ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

埼玉西武ライオンズvs東北楽天ゴールデンイーグルス20110629@西武ドーム

2011-06-26 22:23:36 | スポーツ

もうすぐ7月ですね。それにしてもなかなか梅雨があけません、てな話しが続きます。

ライオンズvイーグルスat西武ドームをみました。

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がんばろう宮城。前進飛躍!

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なかじのユニフォームを作りました。まず駅前のショップでレプリカとアルファベット文字の中島セット、背番号3番を購入します。ステッカーは駅前のショップ#1と、スタジアム内3塁側ショップでしか買えないそうです。ちょっとショップをたらい回しw

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これで圧縮します。気温のことじゃないですよ。機械が熱いのだそうです。

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丁寧な仕事です。まずネームを並べて。

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紙の定規で整えます。考えてみれば、なかじは文字が多いので大変でしょう。

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背番号3を乗せます。バランスを考えてくれる。それで圧縮。ジュー。

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出来上がりは熱いので、2分間着ないでくださいとか。

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イーグルスファンのひとたちと、限定お弁当。中身は笹かまの天ぷら。って普通に笹かま食べるほうが美味い?w

先発は石井一久と川井です。効率的なピッチングでベテランの上手さを見せる石井に対して、川井は不安定でした。2回までライオンズは2安打3四死球。でもライオンズ打線はあと一本が出ません。逆にイーグルスが3回表、2アウト1、2塁で平野の飛球をライト熊代が落球して2点先制。

目が覚めたのか、その裏ライオンズが同点に。ヒットで出たなかじを栗山がセンターオーバーで帰してまず1点。フェルナンデスが繋ぎ、後藤が栗山を帰す。

4、5回は石井のピッチングが冴えます。6回までに6奪三振。いっぽうのイーグルスも継投がうまくいき平行線をたどります。

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そして迎えた6回の攻防が今日のハイライトでした。

まずイーグルスがガルシア2ランで突き放します。球場にため息がもれます。その裏、後藤、銀二郎と立て続けに倒れ、あっという間に二死。ますます落胆の西武ドーム。でも、ドラマはそこから始まった。3回の失点に絡んだ熊代がヒットで出塁。浅村が四球でつなぎます。ここで先発で1人だけ出塁してない片岡。スタンドから「何とかしろ!」の悲鳴に近い声援がとびます。片岡も粘り、願いかなったか、ショート松井の悪送球で熊代が帰り1点差。さあ、お膳立てが揃ったところで、なかじ登場! ソリャセ! さすがの右中間2点タイムリー2ベース! 逆転だ!!
西武は、江草、ミンチェ、そして今日から新クローザー就任の牧田が締め、勝利。牧田はプロ初セーブでした。足が震えたそうです。

基本的にライオンズの流れでしたが、イーグルスの効率的な得点でつねにリードされ難しい展開でした。試合を決めたのはなかじですが、ポイントはエラー。3回表の熊代と、6回裏の松井。野球は個人の技量に負うところが大きいスポーツですから、エラーはやっぱり響きますね。

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これで今年西武ドームに見に来た2試合とも勝利。うれしー。しかもなかじが打ってくれたし。これからチームもなかじも上昇気流にのってほしいところです。


2011J2リーグ第17節FC東京v徳島ヴォルティス@味スタ20110619

2011-06-20 00:16:56 | FC東京

梅雨まっさかりですね。

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つゆ花もきれいでございます。

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ポンポコ大決戦。日曜の夕刻、逢魔時、タヌキと狸の化かしあいです。何かがおこります。

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節電照明でちょっと薄暗いなか、逢魔時の雰囲気いっぱい。スタンドの蛍光灯は消してありました。

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感想の結論をいいますと、普通な程度に完璧な試合でした。
東京1-0徳島。前半アディショナルタイムの梶山のゴールを守りきった東京の完勝。

