ゴエモンのつぶやき

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総務省における障害を理由とする差別の解消の推進に関する-----

2015年12月03日 02時28分43秒 | 障害者の自立

総務省は、今般、総務省における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領(以下「対応要領」という。)案を策定し、これについて、平成27年9月3日(木)から同年10月2日(金)までの間、意見募集を実施したところ、23件の意見が提出されましたので、提出された意見及びそれに対する総務省の考え方を公表します。

1 経緯
 総務省における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領(以下「対応要領」という。)については、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成25年法律第65号)(以下「障害者差別解消法」という。)第9条に基づき国の行政機関の長が定めることとされており、今般、総務省における対応要領の策定に当たって、平成27年9月3日(木)から同年10月2日(金)までの間、意見募集を行いました。
※ 障害者差別解消法の施行は平成28年4月1日。
2 意見募集の結果
 提出された意見及びそれに対する総務省の考え方は、別紙1(るびなし版PDF/るびあり版/テキスト版)のとおりです。
 総務省では、提出された御意見等を踏まえ、検討を行った結果、対応要領案を一部修正した上で、別紙2(るびなし版PDF/るびあり版PDF/テキスト版)のとおり平成28年4月1日から施行することとしました。
3 今後の予定
 平成28年4月1日からの施行に向け、本対応要領を総務省の職員に対して周知し、法の目的を踏まえた適切な対応が行われるよう、取り組んでまいります。
 
平成27年12月2日

発達障害支援へ冊子完成 更別村手をつなぐ親と子の会

2015年12月03日 02時21分58秒 | 障害者の自立

 発達障害の子供と家族をサポートしようと、更別村手をつなぐ親と子の会(濱本敏生会長、会員14人)が子育ての悩みと対応例をまとめた冊子「発達が気になる子どもの子育て応援ハンドブック」を発行した。会員らのアンケートを基に実体験を交えて執筆している。濱本会長は「同じ悩みを持つ人が周囲にいることに気付いてもらいたい」と話す。

 同会は知的障害者(児)を持つ保護者で構成。会員間で研修会に参加したり悩み相談にも取り組む。濱本さんの次女(34)は5歳で自閉症と診断された。子供の進学など、自身もさまざまなことで悩んだ経験があるという。

 今回は就学中や就学前の子供を持つ保護者の中から「1人で悩む人も多いはず。実体験を記したものがあればいい」との声が挙がり、赤い羽根協同募金の助成を受けて同冊子の作製を企画した。会員間で設問を考え、発達障害の子供を持つ、または育てた経験がある15世帯にアンケート。回答があった中から参考になるものを抜粋して掲載した。

 保護者からの回答内容はさまざまだ。障害の告知については「特別支援学級に入るときに説明した」とある一方で、「告知したことはないが、他の子ができていることが自分にできないことがつらかったよう」という声も。

 「異性とのトラブルはとても心配」などと、性についての切実な話題も寄せられている。人間の本能だから「悪いこと」ではなく、対処法を丁寧に伝えていくことの必要性を、分かりやすい文章でアドバイスしている。濱本会長は「将来の道を本人が選ぶのは難しい。生活するのに困らない方法を、親がある程度方向を付けてあげないといけない」と話す。

 村国保診療所の山田康介所長は「共感の輪が広がり、みんなが安心して希望を持ちながら生きていけるまちづくりのきっかけになれば」と期待している。冊子はA5判二つ折り8ページ。500部を印刷して村内の幼稚園と保育所、小中学校、村役場保健福祉課と住民生活課に配布した他、同会事務局の村社会福祉協議会にも置いている。問い合わせは事務局の同協議会(0155・53・3500)へ。

発達が気になる子供の子育てハンドブックと濱本会長

2015年12月2日     十勝毎日新聞社ニュース


平成27年度「障害者週間」行事について

2015年12月03日 02時13分57秒 | 障害者の自立

毎年12月3日から9日までは、「障害者週間」です。

 内閣府では、「障害者週間」の前後を含む期間中、障害や障害のある人に関する国民の関心と理解を深めるとともに、障害のある人の社会参加を促進するため、様々な行事を実施します。

(詳細は別添参照

(内閣府が行う行事)
12月3日(木) 障害者フォーラム2015
第1部「心の輪を広げる体験作文」、「障害者週間のポスター」最優秀賞受賞者表彰
第2部 「障害者週間」記念シンポジウム
12月4日(金)~9日(水) 「障害者週間のポスター」原画展
12月5日(土)~6日(日) 障害者週間「連続セミナー」
(主な広報)
11月中旬~12月下旬 「障害者週間のポスター」の掲示
11月下旬 「心の輪を広げる体験作文」及び「障害者週間のポスター」入賞作品集の配布
11月上旬~12月下旬 ホームページの開設


ファンの視点から考える

2015年12月03日 01時58分03秒 | 障害者の自立

第5回・日本アンプティサッカー選手権大会、使えるすべてをむき出しにして戦う競技!

