DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

こちらも最後にヒヤリ、ポーターがライバルに勝利(ウェルター級)

2015年06月30日 02時08分35秒 | 世界ボクシング
今月20日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
ウェルター級12回戦(144ポンド契約):
ショーン ポーター 判定3対0(115-111、114-112、118-108)エイドリアン ブローナー(共に米)

*時系列だとこの試合の方が「ブラッドリー対バルガス」戦の一週間前に行われています。

オハイオ州出身同士の一戦となったこの試合。どちらも特にダメージを受ける(与える)事はありませんでしたが、体力で勝り、より攻撃的なスタイルのポーターが試合を優位に進めていました。しかし最終回開始早々(20秒ほど)、ブローナーのタイミングのいい左フックが見事にヒットし、ライバルが尻餅をつくようにストンとダウン。ポーターに大きなダメージは見られませんでしたが、最終回は明白な形でブローナーがラウンドを押さえています。

試合前、「もう少しポーターが強引に攻めるのでは?」と予想をしていました。しかし両選手ともどちらかというと技術を駆使した試合展開を披露しています。

そんな中、常に積極的な姿勢を見せていたのがポーター。ブローナーに比べ集中力の高さが伺えました。パンチは一発で終わらずコンビネーションを披露。その中に必ず左ジャブを加えていました。逆にブローナーはカウンター狙いに終止。ポーターの圧力に押されてか、初回から過度なクリンチが目につきました。業を煮やした主審は11回、ブローナーに減点1を科しています。

クリーンな試合展開で無事に終わったこの一戦。ジャッジの見方によっては印象がかなり違ったようです。私(Corleone)は117対109でポーターとしています。

今後の両者ですが、ポーターには即世界返り咲きの機会が与えられてもおかしくないでしょう。ブローナー、今回の試合リミットはウェルター級のそれを下回るものでしたが、やはりスーパーライト級に目を向けるべきだと再確認できたのではないでしょうか。
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最後にヒヤリ、ブラッドリーが王座復帰(WBOウェルター級:暫定王座)

2015年06月29日 04時35分40秒 | 世界ボクシング
一昨夜27日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBOウェルター級王座決定戦(暫定王座):
ティモシー ブラッドリー 判定3対0(116-112、117-111、115-112)WBAスーパーライト級王者ジェシー バルガス(共に米)

*7回からスタイルを変更し、ペースを完全に把握した感のあったブラッドリーですが、最後の最後に落とし穴が待っていました。試合も残り20秒になった時。バルガスに右カウンターを直撃されグラつきます。それ以上のダメージは回避出来ましたが、不安定な一面をまたまたさらけ出してしまいました。

ブラッドリーは幸運に助けられましたね。主審がラウンド終了前10秒の合図とその回終了のゴングの音を聞き間違え、試合時間残り10秒のところで両者の間に入ってしまいました。それをレフェリー・ストップだと勘違いしたバルガスは歓喜の雄たけびを上げていましたが数分後、結局は判定負けを聞く結果となっています。あの状況からバルガスが実際に、逆転TKOを収められたかは疑問視されますが、ブラッドリーにとりラッキーだったことには変わりありません。

一進一退の攻防が繰り広げられた最初の6ラウンド。手数を出すも有効だがほとんどなかったブラッドリー。少々攻めが強引でした。それを迎え撃ったバルガスも、好パンチを時折当てますが如何せん少なすぎました。

7回から前後へのフットワークを駆使し、試合展開を自分のものにしたブラッドリー。カウンター・パンチャーのバスガスはブラッドリーの動きに完全に後手になってしまいました。

最終的にはボクシングの幅の広さを見せて王座に返り咲く事に成功したブラッドリー。判定自体には何ら問題はなかったでしょう。私(Corleone)は116対112でブラッドリーとしています。

2013年10月以来の勝利を収める事に成功したブラッドリー、スター選手としては何かしら欠けるものがある事を改めて暴露した結果となってしまいましたね。また、いつどのような形で「暫定」の二文字を返上出来るかにも注目が集まりますね。
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ロイ ジョーンズ、もう一戦決定(色々:06‐28‐15)

