DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

無事卒業!!

2006年02月28日 11時31分53秒 | 日本ボクシング
WBCスーパーフライ級戦
王者 徳山 昌守(金沢)判定3ー0(116ー113x2、117ー113)指名挑戦者 ホセ ナバーロ(米)

結果は敗者ナバーロも潔く認める徳山の中差判定勝利。これで徳山は現役続行、引退に関わらずスーパーフライ級は卒業。早ければ本日中にも今後のプランを明かす模様。
もし現役続行の場合は楽しんでボクシングに打ち込んでもらいたい。本人の減量が楽になる階級アップ。しかし対戦者の体格、体力も当たり前のようにしてアップ。願わくば調整試合を数戦挟んでから2階級制覇に乗り出してほしい。もちろんその前に肉体、精神のケアをしっかりとしてもらいたい。

さて徳山の今後の動向はもちろん、気になるのが空位になるWBCスーパーフライ級の王座。この王座に即絡んで来そうなのがWBCの秘蔵っ子暫定フライ級王者のホルヘ アルセ(メキシコ)。そして元王者の川嶋 勝重(大橋)と2度挑戦失敗のナバーロ。フライ級王者たちの動きによっては「闘拳」亀田 興毅(協栄)もここに絡んできそう。

両者生き残る

2006年02月27日 10時30分15秒 | 世界ボクシング
WBAスーパーウェルター級挑戦者決定戦:
シェーン モズレー TKO10回1分22秒 フェルナンド バルガス(共に米)

予想通りの大激戦。試合終了時まではまさにシーソーゲーム。バルガスの左目の腫れが悪化したためのレフェリーストップ。それまでの採点は2ー1でモズレー。内容も極めて競ったもので9回までの採点は3者とも86対85。2人がモズレーを支持で残る1人がバルガス。

試合後は両者共に実力を認めあう。バルガスは即再戦を希望。モズレーは戦前のコメント通りウェルター級に再転向を口にしている。そのモズレーの標的はフロイド メイウェザー(米)。しかしすべてはマネー次第では?

前座で行われたスーパーバンタム級12回戦では、WBOバンタム級王者ジョニー ゴンザレス(メキシコ)が登場。前日計量失敗の元2階級制覇王マーク ジョンソン(米)を寄せ付けずに8回1分8秒KO勝利。今後が非常に楽しみな選手です。

活発な最軽量

2006年02月26日 11時17分12秒 | ボクシングネタ、その他雑談
約1年前は最軽量級廃止論を唱えていました。その考えを修正しなければならないほどリングの動きが活発な最軽量級。各王者が共に頻繁にリング登場。そして日本主導が目についたここ1年ほどのミニマム級です。

1)目まぐるしく王座が交代したのがWBC。番狂わせで王座に就いたイサック ブストス(メキシコ)から王座を奪取したのが新鋭高山 勝成(グリーンツダ)。その高山も初防衛戦で王座の座を追われています。イーグル 京和(角海老宝石)の手に戻った緑のベルト。京和は既に王座奪回後、中島 健(グリーンツダ)を退け初防衛に成功しています。

2)老舗WBAも日本の新井田 豊(横浜光)が堅守。昨年は2度の防衛に成功した新井田。1週間後には、コロンビアの新鋭ロナルド バレラとの4度目の防衛戦に望みます。新井田の課題は防衛記録の更新はもちろん、全国区での知名度アップ。

3)蚊屋の外の存在がIBF王者のモハメド ラクマン(インドネシア)。昨年は結局、1度の防衛戦のみ。ビザ問題などで指名挑戦者のオマール ソト(メキシコ)戦が延期続きなのはちょっと不運。早期実現が待たれます。

4)最軽量級現役最強+最巧がWBO王者のイバン カルデロン(プエルトリコ)。昨年も定期的にリングに登場。既に8度の防衛に成功。ビック・マネーファイト希望のカルデロン。願わくば最軽量級推進のためにしばらくは同王座に留まってほしいものです。