 「富士通スタジアム川崎」と聞いて、すぐに会場が思い浮かぶ人は、かなりのサッカー通か、アメリカンフットボールのファンであろう。実は、かつて大洋ホエールズ、ロッテオリオンズが本拠地としていた「川崎球場」の現在の姿である。試合中に外野席で観客が流しそうめんをする、というくらいに閑散としていたロッテ時代の川崎球場の面影は、もはや照明塔くらいのものである。
 現在は、J1の川崎フロンターレが施設管理者となり、アメリカンフットボールやサッカーの競技場として運営されている(一応草野球レベルの利用は可能)。

 この会場で2015年11月22〜23日に、第5回日本アンプティサッカー選手権大会2015が開催され、全国から6チームがエントリーしていた。
 アンプティサッカーとは、上肢、下肢の切断障害を持つプレイヤーが、クラッチ以外の特別な用具を使用せずに行うサッカー競技である(ゴールキーパーは上肢障害者、フィールドプレイヤーは下肢障害者)。

 本大会は、アンプティサッカーの日本一のクラブチームを決める、健常者サッカーにおける天皇杯の位置づけである。

マルチアスリートからの誘いで観戦

 マルチアスリート・金井隆義からの知らせで、AFC BumbleBee千葉の今回はじめて競技を見る機会を得た。金井は、アンプティサッカーの他にも、さまざまな競技に取り組んでいる(そのひとつにはアイススレッジホッケーも含まれる)。

 「クラッチ」という補助装具を使うのは簡単ではない。クラッチを借りてみたことがあるが、仲間のように機敏に動くことはままならない。それが、フィールド上のプレイヤー達は猛烈なスピードで走るし、クラッチに全体重をかけて飛び上がったりする。危険な接触は禁じられているとはいえ、なかなかアクロバティックである。

 いくつかのチームには、小学生も在籍している。絶対的な競技者人口が少ない中で、ジュニアのみのチーム編成はできないが、大人に混ざり、小さなプレイヤーもピッチを走り回る。大人達も、子供扱いはしていない。小さくとも、一人のプレイヤーであった。
 「大人も子供も、障害の状況もさまざまなチームメイト達が、自分の持ちうる力、使えるすべてをむき出しにして戦う競技」それが、この日初めてアンプティサッカーを観戦した筆者の、正直な感想である。

 試合後、SNSで試合の写真を公開したところ、他のチームの選手・関係者からも友達申請をいただいた。
 筆者の活動の中心は冬季競技であるが、夏季競技のプレイヤー達と触れ合える機会を得られた事は新鮮だった。ぜひこれからも観戦・撮影の機会を持ちたいと考えている。

 〜パラスポーツに共通な課題、担い手不足、普及の難しさ〜

メンバーの貸し借り

 応援していた金井の所属チームは、23日の5位決定戦に勝利したが、残念ながら、生で観戦した試合では相手の気迫に負けてしまった。
 実は、今大会、金井のチームは千葉と北海道の連合チームであった。事前に合同練習することもできず、いわば、ぶっつけ本番で挑んだ大会であった。

 団体競技では、仲間の調子や癖を理解した上で、自らのポジションを考えていかなければならない。それが得点を重ね、失点を防ぐという行為につながる。
 筆者達もクラブ対抗の試合で、プレイヤーの貸し借りを行うことはあるが、日ごろから一緒にいるわけではないレンタルプレイヤーを生かすためには、チーム内でのコミュニケーションが重要である。
 サッカーの場合は、任意にメンバーチェンジをすることができず、またピッチが広いだけに、プレイヤー間での声かけが重要になってくるのだなあと感じる。ピッチ上でコミュニケーションの取れていたチームは、自らチャンスを作り出していたし、しっかりと得点を伸ばしていた。