2015年06月28日 05時02分34秒 | 世界ボクシング
最近(2015年6月28日ごろ)のニュースです。

1)元スーパーマン・ロイ ジョーンズ(米)。次から次に試合が決まっています。どこまで信用できる、というか実現が可能か分かりませんが、まずは8月15日、米国・コネチカット州のリングに登場。この試合の対戦相手は未定。そしてその2週間後の29日、大西洋に浮かぶ孤島シント マールテン(Sint Maarten)でダニー サンティアゴ(米)と対戦。そして何とサンティアゴ戦からわずか2週間のインターバルで渡英。リバプールのリングに登場するそうです(対戦相手は未定)。シント マルティンでの試合以外、実現しないと予想します。

2)来月18日に中国・マカオでデニス シャフィコフ(露)との防衛戦を予定していたIBFライト級王者のミッキー ベイ(米)が突然と王座を返上。なぜ王座返上に踏み切ったかという理由は発表されていません。

3)一週間前の21日、元IBFスーパーフェザー級王者ランセス バルテレミ(キューバ)と元WBCライト級王者のアントニオ デマルコ(メキシコ)が対戦。4回にダウンを奪ったバルテレミ。9回には低打による減点1が科せられていますが大差の判定(3対0:99-89x3)で全勝記録を23(13KO)に伸ばしています。

4)同地ではかなり注目されるであろうと予想されるWBOミドル級王者アンディー リー(アイルランド)対指名挑戦者ビリー ジョー サンダース(英)戦が9月19日にアイルランドで決行されます。

5)WBAスーパーミドル級のレギュラー王者ヒュードル チュディノフ(露)が来月24日、英国に乗り込みフランク ブグリオニ(英)の挑戦を受けます。

6)その6日前の18日、同暫定王座決定戦がドイツで行われます。その試合に出場するのはビンセント フェイゲンブツ(独)とマウリシオ レイノソ(ペルー)。
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今週末の試合予定

2015年06月27日 01時02分33秒 | 世界ボクシング
2015年6月最終週末の試合予定です。

27日 土曜日
タイ
IBFフライ級戦:
王者アムナット ルエンロン(タイ)対 挑戦者ジョンルエン カシメロ(比)

米国・カリフォルニア州
WBOウェルター級王座決定戦(暫定王座):
ティモシー ブラッドリー 対 WBAスーパーライト級王者ジェシー バルガス(共に米)


7月2日 木曜日
タイ
WBAミニマム級戦(暫定王座):
王者ノックアウト CP フレッシュマート(タイ)対 挑戦者アレクシス ディアス(ベネズエラ)
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ロペス、初防衛に成功(WBAスーパーフェザー級:暫定王座)

2015年06月26日 03時14分14秒 | 世界ボクシング
先週末20日、メキシコで行われた試合結果です。
WBAスーパーフェザー級戦(暫定王座):
王者エマヌエル ロペス(メキシコ)TKO10回1分34秒 挑戦者ローランド ジオノ(パナマ)

*内山 高志(ワタナベ)から見て2段下の世界王者であるロペス。去る3月に世界王座を獲得したとはいえ、それはあくまでWBAの暫定王座。戦績も19勝(8KO)4敗1引き分けといたって平凡なもので、これまでに対戦した目だった選手といえば元IBFフェザー級王者のクリストバル クルス(メキシコ)ぐらいなもの。

ロペスが初防衛戦に迎えたジオノはこれまで10回戦に出場した経験した事のない選手。面白いことにこのパナマ人は3月にWBAのカリブ地区王座戦に出場し、勝利を収めています。その試合は何と9回戦で行われています!

暫定王座とはいえ、あくまで世界戦。にも関わらず、両選手とも世界戦に出場するには不適格なレベルの選手といえるでしょう。しかしそんな中でロペスは実力の差を見せつけ圧勝。終盤戦にレフェリーストップを呼び込み、王座の初防衛に成功しています。今後ロペスはどのような形で「世界」王者としての存在をアピールしていくのでしょうか?  
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ダニー グリーン、リング復帰へ(色々:06‐25‐15)

2015年06月25日 01時44分52秒 | 世界ボクシング
最近(2015年6月25日ごろ)のニュースです。

1)2012年11月の試合を最後に、リング活動から遠ざかっていた元WBC暫定スーパーミドル、WBAライトヘビー級王者のダニー グリーン(豪)が8月19日、タバス コバチ(スロバキア)を相手に復帰戦を行います。このスロバキア人は2013年師走、当時のWBAライトヘビー級王者ベイビュート シュメノフ(カザフスタン)に挑戦し、3回TKOで敗れています。

