DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

再び試合予定、対戦指令等など(色々:09‐30‐21)

2021年09月30日 05時48分34秒 | 世界ボクシング

最近(2021年9月30日ごろ)のニュースです。

1)本来なら6月に行われる筈だった3団体統一ライト級戦、王者テオフィモ ロペス(米)対ジョージ カンボソス(豪)。この試合はロペスがコロナウィルスに感染してしまい、来月4日に延期となっていました(珍しく月曜日)。しかし今回、改めて10月16日に再延期になりそうな雰囲気。今回の日程変更は、両選手の健康状態ではなくテレビ局の都合だそうです。この両雄の対戦、これまで延期となった回数は、都合6度にも及ぶそうです。正直、それ程開催が期待されているカードではないでしょう。

ただ、今回の延期に関しては、まだカンボソス陣営の了解が得られていない状況のようです。

2)WBCはライト級暫定王者ジョセフ ディアス(米)に対し、前暫定王者ライアン ガルシア(米)との対戦を指令。しかしディアス陣営はまず、正規王者デビン ヘイニー(米)とのWBC内での王座統一戦を行う事を希望しているようです。対戦の順番がどうであれ、緑のベルトが一つになればいい事です。

3)WBCはフェザー級王者ゲリー ラッセル(米)に対し、指名挑戦者マーク マグサヨ(比)と防衛戦を行うよう指令を出しました。2014年を最後に、年一度しか試合を行ってきていないラッセル。何でここまで試合をしないのでしょうかね?

4)ミドル級で2階級制覇を狙っている元WBOスーパーウェルター級王者ハイメ ムンギア(メキシコ)。11月13日に、これまで数多くのミドル級の強豪たちと拳を合わせてきたガブリエル ロサド(米)と対戦する事が発表されました。この試合には、現在ムンギアが保持しているWBOインターコンチネンタル王座が賭けられるそうです。

5)WBA最軽量級スーパー王者ノックアウト CP フレッシュマート(タイ)が来週10月5日(火)、同国人ポンサクレック ナコンルアンプロモーションを相手に防衛戦を予定しているようです。これまでにコロナウィルスの影響で何度も中止になってきたこのカード。今回は是非実現してほしいものです。

6)来月末に防衛戦を予定していたWBOライトヘビー級王者ジョー スミス(米)。彼も最近流行りのコロナウィルスに感染してしまい、その試合は延期となっています。

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矢吹、寺地のV9を阻止(WBCライトフライ級)

2021年09月29日 05時48分35秒 | 世界ボクシング

今月29日、京都府・京都市体育館で行われた試合結果です。
WBCライトフライ級戦:
挑戦者矢吹 正道(緑)TKO10回2分59秒 王者寺地 拳四郎(BMB)

*本来なら今月10日に行われる予定だった一戦。しかし前王者寺地がコロナウィルスに感染してしまい2週間ほど延期となっていました。

スムーズなフットワークと、左ジャブで寺地が強打の矢吹をコントロールしていたかに見えた前半戦。しかし4回終了時に出された採点は、何と2対0(40-36x2、36-36)で挑戦者を支持。その採点に危機感を覚えた寺地は中盤戦に攻勢を強めていきました。しかし8回終了時の採点では、3対0(79-73、78-74、77-75)ですべてのジャッジが揃って挑戦者をリードとしました。

後のない寺地は、9回、10回と大攻勢に出ます。ボディーを中心に矢吹を追い詰めますが、オーバーペースのためかフィニッシュする前にガス欠に。結局は10回に矢吹の強打に捕まってしまいゲームセット。挑戦者が大激戦を制し、寺地の長期政権に終止符を打ちました。

試合前の予想を覆し、王座戴冠劇を演じた矢吹。新王者はこれまでに3敗を喫してきましたが、その内訳は現WBOフライ級王者中谷 潤人(MT)と4回戦時代に対戦し判定負け。8回戦時代には、現日本フライ級王者ユーリ 阿久井 政悟(倉敷守安)に屈辱の92秒TKO負け。そして前WBAライトフライ級暫定王者ダニエル マテロン(キューバ)に1対2の判定負けと、そうそうたるメンバーが顔を揃えています。しかし矢吹は13の勝利の内、1試合を残してすべての試合を規定ラウンド内で終わらせてきました。

試合後、燃え尽きた感のある両選手ですが、まずはゆっくりと休息をとり今後に備えてもらいたいものです。当初の予定より12日遅れて行われた今回の一戦。試合が無事に終わりホッとしています。

