京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

渡らせてやりたかったなぁ

2015年07月30日 04時38分17秒 | 風景・和菓子


28日、狸谷山不動院で火渡り祭をやっていた。
父親を連れて行ってやりたかったけど、所用で大阪方面に行ってしまったのと、私一人で付き添って行くのはちょっと大変。
だから断念でした。





残念、きっと行ってないと思う。
きっとこういう系は、怖がるかも。
それとも、オレは戦争体験をしているからこんなものと言うか。
どうだろう。
反応を見たかった。



父親は、私がこういう世界が得意なのを知らないと思う。
滝行だってそう。
目の前で九字を切ったらビックリするかも。
所謂「臨」「兵」「闘」「者」「皆」「陣」「裂」「在」「前」とね。
迫力ある声だし・・・。(笑)
声なしで、手印だけでやってもビビルかも。



「ノウマク・サンマンダバザラダン・センダ・マカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン」という真言も言えるしね。
変な宗教に被れていると思うかも。
業務上でいろいろな技術を身に付けていますね。
不思議な人生だ。
父親の想像を遙かに超えている。
棒手裏剣を投げてネズミを捕まえたらどうするだろう。


↑本式の時の場合、この塩を足の指に挟み、ゆっくり歩くこと。これがコツ。

いっしょに火渡りしたかったな。
「熱っ!」と言ったら。
「心頭滅却すれば火もまた涼し。気にしない、熱いのは気のせい。こんなので熱いといっていたら火葬の時、困るよ」と言ってやりたい。


↑京都鶴屋鶴壽庵「朝顔」

狸谷山不動院の火渡りは、一般の人が来るので、正直いうと全然熱くない。
カレーでいうたらハウスバーモントカレーレベルねっ!
もう少し「ちょっとヤバイんじゃない」と思うぐらいでないと願いも叶わない。
でも火傷のリスクがあるから、だめなんでしょうね。
最近の日本社会は異様に過保護状態だから。


↑葛、紅こしあん

天気予報でも「35度、36度、熱中症」と狂ったように言っている。
「35度、36度、ちょっと温めの湯加減」か「本日は36度、全裸で外出しても大丈夫な気温。でも全裸で外出したら警察に捕まるので注意!」ぐらい言えばいいのに。

※本日の写真は、2008年7月28日のものです。この頃はまだ観光客も少なくて快適でした。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (5)
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