2)8月1日に日本ヘビー級王者の藤本 京太郎(角海老宝石)と対戦が噂されていたPABAとWBOオリエンタル・ヘビー級王座を保持するジョセフ パーカー(ニュージーランド)。この日藤本ではなく、トンガ出身のボウイ トゥポウと対戦することになるようです。この一戦にはパーカーの保持する2つの王座、トゥポウの保持するWBOアフリカ王座、そして現在空位となっているOPBF(東洋太平洋)王座が争われる事になるようです。

3)今週末27日に行われるティモシー ブラッドリー対ジェシー バルガス(共に米)にはWBOウェルター級の暫定王座が争われるそうです。

4)現在WBOウェルター級王座を保持しているのがフロイド メイウェザー(米)。先月初頭に行われたマニー パッキャオ(比)戦で同王座を獲得し、その試合後のコメントで、「現在保持するすべての王座を返上する意向がある」としています。その声明によると、あくまでそういう考えがあり、正式には返上はしていません。それにも関わらず今回の「ブラッドリー対バルガス」戦、同王座の空位決定戦と発表したのは、プロモーターの早とちり以外何物でもありませんね。

またメイウェザーによると「いまだにWBO王座は受け取っていない」としており、WBOは「メイウェザーからパッキャオ戦での試合承認料を貰っていない」との事。3者そろって何をやっているのでしょうか?

5)WBOクルーザー級王者のマルコ フック(独)が8月14日、米国ニュージャージー州でクジストフ グロワッキー(ポーランド)を相手に14度目の防衛戦を行います。この試合はフックにとりアメリカのリングでのデビュー戦。それに加え同級連続最多防衛記録がかかった一戦となります。

6)日本ライトフライ級王座を保持していた木村 悠(帝拳)が同王座を返上。世界挑戦へ向け準備に入るそうです。木村は8月1日、WBCライトフライ級31(!)のヘスス ファロ(メキシコ)と無冠戦10回戦で対戦することが決定しています。
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体重超過のウォータースが勝利(WBAフェザー級戦:スーパー王座)

2015年06月24日 04時14分36秒 | 世界ボクシング
今月13日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(スーパー王座):
前王者ニコラス ウォータース(ジャマイカ)判定3対0(119-108、118-109、117-110)挑戦者ミゲル マリアガ(コロンビア)

*最近やたらに目に付く契約ウェートオーバーの失態劇。毎週1回どこかで起こっている感じがします。今回の加害者は、昨年ビック ダルチニアン(豪)、ノニト ドネア(比)等軽量級から転戦してきた強豪たちを連続KOし評価を高めているウォータース。この試合の一週間前、レギュラー王者のヘスス クエジャール(亜)がダルチニアンと接戦を演じ評価を下げていたため、ウォータースの失態はまったく持って残念であり、もったいないですね。

何はともあれ、マリアガが勝利したときのみ王座が変動するという変則的な形で行われたWBAフェザー級のスーパー王座戦。試合のほうはコロンビア人が9回にダウンを喫し、他のラウンドもほぼジャマイカ人のワンサイドマッチだった模様。

試合前、年内にもWBO王者ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)との対戦話があったウォータース。今後、同級に留まるのでしょうか?来日し、スーパーフェザー級でWBA、又はWBC王者への挑戦する姿を見てみたい気もします。
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レミュー、4度倒し王座奪取(IBFミドル級)

2015年06月23日 04時10分03秒 | 世界ボクシング
先週末20日土曜日、カナダで行われた試合結果です。
IBFミドル級王座決定戦:
デビット レミュー(カナダ)判定3対0(115-109x2、114-110)ハッサン ヌジカム (カメルーン/仏)

*2011年にまさかの2連敗(1KO負け)を喫し、世界戦線から離脱したレミュー。その後8連勝(7KO)を記録し、今回の念願の世界初挑戦に漕ぎ着きました。

4年前の2連敗は明らかなキャリア/スタミナ不足によるもの。今回の世界戦でその成長が問われることになりました。レミューが対したのはこれまでに2度世界王座(2度とも暫定。1度は正規王座に昇格)に就いているヌジカム。技術は確かのものを持ち合わせている選手ですが、2012年に行われたピーター クイリン(米)戦で打たれ脆さを暴露しています。

