ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

静かすぎるハイブリッド車にまつわる難問(続編)──170人の読者が提案する「根本的」な解決策

2009年08月09日 01時21分57秒 | 障害者の自立
、「ハイブリッド車の接近を音を出して知らせようとするシステムには、騒音問題という厄介な副作用がある」と指摘したところ、思いもかけず多数の読者からコメントをいただいた。数が増えすぎると整理しきれなくなるので、5日間で受付を終了させてもらい、すべてのコメントにじっくり目を通した。今回は、「静かすぎるハイブリッド車にまつわる難問」に取り組んだ、170人の読者が提案する「根本的」な解決策を紹介したい。

 寄せられたコメントには、ハイブリッド車による交通事故を防ぐための具体的な提案もあった。件数の多い順に示すと以下になる。

 1位「車の接近を電波で感知する装置を視覚障害者に配布する」58件
 2位「疑似エンジン音で車の接近を知らせる」47件
 3位「ソフトなクラクションで車の接近を知らせる」20件
 4位「運転者のマナー向上に期待する」19件
 5位「その他」26件

 「車の接近を電波で感知する装置」が1位になったのは、「疑似エンジン音」や「ソフトなクラクション」などによって発生する音が、新たな騒音になるのを避けたいと考えている人が多い結果であろう。

 ただし、「車の接近を電波で感知する装置」を開発し、その装置を「視覚障害者に配布する」ためにはかなりの時間と費用が必要になるので、今すぐには間に合わない。したがって、当面の対策としては、2位「疑似エンジン音」または4位「運転者のマナー向上」などが有力になってくる。

 すなわち、寄せられた提案の優劣を、単純に件数だけで判断することはできない。言い換えれば、「静かすぎるハイブリッド車にまつわる難問」を解くためには、基本的な姿勢、短期的・中期的な課題、最終的な到達点という、3つの段階に分けて考えなければならないことになる。

 基本的な姿勢としては、次の2件のコメントを手がかりにしたい。

「障害者はそれなりの節度を持って対応をお願いしています。ところがそれを取り巻く団体が圧力を掛けて、余分な公害をもたらしてしまう例が多く見受けられます。

 障害者は楽をしたいのではありません。自立したいのです。迷惑をかけない程度に社会に出たいのです。電気自動車の音もそうですが、最近の自転車は静かで突然ベルを(歩道で)鳴らされ追突されることも増えています。ほんの少し教えていただければ良いのです。クラクションも大きく鳴らさず、近づく前に小さく鳴らしてもらえれば立ち止まれます。

 ほんの少しの思いやりをお願いします。(2009年07月25日 10:29)」「7年ほど、2代目プリウスに乗っています。住宅街や混んだ繁華街では、ゆっくり走ることが多く、ほとんどモーター走行になります。ゆっくり慎重に進みますが、前を歩いていた人がびっくりすることがあり、申し訳なく思います。

 電動エアコンの3代目では使えない方法ですが、私は、エアコンONでエンジンを動かし気づいて貰うようにしています。猫も、エンジン音がしないと、こっちを見ながら、不思議そうな顔でぎりぎりまで動きません。音を出すなら、人も猫も慣れている、エンジン音が素直な気がします。

 線引きが非常に微妙な問題なので、いろいろな方法を試すと同時に、新しい技術開発(例えば、視覚障害者にモーター走行車の接近を知らせるセンサーを所持してもらったり、車に人感センサーや状況判断用センサーを付けたり)をして、知財を押えて、幾つかのソリューションを国際的にそれぞれのお国柄に合わせて展開していくのがよいと思います。(くまさん)(2009年07月24日 16:29)」

近づく裁判員制度 障害者支援態勢に残る不安 地裁『必要に応じて対応』

2009年08月09日 01時20分13秒 | 障害者の自立
 昨年末、県内の聴覚障害者の男性宅に、裁判員候補者に選ばれたことを知らせる通知が届いた。裁判員になったら手話通訳は付くのか問い合わせようとして驚いた。「電話番号しか載っていない。耳が不自由なのに…」