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まあ、追加点がとれたほうが見た目にも安心できる展開でしたけど、そこまで一方的な展開はそうそう望めませんからね。点差はともかくも、きっちり勝ち切るという意味では、満足できる内容なんじゃないでしょうか。

先制してからの捌き方が上手じゃなく、幾度となく勝ち点を取りこぼしてきました。チームのなかでゲームの進め方を意思統一できずバタバタしてみたり、逆に引いて守りに入って一方的に押し込まれたり、失敗談は尽きず。でも、今日の捌き方は理想的なんじゃないかと思います。

・しっかりとポゼッションして相手にリズムを作らせない。

・ボールを奪われても、カウンターを予防してボールフォルダーにプレッシャーをかけ、攻撃をディレイさせる。

・とにかく攻撃をシュートで終える。

これをやっていれば勝てる。こういう戦い方がチームとして板についてくれば、大事なところで勝ち点を拾える、粘り強いチームになることができるでしょう。精神的な若さが課題とされてきたチームですが、ようやく光明が見えてきたのかもしれませんね。

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システムも進化しているような気がします。いや、進化というか柔軟になってきているというか。

この試合は谷澤が軸だったと思います。愛媛戦で梶山と谷澤のタスクがダブっていたのが、ノッキングの原因かと思っていました。今日は谷澤を前目におき、梶山はよりボランチらしい仕事に専念させたのだと思います。そうすると草民が中盤でハブになる必要がないので左サイドに張り付かせた。セザーの1対1のストロングポイントを活かすために右サイドにおく。空いたトップの位置に羽生をおく。純然たるストライカーを使わない、いわゆるゼロトップ。
序盤はポジションが流動的で、距離感をコンパクトにしてローテーションしてるイメージ。さらに、両ワイド深くにリズムよく配給して、攻撃の基点を高い位置にもっていくことにも成功していました。徳島の布陣にも助けられたかもしれません。サイドにボールが入ったら、セザー、草民、谷澤がドリブルをしかけ1対1に勝ち、チャンスを産んでました。やっぱり個のスキルでは東京が圧倒しますからね。この時間帯に先制できればもっとよかったんですけど。シュートの決定力は依然課題ですね。

徳島が落ち着きを取り戻し守り方を整理してから、逆に東京は攻撃陣が孤立するようになり、ペースを失いました。さらに徳島がコレクティブな攻撃を仕掛けられるようになって、何度かサイド深くに攻め込まれてしまいます。でも、イージーなシュートは許さなかったです。このあたり、さすがに現役日本代表レギュラーが入ると安定しますね。

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今日みえた課題。
シュート精度はともかくとしてw
軸となる戦い方は出来てきたような気がします。これにナオをどう絡めるか。それが課題ですね。ナオがストロングポイントになるのは間違いないんだけど、いまのコンパクトなローテーションサッカーではナオを活かしきれない。ナオをローテーションに組み込むのか、逆にナオだけタスクを変えてアクセントにするのか。これから東京首脳がどう考えるか、答えを楽しみに待ちたいと思います。懸念したのはセザーとポジションがかぶるところでしたけど、ナオが入るとセザーは中央よりに位置して、上手に住み分けしてたようです。
それから、開幕から若手を使ってきましたけど、軸が決まったいま、結局残っているのは草民だけ。しかも途中交代。大竹、椋原、アベタク、下田とオプションに入ってましたけど、使われたのは下田だけ。チームが結果を出せないときに若手に過剰な責任を負わせてしまったのはかわいそうでした。だから、いまベテランが軸になっているのは正しい選択だと思います。おそらくチームの雰囲気もよくなっているでしょう。だけど、若手にはいい雰囲気のなかに浸かってほしくない。ポジションに再挑戦して、どんどんアピールして欲しい。それがあって、本当にチームは活性化されると思う。がんばれ若手!

