★ 日本政府、LGBT迫害を理由とした外国人の難民申請を初めて認める
・ これはウクライナから日本に避難してきた2,000人余りに適用している一時的な処遇≪避難民≫ではなく、国際条約に則った正式の難民認定である。
何故、此の報道に注目したか? 一つは、国際的にも批判されてきた日本政府の余りにも少ない認定却下の殆どが「政治的意見への迫害」を申請理由としてきたから。
もう一つは『難民該当性判断の手引き』を出入国在留管理庁が今月、公表したからだ。其の内容は以下のURL.https://www.moj.go.jp/isa/content/001393172.pdf
・ 読んで気づくのは、先ず、判断基準は日本が批准している国際文書をフォローしながら、どのように申請者の申し立てる迫害状況を認めるかの判断は「ケースバイケース」
とされ、そこに出入国在留管理庁担当者の主観なり上司からの判断目安が恣意的にいくらでも働く余地がある、という点だ。
共通の国際条約文を遣うのはどの国でも同じ条件だとすると、認定件数が他国と比較にならない程少ない実績は何を物語るか? 言うまでもない。
与党の意向を汲んだ法務省トップの態度が其のあからさまな違いを生み出しているということだ。
* もう一つ気づくのは、この国際条約に書かれている差別や迫害の定義文言は日本国内にそのまま適用できる内容であることだ。従い、国内のヘイトスピーチや差別言動、
宗教・政治的意見・性差別・LGBT:これらを禁じる法制化を進めようとしない与党&保守勢力は、国内法だからと国際合意の文面を無視・拒否していることになる。
⇒ 法制化を推進する立場の人、野党は、此の矛盾を突かねばならないのでは?
★ <台湾独立は許さない>と中華人民共和国政府が言うのは正しい主張か?
・ 以前も取り上げた記憶があるが、1949年、毛沢東が北京で中華人民共和国の発足を宣言して以来、中華民国は国連の代表権を失った以後も、大陸とは異なる統治体制を
維持し続けている。国名はそのままで一つの国家の体裁は変わっていない。だから、台湾島に逃げ込んだからといって国家で亡くなったわけではない。
以前の国名・体制の異なるクニとしてまで存在してきたのだ。大陸の共産党政府は「二つの中国は認めない・許さない」を日米ほかと国交回復の条件としてきた。
・ だが「中国」とは中華民国建国(1912年)後、一度も正式国名ではなく、詩文の世界で用いられた抽象的総称でしかない。従い「一つの中国」とは抽象的理念に過ぎない。
共産中国の側が「中国」概念を使い、敵対する別の国家<中華民国>も自分の内に属すべき対象というのは飽くまでも政治理念だから『独立』の概念とは合わない。
『独立』とは母体を離れる意味であり、寧ろ母体だったのは中華民国ではないか? 従って≪台湾が独立する≫・・は論理矛盾でしかない、というわけだ。
・ これはウクライナから日本に避難してきた2,000人余りに適用している一時的な処遇≪避難民≫ではなく、国際条約に則った正式の難民認定である。
何故、此の報道に注目したか? 一つは、国際的にも批判されてきた日本政府の余りにも少ない認定却下の殆どが「政治的意見への迫害」を申請理由としてきたから。
もう一つは『難民該当性判断の手引き』を出入国在留管理庁が今月、公表したからだ。其の内容は以下のURL.https://www.moj.go.jp/isa/content/001393172.pdf
・ 読んで気づくのは、先ず、判断基準は日本が批准している国際文書をフォローしながら、どのように申請者の申し立てる迫害状況を認めるかの判断は「ケースバイケース」
とされ、そこに出入国在留管理庁担当者の主観なり上司からの判断目安が恣意的にいくらでも働く余地がある、という点だ。
共通の国際条約文を遣うのはどの国でも同じ条件だとすると、認定件数が他国と比較にならない程少ない実績は何を物語るか? 言うまでもない。
与党の意向を汲んだ法務省トップの態度が其のあからさまな違いを生み出しているということだ。
* もう一つ気づくのは、この国際条約に書かれている差別や迫害の定義文言は日本国内にそのまま適用できる内容であることだ。従い、国内のヘイトスピーチや差別言動、
宗教・政治的意見・性差別・LGBT:これらを禁じる法制化を進めようとしない与党&保守勢力は、国内法だからと国際合意の文面を無視・拒否していることになる。
⇒ 法制化を推進する立場の人、野党は、此の矛盾を突かねばならないのでは?
★ <台湾独立は許さない>と中華人民共和国政府が言うのは正しい主張か?
・ 以前も取り上げた記憶があるが、1949年、毛沢東が北京で中華人民共和国の発足を宣言して以来、中華民国は国連の代表権を失った以後も、大陸とは異なる統治体制を
維持し続けている。国名はそのままで一つの国家の体裁は変わっていない。だから、台湾島に逃げ込んだからといって国家で亡くなったわけではない。
以前の国名・体制の異なるクニとしてまで存在してきたのだ。大陸の共産党政府は「二つの中国は認めない・許さない」を日米ほかと国交回復の条件としてきた。
・ だが「中国」とは中華民国建国(1912年)後、一度も正式国名ではなく、詩文の世界で用いられた抽象的総称でしかない。従い「一つの中国」とは抽象的理念に過ぎない。
共産中国の側が「中国」概念を使い、敵対する別の国家<中華民国>も自分の内に属すべき対象というのは飽くまでも政治理念だから『独立』の概念とは合わない。
『独立』とは母体を離れる意味であり、寧ろ母体だったのは中華民国ではないか? 従って≪台湾が独立する≫・・は論理矛盾でしかない、というわけだ。