静夜思

愁多酒雖少 酒傾愁不来

≪ 言葉の使い方 3題 ≫   自戒を込めて・・・

2017-04-28 09:54:10 | つぶやき
★ 村上春樹:翻訳について語る 東京のトークイベントで https://mainichi.jp/articles/20170428/k00/00m/040/139000c?fm=mnm
・ <村上さんは小説執筆の傍ら、フィッツジェラルド、サリンジャーなど米文学をはじめとする70冊以上の翻訳を出している。まず村上さんが約30分間、
  講演。 創作と翻訳を同時並行的に続けてきたことが「僕の中に長期的なリズムを生んでくれた」と振り返り、翻訳を通して「一流の作家が書いた文章を
  検証することは、すごく貴重な勉強になる。いろんな小説の書き方を学んできた」と語った。
  ⇒ 村上氏と比較にはならぬが、私も時おり、英語と日本語の双方向の翻訳をすることがあるので、氏の言葉は痛いほど能くわかる。

☆ 小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明:忖度と揚げ足取りで日本は回る 
   http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/174784/042700092/?n_cid=nbpnbo_mlpum
 * 久しぶりに小田嶋氏のコラムにお邪魔したら、彼らしい視点で切れ味良い批評があったので、ご紹介しておく。 珠玉の警句の中でも、以下の一文を。

・ <新卒の学生たちは、自己を表現することそのものよりも、「場の空気を読む」タイプの受け身のコミュニケーション能力を期待されている。 そこで、
  就活生たちは、無慈悲な産業社会の要求に応えるべく、今日も喪服みたいな格好で焼香に似た就職活動を続行している。 それは、日本の職業社会が、
 「魚心あれば水心」  「以心伝心」  「一を聞いて十を知る」  「阿吽の呼吸」  「ツーと言えばカー」
 といった感じの、ほとんどテレパシーに近いイワシの群れの群泳みたいな動作原理で動いているからでもある。 われわれは、言語として明示されない空気
 みたいなもので意思疎通をはかっている。だからこそ、不用意な言葉を使った人間は罰を受けねばならない。>
・ <森友学園をめぐる一連の答弁や、今村大臣の度重なる失言に関するご都合主義の報道を眺めながら、私がこの3カ月ほどの間、あれやこれやで感じているのは、
  この国の社会が、結局は、そのほとんどがトカゲの尻尾でできているということで、だからこそ、その誰がトカゲの頭で、誰がトカゲの尻尾なのかを決する
  ために「言葉」が利用されているのではなかろうかという疑いを捨てることができないのだ。>
・ <忖度システムの中では、何らかの不都合が生じた場合、ボスの目配せを「忖度」して「指示」に翻訳した現場の人間が責任を負うことになっている。
  一方、「揚げ足取り」が横行する報道の現場では、「真意」の凶悪さより、「言語運用の稚拙さ」の方がより大きな記事スペースを獲得し、大きな罪として
  断罪されることになっている。なんとばかばかしい話ではないか。
   とはいえ、この私たちのばかばかしい社会は、われわれが言葉を軽んじた結果として生じているものでもある。それがいやだというのなら、この不愉快な
  世の中を少しでも改善するべく、われわれ自身が、言葉に対して誠実に向かう努力を開始せねばならない。>

◆ 元衆院議長:伊吹氏の失言防ぐ心得…六つの「た」に注意 https://mainichi.jp/articles/20170428/k00/00m/010/079000c?fm=mnm
・ 「立場をわきまえる」 「正しいと思うことを言う時」「多人数がいる場」(人によって見方が違うことに注意せよ 「旅先(地方)でサービス精神のあまり
  舌を滑らす」 「他人を批判する時」 「たとえ話で誤解を招く」 ・・・政治家ならずとも傾聴すべき訓戒。    お互い、肝に銘じましょう!
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≪ 寄贈書籍の価値に想像力が及ばない? ≫  遺族に無断で桑原氏の寄贈書を捨てた京都市の図書館職員!   嗚呼~!

