★ 1980年、青森・弘前城公園の櫻は5月のゴールデンウイーク中が満開だったのを私は毎年想い出す。 菅笠をかぶった和装の女性が津軽三味線を流しながら、花見客のゴザの間を
練り歩く、その優雅な音と姿は今も脳裏を離れない。 今も同じく三味線流しのお姉さん達の姿は見られるのだろうか?
しかるに今年の開花は4月15日過ぎだった。 70年代まで、関東以西で桜の満開はちょうど新学期の始まる4月第1週、北東北では5月上旬だったと記憶する。
いまさらだが、大気温の上昇だけでなく、南北両極地での氷解と高温化による生態系の変化、海水面の上昇、海流における流路や水温の変化等々、温暖化の証拠は枚挙にいとまなく、
増える一方。 また温暖化の原因は、化石燃料消費よりも地球のサイクル自体が温暖化に移行したのであり、二酸化炭素排出増が主たる原因ではないと唱える研究者は絶えない。
そして、パリ条約で合意した施策の効果は誰にも予言できない。
◆ 問題は、原因の当否不明を理由に何もしようとしない米国のわがままな態度だ。百歩譲り、惑星としてのサイクル変動が仮に真の理由だとしても、二酸化炭素の排出増大抑制は、
ちっぽけな人類にできる限られた対策であることに変わりがない。米国国内だって温暖化による様々な変化は色々な生活局面に出現してるはずだが、ゴア元副大統領の訴えは響かない。
本当に米国では「公害」と称される各種の汚染被害は出ていないのだろうか? 在住時、山林に巨大な穴を掘り、生活ゴミをダンプしていた光景が目に焼き付いている。
中国が態度を一転してパリ条約推進へ舵を切った理由は、アメリカへの対抗よりも、抱える公害汚染が看過できない水準まできたことに漸く目が覚めたからに過ぎない、
と私は過去の訪問経験から推察している。 大気汚染だけではない。土壌/水質汚染(海洋・河川・湖沼)のひどさは国土と産業展開地域の広汎さから、とても昔の日本の公害規模では
あるまい。 日本の技術指導は咽喉から手が出ているほど欲しいが、模倣はたやすくない。 巨大な投資をやれる自信は中国政府にもなさそうだ。 どうするの?
練り歩く、その優雅な音と姿は今も脳裏を離れない。 今も同じく三味線流しのお姉さん達の姿は見られるのだろうか?
しかるに今年の開花は4月15日過ぎだった。 70年代まで、関東以西で桜の満開はちょうど新学期の始まる4月第1週、北東北では5月上旬だったと記憶する。
いまさらだが、大気温の上昇だけでなく、南北両極地での氷解と高温化による生態系の変化、海水面の上昇、海流における流路や水温の変化等々、温暖化の証拠は枚挙にいとまなく、
増える一方。 また温暖化の原因は、化石燃料消費よりも地球のサイクル自体が温暖化に移行したのであり、二酸化炭素排出増が主たる原因ではないと唱える研究者は絶えない。
そして、パリ条約で合意した施策の効果は誰にも予言できない。
◆ 問題は、原因の当否不明を理由に何もしようとしない米国のわがままな態度だ。百歩譲り、惑星としてのサイクル変動が仮に真の理由だとしても、二酸化炭素の排出増大抑制は、
ちっぽけな人類にできる限られた対策であることに変わりがない。米国国内だって温暖化による様々な変化は色々な生活局面に出現してるはずだが、ゴア元副大統領の訴えは響かない。
本当に米国では「公害」と称される各種の汚染被害は出ていないのだろうか? 在住時、山林に巨大な穴を掘り、生活ゴミをダンプしていた光景が目に焼き付いている。
中国が態度を一転してパリ条約推進へ舵を切った理由は、アメリカへの対抗よりも、抱える公害汚染が看過できない水準まできたことに漸く目が覚めたからに過ぎない、
と私は過去の訪問経験から推察している。 大気汚染だけではない。土壌/水質汚染(海洋・河川・湖沼)のひどさは国土と産業展開地域の広汎さから、とても昔の日本の公害規模では
あるまい。 日本の技術指導は咽喉から手が出ているほど欲しいが、模倣はたやすくない。 巨大な投資をやれる自信は中国政府にもなさそうだ。 どうするの?