気ままに

大船での気ままな生活日誌

善光寺さん出開帳 両国回向院

2013-05-18 08:45:32 | Weblog
5月19日で終幕となる、両国回向院での善光寺出開帳に行ってきた。善光寺御本尊の分身である出開帳仏さまが、両国までおいでになり、東日本大震災で亡くなられた方々の供養と復興支援をされている。善光寺さんの出開帳は異例のことで、戦後初めてのことだという。

両国駅を降りると、信州の名産品売場が並ぶ”両国長屋ストリート”が待っている。ここでの利益はすべて復興支援にまわる。上田市のコーナーでは、六文銭の真田幸村さんがポーズをとってくれた。早速、入場券を購入。


そして、回向院。境内に入るとまず、回向柱に触り、善光寺如来(出開帳仏)との結縁を行う。紐を通して仏さまとつながる。この柱は、陸前高田の杉の木で、復興住宅の造成に伴い伐採される木を用いている。地元の製材業者が作成したとのこと。


そして、善光寺如来さまにお祈り。ここで、この出開帳についての説明がある。江戸時代でにもここで行われたことがあり、大変な人気で60日で1603万人が参拝したらしい。別室では、陸前高田の被災松で作ったおやこ地蔵、善光寺から生まれてはじめて外出した、びんずる尊者像、被災地のがれきの中から奇跡的に救出された仏像もおられるので、参拝してくださいとのお話も。

善光寺如来ご分身


そして、クリスタルの数珠模様のうつくしい廊下を通り、仏像さまの部屋に。

おやこ地蔵


奇跡的に救出された如意輪観世音菩薩さま。つい、ほろりとお賽銭。


撫で仏の、びんずる尊者像。白衣の上から撫でる。復幸しゃもじで撫でる人も多い。


寺宝もたくさん。仁王さまや聖徳太子像、先代の善光寺扁額など。善光寺縁起絵図の前ではお坊さんによる説明。インド、百済、日本へとご本尊が渡ってきた物語。信濃の国の本田善光さんが国司に伴って都に参った折、難波の堀江の水中でみかけた尊像を持ち帰り、お堂を建てたのが始まりとのこと。善光さんの寺なのだ。


それだけではなく、回向院所蔵の鳥居清長らの浮世絵展も開催されている。





鳥居清長のお墓がここ回向院にあったが、地震や戦火で墓石はなくなってしまった。来年生誕200年を迎えることもあり、ごく最近、記念碑が境内に建てられた。


国技館に寄り、13日目の前売り券を買う。お参りしたご利益で、いい席がとれた。帰ると、稀勢の里が6連勝。




そうそう、真っ暗闇の中の戒壇巡りも出来ますよ。
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