静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

 やっと自民の茶番は終わった!!   ”我々は こういうふうに社会を変えてゆく”  と国民に夢がイメージできる言葉で政権構想を語ってくれ

2021-09-30 14:45:43 | トーク・ネットTalk Net
◆ 立憲民主党は先日「消費税を5%に減税する」を目玉政策にあげた。『時限的な・・・』との但し書きが歯切れの悪さを招き、ちょいと拙いが・・。
  所得の低い人ほど、所得に対する消費税負担が重くなる≪逆累進性≫があるからこそ、(負担格差という反正義の是正)&(買い控え助長による消費委縮)の為にも減税は正論だ。

★ 消費税導入時の理由付けだった筈の【拡大する社会保障費に充当する】は実のところ真っ赤なウソになっている。・・此のウソを野党はわかりやすい言葉で国民に訴えてきたか?
  1989年から2018年までの30年間、消費税収入は372兆円。減税された法人税減収額は291兆円。つまり消費税収入の約8割が法人税減収の穴埋めに使われたのだ!
  同時に個人所得税の累進課税率が緩められた事実と併せてみるなら、消費税は社会保障のためにではなく、法人と富裕者層を助ける血税となっている、ここだ。

▲ その法人税減税、これは外資誘致拡大及び成長力/国際競争力を落とした日本企業を助ける筈だったが、30年の長きにわたり経済成長は停滞したまま。これが今の現実である。
  大企業の内部留保だけが膨らみ、下がる一方の賃金水準は微増の物価上昇で勤労者福祉には回っていない。 これを【失政】といわずして何とよぼうか?


◎ 旧民主党政権の失敗が惨め過ぎ、やすやすと復帰をゆるしてしまった自公政権だが、その無能・無策は国民誰もが気づき、もう9年も経つのに野党に任せようという気運が未だに盛り上がらない。
  其処をどうするのか? タイミングよく【週刊金曜日10/1日号-P14-】で、田中優子氏&山口二郎氏の対談がここを具体的に取り上げ、わかりやすく展開しているのでお読み戴きたい。
  
  山口法政大学教授は民主党時代から枝野代表のアドヴァイザー的立場で今に至る人。それだけに枝野代表に何が足りないのかも素直な言葉で語っており、それが新鮮だ。
   無論、枝野氏とて助言に耳を貸さぬ狭量さはないと信じたいので、私は何とぞ、次の衆議院選挙で自公政権の傲慢横暴を止め、ガラパゴス性を矯める国政へ転換させて欲しい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 長引くコロナ禍による心の不安を 他者への攻撃で紛らわすのは 人権無視の強権支配を招き寄せるだけ: 国民は我慢し ヒトラー待望論に陥るまい

2021-09-28 12:40:26 | 時評
◆ 毎日【火論】モラルパニックにご用心=大治朋子 (専門記者)・・・抜粋転載

・自民党総裁選はいよいよ明日、投開票だ。気になるのが新型コロナウイルス対策についての「ロックダウン(都市封鎖)」をめぐる議論だ。一部候補は、都市封鎖が必要になる状況も視野に入れ
 法整備を進めるべきだ、などと訴える。 ← 総裁選候補だけでなく、自民党を支える一部政党には「ロックダウン」等の国家強制措置を叫ぶ連中は前から居る

・一般に、社会的な不安が高じると「モラルパニック」が起きやすくなる、との指摘がある。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのスタンリー・コーヘン名誉教授が提唱した概念だ。
 「特定の若者集団や社会的・民族的マイノリティを、社会的秩序を脅かす存在と見なし、彼らを取り締まるべき、教化すべき(若者の場合)、あるいは排除すべき(民族的マイノリティの場合)
 とする激しい感情が社会の多数の人々に巻き起こる」(「現代ジャーナリズム事典」より)。
  モラルという「正義」が根拠だから支持され広がりやすい
。メディアがその集団の負のイメージを誇張して状況を悪化させることもある。← 毎度云うが、メディアに働く諸君は自覚しているか?

・コーヘン氏がこの現象に関心を抱いたのは1960年代に英国社会で起きたモッズやロッカーズなどストリート系文化の流行がきっかけだった。若者らが深夜まで路上でたむろし、不安を覚えた
 英国社会の保守層が取り締まりの強化や強制排除を求めた。メディアは「英国のモラルや価値観を壊す若者」と攻撃した。
  最近もモラルパニックは見受けられる。コロナ禍とも相まって米国で急拡大した極右陰謀論「Qアノン」もその一例とされる。信奉者らは「闇の政府を操る秘密結社がいる。
 トランプ氏と共に米国のモラルを取り戻す」と主張。今年1月には連邦議事堂を襲撃した。← 保守層モラルを抱くひとほどパニックに陥りやすい、古今東西、それが傾向だ

