DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

八重樫、念願の3階級制覇達成(IBFライトフライ級他)

2015年12月31日 00時22分16秒 | 世界ボクシング
現地時間の一昨日(29日・火曜日)、有明コロシアムで行われた試合結果です。
IBFライトフライ級戦:
挑戦者八重樫 東(大橋)判定3対0(117-111、119-109、120-107)王者ハビエル メンドサ(メキシコ)

*1年前、ボディーブローで沈められ3階級制覇達成ならなかった八重樫ですが、その敗戦から多くを学んだようです。今回の挑戦では試合前の調整も順調だったようで、試合中のボクシングも本来のアウトボクシングが機能。動きながらシャープなパンチをコツコツと当てていった八重樫。メンドサのしぶとさに手を焼きましたが、大差の判定で念願の3階級制覇を達成しています。

   

八重樫の勝利自体にはなんら問題はないでしょうが、試合後の勝者の顔が示しているように、判定ほど楽な試合ではありませんでした。良くも悪くも「激戦王」の異名が付きまとう八重樫。今後はその腫れ易い目をどのように保護していくかが課題でしょう。


WBOスーパーフライ級戦:
王者井上 尚弥(大橋)TKO2回1分20秒 挑戦者ワルリト パレナス(比)

*自身の怪我のために1年ぶりの実戦となった尚弥ですが、そのブランクはいい休養になったのではないでしょうか。試合開始ゴングから先手先手と攻撃を続け、挑戦者に付け入る隙をまったく与えません。2回、右のクリーンヒットから最後は再び右を当て比国人をキャンバスに送ると一気にフィニッシュに持っていきます。試合再開後、またまた右の強打でパレナスにダメージを与えそのままレフェリー・ストップ。快勝で1年前に獲得した王座の初防衛に成功しています。



OPBFスーパーフライ級戦:
王者井上 拓真(大橋)判定3対0(118-109x2、117-110)挑戦者レネ ダッケル(比)

*兄尚弥が初タイトルを獲得したプロ6戦目を迎えた拓真。最終回にダウンを奪うなど試合内容では圧勝。しかし随所にダッケルの反撃にあい完封とまではいきませんでした。7月に獲得した王座の初防衛に成功した拓真。自身はまったく納得していないようですが、短いキャリアでこれだけの試合をするのですから少なくとも合格点は与えられるべきです。


日本フェザー級戦:
王者細野 悟(大橋)判定2対1(97-92、96-93、95-96)挑戦者下田 昭文(帝拳)

*今回の興行で個人的には一番注目していたのがこの試合。しかし試合内容は両者のボクシングが噛み合わず(特に前半戦)、明白な形では決着がつきませんでした。

追い足が鈍い細野と、それをうまくさばけない下田。両者共に有効なジャブを打てないためにクリンチの場面が多く見られました。動き(コンディション)自体は非常によかった挑戦者。痛かったのは8回に明らかなローブローのために減点1を科せられてしまったこと。それ以外はほぼ下田がコントロールした試合に見えました。私(Corleone)は96対93で下田の勝利と見ました。競ったラウンドが多かった事は事実ですが、97対92で細野というのは少々下田にとって厳しく思えました。

   

最近では珍しく、年間4回目の防衛に成功した細野。この勝利が2度目の日本王座の5連続防衛成功となります。しかしこのボクシングでは世界奪取は難しいのではないでしょうか。

敗れたとはいえ決して評価を落としていない下田。1ラウンド、1ラウンドしっかりポイントを取れるボクシングを身につければ、世界2階級制覇も十分可能と見ます。
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河野の格下王者、初防衛に成功(WBAスーパーフライ級:暫定王座他)

2015年12月30日 01時32分59秒 | 世界ボクシング
今月17日、パナマで行われた試合結果です。
WBAスーパーフライ級戦(暫定王座):
王者ルイス コンセプシオン(パナマ)判定3対0(120-107x2、120-109)挑戦者エルナン マルケス(メキシコ)

*実質、両選手が前日計量を失敗したこの戦い。何でも再計量の際、0.25ポンドほどリミットを上回っていたコンセプシオンは、全裸になればスーパーフライ級内だろうという事でパスになったそうです。もうこの時点でWBAはボクシング統治団体として失格ですよね。

何はともあれ代役に大差判定勝利を収め、9月に獲得した暫定王座の初防衛に成功したコンセプシオン。マルケスには2011年に2連敗(連続TKO負け)を喫しており、防衛以上に宿敵に雪辱できたことが喜ばしい事ではなかったでしょうか。

