京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

丁稚羊羹&ういろ餅

2017年02月11日 04時57分19秒 | 甘味・喫茶・その他
父親と近江八幡の長命ずいかんの湯という温泉施設に行った。
近江八幡なら適当に旅行気分になれます。
父親と二人で温泉なんて結構珍しい。
お料理がよさそうだったのです。
それは、明日にでも紹介します。


↑和た与「丁稚羊羹」

本日は、温泉に入った後の話。
折角、近江八幡に行ったのだから、丁稚羊羹が欲しい。
父親も丁稚羊羹で釣りました。
丁稚羊羹が好きなんです。
私は、丁稚羊羹は「和た与」のしか食べません。
いつもは、ネット通販で取り寄せます。
だからお店には行ったことがない。


↑やっぱりここの丁稚羊羹がいい

いい機会だから行った。
もちろん、定休日や在庫などは電話で確認しておきました。
温泉施設でタクシーを呼んでもらってお店に行きました。
地元では有名なお店だから、すんなり行ってくれた。
お店に行くと1本でも買えるのがいい。

ゆずのういろ餅があったので、買ってみました。
とってもモチモチして、美味しいごはんを食べている感じがする。


↑和た与「ういろ餅」

父親と話していて、丁稚羊羹を理解していないとわかった。
羊羹と丁稚羊羹の違いがわかっていなかった。
だから日持ちすると勘違いしていた。
和た与の丁稚羊羹は、エージレス(脱酸素剤)でパックしないから、日持ちない。
エージレスは、日持ちはするけど、美味しくなくなる。
生気が抜けるような感じがする。食べて美味しくない。
父親は、それがわからない。味覚的にだめな父です。
しかも食べ方がわかっていない。
なんのために竹の皮に包んであるのか、わかっていなかった。
竹の皮は防腐効果があるのです。
だから食べる時、竹の皮といっしょにキッチンバサミで切り、手で食べるのが美味しい食べ方。そして切り口が空気に触れないようにラップして保存。もちろん速やかに食べないと美味しくなくなります。
1回に一本ぐらいは、食べられる。でも糖尿病の人は、2回に分けるかな?


↑左から、黒蜜、抹茶、プレーン、柚子(これは珍しい、季節限定かな?)

父親は赤こんにゃくも買った。
このあたりの名産だしね。
アラレもかったな・・・。


↑イノダコーヒ「トマトスープ」

近江八幡から京都に帰ってきて(新快速だと30分もかからない)でお寿司を買って家に帰ろうと言った。
一人で冷たい寿司(父は蒸し寿司は嫌いらしい)を食べるなんて最低。
強引にイノダコーヒに連れて行った。


↑ビーフカツサンド

父親は、イノダコーヒのカツサンドやスープを食べたことがないということが判明していたのです。しかも亡くなった母親の好物でよく食べていたというのも知らなかった!きっと父親といっちょに言った時、カツサンドを食べると必ず父親も食べるから二人の時は食べなかった。別に意地悪でなく、糖尿病だからという理由で。


↑これは、京男注文「ロールパンセット」

それで初めて、カツサンドを食べたのです。
食べて、びっくりするほど感激した。
こんな美味しいカツサンドが世の中にあったのだ!という感じ。
スープも飲んだことがなかった。
このスープも美味しい!と言った。
お前の言う通り、イノダに来て良かった。
温泉の所のごはんも美味しかった!といいました。
彼の世界感が変わった一日。


↑コーヒは、ブラックで発注。そう言わないと砂糖とミルクが強制的に入ってくる。

きっと買って帰った丁稚羊羹を食べて感激したと思う。
知らないものを体験するのは、とてもいい刺激になると思います。
私が最後に言ったのは「こんなものを食べたいなら、しっかり体調管理をして、歩けるようにしないと食べられない」と言っておりました。


↑北方面

2017年2月11日午前8時、我が家からの景色。雪は、すぐに融けるでしょう。京都の北の方はどうかな・・・。


↑南方面

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
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