。

ハナちゃん。

ニシン御殿のお稲荷さん。これ、もしかして西門家の前にあったのと同じかもしれません。

玄関のツバメの巣。

玄関の屋根の角飾り。

ニシンの桶。

ハナちゃんの洗濯道具。

熊さんがお月見していた棚。

ニシン御殿には、このような衝立のようなものがありました。雪から守るためでしょうか?。

かんじき。

ニシン漁の道具。

洗濯ハサミ入れ。

ニシン御殿のサイドビューです。

ポスターのコーナーです。

やってみなはれ~(^o^)/。鴨居の大将です。

太陽ワインの旧ポスター。

あの、太陽ワインのポスター。

鴨居ウヰスキーの広告。

太陽ワインと清酒亀山の看板。

これ、凄いです。ドラマ用に作った余市の手書き地図。

ちゃんと道果ウヰスキーの広告があります。

じっくり調べまして、ようやく見つけました。マッサンと熊さんいきつけの中島理容室。よっちゃんの実家です。

エリーハウスに戻ります。

マッサンとエリーのベッドルーム

中庭側のサイドビューと天井。

テーブル。

左側のふすまの向こうには、トイレがありましたね。

鴨居の大将にもらった虎は健在でした。

エリーの香水と宝石箱。

マッサンの本。

ウイスキーの材料。これは住吉の家にも飾ってありましたね。

ウイスキー樽の置物w。

出てきませんでしたけど、将棋セットです。もしかして中島理容室の?

ベッドルームの天井。

飾り欄間。

畳にエイジングが施してあります。

ベッドルームに基盤です。

次は、エマの部屋です。 

エマの可愛いベッド。

本棚と置物たち。

住吉の家にあった、フランス人形とイノシシはエマが引き継いでました。 

机。

エリーが鴨居の大将にもらった香水も、エマが受け継いでました。

少女の友と、エマらしく英和辞典。

エマの部屋といえば、自転車の陶器の置物。

タペストリー。

ウェッジウッドかしら?。

エマの部屋の窓。

エリーハウスの玄関です。

玄関の天井。

椅子。

玄関からリビングを見ます。

廊下。

廊下のタペストリー。北海道といえば熊と鮭。 

廊下の天井。

廊下の外観です。

キッチンに参りましょう。

あまり使われないキッチンのテーブル。

コンビーフが置いてあるサイドテーブル。

住吉でも使っていた絨毯。

エリーのお料理道具たち。

流しの下部。手前にストーブ型のかまどがあります。

もしかしたら、エリーの梅干かも。リタさんがつけた梅干は、いまでも余市の家に残っています。余市のマイウイスキー作りに参加すると、余市蒸留所の普段見られないエリアも見学できるそうです。

調味料。

冷蔵庫です。たぶん西門家の冷蔵庫と同じだと思います。ひとつ一つの調理具を注意深く見ると、め以ちゃんが使っていたものと同じものがいっぱいあります。

お茶の道具。

エリー愛用のティーポットです。割れちゃった後に新調したものかな?。

キッチンの天井板。

マッサンセット公開最後に、数々の名シーンが想い出深い、エリーハウスのリビングです。

ソファ。マッサンはエリーに叱られるとき、いっつも隅っこに座りますよね(^o^)/。

奥に神棚。エリーハウスは和洋折衷様式が美しい建物です。

エリーのオルガンです。

こちらは緑茶のお道具。

キッチンの小窓。

これは、マッサンの研究室にあったコーヒーメーカーです。

リビングの基盤。

リビングの天井。

奥が玄関で左が廊下です。 

リングジュースとリンゴワイン。鴨居ウヰスキーとレッドラベル。奥に英一郎の丸瓶。中央に試作版の道果ウヰスキー初号。

北海道果汁株式会社の始業の鐘。

半年間、本当にありがとうございました。マッサン本放送中のロケ地巡りのエントリーは、これにておしまいです。マッサンは、製作発表のときから楽しみで、直後に余市と宮城峡にお邪魔したほど想い入れの深い作品でした。竹原にも行きましたし、山崎にも行きました。ウイスキーを楽しむようになりました。自分にとって、本当に想い出の募る、素晴らしい作品でした。まだやり残したことがあるので、ロケ地巡りは続けます。でもこれで一区切り。マッサンのキャスト、スタッフ、ファンの皆さん、本当におつかれさまでした。また、会う日まで。行って帰り(^o^)/。


