7月の京都は祇園祭一色。
写真は、三条若狭屋の「祇園ちご餅」。
白みそを甘く炊いたのを求肥(ぎゅうひ)で包み氷餅(といっても冷たくないですが)をまぶし
竹串にさしたかわいいお餅。
一口二口でペロッと食べられます。
白みその風味が京都らしい感じがします。
ところで氷餅ってなんでしょう?
調べました。
つくっているのは長野県あたりが特産みたい。
冬期にもち米を水とともにすり潰して煮て、それを凍結乾燥したものなんです。
きらきらときれいなので和菓子の飾りにつかったりします。
昔はお湯で溶いて食べたみたい。
求肥もわからんかな?
求肥は、白玉粉や餅粉からできた粉をやわらかくこねて煮たものに、水と砂糖でつくったシロップを加えて練ってつくる。
もともと牛皮や牛肥と書いていた。昔は、玄米のもち米をつかっていたので色が黒く、牛の皮に似ていたかららしい。ただ昔の日本では、獣食を忌むことから求肥と書いたらしい。
閑話休題。
この祇園ちご餅は祇園祭の期間限定じゃなくて、年中売られています。
京都人には昔からなじみの深いお菓子。
いまは観光のお客さんが買うんだろうな。
パッケージもかわいいしね。
もともと祇園祭のお稚児さんに食べさせはったらしい。
化粧をしたお稚児さんは、ご飯が食べにくいしね。
祇園祭の時、鉾に乗るお稚児さんは、神さんのお使い扱いなので、親でも素手で触ったらあかんのやそうです。
そんなお稚児さん用のお餅がこの「祇園ちご餅」の原形なんだそうです。
それをなんとか、みなさんにということで考えはった。
由来を聞くと食べたくなったでしょ。