ご存知の通り同レギュラー(+最上位)王座には河野 公平(ワタナベ)が君臨中。両者の対戦実現がどれほど現実的か分かりませんが、対戦実現の場合は好試合が期待出来るでしょう。ちなみにコンセプシオンはフライ級時代も暫定王者から出発しており、当時のWBAフライ級レギュラー王者は亀田 大毅でした。


WBAスーパーフェザー級王座決定戦(暫定王者):
ジェスリール コラレス(パナマ)TKO11回終了 ファン アントニオ ロドリゲス(メキシコ)

*スーパー王者内山 高志(ワタナベ)、レギュラー王者ハビエル フォルトゥナ(ドミニカ)が君臨し、定期的に防衛戦を行っている中、懲りずに暫定王座を設定するWBA。コラレスがWBA同級第3の地位を獲得しています。


WBA大陸間スーパーウェルター級王座決定戦:
シェーン モズリー(米)TKO10回2分 パトリック ロペス(ベネズエラ)

*歴戦の勇モズリーもパナマのリングに登場。44歳になったモズリーが37歳のロペスから2回と最終回にダウンを奪いTKO勝利。顔を腫らせながらも、自身49個目の白星をゲットしています。
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長谷川に続け!久保が王座奪取(OPBFスーパーバンタム級)

2015年12月29日 00時06分10秒 | 世界ボクシング
先週末26日土曜日、神戸市立中央体育館で行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級王座決定戦:
久保 隼(真正)KO5回1分19秒 ロイド ハルデリサ(比)

*既にIBF王座への挑戦権を獲得している和氣 慎吾(古口)が王座を返上したために行われた今回の決定戦。同僚の大先輩長谷川 穂積同様サウスポー・スタイルの久保が、試合開始早々からペースを把握。初回に立て続けに2度のダウンを奪った久保が、5回に左で三度比国人をキャンバスに沈めテン・カウント。プロ僅か9戦目(全勝7KO)でOPBF王座奪取に成功しています。

これまでにタイトル戦はおろか、10回戦出場すら経験のない久保。久保本人の試合後のコメントとして、「2~3年後に世界を狙いたい」との事。最近流行の即「世界、世界」などと比べ、はこの辺で地盤固めを行おうとする姿勢はいいですね。何はともあれ現在の同級世界王者には強豪が揃っているのですから。
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拳 四郎が新旧対決を制す(日本ライトフライ級)

2015年12月28日 00時14分39秒 | 日本ボクシング
現地時間の数時間前(27日・日曜日)、京都・大山崎町体育館で行われた試合結果です。
日本ライトフライ級戦:
挑戦者拳 四朗(BMB)判定3対0(98-93x2、97-93)王者堀川 謙一(SFマキ)

*去る9月、7度目の様々な王座挑戦(日本国内、OPBF,WBCインターナショナル、同シルバー王座)を経て、44戦目にして念願の初タイトルを獲得した35歳の堀川に対し、挑戦者のプロ・デビューは昨年8月。前戦となるプロ5戦目ではWBCのユース王座を獲得しており、王者と挑戦者はまさに正反対のプロキャリアを歩んできました(といっても挑戦者のキャリアは1年ちょっと)。

気持ち的にはどちらかというと王者の勝利を願っていた一戦ですが、試合の方は開始早々から挑戦者がアマチュアで培った左ジャブ、右ストレートで先手を取っていきます。王者もしぶとく食い下がるのですが、アウトボクシングに加え、後半戦ではインファイトでも王者を上回った拳 四郎。明白な判定で大ベテランを破り、6戦目(全勝3KO)で日本王座奪取に成功しています。数日内に、同級の主要4団体の世界王座の内3つまでもが日本に存在する可能性のある同級戦線に(1つに減る可能性もありますが)、また面白い存在が加わったようです。

戦前から「勝っても負けてもこの試合が最後」と公言してきた堀川。試合後もその気持ちは変わらないようで、新年から第2の人生を歩んでいくことになります。2000年4月から始まった長いキャリアにピリオドを打った堀川選手、お疲れ様でした。
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注目のIBO戦(色々:12‐27‐15)

2015年12月27日 01時44分54秒 | 世界ボクシング
最近(2015年12月27日ごろ)のニュースです。

1)8月にそれまで13度防衛してきたWBOクルーザー級王座を失っているマルコ フック(独)。2月27日に再起戦/世界王座復帰戦が決定しています。その試合でフックと対戦するのはIBO王者オラ アフォラビ(英)。マイナー団体の王者ながらも、実力では同級の第一人者として長らく認められてきた選手です。フックとアフォラビはこれまでに3度対戦しており、両者の対戦戦績はフックから見て2勝1引き分け。しかしドイツ人が勝利を収めて2試合も僅差の判定勝負でした。