 

下記は新王者矢吹を含めた、2021年9月29日現在のライトフライ級の王者たちとなります。

WBA(スーパー):京口 紘人(ワタナベ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):エステバン ベルムデス(メキシコ/0)
WBC:矢吹 正道(緑/0)
IBF:フェリックス アルバラード(ニカラグア/2)
WBO:エルウィン ソト(メキシコ/2)
OPBF(東洋太平洋):堀川 謙一(三迫/0)
WBOアジア太平洋:加納 陸(大成/0)
日本:空位

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4団体統一戦が決定(スーパーミドル級)

2021年09月28日 05時30分16秒 | 世界ボクシング

11月6日、米国ネバダ州ラスベガスで予定される試合です。
4団体スーパーミドル級王座統一戦:
WBA/WBC/WBO王者サウル アルバレス(メキシコ)対 IBF王者カレブ プラント(米)

*実現が望まれていた試合が正式に発表されました。これまでに、スーパーウェルター級からライトヘビー級の4階級で世界王座を獲得してきたアルバレス。56勝(38KO)1敗2引き分けの戦績の持ち主で、今回の試合がちょうど60戦目になります。

世界王者同士の対戦ながらも、スーパースター相手に圧倒的に不利が予想されるプラント。21戦全勝(12KO)の戦績を持ち、これまでにIBF王座を3度防衛してきました。プラントも悪い選手ではないのですが、カネロ(アルバレスのニックネーム)と比べると、どうしても見劣りしてしまいます。この試合の注目点は、プラントがどこまで粘れるかに尽きるでしょう。

(右上のプラントの横顔がワシル ロマチェンコに見えてしまうのは私だけでしょうか?)

 

この試合の勝者は、スーパーミドル級初の4団体統一王者となります。46戦全勝(32KO)という素晴らしい戦績を残し現役から退いたジョー カルザゲ(ウェールズ)も同級で4つのベルトを獲得しました。カルザゲは2006年にWBO王者として当時のIBF王者ジェフ レイシー(米)と対戦。超大差の判定勝利を収め、2つのベルトの統一に成功。そして翌2007年には、WBAとWBCの2つのベルトを保持していたミッケル ケスラー(デンマーク)にも勝利を収め、2つのベルトの吸収にも成功しました。しかしカルザゲはケスラー戦の前にIBFお座を返上しており、ケスラーとの一戦では3つのベルトのみ争われています。

(4団体のベルトを獲得するも、同時にすべてのベルトを腰に巻かなかったカルザゲ。)

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試合予定、対戦指令等など(色々:09‐27‐21)

2021年09月27日 05時21分30秒 | 世界ボクシング

最近(2021年9月27日ごろ)のニュースです。

1)17戦全勝16初回KOの戦績を持つエドガル ベルランガ(プエルトリコ)が来週末10月9日、ラスベガスのリングに登場。2年前に世界王座への挑戦の経験を持つマルセロ コセレス(亜)と現在空位のNABOスーパーミドル級王座を賭け対戦します。この試合がベルランガにとり初の10回戦、そして初のタイトル戦となります。

2)これまでにフェザー級からスーパーライト級の4階級で世界王座を獲得してきたマイキー ガルシア(米)。来月16日に、欧州スーパーライト級王者サンドロ マルティン(スペイン)を相手に、昨年2月以来の実戦を行います。

3)米国カリフォルニア州で行われる「マイキー対マルティン」戦。同じ興行に、WBOライトフライ級王者エルウィン ソト(メキシコ)も登場。指名挑戦者ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ)を相手に、保持する王座の4度目の防衛戦を行います。

4)上記の興行には、今年の5月に番狂わせでWBAライトフライ級レギュラー王座を獲得しているエステバン ベルムデス(メキシコ)も出場を予定。ランキング上位のジェシー ロドリゲス(米)を迎え初防衛戦を行います。

WBAスーパー王者京口 紘人(ワタナベ)と対戦話があったソトとベルムデス。共に京口との対戦実現はなりませんでした。また現在までに、京口の次戦の話しは聞きません。

5)WBCはバンタム級王者ノニト ドネア(比)に対し、暫定王者レイマート カバリョ(比)とWBC内での王座統一戦を行うよう指令を出しています。

6)WBOはバンタム級王者ジョンリエル カシメロ(比)に対し、指名挑戦者ポール バトラー(英)と防衛戦を行うよう指令を出しています。

ドネア、カシメロに対し揃って次戦が科せられた形になりました。IBF/WBA王者井上 尚弥(大橋)の次の対戦相手は誰になるんでしょうかね?

