ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「なんで障害者がラブホを使うねん」

2018年11月07日 14時48分19秒 | 障害者の自立

世間の思い込みに、重度障害者の大橋グレースさんはどう答えた?

そもそもセックスってなに?と思うようになりました。

「車いすで生活していて、コンドームを欠かさずカバンに持っている女性がいるらしいよ」。

セックスをテーマに、様々な人を取材していた私にそんな話が舞い込んできた。

女性がコンドームを持ち歩く姿って、「セックス・アンド・ザ・シティ」くらいでしか見たことがない。しかも、車いす生活の女性が? 会ってみたくなった。

この女性は、大橋グレースさん。NHKのEテレが放送する障害者をテーマにしたバラエティ番組・情報番組「バリバラ」にも出演している。

多発性硬化症という病を抱えており、肩から下はほとんど動かず、感覚もない。重度障害者である。しかし、障害を持っていることを感じさせないほど、仕事も恋愛も活発にこなしている。彼女のことを調べれば調べるほど、会いたい気持ちは募った。早速コンタクトをとってみた。

 すると、早速返事がきて、この1文が添えられていた。

 「『性』に女性がオープンになること、それが、女性社会進出にとって鍵になるという考えですので、私としては、喜んでインタビューお受けいたします!」

彼女は常日頃性の問題について、自身の実体験を交えながら赤裸々に語る。等身大でオープンになれるのはどうしてなのか。その理由が知りたくて、大阪に住む大橋さんを訪ねた。 大橋さんはヘルパーの介助を受けながら、アパートで一人暮らしをしている。大橋さんはベッドに座りながら、笑顔で語り始めた。

 

多発性硬化症という病を抱えており、肩から下はほとんど動かず、感覚もない。重度障害者である。しかし、障害を持っていることを感じさせないほど、仕事も恋愛も活発にこなしている。彼女のことを調べれば調べるほど、会いたい気持ちは募った。早速コンタクトをとってみた。

 すると、早速返事がきて、この1文が添えられていた。

 「『性』に女性がオープンになること、それが、女性社会進出にとって鍵になるという考えですので、私としては、喜んでインタビューお受けいたします!」

 彼女は常日頃性の問題について、自身の実体験を交えながら赤裸々に語る。等身大でオープンになれるのはどうしてなのか。その理由が知りたくて、大阪に住む大橋さんを訪ねた。 大橋さんはヘルパーの介助を受けながら、アパートで一人暮らしをしている。大橋さんはベッドに座りながら、笑顔で語り始めた。

障害者とラブホテル

埼玉県にあるリハビリセンターで付き合った彼氏とのことです。彼は交通事故にあって「脊髄損傷」になってしまい、同じ車いす生活でした。そして施設の中は、男女の部屋がきっちり別れており、異性が入ることは禁止されていました。基本的に恋愛は禁止だったんです。

 そういう施設にいたからこそ、誰にも会わないでこっそり2人っきりになれる場所を探す執着心が強かったのです。ただ、当時車いすの人が入れるラブホがほとんどありませんでした。車いすの人が使うわけないだろうって思われていたんだと思います。そもそもなんで、障害者がラブホを使うねんって...。だから、私たちは毎週のように2人が安心できるホテルを探していたのです。

 片方が健常者であれば、ちょっとした段差でも持ち上げてもらえますが、2人とも車いすの場合は、1段でもあればなかなか進めません。エレベーターも狭すぎると、それぞれで乗らなくてはいけなくなります。場所を探すだけで、かなり大変だったんです。最終的に段差が極力少ないシティホテルを見つけることができました。

 彼とのセックスは、なかなかうまくいかなかったんですが、私はベッドでただ一緒にいる空間が幸せだなって感じました。するとそもそもセックスってなに?と思うようになりました。

障害者は、健常者と全く同じようにセックスができない場合もあるので、お互いのことを思うんですよね。 「どうやったらできるやろうか」みたいな...。その中で挿入にこだわらないときもあります。

 でも、相手のことを思う時間がすごくあるから、そっちの方がよっぽど素敵に愛し合っているなって私は思っています。形だけのセックスよりかはよっぽど相手のことを思っている時間の方がすごいロマンチックな時間じゃないかな、って。それができるのも、ある意味それを考えなきゃいけないっていうのも障害者の特権かもしれません。

簡単じゃないからこそ、できた時の喜びだったり、考えて考えてやった時の2人の達成感だったりが、その過程も含めてセックスになるから、形以上のセックスができるっていうふうに私は思っています。