この一戦には主要4団体の王座ではなくIBO王座が争われますが、注目度はそれら4団体王座より上をいくのではないでしょうか。

2)その1週間前の20日、延期となっていたWBAスーパーミドル級のレギュラー王座の再戦、フュードル チュディノフ(露)とフェリックス シュトルム(独)戦が行われます。

3)今月12日、これまで17戦全勝(12KO)のスリバン バレラ(キューバ)が、バーナード ホプキンス(米)が保持していたIBFライトヘビー級王座に挑戦経験を持つカロ ムラト(独)を5回でKO。セルゲイ コバレフ(露)のIBF王座の指名挑戦者に昇格しています。

4)タイソン フューリー(英)が王座を剥奪されたため、現在空位になっているIBFヘビー級王座。同級1位のヤケスラフ グラスコフ(ウクライナ)とチャールズ マーティン(米)により王座決定戦が行われる事が決定。その試合は来月16日に米国・ニューヨーク州で行われる事が決まっています。

5)8月にダニー ガルシア(米)に完敗し、そのまま引退すると見られていたポール マリナッジ(米)が今月12日、英国のリングに登場。アントニオ モスカティエロ(伊)をワンサイドの判定で破り、空位だった欧州ウェルター級王座を獲得。マリナッジ曰く、イタリア系米国人にとってこの王座獲得は以前からの目標だったそうです。

6)その翌日13日、タイのリングにコブラ諏訪(ピューマ渡久地)が登場。コンペッチ シスサイソン(タイ)を2回で破り、空位だったPABAスーパーウェルター級王座を獲得しています。諏訪の勝利は喜ばしい事なのですが、このタイ人の諏訪戦後の戦績は5勝7敗。しかし凄い事にコンペッチ、これまでの一つの試合を除いて11試合をKO/TKO決着で終えています。諏訪は7月にも同地のリングに登場しており、その時も負けが先行しているインドネシア人を2回でKO。その時は空位だったABCOのシルバー王座を獲得しています。諏訪には今後も海外で白星を重ね、いつかは日本、またはOPBF(東洋太平洋)王座を獲得してもらいたいですね。ちなみに諏訪はその両方の王座に2013年に挑戦しています。
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今週末の試合予定

2015年12月26日 00時49分04秒 | 世界ボクシング
2015年12月、そして今年の最終週末の試合予定です

26日 土曜日
神戸市立中央体育館
OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級王座決定戦:
久保 隼(真正)対 ロイド ハルデリサ(比)



27日 日曜日
大阪・阿倍野区民センター
日本スーパーウェルター級戦:
王者野中 悠樹(井岡)対 挑戦者斉藤 幸伸丸(輪島スポーツ)



京都・大山崎町体育館
日本ライトフライ級戦:
王者堀川 謙一(SFマキ)対 挑戦者拳 四朗(BMB)



29日 火曜日
有明コロシアム
WBOスーパーフライ級戦:
王者井上 尚弥(大橋)対 挑戦者ワルリト パレナス(比)

IBFライトフライ級戦:
王者ハビエル メンドサ(メキシコ)対 挑戦者八重樫 東(大橋)

OPBFスーパーフライ級戦:
王者井上 拓真(大橋)対 挑戦者レネ ダッケル(比)

日本フェザー級戦:
王者細野 悟(大橋)対 挑戦者下田 昭文(帝拳)



31日 木曜日
エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
WBAフライ級戦(レギュラー王座):
王者井岡 一翔(井岡)対 挑戦者ファン カルロス レベコ(亜)



IBFミニマム級戦:
王者高山 勝成(仲里)対 挑戦者ホセ アルグメド(メキシコ)

日本スーパーフライ級戦:
王者石田 匠(井岡)対 挑戦者大塚 隆太(18鴻巣)

OPBFバンタム級戦:
王者山本 隆寛(井岡)対 挑戦者ストロング小林 佑樹(六島)


愛知県体育館
WBOミニマム級戦:
王者田中 恒成(畑中)対 挑戦者 ビック サルダール(比)




大田区総合体育館
WBAスーパーフェザー級戦(スーパー王座)
王者内山 高志(ワタナベ)対 挑戦者オリバー フローレス(ニカラグア)

WBAライトフライ級戦:
王者田口 良一(ワタナベ)対 挑戦者ルイス デラ ロサ(コロンビア)