苦戦するファンの獲得

 今大会の入場料金は無料。富士通スタジアム川崎のスタンドは、メイン/バック共に各2000名ずつだが、筆者が見た2試合の間で、メインスタンドが満席になることはなかった。
 川崎球場は、川崎駅から徒歩15分の立地。加えて競輪の本場に隣接しており、これは、川崎時代のロッテが集客に苦しんだ一因でもある。
 昨日もまさに競輪開催中であり、試合中に残り周回がわずかとなったことを伝える鐘が聞こえてきた。
 フリーの客、たとえば家族連れなどは期待できない状況で、スタンドにいるのは、恐らくは選手・チームの関係者、家族とその友人までだろうか。
 天候が今ひとつの連休だったこともあり、会場に行くことを諦めた方も多かったかもしれない。
実は筆者も、神奈川県に在住の同僚に声をかけてはいたのだが、体調を崩したり、家族の予定と合わず、観戦できなかったという状況であった。

 歴史の浅いアンプティサッカーは、頻繁に体験会などのイベントを開催し、競技の認知をあげ、試合のアナウンスを行っている。今回の大会でも、地元川崎のNPOが、アンプティサッカーを含む障害者競技の体験イベントを併催されていた。
 決してアンプティサッカーの関係者達がプロモーションをしていないわけではない。むしろ、他の競技と比べて積極的な、放送媒体への登場も含めて、彼らの活動は非常に活発であり、その取り組みは他競技にも伝わってきている。
 それでも、もともと興味があったり、接点がある者に伝わっていても、広がりは限定的にならざるをえない。

 これは筆者の推論に過ぎないが、アンプティサッカーのプレイヤーやスタッフ達は、「サッカー」をやっているのであって、「アンプティサッカー」をしているという意識はないと思う。たまたま、クラッチを使っているだけだと。
 しかし、健常者サッカーのプレイヤー、あるいはサポーターからすると、別の競技をやっているようにしか見られていないというのが現状だろう。

 連休の場合、大人も子供も遠征や大会があることが多いので、どうしても人の試合の応援よりも自分のことで精一杯になってしまうのは、競技に参画する以上仕方ない。自分自身がプレイする関わり方であれば、なおさらである。対戦競技は、ゲームこそが一番の楽しみなのだから。
 また、今大会は、川崎フロンターレが協賛企業として名を連ねている。施設管理者としての協力はもちろんのこと、等々力でのフロンターレの試合でも、フロンターレサポーターへのプロモーションなどの協力があったそうだ。
 しかし、筆者が富士通スタジアム川崎を訪れたその日、今シーズンのJ1の最終節。フロンターレも等々力で試合をやっているのだからサポーターの優先順位としては等々力のほうが高いのも、当然の事である。

〜担い手不足・普及の難しさ解決のために〜

少年サッカーとコラボはどうか?

 アンプティサッカーの場合、ピッチのサイズは少年競技用と同じ。ということは、少年の健常者サッカーの試合会場でアンプティサッカーの試合もできるということではないか。
 同じ場所で、同じ日に試合ができれば、試合の終わった少年達や、少年を応援していた家族や友達が、アンプティサッカーという、聞いたことはあるけれど珍しい競技を生で見る機会ができる。また、アンプティサッカーのプレイヤー達も、少年サッカーの試合から、自分達の戦いのヒントを得ることもできる。

お昼休みなどに体験会をやって、双方の選手やスタッフが直接交流することで、違う世界に感じたものが、実は同じサッカーなのだということが理解できるようになりはしないだろうか。

日本サッカー協会による障害者サッカーの一元化

 日本のサッカー統括団体である日本サッカー協会は、障害者サッカーについても一元的に対応し、普及や強化について取り組んで行く方針である。9月のブラインドサッカーアジア選手権の際に、原博実氏(日本サッカー協会専務理事)が来賓としての挨拶で述べている。
 おそらくは、代表チームの指導者や、審判の派遣という形での支援を想定しているのだろう。地域に根ざすクラブチームの姿として、ユースチームなどと共に、障害者サッカーチームを組織的に包含することが想定されているのだろうか。残念ながら現時点で具体的な支援策は(少なくとも門外には)伝わっていない。

 いきなりJリーグや天皇杯というわけにはいかないにしても、地域の大会などの際に、1枠でも障害者のゲームが開催されれば、同じ会場に集まる、サッカーの好き同士が互いのゲームを見て、刺激を受けたり、感想を伝えたり、アドバイスを与える機会ができる。
そのような対話こそが、健常者と障害者の間の「壁」を取り除くきっかけになるのではないか。

