静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

最後まで汚点と恥をまきちらした川勝(前)静岡県知事

2024-04-16 16:23:01 | 時評
◎ 【ABEMA TIMES】細川ガラシャの“辞世の句”を引用した川勝(前)知事に子孫が激怒 「言語道断でけしからん、無礼千万だ」(政治ジャーナリスト・細川隆三氏)
                   ~ 散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ ~
* 細川ガラシャは明智光秀の娘として越前国に生まれ、15歳で名家・細川家の忠興へ嫁ぐ。しかし父・光秀が織田信長を討った「本能寺の変」により、謀反人の娘となってしまう。夫・忠興のおかげで、信長の家臣からの報復は免れたが、
  実権を握った徳川家康に、石田三成が挙兵することになる。

* 「忠興は(徳川家康の)上杉征伐に出陣する際、ガラシャに『決して敵の人質になってはならない』と約束した。当時は、主になにかあれば、家来に命じて妻を殺すか、妻が自害する時代。
  ガラシャは、おつきの者を全員逃がしたが、キリスト教徒なので自殺が許されず、家来に『胸をつけ』と命じた。壮絶な死をしたガラシャが、辞世の句として読んだのがこの歌だ」
   そして、ガラシャの「信念を貫く強い意志」を引用した川勝知事を、「どこが美しいのか。自分の失言をきっかけにして辞めただけの話だ」と批判する。
  「辞世の句を引き合いに出し、さも『自分は正しい、信念を貫いた見事な引き際だ』と言いたいのか。ガラシャの尊い死を引き合いに出すことは言語道断。私は怒っている。ガラシャもあの世で、きっとビックリしている
」(細川隆三氏)
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 今朝、たまたま元歌手・橋幸夫さんの引退取り消し会見について苦言を呈したばかりだったので、この報道にはまたまた呆れ、驚いてしまった。ガラシャ直系の子孫という細川隆三氏の怒りは尤もだ。
世を去るまぎわ、過去を振り返り言葉をふりしぼり短歌に託す。それが辞世であり、例えば『人間臨終図巻(山田風太郎)』『人生の短さについて(セネカ)』に集められた数々の言葉を読めばわかる。
 なんと今回の川勝氏の引用動機が上すべりで薄っぺらいことか! 川勝氏がここまで自分が見えず、基礎教養と常識の欠如した人物だったかに私は驚き、且つ知事にし続けた有権者にも疑問を抱いた。

 早稲田の政経を出てオックスフォード留学、国際日本文化研究センター教授を経て静岡県知事という経歴。学歴/職歴とも表面的には申し分ないが、知事になってからの評判&評価は極めて芳しくない。それはリニア新幹線でゴネ始める頃から目立ち、およそ大学で教鞭を執った知性とは思えない。他日、あの橋本徹氏が「実は早稲田で川勝先生の授業を受けた」と述べたのを目にしたのだが、
 橋本氏はいまどういう心地だろうと余計なことまで想像してしまう。・・・早稲田の関係者、卒業生たちは恥ずかしくて身の置き場があるまい。早稲田出身でなくて私は助かった!

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