ヒタヒタと、いつの間にか4位です。勝ち点も4差。この戦い方ができれば、安定して上位を狙えるでしょう。ぜんぜん心配ないですよ。

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さて、次の観戦はいよいよ地元岡山。震災の翌日に予定されていた試合です。自分にとって、忘れ物をとりにいく思いで、楽しみです。ファジファンの親父殿と初親子バトル観戦。待ってろKankoスタジアム!


2011-06-11 22:02:33 | 映画

梅雨ですね。
梅雨は露と音が同じですね。水を意味することば。偶然ですかね。日本語はアクセントで意味を変えられない言語ですから、同音意義語が多いそうですね。井上ひさしさんの受け売りですけど。
生活は不便ですけど、梅雨は情緒的ですね。家のなかから見る雨は素敵です。

岳をみました。
これまた原作はぜんぜん読んでません。最近この手の映画が増えてますが、原作を知らない自分はラッキーです。結末を知りませんからw

メッセージ性の強い作品ですから、あえて小難しく感想します。
小栗旬くんや長澤まさみさんをキャスティングしているので、10代20代を狙った爽やかな青春ラブストーリーを想像しますが、すごく内容の濃い、重い映画ですよ。
フリークライミングや雪山登山などエクストリーム登山の愛好家に対して、一般のひとが抱く感想は、「なんで危険を犯してまで(いろんなひとに迷惑をかける可能性があるのに)山に登るのか」ですよね。自分はときどきハイキングしますから、登山が持つ魅力をそれなりに知りつつも、このような登山には同じような疑問を持っていました。でも、この映画をみて、気持ちが変わりました。そういう意味で、いろいろなことを考えさせてくれる作品です。

趣味って、仕事や家族行事にくらべ軽くみられてしまいますけど、そんなことないんです。趣味もひとを形成する重要な要素なんです。どんな趣味を持っているか、どんなことに興味があるかで、そのひとの考え方や生活様式が変わってきますし、ほかのひととの関わりも作られているんです。音楽にしろ読書にしろ映画鑑賞にしろスポーツにしろ、そしてエクストリーム登山も、本質的な意味においては、ひとを形作る趣味であることにはかわりがありません。ジョージ・マロリーが言ったとされる名言「そこに山があるから(Because it is there.)」は、そんな登山家のパラダイムをよく表していると思います(本人が言ったかどうかに関係なく名言です)。ロックが好きだから音楽を聞く。映画が好きだから映画館に行く。風をきるのが好きだから自転車に乗る。そして山があるから登山する。それでいいじゃないか。

つまり、たとえ危険に満ちていたとしても、山に登りたい人間の衝動は無くすことができないのです。ほっといてもひとは山にはいり、危険に身をさらしてしまう。
だから、登山家の安全をできるだけ確保してあげるプラットフォームを行政が提供することが必要なんです。長野と富山の県警にある山岳遭難救助隊は、そのようなレゾンデートルだと、この作品で気づかされた気がしました。
その意味では、登山愛好家だけでなく、登山に疑問を持っているひとに観てほしいですね。かならず何かを感じるはず。劇中、三歩がなんどもいうセリフ「また山においでよ」は、山を愛するひとに向けた応援のことばだと思いました。

小栗旬くんは見た目美しくなかったですねw。いい意味で。山男ですから。三歩が主役ですけど、三歩は積極的にストーリーに絡みません。三歩の周囲のひとが、彼がもつナチュラルな公共性、ピュアさを強調します。小栗くんは三歩の透明さを好演しました。
長澤まさみさんの感想は、なにしろ「足長っ」w そりゃ、登山に向かないだろっ。ストーリー上の主役は久美なんですね。久美の山岳救助隊員成長物語。どんくさ→試練→一人前のながれは、長澤さんにはぴったりですね。山女メイクでも、際立ってかわいいです。
「八日目の蝉」、「ブラックスワン」、「愛の勝利を」と、強烈な作品が続いたので、そのクラスと比べるとインパクトが若干弱まりますが、すばらしい内容の作品です。小難しいはなしは置いておいても、アルプスの雄大な景色は劇場でみる価値あり!
オススメ


