DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

チュー2世の弟、プロ4戦目が決定(スーパーウェルター級)

2022年08月31日 05時16分27秒 | 世界ボクシング

10月8日、豪州で予定される試合です。
スーパーウェルター級戦(6回戦):
ニキタ チュー(豪)対 ダーコン ドライデン(豪/Darkon Dryden)

元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の次男坊で、現WBOスーパーウェルター級1位のティム チュー(豪)の実弟ニキタ(Nikita)が約一ヶ月後の10月8日、プロ4戦目のリングに立ちます。兄ティムと同じくスーパーウェルター級を主戦場とするニキタは、今年3月に初陣を飾り、その後5月、7月に白星を付け加えてきました。

今回チューが対戦するドライデンは、これまで行ってきた4試合すべてを4回戦で行ってきた選手ですが、全勝全KOというレコードの持ち主です。少々興味深いキャリアの持ち主で、2016年末にプロデビューし、翌2017年に2試合こなします。しかしその後4年間、何らかの理由でリング活動から離れていました。今回のチューとの一戦が、昨年3月以来5戦目となります。

7月の試合では、ベン ホーン(豪)に思わぬ苦戦を強いられ、フルラウンド(6回)を戦ったチュー。100パーセントのKO率を誇るドライデンが相手となると、激しくも短時間の試合となると予想されます。果たしてどんな試合と結果が待っているのでしょうか。

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WBAが容認(色々:08‐30‐22)

2022年08月30日 05時12分44秒 | 世界ボクシング

最近(2022年8月30日ごろ)のニュースです。

1)WBAは以前から、フェザー級のスーパー王者レオ サンタ クルス(メキシコ)と、レギュラー王者リー ウッド(英)によるWBA内での王座統一戦を行うよう指示を出していました。しかし同団体は次戦に限り、サンタ クルス、ウッドにそれぞれ違う対戦相手と試合を行うことを容認しました。

2)すでに試合が決まっているのがウッド。英国人は来月24日、マウリシオ ララ(メキシコ)との防衛戦を行います。サンタ クルスは同胞で、WBCタイトル保持者のレイ バルガスとの王座統一戦を行う方針のようです。最終的にサンタ クルスは、英国の地を踏むことなく終わりそうな気がします。

3)戦わずしてWBAクルーザー級の唯一王者となったアルセン グラムイリアン(アルメニア/仏)。WBAはグラムイリアンに対し、アレクセイ エゴロフ(露)と防衛戦を行うよ指示を出しました。日本では一番馴染みのないクラスであるクルーザー級。常に強豪選手を輩出している欧州では、どのような評判なんでしょうかね?

4)ミニマム級からフライ級の3階級でWBOの世界王座を獲得してきた田中 恒成(畑中)。先日、6月に獲得したWBOアジア太平洋スーパーフライ級王座を返上。2度目のスーパーフライ級での世界挑戦に向け、最終調整に入っています。

5)世界が期待できるミニマム級の重岡 銀次郎(ワタナベ)が先日、7月に初防衛に成功したばかりの日本国内王座を返上。これは世界初挑戦間近という事でしょうかね?

6)銀次郎の実兄で、WBOアジア太平洋王座を保持している優大(同じくワタナベ)。11月17日に後楽園ホールで、これまでに2度日本王座に挑戦してきた仲島 辰郎(平仲ボクシングスクール)と対戦します。現在のところ8回戦で対戦するとの情報ですが、ひょっとしたら何らかのタイトル戦に昇格するかもしれません。

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最後はボディ、ナバレッテが逆転防衛に成功(WBOフェザー級)

2022年08月29日 05時42分44秒 | 世界ボクシング

今月20日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBOフェザー戦:
王者エマヌエル ナバレッテ(メキシコ)KO6回1分5秒 挑戦者エドゥアルド バエス(メキシコ)

*かつては、と言ってもそれほど前の事ではありませんが、戦う王者として頻繁にリング活動を行っていたナバレッテ。このバエスとの防衛戦は、昨年10月以来の試合となりました。10ヶ月という自身のキャリアで最長のブランクを作ってしまったナバレッテ。その影響からでしょうか、序盤戦は挑戦者の善戦にリードを許すことになってしまいました。