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ウシク、ジョシュアをも飲み込む(3団体ヘビー級)

2021年09月26日 09時39分47秒 | 世界ボクシング

現地時間の先ほど(25日・土曜日)、英国で行われた試合結果です。
3団体統一ヘビー級戦:
挑戦者オレクサンデル ウシク(ウクライナ)判定3対0(117-112、116-112、115-113)王者アンソニー ジョシュア(英)

*2012年ロンドン五輪のスーパーヘビー級(ジョシュア)と、ヘビー級(ウシク)の金メダリスト同士の対決となった一戦。試合前の予想では、体格で勝り、中量級並みの柔軟なボクシングもこなせるジョシュアが、ウシクに無難な勝利を収めるだろうと思われていました。しかし、蓋を開けて見ると、小柄なウシクがジョシュアの体格と強打に全く怯むことなく、真正面からジョシュア以上の柔軟なボクシングとスピードでライバルを圧倒。明白な判定勝利を収め、クルーザー級に続いて2階級目の王座獲得に成功しています。

ウシクはこれまでに、クジストフ グロワッキー(ポーランド)を破りWBO王座を獲得。マイリス ブリエディス(ラトビア)を退けWBC王座も吸収。そして王者ムラト ガシエフ(露)にも勝利を収め、4団体のクルーザー級王座を統一しました。驚くことにウシクは、今回のジョシュア戦を含め、タイトルを獲得したすべての試合を敵地で行ってきました。2013年にプロデビューをして以来、常に高い評価を受けてきたウシクですが、今回の勝利によりそのステータスはさらに上がる事でしょう。

ウシクは、今回の対戦契約によりジョシュアとの再戦もあります。しかしジョシュアより大きく、さらに柔軟なボクシングが出来るタイソン フューリー(英)や、ヘビー級らしい豪快なボクシングを披露するディオンティー ワイルダー(米)との対戦も見てみたいですね。

なおこの試合には、7万人もの大観衆が会場に詰め掛けました。

 

新王者が誕生した最重量級の2021年9月26日現在の王者たちの顔ぶれを確認しておきましょう。

WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):トレーバー ブライアン(米/0)
WBC:タイソン フューリー(英/0)
WBC(暫定):ディリアン ホワイト(英/0)
IBF:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/0)
WBO:オレクサンデル ウシク(英/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:デムシー マッキーン(豪/0)
日本:上田 龍(石神井スポーツ/0)

ウシクは今回のジョシュア戦に220ポンド(99.79キロ)の体重で臨んでいます。WBCが新設を試みているブリッジャー級は224ポンド(101.6キロ)を上限とするクラスです。ウシクの勝利により、この訳の分からないクラスが如何に不要かが明確になりましたね。

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今週末の試合予定

2021年09月25日 05時22分18秒 | 世界ボクシング

2021年9月最終週末の主な試合予定です(2021年9月25日から10月1日まで)。

25日 土曜日
スペイン
ミドル級10回戦:
元スーパーウェルター級、ミドル級王者セルジオ マルティネス(スペイン)対 ブライアン ローズ(英)

英国
3団体統一ヘビー級戦:
王者アンソニー ジョシュア(英)対 挑戦者オレクサンデル ウシク(ウクライナ)

WBOクルーザー級戦:
王者ローレンス オコリー(英)対 挑戦者ディラン プラソビッチ(モンテネグロ)

*英国で予定されている世界戦に出場する4選手は揃って前日計量に成功しています。まあ、ヘビー級戦に計量成功、失敗というものはそもそもありませんが。このままコロナウィルスの横やりなど入らず、無事に試合が開催される事を切に願っております。

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またも疑惑の判定!?バルデスが判定勝利(WBCスーパーフェザー級)

2021年09月24日 05時44分01秒 | 世界ボクシング

今月10日、米国・アリゾナ州で行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者オスカル バルデス(メキシコ)判定3対0(117-110、115-113x2)挑戦者ロブソン コンセイサン(ブラジル)

*2月に強豪ミゲル ベルチェル(メキシコ)を予想外のワンサイドの試合の末TKO。2階級制覇を達成すると同時に、その評価をグンと上げていたバルデス。しかし今回の試合を通し、その評価が急転落してしまいました。