 裁判員制度では、職務執行に著しい支障がないと判断された場合、障害者も裁判員に選ばれる。県内の関係団体は「社会参加の好機」と意欲を示す一方で「配慮には不安が残る」と口をそろえる。

 県聴覚障害者協会は二月、宇都宮地裁の裁判官を招き、勉強会を実施するなど意欲的に取り組んできた。ただ稲川和彦会長(50)は「目で情報を仕入れる聴覚障害者は一斉に話をされると発言者が分からなくなる。限られた時間でこちらのペースを考えてくれるか心配」と打ち明ける。

 聴覚障害者の場合、同地裁は障害の程度に応じ、とちぎ視聴覚障害者情報センターを通じて手話通訳士を手配する。同センターの原村昭一所長は「手話通訳は交代で行い、最低二人は必要。県内に手話通訳士は約十五人いるが、大半が兼業。報酬額もいくらになるのか分からないし…」とやりくりに頭を悩ませる。手話ができない中途失聴・難聴者に文字で通訳する要約筆記者は刑事裁判の経験者がいないという。

 視覚障害者の場合、書面や図などは点字翻訳か音声読み上げが必要になる。同地裁は「証拠書類を読んでもらうことは原則、想定していない」とするが、県視覚障害者福祉協会の須藤平八郎会長(64)は「資料を読む必要があるのかないのか、あるとすればどんな配慮があるのか、地裁から説明がなく、広報が不十分」と指摘する。

 同地裁は希望者に裁判所の送付書類を点字翻訳し、拡大読書器や筆談器を用意するなど「できる限りの準備は進めてきた」とするものの、課題は山積しており「必要に応じて万全の対応をしていく」と理解を求めている。

<県内の障害者> 県内で身体障害者手帳の交付を受けている18歳以上の障害者は、聴覚が8410人、視覚が5232人、肢体不自由が3万3180人。(ことし4月1日現在)

暮らしと改革の今/1 障害者自立支援法 /岩手

2009年08月09日 01時18分33秒 | 障害者の自立
◇「阻害法」廃止、新制度を
 カチカチと、パソコンのマウスを使う音が静かな室内に響く。スーパーのチラシ、住民団体の通信、名刺などを数人が一心不乱に作っている。代表の竹高照美さん(55)が2本の松葉づえで体を固定しながら、デザインを学び始めた人を指導する。「ここはこうして、こうなるべ」

 印刷・デザイン事業を手掛ける盛岡市高松の地域支援センター「夢IT工房」は、障害者10人が一般企業同様の午前9時~午後5時に働く。以前でいう小規模作業所だ。印刷業を営み足の不自由な竹高さんが、03年2月に設立した。年間約150万円の粗利を上げ、1人の平均月収は1万5000円。

 竹高さんが高校時代からの願いを具現化した施設だ。旧盛岡養護学校在学中から、障害者はなかなか就職が決まらず、決まっても定着が難しい状況に、「仲間同士で仕事ができる場を持ちたい」と思いを募らせてきた。

 4年前、くじけそうになった。05年10月、障害者自立支援法が成立した時だ。法案は8月の衆議院解散で廃案になった。だが、郵政民営化を最大争点とした自民が衆院選で大勝、再提案された法案は短期間で成立した。

 「だめかもしれない」。工房の仲間の前で弱音を吐いた。運営が厳しいのに、社会保障費抑制を背景にした新制度では行政からの支援減少は明白だ。「自立」の柱を一般就労促進に据えたため、工房は就労の場としての位置づけを失い、仲間から最大1割の利用料を取ることになる。

 あきらめなかった。市内14の小規模作業所と、年末から市と1年余り交渉した。市は「障害者が適性、作業速度に合わせて仕事ができる就労の場を維持したい」との思いを受け入れ、07年4月の新制度移行後も従来通りに補助することを告げた。利用料も取らないで済む。竹高さんは仲間に喜びを告げた。