中々エンジンがかからないナバレッテを尻目に、ボディーを中心としたコンビネーションでリードを広げていったバエス。知名度は低く、ランキングも下位でしたが、予想以上に好選手でした。しかしそこは激戦王ナバレッテ。持ち前の変則的で豪快なボクシングを展開しながら、徐々にペースを引き寄せていきます。

5回、6回と防戦に回る場面が増えたバエスに対し、最後はコンビネーションの中でのボディーブローでライバルをキャンバスに送ったナバレッテ。勝負強さを見せつけた形となりました。

5回終了時までの採点では、1対2(45-50、47-48、49-46)とリードを許していたナバレッテ。苦しみながらも3度目の防衛に成功しました。敗れたとはいえ、強豪相手に大健闘したバエス。今後もビックマッチ出場の機会に恵まれそうです。

ナバレッテを中心に、メキシカン色の強い現在のフェザー級戦線。下記は2022年8月29日現在の、同級のタイトル・ホルダーたちとなります。

WBA(スーパー):レオ サンタ クルス(メキシコ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):リー ウッド(英/1)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/0)
IBF:ジョシュ ワーリントン(英/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/3)
OPBF(東洋太平洋):清水 聡(大橋/6)
WBOアジア太平洋:阿部 麗也(KG大和/0)
日本:阿部 麗也(KG大和/0)

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主にライトヘビー級です(色々:08‐28‐22)

2022年08月28日 05時12分29秒 | 世界ボクシング

最近(2022年8月28日ごろ)のニュースです。

1)WBAライトヘビー級王者ドミトリー ビボル(キルギスタン/露)と、指名挑戦者ヒルベルト ラミレス(メキシコ)による注目の一戦が11月5日、中東のアラブ首長国連邦で行われることが決定間近だそうです。

2)10月29日に英国で、WBOの指名挑戦者アンソニー ヤード(英)との防衛戦を予定していた3団体統一(IBF/WBC/WBO)ライトヘビー級王者アルツロ ベテルビエフ(露/カナダ)。自身の怪我のため、その試合は来年に延期となっています。

3)ジャン パスカル(カナダ)とジョシュア ブアッツィ(英)によるIBFライトヘビー級挑戦者決定戦が、年内に行われる見通しです。

4)今月20日、サウジアラビアのリングで、カラム スミス(英)とマチュー ブーデアリーク(仏)がベテルビエフが保持するWBC王座への挑戦権を賭け対戦。英国人が2度のダウンを奪うなどして圧勝。2階級制覇へ向け前進しています。

5)同じリングで、フィリップ フルコビッチ(クロアチア)と張 志磊(中国)が、IBFヘビー級王座への挑戦権を賭け対戦。張が初回にダウンを奪うも、最終的にフルコビッチが逆転に成功。3対0(115-112x2、114-113)の判定勝利を収め、オレクサンデル ウシク(ウクライナ)への挑戦権を手に入れています。

6)デメトリアス アンドラーデ(米)がこれまで保持していたWBOミドル級王座を返上。今後は、5月に予定されていたザック パーカー(英)とのWBOスーパーミドル級暫定王座決定戦実現を目指していく事になるようです。

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今週末の試合予定

2022年08月27日 05時22分42秒 | 世界ボクシング

2022年8月最終週末の主な試合予定です(2022年8月27日から9月2日まで)。

27日 土曜日
米国オクラホマ州
スーパーライト級戦(10回戦):
元IBFスーパーフェザー級/WBOライト王者ホセ ペドラサ(プエルトリコ)対 元IBFライト級王者リチャード コミー
(ガーナ)

30日 火曜日
後楽園ホール
WBOアジア太平洋スーパーフェザー級戦(王座決定戦):
木村 吉光(志成)対 
中川 兼玄(角海老宝石)

31日 水曜日
中国
WBOアジア太平洋スーパーミドル級戦(王座決定戦):
吾 扎提(中国)対 王 译浩(中国)

