蒟蒻って砂おろしだけじゃないんだ・・・庚申堂蒟蒻焚き

今日も八坂庚申堂の続き。
庚申日といえば「蒟蒻焚き」というのがある。



蒟蒻（こんにゃく）って、昔から砂おろしするといいますよね。
でも結石になった時、食べなかったけど・・・。
蒟蒻の繊維質が体外へ出してくれるのを助けてくれるという意味なんだろうな。
しかもカロリーがほとんどないしね。



蒟蒻（こんにゃく）焚き由来を書き写しておきました。
以下のようなことです。
「千年の昔、開祖浄蔵貴所大法師（じょうぞうきしょだいほっし）、庚申尊の霊示を受け諸民の病を療治するに蒟蒻を以てす。
即ち祈祷せる蒟蒻を三つ。北を向いて庚申尊を念じ無言で食すれば諸病諸厄を免れるこれ也。庚申の日、人々にこれを施す」


↑切り口がくくり猿になっているでしょ

今年の庚申日は
初庚申・・・１月１０日
二庚申・・・３月１１日
三庚申・・・５月１０日
四庚申・・・７月９日
五庚申・・・９月７日
納庚申・・・１１月６日





青面金剛の真言が書いてありました。
「オン・デイバ・ヤキシャ・バンダ・バンダ・カカカカ・ソワカ」
オン（ああ）、デイバ（神）、ヤキシャ（夜叉、青面金剛）、バンダ（かき混ぜる）、カカカカ（高笑い）、ソワカ（成就）
「嗚呼、青面金剛さん、すべてがうまく行きました。いっしょに笑いましょう！ありがとう！」京男の勝手な解釈
印は、夜叉火輪印を使うといいですよ。



この三猿（さんざる、さんえん）は、世界中で見られるそうです。
「見ざる、聞かざる、言わざる」という叡智の３つの秘密。





古代エジプトでもある。インドでもある。中国でもある。
インドのマハトマ・ガンディーは常に３匹の猿の像を身につけ「悪を見るな、悪を聞くな、悪を言うな」と教えたはったそうです。
アメリカでも教会で猥褻なものを見たり、性的な噂を聴いたり、嘘や卑猥なことを言わないよう諭すことがあるそうです。
論語でも「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿動」（礼にあらざるものを視るなかれ、聴くなかれ、おこなうなかれ）がある。



この猿を見ていると、日本のいまの国民を見るように思う。
政治に関してはもっと「見て、聞いて、発言した」方がいいと思うな。
相も変わらず猿山のボス争いばかりしている。本当に国民のことを考えていないのが見え見えだもの。しっかり観察しないと自分たちの子孫につけを回すことになるしね。
政治屋さんたちを庚申堂のくくり猿の状態にしてあげた方がいいのかな・・・。いちど庚申さんと相談しないといけないな。