マッサンロケ地の旅 -20150323 亀岡-

2015-03-23 22:34:52 | 連続テレビ小説マッサン

大阪でございます。今年初見の染井吉野です。東京でも開花したとか。春本番はもうすぐそこですね。

マッサン本放送中、最後のロケ地巡りでございます。

大阪から京都に出て、山陰本線で向かいますは、亀岡市。JR並河駅です。亀岡を流れる大堰川の名前の町、大井町です。

駅前のロータリーを出て右、北側に進みます。

県道402号線に出ます。 

この先で右折。

街路を進みます。

突き当たりを右折します。

JR山陰本線をくぐる道を進みます。

鉄道をくぐり抜けると、亀岡ののどかな風景が広がります。気持ちいい田舎道を歩きます。 

桜並木の先に、大堰川の土手道があります。桜のつぼみがずいぶん膨らんでいましたから、もうすぐ一年で一番美しい季節がやってきます。

では、ロケ地巡りをはじめます。早苗さんに諭され、エリーがスコットランドに帰ろうとしていた土手道です。エリーが乗った乗合バスが曲がったT字路。

マッサンが乗合バスを追ってた竹林。

マッサンが駆け上がっていたのはこの道です。

「おどりゃあ! 何やっとんじゃ! ひかれたいんか!」。エリーが乗ってたバスから見えた川。

「Should auld acquaintance be forgot, And never brought to mind? Should auld acquaintance be forgot And auld lang…♪」。マッサンがバスを止めた道。

「政春」。マッサンがエリーを引き止めていた河原の道。

「はあ…。わしを置いてどこにいくんね」。

「政春のお母さん…政春…愛してる。すごくたくさん愛してる。いっぱいいっぱい愛してる。お母さんが政春を思う気持ち、よく分かりました。私、すべてを捨てて日本に来た。だけど、一つ後悔があります。それは…ママに分かってもらえなかったこと。ママの反対を押し切って日本に来てしまったこと。とても…とても悲しい。今でも悲しい。だから、政春、親子の縁切る? ダメ!。政春。お母さん、大事にしてください。私がいると、政春とお母さん、仲良くできない。だから、私…帰ります」。

「許さん! 日本は亭主関白の国じゃ!。嫁は黙って夫の言う事きくもんじゃ!。わしにはのう…。エリーのおらん人生は考えられん。無理して日本人になんかならんでええ。エリーはエリーのまんまでええ」。マッサンが立っていたのはこの辺り。

「そのまんまのエリーで…。わしのそばにおってくれ」「政春…」「教えてくれたじゃろうが。スコットランドの「蛍の光」は、悲しい別れの歌じゃない。愛する人との、再会を祝う歌じゃいうて」。エリーが立っていたのはこの辺り。

「この手… 離すなよ」「はい」。

「エリー」「政春…」「エリー!」「アハハッ!」。

「お互いの愛を確かめ合った、エリーと政春。けれど、2人が進む道には、更なる困難が待ち受けているようです」。

続いて、早苗さんに実質夫婦と認めてもらったマッサンとエリーが竹原から大阪に帰る時に通っていた土手です。「♪安芸のヨーホイ 宮島のヨーホイ」「♪ヨイヤーナー ヨイヤーナー」「♪廻れば ヤレ七里ヨーホイ ああ浦はヨーホイ」「新たな決意を胸に、マッサンとエリーは大阪へ向かいました」。