ファンの質、日本人の問題点

 遠藤オリパラ担当大臣や舛添都知事は、2020年東京大会の最重点課題として、パラリンピックのロンドン大会以上の成功、をあげる。
 2012ロンドン大会では、すべてのパラリンピック競技のチケットが完売し、常に満員の観客で会場が埋め尽くされた。単に座席を売るだけであれば、2020年東京大会でも可能だろう。しかし、それでは1998年長野大会や、これまでのパラリンピックと何ら変わらない。
 熱しやすく冷めやすい、そしてさまざまな刺激に囲まれる日本人の生活の中では、4年に1度のアスリートの活躍など、あっという間に記憶からも消えてしまうものである。
 そもそも、日本代表のワールドカップでの大善戦直後の、日本のラグビートップリーグですら、すでに引き渡された法人枠のチケットが消化できず、客席はがらんとしてしまった。
 世界のプロ選手が集まる野球のプレミア12であっても、日本代表が敗れた後の試合では、まったく観客が入っていない。

競技を楽しむということは

 日本代表を応援する、日本人選手を応援することが、もっとも簡単で楽しい応援であるが、それは競技を楽しむのではなく、代表を応援するというお祭りを楽しんでいるに過ぎない。
 試合をする選手がどの国であろうと、競技を、競技者を、見て、興奮して、楽しむことができるのは、同じ競技を楽しんでいる仲間ではないだろうか。
 だからこそ、競技と共に、チームや障害者選手個人を、もっと仲間以外にも知られていくことを、組織委員会や統括組織が直接的に、積極的に動かなければ、イギリスに根付きつつあるディスエイブルへの理解と共存を超えることは、難しいのではと感じる。

 今大会の6エントラントは、2日間全力で戦われた。それぞれのチームに、選手に、悔しさもうれしさもあった2日間であったと思う。また、大きな会場での大会だけに、オペレーションの難しさもあったと思う。

 実行委員会をはじめ、日本アンプティサッカー協会の関係者の皆様に感謝を意を込めて、本稿を終わりたい。

 2015年12月2日    アンプティサッカー


遠隔就労 転出歯止めに

2015年12月03日 01時47分35秒 | 障害者の自立

 ◇天理市 来年、駅前に拠点

 ◇通勤時間短縮 就業機会を拡大

 若者の流出が課題となっている天理市は、情報通信技術(ICT)を活用して場所や時間にこだわらずに働く遠隔就労(テレワーク)の推進に乗り出す。国土交通省とともに実証実験を進めており、来年3月にはJR・近鉄天理駅前に拠点施設をオープンさせる。市は「企業などに導入を促し、若者が就職後も転出せず、住み続けてもらえるようにしたい」としており、効果が注目される。

 11月18日、同駅前にある市ボランティアセンターの一室で、紙卸売会社(本社・東京)の営業課長を務める塩沢有紀さん(43)がパソコン画面を通じて、「今日は午後から天理市内の営業先を回ります。そちらは問題ないですか」と、大阪府東大阪市の支社にいる部下へ話しかけた。

 今年9月から国交省と市が実施している実証実験。パソコンと高速通信回線を使い、テレビ電話のように互いの様子をリアルタイムで確認できるシステムを利用する。現在、県内外の4社が参加し、本格運用に必要な設備や、使用しやすい時間帯などの検証を進めている。3回目の利用となる塩沢さんは「支社に置いてある資料を直接確認したり、決裁の判子を押したりできない以外は、困ることはあまりない。快適に働けますね」と笑顔を見せた。

 天理市在住の塩沢さんは、普段は通勤に片道70分かかるが、天理駅前なら徒歩5分。昨年7月に長男が生まれた塩沢さんは「通勤時間がかからないので、生活に余裕ができた。長男のオムツの交換などを引き受け、妻の負担を少しは軽くできます」と話す。

 同市の人口は約6万7200人。天理高校や天理大などがあるため10歳代後半の転入は多いが、「通勤に時間がかかる」などの理由から卒業を機に転出する若者が多く、子育て世代の転入も少ない。

 こうした状況の打開策として期待されているのがテレワークの推進だ。市がオープンを予定している拠点施設(延べ約410平方メートル)は、6部屋に机やパソコンなどの備品を整備。市東部の山あいにある福住町にも来年4月、閉園した幼稚園の建物にテレワーク用のスペースを設ける。いずれも当面は無料で利用できるようにする計画だ。

 テレワークはワークライフバランス(仕事と生活の調和)の実現や、育児中の女性や障害者の就業機会の拡大といった効果が期待できるとして国も推奨しているが、普及を図るには職場の理解や、労働法制の整備、情報セキュリティーの確保などの課題がある。

 市産業振興課は「講習会やセミナーを開催して企業側の理解を得ていきたい」としている。問い合わせは同課(0743・63・1001)。

テレワークの実証実験に参加する塩沢さん(天理市で)

テレワークの実証実験に参加する塩沢さん(天理市で)

2015年12月01日 Copyright © The Yomiuri Shimbun