京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

藤波

2012年05月16日 06時03分08秒 | 風景・和菓子


藤波(藤浪)というのは、藤の花のことなんだそうです。
そういえば近くの京都女子大のシンボルは藤だったと思う。
ちなみに藤娘みたいな人は、まだ見かけたことはない。


↑二條若狹屋「藤波」


↑上用、黒こしあん

小学校くらいの時、叔母が日本舞踊をやっていて、いやというほどみせられたものです。妹は八百屋お七をしたのをしっかり覚えている。
先斗町の歌舞練場だったな・・・。



京男の場合は、藤波と言えば「藤波辰爾」ぐらいしか思い浮かばない。
長州力率いる維新軍団との抗争は、一部の人には有名だ。(笑)


↑鶴屋吉信「藤宴」


↑上用、こしあん

近くの木の散髪を大幅にしたおかげで毎年楽しんでいた野生の藤の花をみられなくなったのが残念だ。
本来藤はつる性であるため、樹木の上部を覆って光合成の邪魔をする。しかも巻き付くことで幹を変形させるので、手入れのいい植林地では刈るのが普通なんだそうです。
最近、その野生の藤がたくさん見られるようになったのは、輸入の木材の方が価格が安いから、日本の植林は手入れしなくなったのだそうです。
蔓を加工する職人さんも少なくなったというのもあるそうです。
これはちょっと困った現象かも。

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
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