「マッサン!」「何じゃ?」「大将しかいない」「え?」「マッサン、鴨居商店に行こう!。ウイスキー造るには、大将に頭下げるしかないでしょ」「それしかなぁのう」「マッサン」「大将んとこ行くんが、一番近道じゃのう」「はい。帰ったら、すぐ行こう!」「すぐ!?」「はい。Good deeds should be done quickly. 一緒に行こうか?」。

「一緒にて。わしゃ子供じゃなぁど」「マッサン、時々子供になる」「何じゃと~!」「OhO OhO.ハハハハ」「こら!」。

「ハハハッ。大将~! 待ってて~!。マッサン、鴨居商店に行きまっせ!」「何が何でも、ウイスキー造ったるど~!」「はい! 日本で初めての男になるんじゃ~!」。

最後に、鴨居商店に就職することが決まったマッサンとエリーが、俊兄にもらった一升瓶を持って竹原の実家から駅に向かって歩いていた土手です。「お母さんの言うとおり、どんなに頑張っても、私は日本人にはなれない」。

「エリー…」「だけど、私、日本人の心を持った、スコットランド人になりたい」「のう、エリー。ずっとずっと、わしの嫁さんでおってくれ」「どうしようかな~」「何ね?」「フフッ。マッサン!」「ん?」「いよいよ始まるね!」「エリー」「ん?」「ほんまにありがとう!」。

「マッサン、やっとボートが持てたね!」「ボート?」「うん。フフッ。翼がないマッサンに、ボートが!」「ボート…?」「うん。フフッ。Just like song mine. The water is wide, I can't cross over, And neither have I wings to fly. Build me a boat That can carry two And both shall row, my love and I♪」「夢の大海原へ、小船を漕ぎだした、マッサンとエリー。しかし、まだまだ嵐吹く日々が待ち受けているようです」。

 

今週、とうとう最終週を迎えたマッサンに、亀岡の清廉な空気に想いを乗せた春3月でした。次のマッサンロケ地は、夏に再会します。それまで、行って帰り(^_^)/~


2015J1リーグ第3節ヴィッセル神戸vsFC東京@ノエスタ20150322

2015-03-23 16:33:57 | サッカー

春休み最初の週末は天気に恵まれました。

BKのマッサンのイベントを観て、甲子園で岡山理大附属をちょっとだけ応援してから神戸にやってまいりました。

一年ぶりのノエスタです。神戸戦は毎年春のイメージがあります。千真との再開が楽しみなマッチでもあります。

本日のYou'll Never Walk Alone♪

神戸の出足に戸惑いましたけど、落ち着いて対処して、完全にオーガナイズした快勝です。今年リーグ戦初勝利!。

カップ戦でのテストを受け、東京は布陣を変えて臨みます。シフトはいつも通り。GKは権田。CBはモリゲとカニーニ。SBは徳永と宏介。3CHは右から羽生、梶山、ヨネ。トップ下は河野。2トップは今日のよっちの相棒は好調慶悟。

神戸はドローとなった前節の布陣をベースとします。シフトは4-2-3-1。GKは海人。CBは今日はブエノと祥平。SBは右に奥井左にミチ。ボランチはチョン・ウヨンとフェフージン。WGは右に慶次郎左にペドロ・ジュニオール。トップ下は森岡。1トップはカズマ。

試合は神戸のいきなりのラッシュではじまります。ネルシーニョ神戸は、まずは攻撃加重なチームのようです。ネルシーニョさん自身が望んだことではない気がしますけど、攻撃のタレントが豊富です。ネルシーニョさんはまず、そこを活かそうとしている気がします。

神戸の攻撃は決まりごとが明確です。ただタレントが豊かですから、型にはめているわけではなく、要所に適したキャラクターがいるので、そのタレントを組み合わせる選択をした結果のような気がします。攻撃はウヨンからはじまります。広島や浦和に似た起点の考え方ですけど、ポジティブトランジションの際、ブエノと祥平が開いてウヨンが最終ラインに下がります。カズや勇樹との違いは、ウヨンは可動範囲がちょっと広く、言い換えるとウヨンのポジショニングで神戸の攻撃ルートが決まります。奪ったボールは、必ずと言っていいほどウヨンに戻します。