2011J2リーグ第15節FC東京v愛媛FC@駒沢陸上20110605

2011-06-06 23:22:23 | FC東京

生一平君を見ました

J2でよかったよーw

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コントライブinコマザワ

ドロンパが先にひとりで特大一輪車で登場したのが伏線。

愛媛カルテット登場。

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ドロンパ「コレ(大一輪車)に乗れよー」

一平君「無理っ」

ドロンパ「(小さい一輪車を持ってきて)これなら乗れるよ」

一平君「えーっ???」

オ~レくん、たま媛ちゃん、伊予柑太、ドロンパ「大丈夫だよ」

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「乗れた!」

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(予想通り)落車w

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「担架ー!」

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みんなで一平君を搬送。

おおっと! ここでドロンパの足がもつれ、転倒ー。お約束通りに一平君再度転倒www

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ドロンパが担架を略奪しようとするけど、チーム愛媛の結束力の前にあえなく失敗。

一平君が自分で担架に乗ろうとしてるーw

「なんだ歩けるじゃん」

一平君を無視して引き上げる一行。一平君はしぶしぶ自分で担架を運ぶwww
愛媛カルテット feat.ドロンパ劇場 最高!

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えっと。試合はドロー。1ー1。草民と石井。どちらもゴラッソでした。
東京の出来が悪いわけではありません。草民が変わらず好調で、よくボールに絡みます。自分が思う要因。

・東京の組み立ての起点が梶山と草民の二枚になり、選択肢が増えたこと。それによって攻撃のコントロールがしやすくなりました。

・高橋がアンカーに入り危険の芽を摘んでくれます。

・更にセザーの位置取りがよくて、バイタルを浮遊してパスコースを作ります。そこから中央に切り込むか、サイドに流して高い位置取りのSBで基点をつくる。

あと、ボールを持ったボランチがドリブルで上がりカオスをつくるオプションも。攻撃はとても機能してました。先制するまでは。

残念だったのは先制してからの戦い方です。コメントを見ると、先制してから引いて守ったとか。結果論ですけど、作戦の選択を誤ったかな。愛媛は攻守とも非常にコレクティブなすばらしいチームだったので、東京に先制されても焦ることなく、自分たちのプレーをしっかりやってきた。ボールを持てますから、両SBの関根と前野をめちゃくちゃ高い位置において、相手陣深くのサイドエリアで基点をつくる攻撃がはまりました。それで東京は必要以上に押し込まれ、リズムも作れなくなり、完全に受身になってしまった。石井のループはたしかにゴラッソですけど、ある意味必然だったかもしれません。もちろん、守備的にやる選択は、それはそれでいいと思いますが、プレーしている選手の特長を考えてるとどうだったのかな。

ここ3戦の東京が上向いてきてるのは、草民の好調さに引っ張られてると思います。攻撃のなかで、草民が中盤を浮遊しながら、相手の嫌なところに位置取り、パス回しのハブになることで、攻撃のリズムをつくる。これが梶山のプレッシャーを減らしことになり、エースの運動量を増やすことにも繋がり、攻撃にいっぱい絡めるようになった。それで、東京の攻撃全体がダイナミックになってきた。そのことで攻守ともいいリズムで出来てきてるんだと思います。

守備的になって草民はどうなのか?

