ゴエモンのつぶやき

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郵便不正、大阪地検が健康食品社長ら逮捕…18億円免れる

2009年05月09日 01時14分31秒 | 障害者の自立
 障害者団体向けの料金割引制度を悪用した郵便法違反事件で、大阪地検特捜部は8日、広告主になったダイレクトメール(DM)で郵便料金を免れていたとして、同法違反容疑で健康食品通販会社「元気堂本舗」(東京都港区)社長・窪田勝容疑者(65)を逮捕、印刷・通販会社「ウイルコ」元会長・若林和芳被告(57)を再逮捕した。特捜部は、同社を含む3ルートを新たな容疑とし、さらに6人を再逮捕する。不正に発送されたDMは約1610万通で、正規料金との差額は約18億5000万円に上る。

 他に再逮捕されるのは、自称障害者団体「白山会」会長・守田義国(69)、広告会社「新生企業」(大阪市西区、現・伸正)社長・宇田敏代(53)、元取締役・阿部徹(55)、自称障害者団体「健康フォーラム」代表・菊田利雄(61)、白山会代表・倉沢邦夫(73)、同会職員・宍戸正明(58)の各被告。若林被告は7日、保釈保証金300万円で保釈されたばかり。特捜部によると、若林被告らは2006~08年、白山会や健康フォーラムの定期刊行物を同封したDMを広告主の顧客に送付し、有償購読者を8割以上とする制度適用の要件を満たさないのに正規料金との差額を免れた疑い。


 これらは▽複数の健康食品会社を広告主とし、京都市内の広告会社やウイルコ、新生企業を介して白山会と取引(07年3月~08年9月、約960万通、差額約11億円)▽ウイルコが広告主になり、新生企業を介して白山会と取引(06年8月~07年7月、約100万通、差額約1億3000万円)▽元気堂本舗が広告主で健康フォーラムと直接取引(07年4月~08年12月、約550万通、差額約6億2500万円)――の3ルート。

 民間信用調査会社などによると、元気堂本舗は1998年に設立され、資本金は5000万円で従業員は約20人。

 一方、特捜部はこの日、ウイルコ本社(石川県白山市)などを捜索した。


石井記念友愛社:障害者に染織り、野菜作り 木城町に就労施設を開所 /宮崎

2009年05月09日 01時13分11秒 | 障害者の自立
◇自立へ支援指導
 木城町の社会福祉法人・石井記念友愛社が4月、同町椎木に障害者就労支援施設「茶臼原(ちゃうすばる)自然芸術館」を開所した。友愛社が障害者支援に乗り出すのは初めて。通所者は機織り技術などを学び、「職人」としての自立を目指していく。

 友愛社は「児童福祉の父」と呼ばれた高鍋町出身の石井十次の遺志を受け継ぐ法人施設。現在は児童養護施設、保育所、老人デイサービスセンターなどを運営している。

 開所した自然芸術館は、友愛社の児童養護施設「石井記念友愛園」から約100メートル離れた場所にある。木造2階建てで、延べ床面積は約290平方メートル。障害者自立支援法でいう、就労継続支援B型事業所。対象者は知的・精神・身体障害者(定員20人)で現在は7人が通う。

 支援事業は機織りと無農薬野菜作り。機織りは、西都市の染織家の横田康子さん(69)が指導。織物の糸作り、糸の染色、機織り機での製作など一連の工程を学ぶ。野菜作りは地元農家と協力して育て、友愛社の保育所の給食用に販売する。同館には管理者、職業指導員ら計7人(常勤は3人)が勤務する。工賃は1日約500円。

 例えば機織りでは、糸の一部や染料を近くの山林から採取するなど、自然教育を進める友愛社ならではの手法を随所に生かしている。女性の障害者ケア・グループホーム「天命館」(定員6人)も隣接の西都市に同時開設した。

 十次のひ孫で、友愛社の児嶋草次郎理事長は「障害者の秘めた力を掘り起こし、地域一体で支援をしていきたい。地域住民や、友愛社の子どもらとの交流も考えている」と話している。

 同館は通所者を募集している。問い合わせは0983・32・4607。

福祉活動50年余の浜松・鈴木さん 障害者交流サロン開設

2009年05月09日 01時12分01秒 | 障害者の自立
『異なる立場 理解しあって』
 「浜松市障害者の住みよい街づくりを進める会」顧問の鈴木修さん(79)=浜松市中区=が、障害者交流サロン「四つ葉のクローバー」を同市中区和地山に開設した。50年以上にわたり障害者支援に携わってきた鈴木さんは、活動の集大成として「異なる立場にいる障害者同士の交流が進む場になれば」と願っている。 (皆川剛)