「元スタミナ不足対打たれ脆い選手」の対戦は、両選手の弱点がそのまま試合内容、結果に出る事に。

初回からガンガンと強打を振り回して行ったレミュー。最初の3分間はヌジカムの見事なアウトボクシングの前に空回り。地元のファンの前で暗雲が立ち込めます。しかしそんな不安も次の回で解消されました。レミューの前進に手を焼いたヌジカムはクリンチに逃れます。両者仲良く抱き合いながらキャンバスに沈んだ直後、カナダ人の猛烈な左フックがジャストミート。ヌジカムは吹っ飛ばされる形でダウンを奪われます。

ダウンは喫するも、回復も早いヌジカム。3回、4回は試合を建て直しポイントを奪回。しかし5回、レミューが左パンチを中心にしたコンビネーションで2度のダウンを追加(2度目のダウンは左ボディー、左上。3度目は右上、左ボディー)。リングサイドにいたバーナード ホプキンス(米)とオスカー デラホーヤ(米)は仲良く喜びを爆発させていました。

7回、左パンチで4度目のダウンを奪ったレミュー。その後の終盤戦、疲れたのか、休んでいるのか?ポイントを奪われていきましたが大勢に影響せず。中差の判定で世界王座奪取に成功しています。



興味深いのはレミューのボクシングスタイル。パンチは「これでもか!」というほどおもいっきり振り回します。こんなパンチの振り方では世界戦フル・ラウンド、スタミナが持つ分けがありません。そのため、あえて極端な攻防分離のボクシングを心がけているように見えました。パンチが当たればダウンを奪い、このボクシングでこれまで34勝中31度はKO/TKOで決着をつけています。攻撃を控えている時はポイントを奪われることを恐れず、あくまでスタミナ温存に励んでいるようでした。見ている側としては面白いでしょうが、安定政権を築くかというと疑問ですね。

対するヌジカム、今回がクイリン戦に続いての2度目の黒星。ここまで打たれ脆いと、同級の一流どころに勝利を収めていくのは難しいのではないでしょうか。
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19ヶ月ぶりのワードが圧勝(ライトヘビー級)

2015年06月22日 03時54分55秒 | 世界ボクシング
現地時間の一昨日20日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
ライトヘビー級12回戦(172ポンド契約):
WBAスーパーミドル級王者アンドレ ワード(米)TKO9回1分45秒 ポール スミス(英)

*マネージメント問題から2013年11月以降試合を行うことが出来なかったワード。19ヶ月という長期のプランクを問題とせず、しぶといスミスにストップ勝ち。全勝記録を28(15KO)に伸ばしています。

基本に忠実なボクシングで英国人に圧勝したワード。最初の2回は自分の動きを確かめるように左ジャブを丹念に、しかし力強く打ち続けました。中盤以降そのもっとも基本的なパンチに加え、右、そしてコンビネーションでスミスを突き放していったワード。30分の試合中、この対戦者はほとんど何も出来ませんでした。

8回、スミスが左目上から出血。最終回となった9回、スミスは大量の鼻血に悩まされ、最終的に英国陣営からタオルが投入され試合終了。米国人のワンサイド劇に終止符が打たれました。

試合内容はワンサイドも、それほど相手にダメージを与えていないように見えなかったワード。この辺が「迫力のない」、もしくは「つまらない」ボクシングと言われる所以でしょうか?しかしその実力に翳りがない事を十分証明しています。

今回の試合はスーパーミドル級のリミットより4ポンド重い契約体重で行われました。ワードは問題なくリミット内のウェートを作ってきましたが、スミスは何と4ポンド以上も重いライトヘビー級のリミットさえ上回る体重で計量に臨んでいます。プロとして恥ずべき事ですね。対戦者の体重超過と言えばワードの前戦であるエドウィン ロドリゲス(ドミニカ)も、その試合の契約ウェート(その試合はスーパーミドル級の王座が賭けられていました)を作れないと言う失態を演じています。

対戦者のコンディションに左右されることなく快勝劇を演じたワード。少なくとも年内にもう一試合は行って貰いたいものです。
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和氣、世界挑戦権を獲得(スーパーバンタム級)

2015年06月21日 02時13分15秒 | 世界ボクシング
今月10日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
IBFスーパーバンタム級挑戦者決定戦:
OPBF王者和氣 慎吾(古口)判定3対0(119-108x2、118-109)マイク タワッチャイ(タイ)

*スピード、体格で上回る和氣がタイ人を終始圧倒。試合終了間際にはダウンを奪い、王者カール フランプトン(英)への挑戦権を獲得しています。

フランプトン実現の場合、勝敗は別にしてかなり王者を苦しめる可能性があると見ます。
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