ゴエモンのつぶやき

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髪の毛の振動で聴覚障害をサポートするウエアラブル

2016年10月15日 02時43分17秒 | 障害者の自立

 富士通は、周囲の音の特徴を光と振動の強さで伝えるヘアクリップ型のウエアラブルデバイス「Ontenna(オンテナ)」を「CEATEC JAPAN 2016」(2016年10月4日~7日 幕張メッセ)で出展した。聴覚障害を持つ人が髪の毛に付けることで、背後から近づく車のエンジン音に気付いたり、楽器や動物の鳴き声などの音のパターンを体感したりできる。

 「Ontenna」の構造はいたってシンプルだ。内蔵マイクが拾う周囲の音圧(30~90dB)を、256段階の振動と光の強さに変換する。Liイオン2次電池を搭載し、連続稼働時間は6時間だ。音量によって振動の強さが変わるため、蝉の鳴き声のような断続的な音のリズムや、車が近づいたり遠ざかったりする様子を感じることができるという。さらに、音に合わせて内蔵LEDが光ることで、ユーザーがどのような音を感じているかを周囲の人にもシェアできる。

 そもそも「Ontenna」は、開発者である富士通 グローバルマーケティング本部 総合デザインセンターの本多達也氏が大学在籍時に手話サークルやボランティアの活動を通して考案したもの。開発当初は肌や服に付けることも検討したが、肌では「蒸れる」「振動が気持ち悪い」、服では「振動に気付きにくい」という声から、髪の毛に付けるアイデアを思いついたという。

 製品化は未定だが、現在は全国のろう学校や聴覚障害者団体に配布し、使用感などのフィードバックを集めている段階だ。現状では周囲の全ての音に反応する仕様のため、騒がしい環境下では常に振動している状態となってしまう。今後は騒音時と静音時で感度を切り替える機能や、音程を認識する機能などの開発を進める考えだ。本多氏は、「聴覚障害者の新しいコミュニケーション装置として、1日でも早く普及させたい」と熱く語った。

展示した「Ontenna」の実物。小型かつ軽量で、ユーザーの負担になりにくい。

  • 2016/10/13     日経テクノロジーオンライン
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