ウヨンにボールが入る時、攻撃陣が一斉に動き出します。その動きかたに決まりごとがあります。千真は中央を動かず、細かいポジション調整でマークをはがします。サイドでは高く位置取ったSBとWGが絡みながら突破を図ります。森岡は千真の近くでフォロー。神戸の攻撃の最大の特徴はフェフージンの動きにあります。フェフージンはサイドアタックをフォローします。フェフージンが基点となり、サイドで三角形を作ります。神戸の攻撃パターンは、なのでサイドでのショートパスからのビルドアップです。フェフージンがダイナミックに動くことが、序盤の神戸の連動性を生み出す原動力となっていました。東京はこれに圧迫され、守勢に回ります。

神戸のフィニッシュパターンは、アタッキングサードでSBをフリーにしてからのクロスと、ペドロと慶次郎がペナルティエリアにカットインしてからのシュート。それから前線に人数をかけ、ペドロと慶次郎のクロスオーバーを織り交ぜながら守備網にギャップを作り、千真に回すパターンです。

神戸のラッシュは20分ほど続きますけど、次第に東京が慣れます。所以は、ですから神戸の決まりごとです。神戸の攻撃は、必ずウヨンを経由する上、サイドに偏ります。まず東京は、リトリートして守備網をかためます。梶山と河野がたびたび言葉を交わしていましたけど、おそらくウヨンのカバーとフェフージンのマークの受け渡しを微調整していたんだと思います。これで、ウヨンと攻撃陣の距離を開くことができました。ウヨンは次第にポジションを低くしはじめます。東京のプレッシャーをかわすためだと思いますけど、同時に攻撃の選択肢を狭めることになります。このあたりが神戸の攻撃面の課題でしょう。

もう一つの課題は森岡の扱いです。去年の森岡はバイタルエリアで攻撃の基点を担っていましたけど、今年はボールに触れる機会が少なくなっている気がします。攻撃がサイドに偏るのですけど、ビルドアップで機動力のあるフェフージンが基点になれるので、森岡の存在が中途半端になります。

とは言え攻撃では可能性のある形が見えてきているので、むしろ神戸の問題は守備です。ネルシーニョさんのチームは堅固な守備をベースにする印象がありますから、今の編成はそういう意味で本意ではない気がします。柏ではSBにもサイズのある選手を置いていました。今年はある程度の失点はやむなしとしているかもしれません。神戸の守備はゾーンが不安定です。守備時は4+4のラインを引くことは引きますけど、連動性ができていないのでスペースメイクの動きにチームとして対応できません。今日の東京は、河野が活きていました。今日は明確なポスト役を置かない、意味は違いますけどゼロトップでした。よっちと慶悟がスペースメイクを繰り返します。河野はそこに絡み、神戸の守備網をかき回します。バイタルエリアで基点ができるので攻撃陣に信頼感ができ、連動性が生まれます。

東京が神戸を”見切り”、攻撃でも志向するハイテンポなショートパス連携からの崩しができ、イニシアチブを握ります。ただシュートには至らず、試合が膠着しかけたところで、優勢を決定付けるゴールが生まれます。

33分。宏介の左CK。神戸はゾーンです。横に一列に並ぶ東京に並列する単横陣を敷きます。ニアからフェフージン、ウヨン、千真、ブエノ、祥平がゴールエリアの手前に並びます。その後ろにペドロがカバーで控えます。対する東京は、ニアからよっち、カニーニ、モリゲ、慶悟。まずよっちがニアに飛び込み、神戸のラインにニアを意識させます。やや遅れ気味にカニーニがゆるゆると前進します。これにウヨンとブエノがひきつけられます。カニーニをスクリーンで使って隠れます。宏介の狙いはモリゲでした。ゾーンのウィークポイントで、神戸は突然現れたモリゲのマークを整理できません。モリゲはどフリーでクロスにヒットさせました。神戸0-1東京。

