〇 コースの確認
4:15にヘッドライト(山用語では、なぜヘッデンなんだろう?)を点けて暗闇の中を進むも、100m程で忘れ物に気がつく。。
地図、持ちましたっけ?
あ、車の中だ。
まさるはスマホにYAMAPの地図をダウンロードしておいたケド、やっぱり紙の地図は必須である。慌てて車に戻って、折りたたんでポケットにしまう。この後、汗と雨でグズグズになったので、ジップロックに入れるべきでしたね。
コースタイムを確認しておこう。
白州観光キャンプ場及び竹宇駒ヶ岳神社の手前にある、市営駐車場(無料)に車を停めて(トイレ・売店あり)、甲斐駒ヶ岳登山口スタート
登山口→(30min)→尾白川渓谷分岐(上部)→(2:00)→笹ノ平分岐(横手白須分岐)→(2:00刃渡り)→刀利天狗→(1:20)→五合目小屋跡→(1:10)→七丈小屋→(1:00)→八合目御来光迎場→(1:30)→甲斐駒ヶ岳山頂
まさるは過去に上ったことはないが、相方は昨年10月中旬に登山に来ていて、積雪のため七丈小屋で折り返したというので、その時のタイムを参考に、休憩ポイントも勘案した。
〇 ヘッドライト(ヘッデン)
まさるは、キャンプで使用しているヘッドライト一つ。電池は交換済(単4×3本)だが、ゴム部分が伸びてしまって取り付けがビミョー。
一方の先輩は、ヘッドライトのほか、肩口に二つ目のライトを装着している。聞くと、さらに万が一のために帰りも陽が落ちても良いように、3つ目のライトがザックに入っているという。
まさるも次回から、替えの乾電池くらいは持たないとだめだな。
〇 登山計画書
既にメールで提出済みのため、スルー。
この先、神社で登山の安全を祈願して、揺れるつり橋を渡って山道へ。
ヘッドライトで歩くのは、久しぶりだな。ボーイスカウト時代のナイトハイク(日光中禅寺湖畔からの男体山)以来かな?
〇 笹ノ平分岐まで
半袖のチームウエア(インナーあり)にランニング用の超軽量ウインドを着て歩き始めるものの、5分もしたら暑くなってきた。荷物を下ろしてウインドを脱ぐ。アームカバーも着けていたが外してザックにしまった。
この間、駐車場で準備をしていた登山三人組に抜かされた。暗闇をライト三つで進む姿は、黒い三連星っぽい。
ここは、復路最後の休憩地点だ。(カエルがいたところ)
日の出時刻を過ぎて、5:40くらいから空が明るくなり始める。
雲なのかな?うっすらと靄がかかっていて、直前の天気予報どおり、今日は曇り&霧雨なんだろうな~と思う。
幸い風は吹いていないようだ。
出発から1時間半。5:45に笹ノ平分岐に到着した。(コースタイムでは2時間半)
GPSで距離3kmだから、1kmを30分ということになる。
小腹が減ったので、ブラックサンダーを食べておく。
この看板では、甲斐駒ヶ岳までは「7時間」だとさ。。。。
〇 トレラン男女5人短パンチーム
この先は、地名にあるとおり熊笹の山道が続く。斜度はそれほどでもなく、走れなくもない。。。(走れなかったけど)
それよりも、雲の中なのかガスっていて、小雨が落ちてきたのが気になる。
今日は最後まで到達できるのか?雨がひどくなったら途中で引き返すしかないかも。。。。と、相談しながら歩き続ける。
二合目の手前だろうか?にぎやかな話し声と熊鈴の音が後ろからだんだんと近づいてきた。
早歩きのトレランチームが軽快に抜いていく。
短パン姿が寒そうだな。
しばらくして二合目に到着(6:08)。荷物を下ろして5分ほど休憩し朝食タイム。
まさるは、ゼリーを口にしておく(3本分入っている)。また、ドリンクも少し飲んだ。
6:15再出発。この先は、くねくねの急登が続いた。(復路はかなり滑った区間だ)
〇 刃渡り
休憩後の歩き始めは少し肌寒く感じる。しばらくして雨が落ちてくるようになった。樹林帯だったので、雨の音はしていたけど、実際は木々の葉で遮られていて、それほど濡れることはなかった。
それでも、雨の降りが激しくなったのだろうか?
雨具の合羽を着ると、中の服が蒸れて汗だくになる恐れがあった。この先、一旦下りに入ることが分かっていたので、そこで体を冷やしたくない。
とりあえず、撥水性の全くないウインドを着て、最初の難所を乗り越え、下りきったところで合羽を着ることにして先を急いだ。
最初の難所である「刃渡り」には、7:00ちょうどに到着。
岩肌は雨でぬれていたけど、特に滑ることもなく順調に通過する。
ガスっていて、景色が見渡せなかったから、恐怖感を抱かなかったのかもしれない。
順調に最初の難所をクリアした。その先の苔がたくさんある山道は、素敵だったな~
〇 刀利天狗(標高2,049m)
刃渡りの後は、梯子がかかる難所が待ち構えた。
人工(樹脂)の梯子。ちょっと滑る。まさるは、まだこの時は、半指のサイクルグローブ。指先が冷たいんだよね。
必要に応じて、三点支持など駆使し、全身で梯子区間をクリアしていく。
7:18 標高2,049m 刀利天狗に到着した。
〇 五合目小屋跡
この先、いったん下るコース。最初は平坦だったが、、、、
高速トレイルランナーが颯爽と抜いていく。。。マップはクリアなハードケースに入れていた。なるほど、参考になる。
徐々に下る。
しばらくすると視界が開けてきた。
左奥が目的地の甲斐駒ヶ岳だという。まだまだ遠いね~
下りきって、開けた場所に到着(7:50)。雨が激しいので、雨具の合羽を着る。
まさるは、ウインドを脱ぎ、さらにチームウエアも脱いで、インナーに合羽。下の登山パンツも脱いで、パンツ一丁に合羽を着る。これから急登が続くため、そのまま合羽を着てしまうと、汗でびしょびしょになってしまう恐れがあった。
標高が上がり気温が下がる中で、インナーが汗びしょびしょになってしまうと、急激に体温を奪われるからね。
さらに、半指の手袋の上からビニル手袋を被せて二重とした。
ここで、饅頭を1つ食べて、ゼリーも口にしておく。
8:00ちょうどに、七丈小屋に向けて出発した。