月に一回のHIV検査、オリンピック選手の知られざる性教育

大橋さんは、多発性硬化症を発症する前は、北京オリンピックのアメリカ代表選手候補に選ばれていたくらい優秀な柔道選手だった。そして、現在の彼女の性に対してオープンな姿勢は、18歳のときに通っていたオリンピックトレーニングセンターで培われたと言います。


オリンピックトレーニングセンターは、性教育がすごいんですよ。「選手や皆さん、ゴムをつけましょう」って毎日配られます。常に持ち歩きましょう、みたいな。選手といえども襲われる可能性がある。襲われて万が一妊娠したら、もうオリンピックの選手にはなれないから、持ってなさいと言われていました。 そのくせで今もコンドームは持ち歩いています。

それから、セックスをエンジョイするのはむしろ良いことだと。何しに行ってんねんっていう。17歳くらいの時に最初に習ったのはそれで、女性の場合はリラックスできるから、試合前とか緊張しすぎないように(セックスを)した方が良いよっていうのを教えてくれました。

HIV検査は、毎月1回受けていました。性病検査もあります。低用量ピルは、生理不順を予防するために処方されていました。

日本では、セックスはタブー視されていますけど、アメリカではするのが前提で、さまざまな対策がとられていました。

 女性として、障害者として

女性が性についてしゃべることは汚らしいとか、えぐいとかってよく言われるんですけど、それはただ単に、そもそも人間として見られないってことが大きいんだと思うんですね。

その上、障害者が性の話をすることにも違和感を持たれてしまう。健常者同士が恋愛の話をしていたらまだ、ワイドショー的な感じで受け止められるんでしょうが、「障害者」ってなった途端に想像してなかったことが起きた、という感じになる。

結構、コメントで書かれるのがえぐいとか気持ち悪いとか。で、もっと言うと、そうした言葉の裏には税金かかってるのにとか、何セックスしてんねんみたいな。別に全然関係ないやん、みたいなってところなんですけど。そこまで言われたり、叩かれたりするんですね。不倫報道があった乙武さんは男の人でしたが、もし女性だったら、どうなってたんかなって思うことはあります。

障害者は健常者と同じように愛し合うし、恋愛対象も誰でもいい訳じゃなくて好きな人と付き合いたいし、その時々によって、やりたい日もあればやりたくない日もあるし、愛っていうのも自分の中の価値観だし、それも障害者それぞれで違うだろうし、っていうところがまだ伝わっていないかもしれません。

 それを破るには丁寧に説明していかなくてはいけない部分と、丁寧をやっていたら時間かかるからバン!ってバリアを破るしかないない部分もあります。

 女性としてはそこは丁寧に説明していかないと逆に反発をくらうことになると思っています。反発って拒否なんで、聞きたくありません、受け入れません、という意思表示。それをされるのが一番きついかなって思います。性をオープンに話すけど丁寧に話さないといけないかなっていうふうには思っているところです。

大橋グレースさんのインタビュー


岡山で勤労障害者、事業所を表彰 雇用拡大目指す「ワークフェア」

2018年11月07日 14時30分36秒 | 障害者の自立

 障害者の雇用拡大を目指す2018年度「障害者ワークフェア・インおかやま」(岡山県、高齢・障害・求職者雇用支援機構岡山支部主催)が5日、岡山市内で開かれ、優秀勤労障害者8人、障害者雇用優良事業所3社が表彰された。同機構理事長表彰の紹介、伝達もあった。

 表彰されたのは次の皆さん。(敬称略)

 【優秀勤労障害者】知事表彰 樋口日出夫(マルイイーストランド店)馬場勇二(日研環境サービス水島ステーション)小若麗華(天満屋岡山本店)▽県産業労働部長表彰 友実祐介(操風会岡山旭東病院)清水直樹(キャプラ・ウィッシュ)渡辺基次(そんぽの家倉敷)田村美加(日本原荘)山中勇(阿新農業協同組合)

 【障害者雇用優良事業所】知事表彰 クルーズ(岡山市)▽県産業労働部長表彰 山王鋼業(同)キャプラ・ウィッシュ(同)

 【高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰】努力賞 竹下俊雄(パナソニック吉備)ネクサス(岡山市)

