手宮にある市立博物館の本館です。
本館の他に、色内2丁目には「運河館(旧小樽市博物館)」があります。
ここは元々旧手宮線・手宮駅も構内敷地に建てられています。
また前身が「小樽交通記念館」だったとうこともあり、メインの展示は交通関係です。
チケット売り場は昔の国鉄の改札みたい、萌える。
屋内展示室は「鉄道・科学・歴史館」となっており、
1階は北海道の鉄道関係資料がメインでその他にプラネタリウムもあります。
1階の展示内容は北海道の鉄道発祥から現在までを解説したものになっており、
懐かしい写真やきっぷ、その他の資料も充実しています。
映像や音声、動く模型なども多用していてそれはそれで楽しいのですが、
残念なのは故障や不具合により動かない模型が多数あること。
作る時はいいのでしょうが後々のメンテナンスを考えないとこうなる、という見本です。
2階は科学関係と企画展示室になっていますが、
科学展示があるのは「小樽市青少年科学技術館」を統合したから。
さてここの本当の価値は屋外にあるのですが、
諸事情により私は今回はあまり見学しませんでしたので、後日改めて。
全体的な印象としては、どこか中途半端という気がしています。
館の成り立ち上仕方ないとはいえ、鉄道と科学を一緒にすることに無理がある。
とはいえ前身の「交通記念館」は利用客の減少により閉鎖になったとのこと。
「交通記念館」当時は入館料が高かったということもあるのですが、
“鉄道”だけで集客を維持するのはなかなか難しいものだと感じます。
市の博物館として再出発して六年、これからも頑張って欲しいですね。
最後に、プラネタリウムの椅子は座り心地が悪くて首が痛くなった。
こういうところも中途半端。
*小樽市総合博物館(本館)
住 所:小樽市手宮1丁目
開館時間:9:30~17:00
入 館 料:夏期は一般400円、高校生200円、冬期は一般300円、高校生150円など(年間パスなどあり)
休 館 日:火曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日