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バルテレミが2階級制覇達成(IBFライト級)

2015年12月25日 01時34分34秒 | 世界ボクシング
先週18日金曜日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
IBFライト級王座決定戦:
ランセス バルテレミ(キューバ)判定3対0(119-109、116-112x2)デニス シャフィコフ(露)

*本来なら7月にシャフィコフが中国のマカオで、当初同王座の保持者であったミッキー ベイ(米)に挑戦する筈でした。しかしベイが試合直前になってその試合出場と王座を放棄したために今回の王座決定戦が行われる運びとなりました。

この階級では長身(180センチ)のバルテレミと、同級では小柄(165センチ)なシャフィコフの対戦は、ほとんど身長差が影響されない試合展開となりました。



まずは頻繁に左右へのスイッチを繰り返すキューバ人がペースを握ったこの一戦。3回以降は技術のあるファイター型であるシャフィコフがバルテレミの懐に入りペースを掴みます。それまで前後の動きのみだったロシア人は5回から左右への動きも取り入れます。中盤戦は明らかにシャフィコフがペース、ポイントを把握。キューバ人はミスブローが目立ちます。

10回以降今度はバルテレミがその動きを変更。ガードを下げながらフリッカー・ジャブを放つ完全なアウトボクシングに徹し、ポイント獲得を目論みます。ロシア人が入ってくればとにかくクリンチにもって行きその攻撃を遮断。見かけは悪いですが確実にポイントを獲得していきました。

フルラウンドに好勝負が展開されたこの試合。試合終了のゴングが鳴った時、かなり競った採点結果が予想されました。しかし一人のジャッジはほぼフルマークでキューバ人を支持しています。ちなみに私(Corleone)は115対113でシャフィコフと見ました。

スーパーフェザー級に続いて2階級目の世界王座を獲得したバルテレミ。長身のスイッチヒッターでスピードがあり、必要であれば打ち合いも辞さない。シャフォコフだからこそここまで競った試合になったのでしょう。



2度目の世界挑戦も実らなかったシャフィコフ。身長、そしてリーチの差(185センチのバルテレミに対し174センチ)も苦にともせず右ジャブでキューバ人に対抗。同国人でWBAクルーザー級王者デニス レベデフのボクシングを連想させられます。敗れたとはいえ、その評価は決して下落していない筈です。3度目の世界挑戦のチャンスも、遠からず訪れるのではないでしょうか。
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徳永、僅差の判定でV2(日本ライト級他)

2015年12月24日 00時14分57秒 | 日本ボクシング
先週16日水曜日、島津アリーナ京都で行われた試合結果です。
WBOバンタム級挑戦者決定戦:
マーロン タパレス(比)TKO2回1分35秒 日本王者大森 将平(Woz)

*4月に日本王座を獲得した一戦を含め、一戦ごとに評価が浮上していた大森ですが年末に大きな落とし穴が待っていました。本来ならこの日、保持している日本王座の2度目の防衛戦を行う予定だった大森ですがWBO王座への挑戦権を賭けた一戦に変更。大森陣営は今回の一戦で快勝を収め、来春にも世界挑戦を計画していたことでしょう。しかしタパレスは思いのほか強く、4分半の間に日本人対戦者を4度キャンバスに送っています。

サウスポー同士の対戦となったこの一戦。比国人が左のオーバーハンドで最初のダウンを奪うと、右ストレート、同フックでダウンを追加していきます。初回終了時には既に足元がふらついていた大森。2回には右フックの打ち合いで負け4度目のダウン。その後の連打で16戦目にしてプロ初黒星を喫してしまいました。

今年の大森は非常な勢いがあっただけに、今回の敗戦による精神的ダメージが心配です。


日本ライト級戦:
王者徳永 幸大(Woz)判定3対0(96-95、97-94x2)西谷 和宏(VADY)

*同僚の大森同様4月に日本王座を獲得している徳永。これまで二度のタイトル戦では、競った試合内容ながらも最終的にTKO勝利を収めてきました。この日はシブトイ西谷に最後まで手を焼き僅差の判定勝利。苦しみながらも2度目の防衛に成功しています。
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日本国内スーパーフェザー級戦線に変動あり(日本スーパーフェザー級他)

2015年12月23日 00時08分06秒 | 日本ボクシング
今月14日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーフェザー級戦:
挑戦者尾川 堅一(帝拳)負傷判定5回(3対0:49-47、49-46x2)王者内藤 律樹(E&Jカシアス)