優秀勤労障害者らが表彰された「障害者ワークフェア・インおかやま」


歯科技工やDTPなど 障害者が技術を競う「アビリンピック」に過去最多388名が参加

2018年11月07日 13時47分38秒 | 障害者の自立

 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が、2018年11月2日~5日までの4日間、「第38回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」を、「おきなわ技能五輪・アビリンピック2018」として沖縄県那覇市で開催。過去最多388人の選手たちが各種目で洗練された技を披露しました。

 「全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」は、障害のある人々の職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々が障害のある方の能力について理解と認識を深め、その雇用の促進を図ることを目的として、昭和47年から国際大会開催年を除き、毎年開催されています。アビリンピックは、アビリティ(能力)とオリンピックを合わせた造語。

 競技は11月3日・4日に行われ、「第56回技能五輪全国大会」と同時開催で行われました。種目は、全22種目の技能競技、全2種目のデモンストレーション職種。技能競技の種目は、建築・工芸系として、家具、建築CAD、義肢、歯科技工、木工の5種目。電子技術・機械系として、電子機器組立、コンピュータプログラミング、機械CADの3種目。情報技術系として、DTP、ワードプロセッサ、データベース、ホームページ、表計算、パソコン操作、パソコンデータ入力の7種目。サービス・ファッション系として、洋裁、縫製、フラワーアレンジメント、喫茶サービス、ビルクリーニング、製品パッキング、オフィスアシスタントの7種目。デモンストレーション職種は、ネイル施術とベッドメイキング(ホテル)の2種目です。

 フラワーアレンジメントでは、花束、花嫁のブーケ、食卓テーブル装飾の3点の作品を、限られた時間内で7人の選手たちが作り上げました。

 そして出版物の編集やデザインなどをコンピュータ上で行い、プリンタで出力する「DTP」競技の今回のお題は「ポスター広告物の制作」。多くの人々に目を向けさせるために創意工夫を凝らし、オリジナリティ溢れるポスターが制作されました。

 会場内に設けた模擬オフィスででは、「ビルクリーニング」の競技が。基本動作の効率性・安全性を競うビルクリーニングでは、カーペット床清掃および弾性床清掃の2課題を、全種目の中で最多である47名が参加し競い合いました。

 また、「洋裁」の種目では、シルエットが課題通り美しく仕上がっていること、袖や衿がきれいに付いていることなど、高度な技術が求められる競技に選手たちが挑戦。

 この2日間で、全22種目の技能競技、全2種目のデモンストレーション職種が終了。障害のある方の雇用と能力開発に関する理解と認識を深め、雇用促進を図ることを目的とした「障害者ワークフェア2018」も4日を持って終了しました。

 ひと口に障害と言っても様々な障害があり、その個性も様々ですが、一人一人の特性を生かす事で、大きな即戦力となる事も多くあります。障害の特性をよく理解する事は、雇用向上においてとても大切な事。今回のアビリンピックは毎年各地で開催されます。障害者雇用について知りたい人は、一度こういった競技の場に足を運んでみるといいかもしれませんね。

情報提供:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構


障害者 投票しやすく 家族らの団体「支援カード」考案

2018年11月07日 13時35分11秒 | 障害者の自立

家族らの団体「支援カード」考案 案内や代理記載依頼も

 2019年春の統一地方選、夏の参院選を控え、札幌市内の障害者団体が、障害者に安心して1票を投じてもらうための「選挙支援カード」の作成を進めている。投票所内の係員に案内してもらったり、代理記載を手伝ってもらえるようにするためのカード。札幌市選管は来春の市長選・市議選からこのカードを導入する予定で、「障害者が投票所に足を運びやすくなれば」と期待している。

 投票所では、届いた案内はがきを「名簿対照係」の係員に見せて本人確認を受けた後、投票用紙を受け取って候補者や政党の名前を書き、投票箱に入れる。その際、係員とのコミュニケーションが必要となる。知的・精神障害者の中には、緊張感からパニック状態に陥りそうになったり、必要としている支援をうまく伝えられなかったりすることがあるという。

■札幌で導入へ

 そうしたことを解消するため、知的障害児者の家族などでつくる「札幌市手をつなぐ育成会」が考案したのが「選挙支援カード」だ。A4判1枚の用紙に「コミュニケーション方法を教えてください」「自分で投票用紙に書くことができますか?」と尋ねる項目がある。コミュニケーション手段は「会話ができる」「メモができる」「指さしができる」、投票用紙への記入が可能かどうかは「はい」「いいえ」から選ぶようになっている。「いいえ」の場合は、係員が本人に代わって投票用紙に記入する「代理投票」を希望できる。

