静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 糸魚川大火 市街再建補助に税金投入 ≫  何か引っかかりませんか?  日本社会は互助組合?

2016-12-31 16:46:00 | トーク・ネットTalk Net
◆ あの大火を「自然災害」と見做すことにし、公金投入の理由とするらしい。 自然には勝てない、と諦める日本文化。 貴方は、此の扱い、「うん?」と引っかからなかった?

◇  罹災者の多くは木造家屋。フェーン現象に近い強風が日本海に向け吹き下ろしていたのは事実だろう。悪条件が重なったことは否定しない。
   でも、今度の大火は、自然災害と認定される<地震/台風/竜巻/豪雨による洪水・堤防決壊/火山爆発>と同列か?

●  火元になった中華料理店の店主(72歳)は、鍋の空焚きを認めて地元新聞に謝罪広告を出した。 認知症かも? 謝罪を出したから糸魚川市/新潟県の決定を得た?
  焼け出された大量の人々を収容し続けられる施設など地方都市には無い。 冬の寒空、文字通り路頭に迷っている人々には同情するしかない。イエス。。。

△  国を跨いだ比較に実務上の意義はないものの、「はたして外国では税金投入するのだろうか?」との疑問が消えない。無論、木造家屋の密集する市街を有する国といえば、
  そう多くは無い。  石造りの住居に住む民族を除くと、自ずから地球上で似た居住文化を共有する国は、大陸部でないアジア諸国であろう。

▼ 西洋文化圏なら、まず出火した当人に賠償請求が誰かから起こされ、支払能力がない場合は収監されるだろう。次に、火災保険に加入していない人が集団訴訟の準備に入る。
  誰を相手にする訴訟かというと、そこで初めて「防火対策の不備等」を理由として「XX市」を訴えにかかる。たぶん、こういう流れではあるまいか?  
  鎮火後数日にして、すんなり税金投入決定など、公が前に出ず個人が闘う訴訟社会においては まず至るまいし、此の決定への差止請求がたちまち出るだろう。
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 ここまで私が書いたような論点/疑問を 今日まで誰か投げかけているか?  寡聞にして私は知らないが、若し有ったならご教示願いたい。

* 火元の店主は恐らく「書類送検」で終わる? とすれば、個人が実質上無罪放免される日本のような<互助組合的社会>と<個人同士の契約と闘争で廻る西欧社会>
   ・・・・いったい、どちらの社会が ”良い社会 ”なのだろうか?    それは誰にとって在るべき ”良い社会 ”か?      わからない・・・・。
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≪ よしなしごと バラバラに ≫

2016-12-30 09:14:55 | トーク・ネットTalk Net
〇 中国 経済成長率 6.4%へ修正?     7%割れを遂に認めざるをえなくなった? 
  反腐敗キャンペーン、不動産投資バブル炸裂、人口高齢化による生産人口減少、社会福祉支出増大、軍事公安支出の膨張
  ・・・。こういった要因の複合で、もはや統計操作では帳尻を合わせられなくなった?  公害死は 隠れた人口調節手段かい?

● アメリカを繋ぎ止める為なら何でもします、とアジアに背を向け、太平洋の彼方へにじり寄る安倍晋三。
  「日本はアメリカのめかけ!」と言い放った青島氏よ。草葉の陰でどう見てる?  <対米自立の好機>とポジテイブ思考できない頭脳の持ち主が首相に居座る。 
  代わりが居ない人材払底の日本。   いつまで続く此の<貧すれば鈍す>状態。

◇ 株投資、外貨投資、宝くじ、パチンコ・競馬・競艇・競輪、そこに公営カジノの強行。  これでも年寄りはタンス預金を止めない。だから、個人消費には回らない。
  賃金上がらず、子作りなど余裕なし。 専業主婦じゃ保育園は行かせられないので共働きの一人っ子。 いやいや子供なんて要るもんか!
  「トリクルダウン理論」の破綻を提唱者自ら認めるお粗末さよ!

◆  それでも「未来志向」だって?  <美しい未来を>とハワイでうそぶく能足りん。   阿呆もいい加減にしろ。
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≪ 1年の仕事納め御礼の場所が なぜ靖国神社なの? ≫  震災復興大臣の感謝とは 誰への感謝?