5)世界ランカーが多数存在する日本国内最軽量級。ベテラン小熊坂 諭(新日本木村)が国内ライバルを連破して7連続防衛に成功。ロッキー リン(ロッキー)が打ち立てた連続防衛記録に並んでいます。来月には元世界王者高山と対戦。記録更新と共に、国内最強+世界挑戦者決定戦に望みます。

何といっても今年の同級の見所は、最大ホープ ロデル マヨール(比/三迫)の世界挑戦。既に敵地で挑戦者決定戦に勝利したマヨール。先日日本の三迫ジムに正式移籍。5月にもイーグル 京和のWBC王座に挑みます。新井田、カルデロンがどこまで防衛記録を伸ばすかにも注目です。
しかしこれは最軽量級の宿命か?4大王者が一応の安定度は見せているものの、世界ランキングを見てみると4団体とも顔ぶれはほぼ同じ。現在はミニマム級継続派に大転身しましたが、せめてこの最軽量だけでも3団体ぐらいにまとまる事を希望。

今週末の試合予定

2006年02月25日 11時37分26秒 | 世界ボクシング
試合予定に入る前にまずは試合結果から。昨日24日、米国アテネ五輪唯一の金メダリスト アンドレ ワードがミドル級6回戦に出場。3ー0の判定勝ちを収めています。これでワードのプロ戦績は8戦全勝4KO勝利に。

さあ、2月最終週末の試合予定です。

25日 土曜日
ベネズエラ:
WBAスーパーフェザー級挑戦者決定戦:エドウィン バレロ(ベネズエラ)対ワイベル ガルシア(パナマ)
日本でもお馴染みのバレロ。1ラウンドKO記録更新なるか?


アメリカ ラスベガス:
スーパーウェルター級12回戦:3階級王シェーン モズレー対2冠王フェルナンド バルガス(共に米)
前日計量では、モズレーが少し軽めの152ポンド。対するバルガスは153.5ポンド

バンタム級強10回戦:
WBOバンタム級王者ジョニー ゴンザレス(メキシコ)対2階級王マーク ジョンソン(米)
ジョンソンがバンタム級リミットに体重を落とせなかったため、ノンタイトル戦に。


26日 日曜日
パシフィコ横浜:
「浪速の弁慶」亀田 大毅(協栄)の初陣、対サマート シットサイント(タイ)戦
兄「闘拳」のデビュー戦44秒勝利の記録を打ち破れるか?


27日 月曜日
大阪市中央体育館:
WBCスーパーフライ級戦:徳山 昌守(金沢)対ホセ ナバーロ(米)
徳山のスーパーフライ卒業試合。体調万全を前提に徳山の勝利を予想!!

新旧交代のバンタム

2006年02月22日 10時33分59秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2005年から今年にかけて新旧交代完了寸前の感を受けるバンタム級。上の2階級、スーパーバンタム、フェザーと違い、新鮮味のある階級です。

1)まずは何といってもWBC新王者、我らが長谷川 穂積(千里馬神戸)。あの常勝将軍ウィラポン ナコンルアンプロモーション(タイ)を破り悲願の世界奪取。初防衛戦にも快勝し、まさに評価急上昇、「時の人」というイメージ。難敵ディエゴ モラレス(メキシコ)も戦わずしてバンタムを去り、来月のウィラポンとの再戦を乗り越えれば長期政権の予感。課題は全国区での知名度アップ。

2)WBO新王者のジョニー ゴンザレス(メキシコ)も長谷川的「新時代王者」の印象。歴戦の雄ラタナチャイ ソー ウォラピン(タイ)から王座を奪い取り、今週土曜日の初防衛戦、対マーク ジョンソン(米)戦をクリアすれば長谷川同様当分は王座安泰の気配。

3)現役バンタム最強のIBF王者ラファエル マルケス(メキシコ)は既に6度の防衛に成功。しかしいまだに新鮮味があるのがラファエル(ここが兄ファン マヌエルとの違い!!)。ランキングを見渡しても王座を脅かす存在ナシ。唯一の敵は自身のウェート。スーパーバンタムに転向しても一暴れも二暴れもしそう。