*同王座を3度防衛中だった内藤は今年8月、一階級上のライト級で、日本国内トップクラスの実力者である荒川 仁人(ワタナベ)と対戦。明白な判定勝利を収め世界挑戦への準備も最終段階に入っていました。そんな矢先、指名挑戦者である尾川に足元をすくわれる形で王座から転落しています。

試合は挑戦者のペースで終始。初回終盤、尾川が右でダウンを奪い試合をリード。結果的にはこれですべてが決まりました。3回以降内藤もダメージから回復し反撃を試みます。しかし5回、両者の頭が激突し王者が負傷。試合はそこでストップされています。

消化不良の形で終わったこの一戦。王座交代劇が起こりましたが、早くも両者の再戦が望まれる結果となっています。


OPBF(東洋太平洋)スーパーフェザー級戦:
王者伊藤 雅雪(伴流)判定3対0(118-111x2、117-111)挑戦者江藤 伸悟(白井・具志堅)

*両者手数の少ない技術戦に終始した一戦。スピードと技術で勝る伊藤が常に指導権を握り大差判定勝利。8月に獲得した王座に初防衛に成功しています。ちなみに伊藤は今年の2月、上記の内藤の保持する日本王座に挑戦し0対2の判定負けを喫しています。現在同級では、日本王座とOPBF王座の立場が逆転した感がありますね。

内山 高志(ワタナベ)が頂上に君臨する現在のスーパーフェザー級戦線。世界王者たちの顔ぶれは:

WBA(スーパー):内山(ワタナベ/防衛回数10)
WBA(レギュラー):ハビエル フォントゥナ(ドミニカ/1)
WBA(暫定):ジェスリール コラレス(パナマ/0)
WBC:フランシスコ バルガス(メキシコ/0)
IBF:ホセ ペドラサ(プエルトリコ/1)
WBO:ローマン マルティネス(プエルトリコ/1)

実力、実績共に内山が抜きん出ていますね。まずは大晦日に確実なる防衛記録更新を期待しましょう。
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ミッチェル、勝てず(WBAライト級:暫定王座)

2015年12月22日 02時54分45秒 | 世界ボクシング
今月12日、英国で行われた試合結果です。
WBAライト級王座決定戦(暫定王座):
イスマエル バルロソ(ベネズエラ)TKO5回2分47秒 ケビン ミッチェル(英)

*ミッチェルはかつて、同国人アミア カーンの最大のライバルとして世界王座獲得が約束されていた元ホープ。しかしこの試合がすでにプロ44戦目で、自身も31歳となっています。5月にWBC王者ホルへ リナレス(ベネズエラ/帝拳)に挑戦しますが、その試合では大激戦を演じた末に10回TKO負けで散っています。

今回の4度目の世界挑戦はどう考えてもミッチェルのために作られた世界戦。前同王座の保持者であるデリー マシューズ(英)にWBO王者テリー フラナガン(これまた英)への挑戦権を与える代わりに暫定タイトルを返上させ、その後継者決定戦にミッチェルが登場しました。しかし期待とは裏腹に、ミッチェルはいい所なく敗れてしまいました。

この試合後の戦績が19勝(18KO)2引き分けという怪物的レコードの持ち主であるバルロソですが、数字ほど怖い選手ではないように感じました。バルロソ云々より、ミッチェルにはリナレス戦からの疲労/ダメージが多々見受けられ、試合が行えるコンディションではなかったように思われます。

4回、足が揃った所に右フックを貰いあっけなくキャンバスに沈んだ英国人。最終回となった5回には、右をコツンと当てられる感じで再びダウン。その後の連打でレフェリー・ストップに追い込まれました。

この試合を見る限りミッチェルはリナレス戦後、もっと休養を取るべきだったでしょう。それに加え、ミッチェルのサウスポー対策の無さが浮き彫りとなってしまいました。

   

これまでにWBAラテンの暫定王座、NABAの暫定、NABOの暫定と3つの暫定王座を獲得してきたバルロソ。今回も暫定が付く王座ですが一応世界王座獲得に成功しています。現在のWBAライト級王座にはバルロソの格上王者としてアンソニー クロラ(英)が君臨中。来年早々に両者によるWBA内での王座統一戦が実現する運びとなるようです。


ミドル級12回戦:
前WBA暫定王者クリス ユーバンク(英)TKO7回終了 ゲリー オサリバン(アイルランド)

*理不尽な形で暫定王座を手放しているユーバンクですが、王座損出後も中々のパフォーマンスを見せています。タフなオサリバンは打ちまくり7回終了TKO勝利。白星をまた一つ付け加えることに成功しています。

   
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