事の始まりはバルデスが、試合前のVADAによる薬物検査に引っかかった事。本来ならその時点で王座剥奪ですが、WBCは何とそれを行わず今回のタイトル戦認定。バルデスへは勿論の事、WBCにも批判が集中。

そして試合内容。10年以上もまえにアマチュア時代に対戦した両選手ですが、その時はコンセイサンが勝利。バルデスはブラジル人に対し苦手意識があるのでしょうか、今回も大苦戦を強いられてしまいました。

最終回のゴングが鳴らされたこの試合。出された判定は3対0で王者の防衛が支持されましたが、それに対し多くのファンからも、そしてボクシング関係者からも非難が集中。挙句の果てに、117対110でバルデスの勝利を支持したジャッジは、自らの採点ミスを謝罪するという事件までに発展しました。最近頻繁に起こっている不可解な採点が、この試合でも起きてしまいました。

何はともあれ勝利を収めたバルデス。今後はちょうど一ヶ月後に予定されているWBO内での王座統一戦の勝者との対戦を目指していくとの事。その前に是非、コンセイサンとの決着戦を行って貰いたいものです。

 

下記は2021年9月24日現在のスーパーフェザー級王者たちとなります。

WBA(レギュラー):ロジャー グティエレス(ベネズエラ/1)
WBC:オスカル バルデス(メキシコ/1)
IBF:空位
WBO:ジャメル ヘリング(米/3)
WBO(暫定):シャクール スティーブンソン(米/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ジョー ノイナイ(比/2)
日本:坂 晃典(仲里/1)

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日本人歴代メダリストたち(二十世紀編)

2021年09月23日 05時12分56秒 | 日本ボクシング

本来なら昨年の夏に行われる予定だった2度目の東京五輪。コロナウィルスの影響で一年延期に。今年の夏に無冠客という寂しい状況下でしたが、何とか開催され閉会まで漕ぎつけました。

同五輪が終了してから既に一ヵ月以上経ちますが、これまでの五輪でメダルを獲得してきた日本人選手たちを列挙していきます。

2度に分けてお伝えしますが、第一回目は二十世紀編となります。

田辺 清【1960年ローマ五輪:フライ級銅メダル獲得】 

*日本ボクシング界初のメダリストに輝く。プロ転向後も圧倒的な安定度をみせ、1965年に日本フライ級王座を獲得。同王座を3度防衛後、1967年2月に当時の世界王者オラシオ アカバリョ(亜)にTKO勝利を収める大金星を挙げる。

その後、世界タイトルを賭けたアカバリョとの再戦が決定するも、網膜剥離に罹ってしまい現役から退くことに。プロでの通算戦績は22戦21勝(5KO/KO率22.7%)1引き分け。アカバリョとの再戦が行われていたら、「間違いなく勝利していただろう」と言われていただけに、正に幻の世界王者と言って過言ではないでしょう。

アカバリョは元世界王者海老原 博幸(協栄)に2勝するなど、歴史に残る名選手。田辺に敗れた半年後、海老原との再戦を制し、世界王者のまま引退しています。

 


桜井 孝雄【1964年東京五輪:バンタム級金メダル獲得】

*2012年のロンドン五輪で、村田 諒太がミドル級で金メダルを獲得するまで約半世紀の間、日本で唯一の金メダリストだった桜井。金メダル獲得後、プロの転向し、30勝(4KO/KO率12.5%)2敗(1KO負け)という素晴らしい記録を残しました。

1968年に、あのファイティング原田(笹崎)から世界バンタム級王座を奪ったライオネル ローズ(豪)に挑戦し、ダウンを奪うも消極策が災いし僅差の判定負け。翌年、米国カリフォルニア州のリングで、怪物ルーベン オリバレス(メキシコ)の強打の犠牲者に(6回TKO負け)。しかし同年、OBF(OPBFの前身)王座を獲得。その王座を2度防衛すると、2度目の世界挑戦することなく現役から引退。そのボクシングスタイルは、現在より打ち合いを好む傾向にあった当時の日本ボクシング界にはそれほど評判が良くなかったようです。 

 

森岡 栄治【1968年メキシコシティ五輪:バンタム級銅メダル獲得】

*アマチュアでは128勝(72KO/RSC)10敗と、素晴らしい戦績を残し、その集大成として五輪で銅メダルを獲得。しかしプロのリングには馴染めず。1970年に日本王座に挑戦するもタイトル獲得ならず。6勝(3KO)4敗(1KO負け)という戦績を残したまま、田辺と同様に網膜剝離のため引退。引退後は森岡ジムを設立し、後進の指導にあたりました。後に西日本ボクシング協会の会長を務めるなど、ボクシング界を支えていきました。

