2015年に惜しまれながら廃止された寝台特急「北斗星」。
私も何回も乗りましたが、それは今でもいい想い出です。
車両はほとんど解体されたり海外に譲渡・売却されましたが、
北斗市の有志がクラウドファンディングで資金を募りJRより2両を譲り受けました。
それを廃校になった茂辺地中学校跡地に設置、レストランなどを整備し、
保存しているのが「茂辺地 北斗星広場」です。
駐車場に車を止めて広場の中へ、貨物用のコンテナを改装した飲食店「北斗軒」があります。
店主の木村さんは“北斗の拳”のファンで、札幌から移住しました。
さて、保存されている車両はスハネ25 501とオハネフ25 2。
スハネ25は「ソロ」「ミニロビー」「シャワー室」の合造車、
オハネフ25はコンパートメントにできる開放型B寝台車。
私はもちろん、両方に乗ったことがあります。
いつかは4人で乗車しコンパートメントにチャレンジと思っていましたが、
その機会がないまま北斗星は廃止されてしまった。
さてとりあえず整備され保存されたが、これを続けるのが難しい。
ここには維持をするための資金集めの仕掛けがないのである。
維持費用はずっと地元で出し続けるのか?
今から先のことを考えて何かをしないと続かないだろうな。
地元の知恵が試されることになるでしょう。