ガンの陽子線治療

ガンの治療法で、陽子線治療というものがあります。
これは放射線治療の一種で、副作用も少なく患者さんの負担が少ない治療法です。

難点は健康保険の対象ではないので多額の費用がかかること。
金額は病院によって違いますが、概ね３００万円弱ほどになります。

また治療を受けられる医療機関も少なく、
現在は全国で約10ヶ所ほどで北海道にはありません。

これでは気軽に治療を受けることができません。

実は現在北海道大学病院（以下、北大病院）で陽子線治療施設の整備が進んでおり、
来年3月から治療開始の予定です。

先日、この治療法についての研修会があり私も参加してきました。

北大病院からはこの施設の整備に携わっている医師のお話と、
また患者として実際にこの治療を体験した方からそれぞれお話がありました。

このようなことは現場の声が一番理解できます。

細かいことは省きますが、ガンにこの治療法はかなり有効であると認識しました。
なんといっても通常の放射線治療に比べやはり副作用が少ない、治療成績も優秀。

私はガンにかかったときに、放射線治療を受けるなら陽子線治療がいい。
そう確信できる内容でした。

問題は費用です。
この治療法は「先進医療」に指定されています。
なので生命保険などで“先進医療特約”などに契約していれば問題ない。

せっかく北大病院という身近な病院で治療を受けられるのであれば、
積極的に検討する価値はありますね。

研修会の制約上、細かいデータなどを出せずに申し訳ありません。