2016-12-28 22:24:16 | トーク・ネットTalk Net
★   今村震災復興大臣 靖国を参拝「1年の仕事の報告と感謝に来た  http://mainichi.jp/articles/20161228/k00/00e/010/265000c?fm=mnm
・ <「1年の仕事の報告と感謝に来た。仕事納めの日に来ようと決めていた」と記者団に述べた>。
・ 昔から庶民が1年を振り返り、親類縁者・知己・世話に成った人の繋がりを有難く大事なものと思い、来る年こそはこれまでより良き日々を迎えたい・・・・此の自然な心根。 
  それは民族/文化に関わりなく人類普遍だろう。
 ⇒ ところがだ。 職人であれ勤め人であれ「1年の仕事の報告と感謝」を奉げる気持ちは尊いが、何と、此の今村なる男は庶民が自然に奉げてきたフィーリングとは
   真逆の場所で此のセリフを使ったのだから、私の眼が点(・)になった。  農家や漁民が自然への畏敬の表現として近所の「~神社」に出向くとのとは次元がちがう。。。。
 ⇒ 何故、私が「真逆だ」というのか、あなた、判りますね?    此の1年いろいろ有ったが、ま、来年も新しい気持ちで行こうよ!  
  ここまでは誰もが思う誓いだが、 何ゆえに此の今村は「靖国神社」でなければ自分の想いを表現できないのだろう?  <震災復興の任務vs靖国>  
   復興に努めることは、神道の力を借りないと、できないか??   関係ないよね?  今村さんが近所の神社ではなく、靖国を選んだ含意とは何?   
    もし彼が近所の神社にも行ったとするなら、 靖国へ行くのは何故????    誰に言われたから?

 日本列島に居住する人は、何千年も自然の猛威/人力を超えたスーパーパワーに怯えやかされ、ちっぽけな人間存在は人智を超えたところにしかない。
  これを判って来たからこそ、ギリシャ文明の末裔たる西洋人のように自然を征服できる対象とは思わず、原子力なるものを自然の一部である人類に制御は出来ないと
  日本人の大半は感じてきた。   此の今村は、自然への畏敬を壊した重責を(例え当事者ではないにしても)継ぎながら、自分の立ち位置が、
  それでも俺の神道風土だと短絡したのか????    こういう人物が・・・・・・・・・・此の日本では どうして 表舞台に 立ち続けられるの????
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≪ 中国駐日参事官の『日本メディアは騒ぎ過ぎ』と言い放つ感覚!? ≫  ≪ 台湾でナチス・コスプレ? ≫

2016-12-28 10:01:38 | トーク・ネットTalk Net
* 「SMAPの貢献に感謝」会見で在日大使館参事官 http://mainichi.jp/articles/20161228/k00/00m/030/102000c?fm=mnm
・ 歌謡グループ<SMAP>が中国mの若者にも人気があったこと、温家宝前首相と面会したり、北京公演を実現したことなどに触れ、在日中国大使館(東京)の張梅参事官
 (広報担当)が<「中国でも若者を中心にSMAPのファンは多い。日中の交流に尽くした貢献に感謝する」と述べた>。 ここまでは、”わざわざ、コメントするかね、ふ~ん”で
  終わるのだが、それに続くコメントが私の眼を捉えた。
・ <北海道・新千歳空港で大雪による欠航に腹を立てた中国人乗客らが24日夜に騒ぎ、空港職員ともみ合う事態となったことについては「感情的な行動はよろしくないが、
  日本のメディアは騒ぎ過ぎではないか」との見解を示した>。  

「メディアが騒ぎ過ぎ」との受け取りは「騒ぐほどの事じゃないのに、何故?」という中国人的感覚が正直に出ている。大雪で欠航することは冬に雪が降る気候にある国なら何処ででも起こる。 中国だって北の方なら雪に因る欠航はあるだろう。 では聞くが、中国の北の空港では欠航が発生すると、常に札幌で撮影されてしまったような騒ぎが発生するのか? 常にではなくても、あういうことが発生しても中国では驚きではなく、話題にもならないというとか? 行列など無視して横入りして喧嘩騒ぎになったり、飛行機の機内で殴り合いのケンカを繰り広げる、あれも単なる「感情的な行動」に過ぎず、中国人にとり報道に値するニュースじゃない、それと同じセンスなのか?
   此の落差が中国以外の国の人には驚きと不快感を以て受け取られていること、それに気づいても敢えて此の参事官は云っているのか?  イエス? イエスなら「傲岸」にしか映らない事にお気づきか?  国家を代表して外国に駐在する外交官の感覚とコメントが意図的なものでなく 自然なものとしたら、何をかいわんや!!  
      Fol ks, You need to be Civilized !