今年リーグ戦初の先制点です。去年の好調時は先行逃げ切りの印象がありましたから、神戸の攻撃の単調さもあって、勝利への期待感がわくゴールでした。それをさらに後押ししてくれたのが、開幕以来神モードが状態化している感のある権田です。千真の足に手をかけた判定で与えたPKでしたけど、ペドロのシュートを自らブロックしてピンチを防ぎました。

前半のこの二つのビッグプレーが、今日の勝利を決定付けたと思います。前半はこのまま終了。

後半に入り、神戸が少し攻撃をアジャストします。千真がポストの時に下がり目に構え、中央からの攻めを混ぜはじめます。森岡がこれに絡みます。これでふたたびサイドアタックが活きてきます。

これに対処するため、55分ころに東京がシフトを変えます。慶悟を左メイヤに下げ、4-4-2にします。ナビスコ新潟戦でも見せたサイドの安定を意図したアジャストです。これが機能して神戸が沈黙します。

そこでネルシーニョさんが動きます。奥井に代えて峻希を投入します。より積極的なオーバーラップが魅力の峻希を入れることで、右サイドを活性化しようという狙いでしょう。今日も宏介は本調子ではなく、峻希に宏介の背後を狙わせることで東京の左サイドアタックを消そうとしたのかもしれません。

ネルシーニョさんの作戦の有効性を測る間も無くアクシデントが起こります。4-4-2に変えてから、東京はよっちを裏に走らせるロングカウンターを頻繁に見せはじめます。神戸が攻撃過重になるのを見越し、背後の脅威を意識させる意図でしょう。これが思わむ結果を生みます。よっちが言わば負荷を与え続けたブエノが悲鳴をあげます。よっちのカウンターを追っていたブエノがおそらく筋肉系のトラブルで負傷し、下がります。神戸はスクランブルの4-4-1。ウヨンを一枚下げ、ボランチに慶次郎を置きます。

続いてネルシーニョさんは、英雄を投入しボランチに入れます。慶次郎をWGに戻します。神戸の守備の不安定さは、本職の本格派CBが出場していないことにあります。柏でのドゥや大輔のような存在が、ネルシーニョさんのチームでは不可欠かもしれませんね。

皮肉にも、今日のネルシーニョさんは、策を施した直後に予期せぬ事態が起こってしまいます。いや、これから起こるよっち劇場は、前述のようにシフト変更からジャブを仕掛けていたことなのでインシデントかもしれません。

68分。自陣右サイドでボールを持った羽生が梶山に戻します。梶山は前線でポストを受けに右に流れてきたよっちにダイレクトで縦パスを入れます。ウヨンが不用意に寄せてきます。この時左サイドが攻撃過重になっていて守備が手薄だったので、たぶん危険を感じてよっちがスピードに乗ったドリブルをはじめる前に止めておきたかったのでしょう。ただこれがよっちにとって絶好のタイミングになりました。よっちは右足トラップでボールを前に出しつつ合わせてウヨンを抜き去ります。さらに寄せてきた祥平を左足のトゥトラップであっさり振り切ります。これで勝負あり。最後は海人の動きを見定め、落ち着いて右足でゴール左隅に流し込みました。ゴラッソ。神戸0-2東京。

試合翌日の月曜日に慶應義塾大学の卒業式を控えるよっちが、自らの門出を祝いました。しかもこれぞよっちというゴラッソで。まったくこの男はもってるとしか言いようがありません。

直後、ミステルが動きます。羽生に代えて秀人を、そのままボランチに投入します。流れを維持し、守備を補強する作戦です。

さらにミステルが動きます。河野に代えてナオを投入。前線に新旧スピードスターを並べる豪華なジェットコースターセットの出現です。よっちとナオの二人で攻めきる安定思考と、ウヨンが下がったのでオーガナイザーを失った神戸の前後を分断する意図でしょう。