 だが、工房の自転車操業は従前通りだ。仲間が必要な介護支援などの回数を、利用料負担があるため減らしているのも変わらない。

 一方で国は制度見直しを迫られている。障害者から大きな反発を招き、1割負担の軽減や見直し、施設運営者への支援などで06~08年度に約1330億円を投下した。訓練施設から一般企業への新規就職者は、県内で06年度21人(目標50人)、07年度51人(同66人)で、定着率は不明だ。竹高さんは言う。「自立を阻害する法を廃止し、障害者の自立を根本的に考え直して、新しい制度を作ってほしい」【清藤天】

   ×  ×

 この10年余りで政府はさまざまな分野で規制を緩和し、社会保障費も抑制してきた。「改革」の名の下に進められた政策に「痛み」を感じる人もいる。改革は県民の暮らしに何をもたらしたのか、痛みの一端に触れた。

福祉の最前線から

2009年08月09日 01時17分32秒 | 障害者の自立
 福祉施設で働く有権者は、各党の衆院選マニフェストや立候補予定者の訴えをどう受け止めているのか。

 稲沢市祖父江町の知的障害者授産施設「そぶえ福祉園」。熱心に作業する利用者の姿を見守る理事長水谷正善さん(59)は、施設の将来への不安が募る。

 3年前の障害者自立支援法施行で、一気に運営が苦しくなった。「2年後には年間赤字は1000万円になる。閉鎖すれば利用者は社会での居場所を失う」。水谷さんの長男(30)も31人いる利用者の一人だ。

 「なぜ国は障害者の行き場を奪うのか。現場を見ようとせず、なぜ机上の論理を優先させるのか」と水谷さん。「急激な制度変化で疲弊する現場を応援する気は本当にあるのか」と政治への疑問を真っすぐぶつけた。

 障害者のヘルパーとして、名古屋市中村区中村町の小規模事業所で働く井上馨さん(44)は「障害者に関する話が各党からほとんど出ず、争点になっていない」と残念そう。

 車いすの障害者と使う駅は数年前にバリアフリー化されたが無人に。「困った時に声をかけてくれる人がいなくなった。助け合いながら生きていこうという雰囲気が世の中から失われている」

 障害者自立支援法の行方など、政策への関心は高い。しかし各党の訴えは具体的でなく、物足りなさを感じているという。

 城下町の面影を残す岡崎市板屋町の知的障害者授産施設「ホームワーク板屋」。23人の通所者が小さな作業所で、菓子や自動車部品作りに励む。

 7年前に自宅近くに施設を開き、職員7人を率いる永井武昌さん(69)は「行政が、現場の情熱をどう支えるか。どの党のマニフェストにもはっきり書かれていない印象。きちんと争点にしてほしい」と願う。同施設の通所者は現在、定員より3人多い状態。「若い職員の熱意に頼りっきり。現状では一般企業並みの待遇は困難だ」と声を落とした。

故ケネディ大統領の妹が重体、スペシャルオリンピックス創設者

2009年08月09日 01時16分47秒 | 障害者の自立
(CNN) 故ケネディ大統領の妹である、ユニス・ケネディ・シュライバーさん(88)が重体に陥っていることが7日分かった。家族が明らかにした。マサチューセッツ州の病院に入院している。


病名は不明だが、近年、体が弱っていたという。シュライバーさんは知的障害者のスポーツ大会、スペシャルオリンピックス(SO)の創設者として知られる。


シュライバーさんはケネディ家の子供9人のうち5番目の子供。9人のうち存命しているのは、シュライバーさん、ケネディ上院議員ら3人となっている。


病床には親族が呼び集められ、シュライバーさんの娘と結婚したシュワルツェネッガー・カリフォルニア州知事も付き添っているという。