不安や疲弊から、バッシングや「劇薬」に走ろうとする市民の感情を安易に否定はできない。だが政治家は「人気取り」でそれに便乗せず、無私の立場で冷静かつ慎重に判断してほしい。

 都市封鎖をすれば一時的には人流抑制につながるだろうが個人の権利は大幅に制限され、経済活動も大打撃を受ける。そんな「劇薬」に手を出す前に、もっと現行法の枠内で
 できるのにやれていないこと、例えば治療体制の拡充などに取り組むべきではないのか
← 公的病院の再編と拡充、製薬業界への公的投資補助なども直ぐに出来る変革だ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 ≪ 愛知県知事リコール署名偽造事件 ≫  愛知県選管の防止法整備提案を 何故かはぐらかし、閣議決定の”ハンコ廃止”で誤魔化す政府!  誰を庇っている??

2021-09-25 10:24:19 | 時評
毎日9/24 ◆愛知県/大村秀章知事 ”リコール署名偽造事件” リコール制度に「性善説」の穴 署名偽造、真相解明を願う傍聴者
https://mainichi.jp/articles/20210924/k00/00m/040/135000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=column&cx_mdate=20210925

・ 珍しく有料記事ではないので、上記URLから記事はお読み戴くとして、まず私が噴飯モノと驚いたのが見出しにある『性善説』と言う概念の違和感だ。
  リコール署名集めと言う政治活動の何処に『性善説』の対象があるのか? 説明して欲しい。<署名偽造なんて、良き市民はしないよ>と、子供の云うような次元で使ってるのか?
   ⇒【高井瞳、森田采花、道永竜命】
 
 ★ 次。政府の対応内容に怒り、呆れたのが次の部分である。これも最近政府が隠れ蓑にする「3S」そのものだ。

<今回の事件は、リコール署名数は法定数に達していなかったものの、県選管が署名偽造を疑う関係者の声を受けて独自調査を実施し、不正が明らかになった極めて異例なケースだった。
 事件を受け、愛知県選管は5月、「署名数が法定数に達していなくても、必要に応じて調査できる仕組みを明文化してはどうか」などとする提案書を総務省に提出した。
  一方、政府はリコールなどに必要な署名について、押印を廃止する政令改正を閣議決定し、9月から施行している。しかし、今回の事件では県内の各選管に提出された署名約43万5000筆のうち
 4分の1が重複した指印だったとされ、自筆署名のみとなった場合は偽造が発覚しにくくなる恐れもある。【高井瞳、森田采花、道永竜命】>

⇒ 愛知県選管が提案したのは「「署名数が法定数に達していなくても、必要に応じて偽造嫌疑を調査できる仕組みの明文化」つまり法規制の強化である。即ち、母印/指印が問題だと云うのではなく、
  自筆署名だけなら偽造する側にとり一層手間は省け、偽造誘発の危険は高まるゆえ、疑わしい場合は全て選管と警察が調査できる制度設計にせよ、と求めている事を無視しているのである。
  つまり、偽造容疑の調査に政府/法務省は暗黙の反対を示した、こういうことである。法制度の整備を求めた事に対し、閣議決定で片付けてしまう姿勢、これが今の政府の正体である。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恥知らずな忘恩:≪ スリランカ女性 名古屋入管獄死放置事件 ≫  入管に透けて見える 自国人しか大切にしない ”誤った人権意識” = 正す気も無いガイジン嫌い ⇒ 誰からも相手にされなくなる

2021-09-24 06:52:25 | 時評
毎日【金言】スリランカの恩=小倉孝保 (論説委員)
・ 戦後、日本の主権回復と国際社会復帰を決めたサンフランシスコ講和会議は70年前の1951年9月に開かれた。日本と連合国51カ国の代表が出席し、演説で自国の考えや姿勢を順次、主張する。

 日本を勇気づけたのが、セイロン(現スリランカ)のジャヤワルダナ全権だった。
 「憎悪は憎悪によってやむことなく、慈愛によってやむ」。彼は仏陀(ぶっだ)の教えを引き、日本への賠償請求権を放棄すると明らかにした。さらに、アジアの人々は日本の独立を求めていると述べ、
 「植民地として(欧米の)従属的地位にあったアジアの国民は、日本に深い尊敬を抱いている。アジアの中で日本のみが強く、自由だった」と語った。
  欧米支配に苦しめられたアジア人として彼は、植民地化を免れた日本に生涯敬意を抱き続けた。
遺言で角膜の提供を申し出て、「右目をスリランカ人、左目を日本人に」と希望する。
 96年に亡くなると、元大統領の角膜は日本女性に移植された。

