京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

上には上があるなぁ・・・

2012年08月21日 05時46分22秒 | 風景


これ5月31日で紹介した鳥居(とりい)です。
再度説明すると、立ちション防止の鳥居なんです。
あきらかに、犬や猫用のものじゃない。
人間用です。



鳥居は、神社などにおいて神域と人間が住む俗界を区画するもの(結界)であり、神域への入口を示すもの。一種の「門」です。
その神域に向かって粗相をしたらダメということでしょうね。
でも現代人には通じないようになっているかも。
立ちションということは、男子専用かな。
女性も努力すればできるかもしれない。



さて、御池通南側を歩いていてこの塀の前を通った。
ここは、柊家の黒塀。
「粋な黒塀 見越しの松に 仇な姿の 洗い髪 死んだ筈だよ お富さん」の黒塀です。
もう死語になっているかもね。
昔のお屋敷のステイタスだったのかも。
渋墨(しぶずみ)塗りの塀を持つ家は、理想です。億ションなんかよりもずっといい。
しかもこの黒塀というのは、結界の役目もするのです。



結界をすくる黒塀でも立ちションには弱いみたいですね。
17基もありました。
こんな和のは初めてみましたね。



ここまでするなら、もう一案、どうだろう?
塀の下に盛り土をする。
「この土の中でミミズを養殖中!」と張り紙。
最近の若者には理解できないか・・・。
鳥居の真ん中にカメラのレンズというのもありますね。


↑下の部分が犬矢来だワン

これは、もうひとつのタイプ「犬矢来(いぬやらい)」
盗賊避けという実用的意味もあったらしい。
小さい時「このスペースで犬が矢のように走って来る」というイメージだった。
犬はダックス系の犬かな。管狐(くだぎつね)のイメージかも。管狐?説明が長くなるのでやめておきます。
近づいていって、犬が吠えたらビックリするだろうな。

Twitter→@kyo_otoko
コメント
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