◆ 台湾の私立高校でナチス服装パレード 抗議受け校長辞任 http://mainichi.jp/articles/20161228/k00/00m/030/099000c?fm=mnm
・ 此の行動の背景にあるのは何か? 分析はこれから出てくるであろうが、深く思慮すべき事柄なのか否か。  私は現時点では答えを見出せてない。
・ 日本の高校や大学で、過去、同じような事例はあったのだろうか? 原宿辺りの街頭におけるコスプレなら有ったのだろうか?
     国家主義への憧憬? 強い国家への郷愁?   郷愁に高校生は無縁としたら、何か?
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≪ 王室(皇室)と国民の心理的距離 ≫  遠ざける日本 vs 近づける欧州 永続願うなら どちらが賢い?

2016-12-27 10:38:23 | トーク・ネットTalk Net
 欧州の王室、退位はすでに定着 君塚直隆氏 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12724434.html?rm=150
1) 国民が退位を受け入れている欧州の国々では、王室と国民の間の心理的な距離が近いという特徴がある。ベルギー国王の場合、混乱する政党政治の調整役を果たしている
   ことから、国民が国王の苦労を理解しているという事情もあった。
2) これに対し、日本では皇室と国民の間の距離が遠すぎる。陛下は「国民とともにある皇室」を目指してこられたが、国民はその公務の実態を理解していない。
   ご高齢の陛下の日常が伝わっていれば、国民から心配する声が上がったかもしれないし、退位を受け入れやすかったかもしれない。
3) 英国ではサッチャー政権下の1980年代以降、新自由主義的な経済政策の影響もあって階級社会が揺らぎ、王室への恭順が薄れていった。英国王室は90年代後半から、
   ホームページなどで王族の公務を詳しく広報し、王室と国民の距離を縮めることに成功した。

◆ 君塚教授が挙げる上の3点。まず(1)(2)で指摘する「国民との距離」について、どういうことか考えたい。
  日本の歴代政権は(昨日も言及した)現行憲法にある「国民統合の象徴」なる意味不明語句で、何と弁明しようが事実として、国民を遠ざけてきた。且つ、靖国とセットにした国家神道+天皇祭祀の切り離しを嫌う神道護持派の突き上げも絡み、欧州王室に対して諸国の国民が示すのと同質の親愛感を日本人の多数は抱けていない。 
  家々から神棚が無くなり、観光ではない本来の神社祈願も減る昨今、仏教と共に、神道精神は国民の日常生活から陰を薄くしている。この現実は、天皇制を神道文化と抱きあわせて護持したい思想を抱く勢力を危機感にさいなみ、『居て下さるだけでいい天皇』というイメージ訴求(櫻井よし子)が出てくるのだ。

◇ 先般、タイの国王が亡くなり政情不安を危惧するとの報道があった。故プミポーン国王はタイの政治が乱れるたび、破局を避けるよう調停の労を執り、国民は其の姿をもって
  敬愛の念に替えてきた。 これは、君塚教授が引用する<ベルギー国王が政党政治の混乱の調停に心を砕く>のに近い。
  日本では、天皇が政治に口を出した歴史の記憶があるゆえ、こういう役割は逆に戒められて来た。古くは平安/鎌倉の頃、近くは明治維新それ自体が天皇の政治利用であったから、戦後の憲法で厳しく其の復活を禁じたのは理解できるし、歴史の知恵でもある。 それ自体に私は異論がない。
    だが、(3)英国王室の例があるように、日本も各国同様「経済格差」は拡大している。英国式の階級社会は持たないが、国民の意識の多様化/多角化は進む。 嘗てのような「金太郎飴」意識・一億総中流意識は、天皇制を梃子にして復旧できるものではない。皇室への愛着・敬愛は、愛国心と同様、強制や教育・躾け・世論誘導で生まれるものではなかろう。 クニという名の権力を借り、神道護持派が反でもクラシー推進勢力と組んだとて「国民との距離」が近づく筈はない。
 ≪ 開かれた皇室 ≫というフレーズは昔から在るが、”祭上げる皇室/敬して遠ざける天皇制”が 長い目でみて本当に国家安定の為に賢い道なのか?   
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