タイ
WBCミニマム級戦:
王者パヤン プラダブスリ(タイ)対 挑戦者田中 教仁(三迫)

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ドミニカのガルシアが新王者に(WBAスーパーフェザー級)

2022年08月26日 05時08分57秒 | 世界ボクシング

先週末20日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBAスーパーフェザー級戦:
挑戦者エクトール ルイス ガルシア(ドミニカ)判定3対0(118-110、117-111x2)王者ロジャー グティエレス(ベネズエラ)

*本来なら2月に、指名挑戦者で前暫定王者だったクリス コルバート(米)と防衛戦を行うはずだったグティエレス。しかし自身がコロナウィルスに感染してしまい、その試合は中止に。代わってガルシアがコルバートと改めて挑戦者決定戦として対戦する事になりました。

当時、世界的に無名だったガルシアは、ダウンを奪うなどしてスター候補生だったコルバートに大差の判定勝利。今回の世界初挑戦へと駒を進みています。そして今回行われた世界初挑戦。ガルシアはプロでのキャリアで上回る、たたき上げのベネズエラ人をも飲み込む形に。ドミニカ人がプロ16戦目で(全勝10KO)で世界の頂点に達しました。とんとん拍子とは、まさにこのことを言うのでしょうね。

2022年8月26日現在の、スーパーフェザー級王者たちを確認しておきましょう。

WBA(唯一):ルイス ガルシア(ドミニカ/0)
WBC:シャクール スティーブンソン(米/0)
IBF:ジョー コルディナ(英/0)
WBO:シャクール スティーブンソン(米/2)
OPBF(東洋太平洋):力石 政法(緑/1)
WBOアジア太平洋:空位
日本:坂 晃典(仲里/1)

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テーラー、ついに一冠王に(色々:08‐25‐22)

2022年08月25日 05時22分07秒 | 世界ボクシング

最近(2022年8月25日ごろ)のニュースです。

1)昨年、念願の4団体王座の統一に成功したスーパーライト級王者ジョシュ テーラー(英)。これまでに、WBAとWBC王座を戦わずして順次失ってきましたが(返上、もしくは剥奪)、ここにきてIBF王座をも返上しました。戦わずして3つもの王座を失っていくとは。こういうケースも珍しいですね。

2)四半世紀前の1997年に、ライトヘビー級で同じような事例がありました。その年の6月、マイナー団体だったWBO王者ダリウス ミハエルゾウスキー(ポーランド)が、WBAとIBFの2つの王座を保持していたバージル ヒル(米)と対戦し、判定勝利。3団体王座の統一に成功しました。しかし試合後、WBAとIBF王座は順次返上し。10月に行った次戦では、WBO王座のみの防衛戦を行っています。その後ミハエルゾウスキーは、同王座を23連続防衛に成功する名王者へと成長していきました。

3)減量苦からそれまで保持していたWBOスーパーウェルター級王座を返上し、ミドル級に進出したハイメ ムンギア(メキシコ)。新たな階級でも6連勝(5KO)を飾り、2階級制覇に向け順調にそのキャリアを形成しています。今秋に次戦を予定しているムンギアですが、対戦相手として元WBAスーパーミドル級王者ジョン ライダー(英)の名前が挙がっているようです。

4)今月14日、元WBAミニマム級王者宮崎 亮(KWorld3)がエディオンアリーナ大阪のリングで、ライトフライ級の世界ランカーであるアサエル ビリャル(パナマ)と対戦しましたが、僅かに163秒でTKO負けをきっしています。

5)同日、元WBOミニマム級王者山中 竜也(真正)が地元である神戸市立体育館のリングでフライ級の世界ランカーであるジョナサン タコニン(比)と対戦。山中は無事に判定勝利を収めています。

6)6月に日本バンタム級王座を失った澤田 京介(JB SPORTS)が、現役からの引退を表明しています。

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パヤンに挑戦するのは田中(WBCミニマム級)

2022年08月24日 05時31分56秒 | 世界ボクシング

来週・水曜日(8月31日)、タイで予定される試合です。
WBCミニマム級戦:
王者パヤン プラダブスリ(タイ)対 挑戦者田中 教仁(三迫)