サイド付近にとどまって、居場所なさげにしてたように見えました。東京のストロングポイントを自ら無くしてしまったのではないかなあ。

それから大竹。やっぱりまだまだ好不調の波がありますね。大竹はいっぱいボールに絡まないといけないタスクだと思うのですが、消えてる時間が長いです。

谷澤の投入も難しいタイミングでしたね。結果として梶山とタスクが被ってしまい、梶山がすごくやり辛いそうでした。これは多いに予見できたことでしょうから、ミスかなあ。

森重はときに明らかに集中をかいてました。おおざっぱなプレーをするシーンもあったし、もったいない。

でも、実はいま東京がかかえる一番の問題は、草民や大竹といった経験知の少ない選手にチームの浮沈をかけてしまっていること。意図ではないと思います。再開後も、結果的に椋原や阿部に負担をかけてしまった。もちろんチームを勢いずかせるポテンシャルを持っている選手達だってことは、試合のなかで実証済みなんだけど、シーズンを通じて安定したクオリティのプレーを見せるには、まだまだ経験が必要なんだと思います。そうした経験を積ませる土壌をベテラン選手が作ってあげる。つまり、チームの軸は計算できるベテランで構成すべきということ。ちょうど梶山、米本、権田を育てたみたいに。

やるかたないですねー、実に。キヨシがエクスキューズを持っていても、それは仕方ないと思います。これだけ軸となる選手が故障離脱するとねー。しかもタイミングが悪かった。

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いまキヨシを非難する必要はないです。これだけの短期間で、一応のベースとなりそうなチームを作ってきたのは、むしろ賞賛に値するんじゃないでしょうか。

権田、徳永、森重、今野、北斗、高橋、梶山、草民、羽生、ロベルト・セザー

ここまでは決まりじゃないかと思います。これにナオがはまればというところと、草民のバックアップ。攻撃オプションとして、谷澤、大竹、ペドロ・ジュニオール、達也の使い方。

ぜんぜん悲観することないですよ。課題がちゃんと見えているうちは大丈夫。ひとつ一つ課題をクリアしていけば、かならず良い結果は出てくると思います。


愛の勝利を ムッソリーニを愛した女

2011-06-02 23:31:01 | 映画

愛の勝利を ムッソリーニの愛した女をみました。@シネマート新宿。みひろの映画以来ですね。ほぼ男オンリーのあの時と違って、年齢層、高っ。

ちょっと、観客の期待を裏切ったのではないかと思います。

かなーり難かしい映画でした。いや、イタリアのひとには割とある演出なのかもしれませんね。われわれ日本人には、ちょっと濃いかなーw

とはいえ、相当おもしろい作品ですよ。とくに後半は圧倒され続けます。

オペラのような作品です。登場人物が全員激情派のようにオーバー気味の演技ですし、それぞれのシーンが舞台の一幕のようにアーティスティックなんです。綺麗というより、おもーい芸術。音楽も叙情的ですし。濃い演出の作品だなーと思うわけはこの辺りにあるのかもしれないですね。
案外とボクらは第二次大戦時のイタリアを知らないですよね。ヒトラー・ドイツのことはわりと知ってますけど。だから前半1時間は、歴史を知らない故にちょっと展開について行けないところがあります。イタリア人なら当然知ってることだから、端折ってあったのかもしれません。なんでイーダがムッソリーニに疎まれたのか、よくわかんなかった。でも、そんなことなんかどうでもいいと思うくらい、後半の展開はめちゃくちゃスリリングでした!

ムッソリーニ政権にとっては、愛人と隠し子の存在を秘密にしたいところ。だからイーダは息子のベニートとも引き離され、精神病院に幽閉されます。不屈のイーダは、自分の地位を認めてもらいたい、そして子供に会いたい一心で、たった一人でムッソリーニ政権を相手に闘争します。イーダ、かっこいいです。

主演はジョヴァンナ・メッツォジョルノ。とにかくかっこいいんですよ。意思を貫くんだという、キリッとした胆のすわった表情が、U2のボーノを彷彿とします。
イーダが妹の家でふたたび捕らえられるシーンが感動です。村人が総出で警察を囲み、もう許してやれとイーダを守ろうとします。イタリアの庶民の愛を感じます。
ラストは衝撃的です。和名のタイトルが「愛の勝利」ではなく「愛の勝利”を”」になっている理由がなんとなく実感できます。

ドラマチックなおもしろい作品ですが、オススメできるひとは限られるかもしれないですね。イタリア映画をよく観るひとか、小劇場でやるシリアスな作品を見慣れてるひとにはぜひ観ていただきたいです。