・ その恩人を生んだスリランカの人々は今、日本をどう見ているだろう。
 ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が3月、収容先の名古屋出入国在留管理局施設で亡くなった問題は母国、スリランカでも報じられている。来日経験のあるジャーナリスト、
 ラキタ・ウェダラッチさん(27)は、「両国関係に悲しい影響を与えました」と語る。彼によると、スリランカ人の多くは日本に、「民主的で人権を尊重し、規律正しい」とのイメージを持っている。
 その日本でウィシュマさんは「不十分な医療体制」の下、命を落とした。←”近代国家”の筈・ニッポンで? 言い逃れどころか「日本政府の汚い誤魔化し」であることは誰にもわかる

・ ウィシュマさんの遺族に対し、入管は関係公文書の大部分を黒塗りで公開し、監視カメラのビデオ映像視聴に弁護士の立ち会いを認めていない。← 認めない理由を「説明・説得しない」行政&政府
  こうした対応に遺族は、「日本はひどいことをやる、と印象が変わった」と語っている。

  資源の乏しい日本が平和と繁栄を享受するには、世界の人々に尊敬され、国際社会から必要とされるしかない。入管の対応は人権だけでなく、国益も害していると私は思う。
  元大統領が角膜まで提供してくれる国がどこにあろう。 明日25日、ビデオ映像の全面開示を求める市民の一斉行動が全国各地で予定されている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『今も気位だけは高いので煙たがられてるけど、昔は尊敬され、名実共に伴う、よく賑わった立派な老舗だった』・・これがアジア人による、現在のニッポンへの国際評価だ。・・ご存知か、皆さん?
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 自民党・古参議員の真相分析 ≪ 党内の誰もが目算狂った ”総裁選挙まつり”の楽屋裏 ≫  ゲーム感覚で面白い!と楽しむだけじゃ有権者は終われない

2021-09-22 07:21:40 | 時評
 毎日新聞を購読していない読者の為に、全文転載します。なるほど、と唸るばかりの中身。 今回は要約じゃ「機微」が伝わらないので・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★ 毎日【水説】古参議員の機微な話=古賀攻(専門編集委員)
・ 自民党祭りはたけなわ。不人気首相を視界から遠ざけた効果はてきめんで、野党を歯がみさせる展開だが、さる有力な古参議員は意外と浮かぬ顔をしている。
  「みんな読み違ってるんだよ。目算が狂って今の形になった」・・・総裁選が今回の構図になった経緯の感想だ。事の性質上、匿名でエッセンスを紹介する。<>は古賀氏の呟き。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「岸田(文雄・前政調会長)は菅(義偉首相)が出る前提でつまらんこと(党役員任期の制限)を言った。言わなきゃ岸田の流れができていたかもしれないのに」
 「安倍(晋三前首相)は憎い石破(茂元幹事長)が必ず出ると思って、党員票を散らすために高市(早苗前総務相)を立てた」
 「麻生(太郎財務相)は河野(太郎行政改革担当相)を絶対抑えると言っていたのに、今や大衆の人気では河野でしょ。悲劇的だよ」

 <話の流れから、この人物が岸田さんの中庸さに期待していることは分かる。「権力を握らせて一番危ないのは河野だ」とも言う。だが、岸田さんの任期制限論が二階俊博幹事長を直撃したから、
  首相を慌てさせたのではないか>。
「使命感のある主張なら仲間の結束を強める。でも岸田陣営の動きには腰が入っていない」 <手厳しい評価だ。「それに」と話は機微なところに向かった>。

・ 「菅が何で幹事長人事に走ったかは謎だけど、類推はできる。二階は恐らく自分が引退すると言ったんですよ。もう高齢だし、和歌山の後継を確定したうえで電撃的に解散させる。
  二階の了解がないのに辞めてもらうなんて菅は口が曲がっても言えませんよ」 
 <なるほど、首相不出馬までの目まぐるしい動きを解く仮説ではある。再選期待が遠のく首相にとっても「解散先行、総裁選先送り」は都合がいい。ただ、実際に強行するだけの力はなかった>。

 <高市陣営に集まった顔ぶれにも古参議員は強い違和感を示す>。
・「自民党内の右翼が初めて一堂に会したって感じだね。将来右翼政党ができたらこういうメンバーになるんだろう。でも、安倍は戦略ミスを犯したんじゃないの。当て馬を立てて右派の力を
  見せつけてやろうとしたんだろうけど、自民党の主流が動くわけがない。遊びが過ぎた。国を誤るよ」子飼いと思っていた若手の支持が河野さんに流れているため、安倍さんなりに必死なようだ。

<110万自民党員・党友の意向は一種のビッグデータだが、国会議員382人の投票行動は違う。しがらみ、親分の指示、打算、時には見識が交じり合って投票先が決まっていく>。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「さも、ありなむ」である。此の古参議員の推理をゲームとして面白がる傍観者は多かろう。 でも、総選挙で自民党候補に投票する有権者は減らないので、政治離れで低い投票率のまま自民は政権に就ける。今の選挙制度のままで反自民の民意は反映されない?と薄々有権者は気付いて居る。だが、誰も選挙制度の抜本変革を言いそうにない。【小李白】
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする