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政治資金で豪遊
2日に1回 一晩123万円も
集金力 前年の1.4倍 2億5600万円
政治資金収支報告 しんぶん赤旗2013年11月30日(土)
安倍晋三首相(衆院山口4区)が2012年に集めた政治資金は、前年の約1・4倍の2億5600万円にのぼることや、ほぼ2日に1回の割合で、料亭などで飲み食いしていたことがわかりました。
安倍氏の資金管理団体「晋和会」、安倍氏が支部長を務める「自民党山口県第4選挙区支部」などの12年分の政治資金収支報告書を調べたもの。
約8割が“利益”
晋和会は、「政経セミナー」名目のパーティーを3回開催、約1億956万円を集めています。ホテルの使用料などの開催費用は約1156万円で、約8割が“利益”というぼろもうけぶり。富士フイルムが100万円分、上野製薬が30万円分、製薬産業の政治団体、製薬産業政治連盟が150万円分のパーティー券を購入するなど、形を変えた企業・団体献金となっています。
晋和会は、「第4選挙区支部」に2175万円の寄付をしており、両団体のやりとりを除いた純収入は2億5674万円で、前年の1億8400万円を大きく上回りました。
一方、「第4選挙区支部」と同じ場所に事務所を置く安倍氏の関連政治団体「東京政経研究会」から5000万円の寄付も。同研究会の収支報告書によると、昨年12月31日現在、みずほ銀行に1億9683万5595円の預金があり、約1億9870万円ものカネを翌年に繰り越しています。
6軒以上ハシゴ
支出で目立つのは、組織活動費のうち、「行事費 本会会合費」名目の飲み食い。東京・赤坂の料亭や同・北青山のレストラン、同・銀座の地鶏焼き店、横浜の中華料理店、仙台の牛タン炭焼き店など、じつに179回、計1407万6874円を支出しています。
総選挙が公示された2日後の12月6日に6軒など、一日に6軒以上ハシゴしたケースが7回もあります。このうち、自民党総裁選で総裁に選出された直後で、民主党・野田佳彦第3次改造内閣が発足した10月1日には、東京・恵比寿のフレンチレストラン、同・平河町のふぐ料理店、中華料理店など8軒をハシゴ、一晩で計123万556円を支出していました。
収入は、企業・団体献金と国民の税金である政党助成金、そしてパーティーでかき集め、国民の苦難をよそに飲み食い―。安倍首相の「政治とカネ」の実態が浮かび上がりました。
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