先日も書きましたが北都プロレスは毎年3月にタッグトーナメントを行い、
勝利チームにはタッグチャンピオンとして優勝トロフィーが授与されています。
タッグの王者があるのならシングルの王者もいてほしい、それでこそプロレスだ。
ということで北都プロレスはシングルのタイトルを創設しました。
その名は“北海道レスリングチャンピオン(HWC)”、
勝者にはもちろんチャンピオンベルトが授与されます。
試合が行われたのは7月31日、まずは1次予選を4試合行い、
その勝者による2次予選を2試合、そして王者決定戦と進みました。
決勝戦に進出したのは梅沢菊次郎選手と池田昌樹選手、
両者とも入場のときから普段とは違いピリピリした雰囲気を漂わせていました。
試合の序盤は先輩レスラーが後輩レスラーに“真のプロレスとは何か”を教えるべく、
梅沢選手が池田選手の技を受け入れそれを返すという展開。
技をかける方も受ける方もお互い真剣勝負、固唾を飲む緊迫した時間だ。
己の体を張って後輩を鍛える、先輩レスラーの矜持を見せつけられました。
男・梅沢菊次郎、格好良かったぞ。
試合はその後王者決定戦らしいバトルを繰り広げた末、池田昌樹選手が勝利、
初代HWCチャンピオンに輝きました。
池田選手、今までいろいろ苦労もあったでしょうがそれが報われた瞬間でしたね。
さて、今回の試合は北都プロレス旗揚げ12周年記念大会として行われました。
その間にはまずタッグチャンピオンがあり、そして今回はシングルチャンピオンの誕生。
北海道のプロレス界で今までこんなことはなかったのではないか。
私はそれを成し遂げた北都プロレスをこれからも応援していきます。
たかがプロレス、されどプロレス、それが北海道の元気に繋がれば何よりです。