 また、自由記述欄もあり、係員に手伝ってほしいこと、気をつけてほしいこと(やめてほしいこと)などを書くこともできる。あらかじめ記入したカードを受け付けで係員に渡すと、必要としている支援を受けられる。

 育成会は札幌市選管や、道内の障害者らでつくるピープルファースト北海道(札幌)とも協議しながら、障害者が利用しやすいように手直ししてきた。

 10月下旬には、このカードを使った初の模擬投票が札幌市内で行われた。障害者約90人が投票を体験し、「投票しやすかった」「本番でも頑張りたい」などの感想が寄せられた。

 札幌市内に住む知的障害者の女性(50)は「指さしができる」「いいえ(代理投票を希望する)」に○を付けたカードを受け付けで渡した。係員2人に付き添われた女性は、指さした候補者名を記入してもらった用紙を受け取って投票箱に入れ、ほっとした表情を見せた。

■全道拡大期待

 同市内の視覚障害者、荒木ともかさん(47)は知人に記入してもらったカードを持参し、代理投票をしてもらった。ただ、「選挙支援カードと、広く使われているA4判の用紙が同じ材質なので、バッグから取り出すときに判別しづらかった」と課題を指摘した。

 カードについて、札幌市選管の平賀勉選挙課長は「障害者が投票所に行く際の不安を減らせる可能性がある。さらに改善を加え、当事者への配布方法を検討し、来春の選挙から導入したい」と話す。育成会の菊池洋子副会長は「社会のあり方や法制度について希望をしっかりと持っている知的・発達障害者は多い。来年の札幌市長選・市議選を機に、カードが全道に広がれば」と期待する。

 投票しやすい環境を実現するには、カードに加えて各投票所の係員の対応も大切だ。菊池副会長は「笑顔とオーバーリアクションをお願いしたい。『1番の机に行って』なら、人さし指で『1』をつくり、にっこりと方角を指し示すなど、視覚的な支援を心がけて」と要望している。

札幌市内で行われた障害者の模擬投票

札幌市内で行われた障害者の模擬投票

11/05         北海道新聞

障害者が接客のカフェ 神奈川歯科大学付属病院に新設

2018年11月07日 13時26分19秒 | 障害者の自立

 神奈川歯科大学付属病院(横須賀市小川町)の1階に、患者や地域住民が利用できるカフェがオープンした。接客に当たるのは、市内にある障害福祉サービス事業所の利用者。障害のある人たちが働く経験を積み、就労につながればと、病院が地域貢献の一環として新たに設けた。

 「いらっしゃいませ」

 オープン初日。世界三大花木の一つで、大学のシンボルツリーでもある樹木から店名を取った「ジャカランダCafe」では、そろいの青紫色のエプロンを着けた店員5人が、来店者を明るく出迎えた。

 5人は障害福祉サービス事業所「シャローム浦上台デイサービスセンター」(同市浦上台)の利用者2人と職員3人。身体や精神に障害のある男性2人は職員のサポートを受けながら、カウンターで注文を取ったり、飲み物を提供したりした。「接客業は学生時代以来、久しぶり。人と話すのが楽しい」と笑顔を見せたのは、高次脳機能障害がある男性(57)。「社会復帰したいと考えていたので、スタートが切れてうれしい」と喜んだ。

 病院は設備の老朽化などに伴い、2017年11月1日に同市稲岡町の大学敷地内から目の前に新築移転。「1階のスペースを障害者の活躍できる場にしたい」と移転前からカフェの開店を計画していた。市内の福祉事業所などに市を通じて呼び掛け、センターが「利用者の将来の就労に向けた体験の場になれば」と応じた。

 カフェでは、コーヒー、紅茶、キャロットジュース(いずれも250円)などの飲み物や、鎌倉市内の福祉事業所が手作りしたチョコレートケーキなどの軽食を用意。初日と同様、今後も職員を含む2~5人ほどでチームを組み、接客などに当たる予定だ。

 シャローム浦上台施設長の宇都宮明子さんは「医療と福祉が一体となって、障害がある人を応援する場にしていきたい」と期待を寄せた。

 カフェは約30席。営業時間は月曜から土曜の午前10時から午後4時まで。日曜と祝日、年末年始は休業。

そろいのエプロンを着用した店員の施設利用者と職員

神奈川新聞|2018/11/05