*2ヶ月ほど前から、パヤンが日本人選手を相手に防衛戦を行うという情報がありました。その時は、元OPBF(東洋太平洋)ミニマム級王者小浦 翼(E&Jカシアス)が対戦相手候補に上っていましたが、どうやら元日本王者の田中に落ち着いたようです。

2020年3月に同地に乗り込み、WBA王者ノックアウト CP フレッシュマート(タイ)に挑戦し、大差判定負けを喫している田中。その試合は、コロナウィルスが暴走する直前に行われた試合でした。そう考えてみると、世界もようやく落ち着き戻っていると実感してしまいます。

挑戦者不利の試合となるでしょうが、WBA王者ほど安定度がないと思われるパヤン。田中が常夏の国でどこまで王者に迫ることが出来るのでしょうか!?

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ウシクがジョシュアを返り討ち(3団体統一ヘビー級)

2022年08月23日 05時28分23秒 | 世界ボクシング

先週末20日・土曜日、サウジアラビアで行われた試合結果です。
3団体ヘビー級戦:
王者オレクサンデル ウシク(ウクライナ)判定2対1(116-112、115-113、113-115)挑戦者/前王者アンソニー ジョシュア
(英)

*11ヵ月ぶりに行われた両者による再戦。ジョシュアは初戦の敗北を踏まえて、ボクシングを修正してきましたが今回もウシクをとらえることが出来ず。判定は2対1と割れましたが、ウクライナ人が明白の勝利を収め王座の初防衛に成功しました。

ここで気になるのは、やはりWBC王者タイソン フューリー(英)の動き。試合後、早速ソーシャルメディアで「自分は引退していない!」と公言していますが、ウシクとの対戦までその言葉を維持できるかは???です。もちろん「フューリー対ウシク」戦は実現してほしいですがね。

ウシクとの相性の悪さがもろに出てしまったジョシュアは、早ければ師走にも再起戦に臨む意向を示しています。試合内容として「フューリー対ウシク」はあまり期待できませんが、「フューリー対ジョシュア」となると話は違ってきます。ジョシュア、そして10月に再起戦を行うディオンティー ワイルダー(米)の前王者たちの奮起に期待しましょう。

2022年8月23日現在のヘビー級王者達の顔ぶれは、下記のようになります。

WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ダニエル デュボア(英/0)
WBC:タイソン フューリー(英/2)
IBF:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/1)
WBO:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ウラジスラフ シレンコ(ウクライナ/0)
日本:但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3/0)

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あれから一年、世界ボクシング協会等など(色々:08‐22‐22)

2022年08月22日 05時54分44秒 | 世界ボクシング

最近(2022年8月22日ごろ)のニュースです。

1)世界ボクシング協会とはWBA(World Boxing Association)の事です。

2)WBAは昨年2021年8月25日をもって、全ての暫定王座を空位にすると発表し、しかも実行しました!それと同時に同団体は、それまで地位が不明確だったゴールド王座の処置も発表。これまで同王座保持者は、世界ランカーより上の地位を与えられていましたが、その後はそれ相応の世界ランキングが与えられています。

あれから一年、WBAに新たな暫定王者は誕生していません!

3)「一階級一王者制度」を掲げたWBAですが(それが当たり前なんですがね)、現時点で、フェザー級、ライト級、ウェルター級、ミドル級、スーパーミドル級、ヘビー級の6つの階級でスーパー王者とレギュラー王者という2人の世界王者が君臨しています。

4)その後WBAは、これまで拠点としていたパナマやベネズエラの中南米から、北米にあたる米国に移転する事を発表。今年末に行われる年次総会は、新本拠地で行うことを発表しています。

5)WBAからスーパーフライ級のスーパー王座を剥奪されたばかりのファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)。来月3日にアルジ コルテス(メキシコ)と対戦することが発表されています。

6)その試合と同じ興行で、現在空位のIBFライトフライ級王座決定戦も行われます。この試合に出場するのは、南アフリカのシベナティ ノンティンガと、エクトル フローレス(メキシコ)になります。

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