 サロンは国道257号沿いの空き店舗を借り、平屋約35平方メートル。現在のところテーブル1台のみの簡素な施設で、月、木曜日と祝日を除く日に開放し、障害者や親、ボランティアらの話し合いの場として活用してもらう。今後は市内36施設の授産所製品を集めた販売会も計画している。

 鈴木さんは、脳性まひの長男宏之さん(56)の社会参加を求める活動をきっかけに、障害者支援に参加。「障害が重度」という理由で公共福祉施設の利用もままならなかった約40年前、市民運動を起こして心身障害児訓練施設の開設を訴えた。

 1969年に開設された笠井学園(同市東区笠井町)は7年後、財源の問題で浜松市から一方的に閉園通告を受けたが、運営を引き継いだ鈴木さんら「肢体不自由児親の会」が、92年の閉園まで約420人の障害児を受け入れた。

 今回開設したサロンは、障害区分にかかわりなく集い語らうことができた笠井学園をイメージしたという。

 先月の開所式には、待ちわびた笠井学園関係者も集まった。姉が学園に通っていた中山真理さん(39)=同市東区篠ケ瀬町=はオルガンの弾き語りで開所を祝福し、「またみんなが集える場になれば」と喜んだ。

 現在は後進に道を譲った鈴木さん。第一線から身を引いた立場から現状を見て「元気なうちにレールを敷いておきたかった」のが、障害者同士の交流の場づくりだったという。

 行政への請願や社会運動では、障害区分ごとの代表者がお互いの利益を元に議論を進めてきた、と鈴木さんは指摘する。「車いすの人が無くしてくれという段差も、つえを頼りに歩く視覚障害者には必要。お互いが満足できる解決策を探した上で行動を起こしてほしい。『クローバー』がそのきっかけの場になれば」と話している。

 サロンの問い合わせは、鈴木さん=電090(8335)1563=へ。

すかいはーと:障害者働くレストラン、メニュー豊富--藤沢市役所 /神奈川

2009年05月09日 01時10分21秒 | 障害者の自立
 ◇「市民も足運んで」
 知的障害者が運営するレストラン「すかいはーと」が藤沢市役所新館7階に7日オープンした。市障害福祉課によると、豊富なメニューを役所内で出す障害者のレストランは珍しいといい、来年度から、障害者自立支援法に基づく就労継続支援A型事業を目指す。

 開所式では、海老根靖典市長が「健常者も就職に苦労する厳しい時代。成功させて障害者のみなさんの自立につなげたい」とあいさつ。議会、福祉関係者ら約50人が試食した。

 市によると、運営スタッフは同市善行の障害者福祉施設「ハートピア湘南」(鈴木喜代美施設長、60人)の利用者8人。3月末で別業者が撤退し、後任として雇用された。A型事業は、継続的な就労支援のため障害者を雇用する内容で、最低賃金(県内は時給766円)が保障される。

 店名は最上階にあることから「すかいはーと」と名付けた。メニューはエビカツ定食など食事21種類、コーヒーなど喫茶14種類でスタート。利用者の要望などで徐々に増やしていく方針。月~金曜の午前10時~午後4時に営業している。

 部屋代や光熱費は市が提供するが、収入から材料費を引いた「利益」からスタッフの給与をまかなう。鈴木施設長は「事業の成否は市民のみなさんが食べにきてくれるか、にかかっている。ぜひ足を運んで」と話している。

視覚障害者の自立支援 伊豆に「センター」設立

2009年05月09日 01時09分13秒 | 障害者の自立
 伊豆市の視覚障害者やその支援者らがこのほど、視覚障害者の日常生活を支援する「伊豆視覚障害支援センター」(事務局・同市大野)を設立した。生活訓練などを通して障害者の自立を促すほか、ボランティア養成や啓発活動にも力を入れ、視覚障害に対する一般市民の理解を深めることで障害者の暮らしやすい環境づくりを目指す。
 視覚障害者と支援者が連携して支援団体を設立するのは県東部で初めてという。当面は伊豆半島を中心に活動するが、県東部全域に輪を広げたい考えだ。前田敏昭代表は「困っている視覚障害者とどう接すれば良いのかを地域の人に伝えていきたい。障害者の自立を後押しし、自宅に引きこもる障害者を減らしたい」と話す。
 障害者向けの主な活動としては、炊事や掃除、洗濯などの方法を身に付ける生活訓練、つえによる歩行方法を習得する歩行訓練、メールやインターネットを活用したコミュニケーション訓練など。障害者やその家族同士の意思疎通を深める勉強会も予定している。一般市民向けには、障害者を支える人材を育成するボランティア養成講座や学校での出前授業、講演会などを計画している。
 相談業務は予約制で、障害に対する不安感や介助方法、福祉サービスの利用方法などに、障害者を含めた相談員が無料で応じる。問い合わせは同センター事務局<電090(5001)0155>(月―金曜、午前9時―午後6時)へ。