 

ちなみにローマ五輪ではライトヘビー級でカシアス クレイ(米/後のモハメド アリ)が、東京五輪ではジョー フレージャー(米)がヘビー級で、そしてメキシコ五輪ではジョージ フォアマン(米)がヘビー級で金メダルを獲得しています。ご存じの通りこの3名は、ボクシング史に残る世界ヘビー級王者たちとしてその名を刻んでいます。

(フレージャー、フォアマン、アリの金メダリスト+世界ヘビー級王者トリオ)

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注目の試合が次々に決定(色々:09‐22‐21)

2021年09月22日 05時14分21秒 | 世界ボクシング

最近(2021年9月22日ごろ)のニュースです。

1)今年3月にWBCヘビー級暫定王座に返り咲いたディリアン ホワイト(英)。来月30日、オト ヴァリン(スウェーデン)を相手に初防衛戦を行います。

2)今年の5月に接戦を演じた元WBOヘビー級王者ジョセフ パーカー(ニュージーランド)とこの10年、常にヘビー級の上位戦線に留まっているデリク チソーラ(英)。12月18日に再戦を行う事が発表されました。

3)昨年9月に3度目の世界クルーザー級王座を獲得したIBFタイトル保持者のマイリス ブリエディス(ラトビア)。来月16日、ドイツの刺客アルツロ マンを相手に初防衛戦を行います。

4)本来なら今月4日に行われる予定だったWBCスーパーミドル級挑戦者決定戦、デビット べナビデス(米)対ホセ ウスカテギ(ベネズエラ)の一戦は11月13日に行われます。

5)本来なら先週末18日にお互いのベルトを賭け王座統一戦を行う予定だったWBCスーパーバンタム級王者ブランドン フィゲロア(米)とWBO王者スティーブン フルトン(米)。11月27日に再スケジュールされたことが発表されています。

6)WBOフェザー級王者エマヌエル ナバレッテ(メキシコ)が来月15日、指名挑戦者ジョエ ゴンザレス(米)を相手に、自身2階級目の王座の2度目の防衛戦を行います。

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チュー2世、20戦目が決定(スーパーウェルター級)

2021年09月21日 05時13分55秒 | 世界ボクシング

11月17日、豪州で予定される試合です。
スーパーウェルター級戦:
WBOグローバル王者ティム チュー 対 WBOアジア太平洋王者井上 岳志(ワールドスポーツ)

*2016年師走にプロデビューを果たしている元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム。ここまで19戦行い全勝(15KO)を記録。順調に成長し、世界ランキングでもWBOの一位まで上ってきました。

チュー2世はこれまでに、2017年10月に獲得したWBCの下部組織であるABCO王座を、昨年は2月に獲得したWBAオセアニアの暫定王座を獲得。5月には豪州国内王座を獲得し、8月にはIBF豪州王座とWBOグローバル王座もそのコレクションに加えます。昨年8月には同胞の元世界王者ジェフ ホーンを、そして今年の3月には3度の世界挑戦を経験しているデニス ホーガンを撃破。世界ランキングではWBOの最上位に加え、IBFとWBCでは3位に位置。しかし不思議な事にWBAのランキングではその名前が見当たりません。

この試合が節目の20試合目となるチュー。2019年1月に、当時のWBO王者だったハイメ ムンギア(メキシコ)に挑戦し、そのタフネスでフルラウンド戦い抜いた井上。井上はムンギア戦後、以前保持していたWBOアジア太平洋王座に返り咲くも、コロナウィルスの影響で昨年11月から試合を行っていません。

今回の試合には、チューが保持しているWBOグローバル王座と、井上が保持しているWBOアジア太平洋の2つのベルトが争われるようです。

チューの実父コンスタンチンは、タフなファイター型の選手を苦手としており、獲得した2度のタイトルを奪われたビンセント フィリップス(米)とリッキー ハットン(英)は、チュー一世の強打に怯まず、グイグイと前に出てくる選手たちでした。ティムのボクシングスタイルは実父のそれに類似しており、井上はフィリップスやハットン型のスタイルの選手です。実力的には五分五分。どちらが勝利してもおかしくない試合になるでしょう。

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