DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ベルチェル、古豪に快勝(WBCスーパーフェザー級)

2018年06月29日 00時59分00秒 | 世界ボクシング
先週末23日・土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者ミゲル ベルチェル(メキシコ)TKO3回1分53秒 挑戦者ジョナサン バロス(亜)

*2010年から2011年にかけてWBAフェザー級王座に君臨していたバロスを迎えたベルチェル。その後もそれなりの実績を積んでいたアルゼンチン人でしたが、現在の実力、そして体力でベルチェルに圧倒的に劣っていました。

初回からベテランを圧倒していったベルチェル。2回にはコンビネーションからの左フックでダウンを奪うと、3回には立て続けに2度のダウンを付け加えます。試合継続を望んでいたバロスですが、彼の陣営がそれ以上の試合続行を許さず。ベルチェルのワンサイドマッチはそこで終了しています。

古豪を苦も無く破り、昨年1月に獲得した王座の3度目の防衛に成功したベルチェル。次戦では、しぶとい同国人ミゲル ローマンとの防衛戦が予定されています。ちなみにこのローマン、2011年3月(震災の翌日)に、当時バロスが保持していたWBAフェザー級王座に挑戦し大差判定負け。その1年後には、2階級上のWBC王者アントニオ デマルコ(メキシコ)に5回TKO負け。その後18連勝し、昨年1月に元WBC同級王者三浦 隆司(帝拳)と大激戦を演じ、最終的には半殺し状態にあっています。三浦はローマンに勝利した後、世界王座への返り咲きを目指してベルチェルに挑戦。判定負けを喫しています。

ボクシングには相性というファクターが勝敗に大きな影響を与えます。ベルチェルとローマンの相性というものが、どういうものかというのは、両者が拳を交えてみるまで分かりません。しかしローマンのこれまでの経歴を振り返ってみると、ベルチェルの勝利はよほど固いものだと思われます。

現在のスーパーフェザー級で、他団体王者たちと比べても実力が抜きんでた存在のベルチェル。ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)との対戦が見てみたかったです。
コメント (3)
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