いま武蔵小金井のバーWAIさんで書いてますw。自分は観戦帰りに飲むことはないのですけど、あまりに気分がよくw。
ひさしぶりのホームマッチは、10月ラストマッチです。いつの間にか、今シーズンも最終盤を迎えています。野川公園のジュウガツザクラが満開ですよ。
既に降格が決まっている札幌戦です。勝って終わりをよくしたいところです。
ゴレアーダ!!(´∇`)
東京はルーカスの1トップでした。プランというよりも、札幌の守備をみて、下がったほうがよいと梶山が判断したのかもしれません。アーリアが不在の穴は秀人がボランチに入り埋めました。CBにモリゲが戻り、今日の相棒はヒョンスです。左SBには北斗。
札幌は3-4-2-1。攻撃は大島にあてることから始まります。アプローチの特長は、ワイドアタックです。ボールサイドのCBがWBの位置まで上がります。WBをトップラインまで押し上げる意図でしょう。大島が落としたボールを中盤の4人が拾い、サイドに預けてからクロスというプロセス。コレクティブに攻めるポイントは大島のポストプレーです。ここが機能しないと、メイヤの3人、ハモン、岡本、古田の個人技に頼らざるを得なくなります。というわけで、札幌の攻撃は手詰まりにまります。光明は、東京のミスからの偶発的なカウンターのみ。
今日の試合を決定付けたのは、札幌の守備です。前線とバックラインの守りかたがちぐはぐで、およそコンセンサスが取れていると言い難い守り方でした。フォアチェックはしてきません。全体をコンパクトにしようとしますけど、すぐに真ん中がぽっかり空くんです。問題はボランチの守りかたにあります。コレクティブに守ろうとしているのに、山本真希と芳賀は、どちらか一方、時には二人とも秀人とヨネにアタックします。ひょっとすると、東京の心臓は秀人ですから、秀人をマークしようというプランかもしれません。CBに秀人が入っていたら、奏効したかもしれませんね。ところが今日の秀人はボランチでした。結果的に札幌は、簡単にバイタルエリアを東京に開放することになります。
ゆえに、試合はほぼ東京が支配できました。
だからこそ、先制点が早めに欲しかったのです。東京の戦いかたには、少なくとも今シーズンは先制することが最善策です。早々の梶山とルーカスが作った決定機をルーカスがポストに当てたシーンなど、また今日も的な空気を仄かに感じ始めた時間帯に、先制点が生まれます。
前半17分。ナオのCKを大島がクリアしますけど、ニアの梶山のところに落ちます。梶山はヒールでナオにダイレクトパスし、戻します。ナオがふたたびダイレクトで送ったクロスがファアに渡り、その奥から走り込んだヒョンスのヘッドにどんぴしゃ当たります。東京1-0札幌。
これで東京の呪縛が解き放たれました。いくら降格が決まった相手とはいえ、勝って当然というシチュエーションはプレッシャーがあったと思います。
札幌は問題を解決するために、フォームを変えてきました。河合と宮澤を残し、岩沼を左SBにあげます。前が右SB。古田と岡本がアタッキングハーフ。大島とハモンの2トップです。改善しようとしたのは、4-4-2の3ラインを敷き、コレクティブに守ろうとしたこと。ところがボランチの守りかたが変わらないのです。加えて、前線がフォアチェックをかけるようになりましたから、結果的に中盤のスペースマネジメントがいっそうルーズになります。
というわけで、そんなところがゴレアーダの伏線です。
後半早々の2分。草民がバイタルエリアでボール保持。上がってきた秀人に渡します。秀人はトップのルーカスに渡してタベーラしようとしますけど、宮澤がカット。ところが、こぼれたボールがパス&ゴーであがってきた草民の目の前に落ちます。草民はトラップしてドリブルで前進しようとしますけど、真希と芳賀が体をはって詰めます。さらに秀人が加わり、ごちゃごちゃっとしたところで、ボールがふたたび草民の前にこぼれます。まさにボールは友達ですねw。草民はドリブルでひと押しして局面を変え、詰めた宮澤の股を抜いてゴール。東京2-0札幌。
さて、十分味スタが暖まったところで、真打登場です。ここからはナオのゴールショーでした。
後半14分。中盤でボールを持ったナオが、トップのルーカスにポストしようとします。これを真希がカット。こぼれたところに宮澤がいました。トラップしてコントロールしようとしたところに、パス&ゴーで前線に動いていたナオが迫り、一気に鳥栖最終ラインを突破します。GKと1on1を征しました。東京3-0札幌。
つづく後半19分。自陣でモリゲがボールキープ。その時右サイドにいたナオが、猛スピードでダイアゴナルラン。一気に札幌ゴールに迫ります。モリゲがその様子をしっかり見ていて、ナオの前方スペースにロングフィード。ナオがこれを拾いゴール。東京4-0札幌。
〆は後半36分。センターライン付近でパスを受けたネマニャんの前方に、一筋の道が見えたようです。真希を従え、翻弄しながら札幌ゴールに向かってまっすぐドリブル。たまらずチェックにきた河合をかわし、ミドルショット。ゴラッソ!。東京5-0札幌。
後半の札幌は、ハモンと大島をさげ、戦いかたがシンプルに整理されたような気がします。完全にカウンターからの個人技勝負になりました。古田、祐介、岡本、荒馬、砂川がドリブルをしかけます。なかでも古田は札幌のなかでひとり次元が違いました。古田のドリブルは低い重心から馬力をかけ、正面に圧力をかけてくるイメージです。
それでも、モリゲとヒョンスの敵ではなかったです。
終了前は、ナオのハットトリックを期待する空気がスタジアムを包みました。ナオもその気だったようで、心なしか中央にはる時間が長かった気がしますw。
このまま試合終了。東京5-0札幌。ゴレアーダ。
ネマニャんのシュワ~です。名物、こだわりのアッパーカット版シュワw。
ナオのシュワ~です。ひさしぶりのシュワを楽しんでいるようですね。
徳永、200試合出場おめでとう!。
東京に勇気と安定をもたらしたという意味で、この試合のMVPは文句なくヒョンスでしょう。守備も危険なシーンはなかったです。
草民。前節は成す術なく途中交代という無念でしたけど、リベンジを果たせました。とくに先制してからの草民は、上から目線な落ち着きがあり、札幌を翻弄する主役でした。ポポさんの凄さは、再チャレンジの機会を与えるところです。結果としては、スタメンが固定せず、オートマティズムを形成できなかったですけど、チーム全体の底上げができたのなら、少なくとも今シーズンは、この路線でいいかもしれないですね。
冷静に考えたら、札幌の酷い守備が結びつけたゴレアーダですけど、東京にとっていい感触を得られたと思います。素晴らしい形で11月を迎えられそうです。終わりよければ全て良しといいます。残り5試合を勝って、来シーズンにいいイメージを持ち込みたいですね。
いやあ、ゴレアーダは気持ちいいなぁ。ほどよく酔ったので、これにて(^ー^)ノ。