石北本線の臨時貨物列車(通称・たまねぎ列車)。
DD51型機関車を2両揃えて走るその姿は“撮り鉄”の心を揺さぶるらしい。
このブログで何回もご紹介していますが、
私の東京在住の友人が毎年この列車を撮影しに来ています。
かつては1日3往復運転されていたこの列車も今年から1日1往復になり、
そして採算性などから来年度の運行をもって廃止される予定になっていました。
毎年廃止の噂が絶えなかったこの列車もとうとう来年までか…。
ファンたちはもう諦めの境地、そうなると気持ちも盛り上がる。
これから寒い季節になりますが、全国からたくさんの撮り鉄さんがやってくるでしょう。
その撮り鉄さんたちが今年は例年以上に沿線のいろいろなところに出没しているらしい。
なにしろ1日1往復なので撮影の合間の空き時間が多い。
その空き時間を利用して観光施設や飲食店などに出入りしている。
オフシーズンのこの時期に、沿線としては有り難いことでしょう。
ところでここにきて15日付の道新に、
JR貨物が地元の資金支援などを条件に運行継続を検討しているという記事が出た。
さて、これを受けて地元はどうするか。
JR貨物としては採算が取れないので廃止したい。
当初の予定ではこの列車はもう既に廃止になっているはずでした。
来年度まで運転するのも特例措置での運転なのです。
地元としては運行の定時性や観光への波及効果もあって存続して欲しい。
ですが一企業でしかないJR貨物に赤字を押し付けたままでは廃止は免れない。
今まではJR貨物に対し「廃止しないでくれ」と言っていればよかった。
運行継続の検討はそれに対するJR貨物の回答です。
今後地元がどう応えるか、注目しています。