その昔、古典だか古文だか忘れたが、「高村光太郎の智恵子抄」に出てきた安達太良山
「智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空がみたいといふ。
(中略)
阿多多羅山の山の上に毎日出てゐる青い空が智恵子のほんとの空だといふ。」
いつか上ってみたいと思っていた日本百名山
7月最後の土曜日、事前の予定では、夏休みを前後に取得して、13年ぶりとなる相馬野馬追を観た後に、月曜日にでも上りたいなと思っていた。
で~も~、、、、残念ながら仕事の予定が調整つかず、平日の夏休み取得はなくなった。
それでも、相馬野馬追の観戦を7/30(日)だけとし、前日の7/29(土)に、安達太良山登山に上りに行くことにした。。。。
ソロですが何か?
〇 中級コースの塩沢登山口
前日まで仕事がドタバタで、あまり事前のコース確認もできないまま、とりあえず川沿いを歩く中級コースをチョイス。
このコースは、塩沢スキー場から「馬返し」の分岐を反時計回りに、「僧悟台」「笹平」を経由し、「鉄山」から安達太良山。下りは「くろがね山荘」から、馬返しを経由して戻ってくるコース。
駐車場の標高は約700m。安達太良山頂は約1700mなので、約1000mのアップだ。
安達太良山は、このほかメインコースとなっているあだたら高原スキー場にある奥岳登山口から、時計回りに安達太良山を上り、くろがね小屋を経由して戻ってくるコース(ゴンドラで山頂駅から歩くことも可能)のほか、つい先日、硫化水素ガスが原因とみられる事故が発生した、沼尻登山口を起点とするコースもある。
いずれにしろ、今回は「ソロ」かつ、初めてのコース(周回)であるので、特に注意して歩くことにした。
1,地図は必ず分岐で確認する。(Yamapとガイドマップの併用)
2,熱中症防止のため、こまめな水分補給(水は、ポカリ500ml、凍らせた水ペット500ml、凍らせたアクエリ500ml、炭酸水500ml+エネルギージェル2袋)
3,捻挫防止のためトレランシューズではなく登山靴。下りは特に慎重に。
〇 朝9時であっても気温30度
自宅から3時間くらいかな?東北道二本松インターから塩沢スキー場入口の登山者用駐車場には、9:15くらいに到着。
途中の温度計では、すでに30度を超えており、暑い登山が予想された。
服装を整え、ドリンクは大目に2L。トイレによって、虫よけスプレーを処置して、9:30過ぎに出発~
↑ たいへん趣のあるトイレ。
↑ 9:30出発~
↑ 登山者カード記入所には、トレッキングガイドがあって、一部もらう。大変重宝した。
そして、登山あるある。。。。最初のルート入口でコースミス。。。
ええ、Yamapでルート確認している間に、駐車場でお会いした2人組に抜かされましたが、、、なにか?
今回はソロなので、遭難やケガなど不測の事態は避けなければならない。Yamapで歩いた道の軌跡ログを採ることにして、再スタート。
陽射しも強く、熱中症にならないよう慎重な行動を心掛けた。。。。
↑ 先を行く2人のあとをついていくのだが、、、
〇 人気薄のコースなのか?
スキー場を横目に歩いていくと、本格的な山道となる。案内表示はしっかりしていて、安心しながら進んでいく。
先を行く2人組が休憩している間に、追い抜いてしまい、コースを間違えないように慎重に進む。
↑ すぐにトレイルランナーとすれ違う。ただ、この後、鉄山まで、熊も含めた誰一人とも会わなかった。
歩き始めて1kmほどで、最初の分岐の「馬返し」を通過。僧悟台経由笹平方面に向かう。。。
〇 川の水は冷たい
暑い。樹林帯は風がほぼない。おまけに斜度は急だ。。。。
汗が噴き出る。時たま沢を横切るポイントがあるので、その都度、冷たい水で顔を洗って先に進む。。。
途中から、あまりの暑さに帽子は脱いで進むことにした。(樹林帯のため陽射しはナイ)
それにしても標高が上がるにつれて、沢の水が冷たくて気持ち良い。標高が上がっているにもかかわらず、なかなか風が吹かないため、すぐにのどが渇く。。。
あっという間に500mlのポカリを飲み干してしまった。この先が心配である。
〇 笹平まで
また、細かな虫が鬱陶しい。ブンブンと顔の周りを飛びまくる。。。
虫よけスプレーは、頻繁にかけまくった。夏は虫よけスプレー必携です。。。
しばらくして、僧悟台というポイントを通過。雲が多く、決して景色は良くなかった。
しばらくして、斜度が緩くなる。と同時に、トンボが目に付くようになる。。。
また、お花も綺麗だったな。。。。
↑ 花を撮ろうと携帯を構えると、トンボがとまる。。。。
しばらくすると、開けたポイント。青空が除く。。。
この先でにも、いくつか水が流れており、何度も顔を洗って冷却に努めた。
この辺りから、足元の木の枝が邪魔くさい。。。。短パンは明らかに失敗だったか?
しばらくして、箕輪山との分岐と思われる「笹平」に到着(11:45)した。スタートから、2時間15分だった。
ドリンクを飲んで小休止。この辺りになると風が涼しく感じられる。
笹平という文字通り、まわりは「熊笹」だらけ、進むべき道は、、、、、「藪漕ぎ」である。。。