そこでネルシーニョさんが動きます。ペドロに代えて石津を投入。ドリブラーアタッカーの石津にボールを集め、強引な仕掛けから状況を打開しようとしたのでしょう。ウヨンに代わって森岡が中盤に下がって攻撃をオーガナイズします。石津が積極性を見せますけど、堅固な守備網を崩すまでには至りません。

アディショナルタイムに入ってミステルが最後の逃げ切り策を打ちます。梶山に代えてたまを投入します。ヨネをボランチに戻し、たまは右メイヤに入ります。

神戸の攻撃をしのぎきり、このまま試合終了。神戸0-2東京。

試合後に千真が挨拶に来てくれました。神戸でもがんばれ千真!。

よっち卒業おめでとう!。

とても安定感のある内容でした。加えてモリゲ、よっち、権田、宏介という東京の看板が活躍して、非の打ち所がない完勝です。惜しむらくは、これがホームマッチだったら(^^;;。次節、期待感を抱いたお客さんが味スタにいっぱい来てくれることを願います。

次は、J1初登場の山雅とアルウィンでまみえるカップ戦です。アクセスは改善されてるかな?。おそらくクラブ史のピークを迎えている熱い山雅サポを体感したいと思います。


マッサンロケ地の旅 -20150321 野洲市銅鐸博物館-

2015-03-21 23:42:26 | 連続テレビ小説マッサン

いよいよ、自分の朝ドラファン史上最高の熱意で臨んだマッサンも、ラストウィークを迎えます。

名残を惜しんで、というか、マッサンロスにならないために、3日連続のマッサンロケ地巡りでございます。

訪れましたは、野洲。サムライブルー乾選手の母校で全国的に著名ですけど、実は朝ドラロケでは著名で、ごちそうさんのロケも野洲のマイアミ浜で撮影されました。

マッサン友の大切なご夫婦と野洲駅で合流しまして、やってまいりましたは銅鐸博物館。マッサンの野洲ロケパネル展を開催しています。残念ながら撮影NGなので、テキストだけで失礼します。

写真パネルは20枚ほどございました。野洲市内の企業の倉庫を借りて、セットが組まれたのだそうです。滋賀県内のロケは概ね三つ。野洲と甲賀と近江高島です。野洲では山崎と余市の蒸溜所のセット撮影が行われました。蒸溜所は、ポットスチルがある蒸留棟と樽の貯蔵庫のシーンです。山崎と余市では蒸留棟の作りが違ってまして、山崎はコンクリート剥き出しでしたけど、余市はレンガ作りでした。ポットスチル自体は同じでした。ポットスチルは、ニッカの宮城峡で保管されていた古いものをレストアして提供されたのだそうです。

どうやら同じ倉庫に蒸留棟と貯蔵庫のセットが組まれていたようです。貯蔵庫は撮影スタッフではガルウイングと呼ばれていたそうで、屋根が開放できるようになっています。これは、貯蔵庫の内部を俯瞰的に撮影するために作られたギミックなんだそうです。貯蔵庫のウイスキー樽は、ニッカの栃木工場で保管されていた、かつて実際に仕込んでいた樽を持ってきたのだそうです。鴨居ウイスキーの初号が売れ残った在庫が山積みされていたのも、野洲の倉庫です。

滋賀県内では、計11日間の撮影があったそうです。蒸溜所以外では、近江高島で一馬の幼少期の映像が撮影されたのと、甲賀市です。甲賀ロケは、マッサンとエリーが三原駅から竹原に向かう乗合バスに乗っていたシーンです。「早うウイスキー造りたいのう~!」「政春…。政春、子どもみたい」。それから、エリーが早苗さんに懇願されスコットランドに帰る決意で乗合バスに乗ったシーンと、そのバスをマッサンが走って追うシーンも甲賀のようです

野洲は、大阪京都の通勤圏内ということで、失礼ながら予想以上に開けた街でした。でものんびりした風情が漂っていて、ポストマッサンスリーデイズはのどかに幕開けできましたー。