4)WBAは正規王者と暫定王者が並立。しかも両王者ともこれまた新世代の王者コンビ。正規王者は元アマ王者のファイター ウラジミール シドレンコ(ウクライナ)。福島 学(JBスポーツ)との防衛戦が水に流れ、来日は一時延期に。暫定王者ポーンサワット クラティンデーンジム(タイ)も面白い存在。既に両王者とも初防衛に成功。シドレンコは来週にもリカルド コルドバ(パナマ)との防衛戦を予定。

5)世界王者以外にも若手実力者が台頭。その筆頭はもちろん日本王座最多連続防衛記録を更新したばかりのサーシャ バクティン(協栄)。世界戦も左一本で十分?
日本でもお馴染みのOPBF(東洋太平洋)王者マルコム ツニャカオ(比)も世界の逸材。元世界フライ級王者のツニャカオが完全にバンタムのウェートに慣れれば、バンタムのマニー パッキャオ的存在になりそう。

6)徳山 昌守(金沢)がWBCスーパーフライ王座の防衛に成功後、同階級に介入する可能性もアリ。前王者川嶋 勝重(大橋)にも同様のことが言えそう。

2006年のバンタム級は日本主導になるかも。まずは長谷川の王座死守が課題。流れからすると返り討ちなのだが。さあ、どうなるか!?「長谷川対徳山」実現は?
WBAには早期王座統一戦が行われる事を期待。バクティン一人で二人を料理するのも面白いかも。

バクティン、余裕の記録更新

2006年02月21日 03時22分24秒 | 日本ボクシング
日本バンタム級敵なしのサーシャ バクティン(協栄)が9度目の防衛に成功。
指名挑戦者木嶋 安雄(角海老宝石)にワンサイドの判定勝利(3ー0:100ー91x2、100ー90)。防衛記録をまた一つ伸ばすとともに、堀口 宏(堀口)が1952年から1954年にかけて樹立した同王座連続防衛記録8を上回る新記録を樹立。国内敵なしと言われて久しいバクティン。WBC王者長谷川 穂積(千里馬神戸)が来月の防衛戦成功の場合、即世界挑戦の可能性大。実現すれば大変興味深い1戦になりそうです。

マルガリート、ビロリア、カルデロン

2006年02月20日 10時03分03秒 | 世界ボクシング
ウェルター級現役最強の声も聞くWBO王者アントニオ マルガリート(メキシコ)。同国人マヌエル ゴメスを初回1分14秒で退け6度目の防衛に成功。マルガリートはフロイド メイウェザー(米)との対戦を今夏に希望。

ハワイアン パンチャーことブライアン ビロリアがWBCライトフライ級王座の初防衛に成功。元WBCミニマム級王者ホセ アントニオ アギーレ(メキシコ)に、パワーの差を見せつけて判定勝利(3ー0:116ー112x2、117ー111)。ビロリアはフライ級暫定王者ホルヘ アルセ(メキシコ)への挑戦を希望。ビロリアは世界王座獲得前はフライ級で戦っていただけに、減量もかなりきついのでは?
これで3連敗となったアギーレ。この試合では敗れたとはいえ、頑張りも目立った一戦。

現役ミニマム「最巧」のイバン カルデロン(プエルトリコ)。日本でもお馴染みの元WBC王者イサック ブストス(メキシコ)にワンサイド判定勝利(3ー0:120ー108x2、119ー109)。8度目の防衛に成功したカルデロン。対戦者探しに苦戦中?

3大世界戦の前座にはフリオ セサール チャベス Jr.も登場。キャリア初の引き分けをつけられたカルロス モリナに2ー0(58ー56x2、57ー57)の判定で退け勝利をゲット。ジュニアが今後どのようなキャリアを歩むかに興味深々。

越本のライバル

2006年02月19日 11時46分19秒 | 世界ボクシング
WBCフェザー級暫定王者ウンベルト ソト(メキシコ)が初防衛に成功。
オスカー レオン(コロンビア)から6回に1度、9回に2度ダウンを奪い、9回KOで初防衛に成功。ご存知の通り、同正規王者は我らが越本 隆志(FUKUOKA)。
勝者ソトは越本との王座統一戦よりも、マニー パッキャオ(比)との大一番を熱望。