気ままに

大船での気ままな生活日誌

描く!マンガ展

2016-08-24 10:28:52 | Weblog

おはようございます。昨晩はもう何年もつづいている中学のミニクラス会。元住吉の居酒屋さんが会場だったので、その前に武蔵小杉からバスで10分ほどの川崎市民ミュージアムに行ってきた。夏休み中の展覧会らしく、”描く!マンガ展”が開催されていた。小中学生が多く、真剣な目で作品を睨んでいた。展覧会のテーマが、”描く”とあるように、実際、各作家の描き方の特長などに焦点を合わせた展示となっている。将来、漫画家になろうとする人にはぴったり。

誰でもそうだと思うけど、ぼくも幼少年期はマンガばかり読んで、また実際、主人公をまねて描いたりしていた。今でも、武内つなよし作の赤胴鈴之助やライバルの竜巻雷之進の似顔絵を描けるほどだ。母が言うには、漫画家になりたいと口走っていたそうだ(汗)。しかし、中学に入る頃には漫画を読まなくなってしまった。

この展覧会は撮影可能ということで喜んでいたが、ぼくらの時代ともいうべき第一章だけが禁止だった。手塚治虫が小学校3年のときに描き、クラスで回し読みさせたという”ピンピン生チャン”もあった。赤本の時代を経て、1950年代にはジャングル大帝、そして鉄椀アトムへとつづくのだ。手塚の漫画に感動し、漫画家になった石ノ森章太郎、水野英子そして藤子不二雄、赤塚不二夫とつづく。彼らのデビュー前後の貴重な作品が並ぶ。ちょっとだけズルして写真を入れます。入口の右側の展示が手塚コーナーです。↓

第二章:名作の生まれるところ/マイスターたちの画技を読み解く
ここからが撮影OK。現代マンガ家8名の作品が展示されている。もう。描き方を学ぶ意欲はないので(笑)、作品だけを眺めて楽しむ。一作家一作品、以下に記録しておこうと思う。絵がみな素晴らしい!

さいとう・たかお(無用ノ介) 手塚の児童漫画に対抗して劇画が少年誌で大きく展開してきた象徴的な作品と言われる。

竹宮恵子(風と木の詩) 少女漫画に革新的影響を与えた、少年愛を描く作品。

陸奥A子(少しだけ片思い) 70年代後半”おとめチック”と呼ばれるブームの中心的存在となる。

諸星大二郎(ヒトニグサ) 中国や日本の古典を題材に異界と日常を往還する作品が多い。宮崎駿も彼のフアンだという。

島本和彦(炎の転校生)パロディーのセンスと過剰な演出で一世を風靡する。

平野耕太(ドリフターズ) 歴史上、さまざまな時点、場所から集められた偉人が異世界でたたかう。平野作品は海外でも人気が高いという。

あずまきよひこ(よつばと) 2003年連載の本作が幅広い支持を集める。

PEACH-PIT(えばら渋子・千道万里による制作ユニット)緻密な世界観の構築、明確な軸をもったストーリー展開に定評がある。

楽しい展覧会でした。そして、もう一つの展覧会。

&がカタチをひらくとき展

木戸龍介(お香で街路樹を)

柳川智之+大原崇嘉 (色彩研究に基づく作品)

桑田恵理(プラチナプリントと画像のデジタル処理で、植物と人間を共生させる。

アベキヒロカズ (ポスターを中心に) ぼくも見に行ったブンカムラシアターの”日本人のへそ”も彼の作品だった。


では、みなさん、今日も一日、お元気で!




 

 

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