2017-04-27 22:41:09 | つぶやき
★ 桑原武夫氏の遺族に無断で1万冊廃棄 京都市が謝罪 https://mainichi.jp/articles/20170427/k00/00e/040/246000c?fm=mnm
・ フランス文学者で元京都大教授、桑原武夫さん(1904~88年)の遺族から寄贈された蔵書約1万冊を、京都市が2015年に無断で廃棄していたことが、
  遺族側関係者などへの取材で分かった。利用実績が少なかったことから「保管の必要はない」と判断したという。 
    ← 偉人による寄贈書籍は、一般利用者の利用頻度カウント対象にはならない!  何と浅はかなことよ。。。。

・ 施設管理担当の職員が右京中央図書館の職員に相談。この際、蔵書に関する問い合わせが08年以降1件のみと活用されている状態でなかったことや
  「目録があれば対応できる」との判断から、遺族に相談せずに15年12月に廃棄した。
  ⇒ 本コラム読者で、桑原武夫氏が戦後日本の知的環境に残した業績の大きさ、或は、敗戦後の混迷から60年代までの学生に与えたインパクトの大きさを
    感じた人にとり、此の余りにもひどい仕打ちは、涙と憤りを以て迎えるしかないだろう。”時の流れには何びとも抗しがたいもの”とはいえ、明治以来、
    東京大学と並び、京都大学は昔も今も”日本の知の砦”であり、桑原氏はまさに巨人であった。 若い職員には、其の重みも伝わらなかったのか?

   嗚呼・・・私は桑原氏と何の縁戚関係も無いが、それにしても余りにも哀しい、・・・今夜は余りにも哀しく辛くて 眠れそうにない。。。。。。。。。
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≪ 選挙で選ばれた者は全て公人だから 事故を隠すな! ≫   ≪ 誰のお蔭で飯が食えてるんだ! ≫ 若くても居るウンザリ夫

2017-04-27 16:13:53 | 時評
◆ 首長や議員の事故:相次ぐ非公表・匿名 各地の警察、5年余で28件 https://mainichi.jp/articles/20170427/ddm/004/040/007000c?fm=mnm
・ まず、「議員」とは県議会から市町村議会全て、及び国会議員も含むのか? 国会議員が自分で車輛を運転する機会は私用を除区と少ないと思われるが。
・ ここは、警察庁に内閣から差別なく公表するよう指針を出させ、都道府県ごとのバラつきを止めさせるべきでは? 「公人だから社会的影響を考慮して」
  という際の「社会的影響」の中身は何? 誰なら影響を考慮し、誰なら考慮しないのだ?  そもそも”公平な判断基準”など怪しいし、差別は公正でない!
・ また、妙なところで、地方自治が発揮されてるかに映るが、実は都道府県警察の指揮権は知事に属さない。 ここでも日本の中央集権ぶりが顕れているのだ。

★ 女性の気持ち⇒投書<うんざりな夫> ひとごとでない 川崎市多摩区・山田英樹(団体職員・52歳)    
    https://mainichi.jp/articles/20170427/ddm/013/070/015000c?fm=mnm
・ 此の山田氏からの投書は、およそ10日先立つ某女性からの投書<うんざりな夫>を読んで触発されたものらしい。
・ さて<うんざりな夫>の中身は?  と覗いてみた。 読んでない方もいらっしゃるだろうから、次に掲げる。
     うんざりな夫:: 東京都北区・匿名希望(パート・47歳) https://mainichi.jp/articles/20170416/ddm/013/070/042000c
 ⇒ 私が真っ先に驚いたこと。それは、47歳女性の夫の年齢が仮に50前後とすれば、その世代の男性でも<誰のおかげでお前は飯が食えてるんだあ?>
   などと妻に言い放ち、自分は稼いでいるから、”夫/父として分担すべき家事育児を一切放棄してもしかたない”として恥じない躾けを受けて来たことである。
       <うんざり夫>の親の顔を見たいものだ。 私は天井を仰いでしまった。 明らかに私の両親は<ウンザリ夫>の両親世代より先に生まれているが、
     <誰のおかげでお前は飯が食えてるんだあ?>等と親爺がオフクロに言うのをきいたことはない。 どうして そういう躾が生き残っているのだろう?

 ⇒ 自営業、しかも夫婦が貴重な労働力として協力せねば家計が成り立たない暮しの人なら、サラリーマン家庭に有りがちな<うんざり夫>は存在できない。 
   「自営業じゃないから男が家事育児を分担できないのは、しようがないのだ」・・これは昔も今も、世の勤め人男性の用いる言い訳であり、戦前から続く
   「良妻賢母」倫理おしつけとペアになって機能してきた。 安倍政権の目指す<サザエさん型家庭像>も此の延長線上にあることを忘れないで! 
   加えて幸か不幸か、高度成長時代が20年余り持続したことで、専業主婦パターンが定着したことも<うんざり夫>の延命に役立った。

* 言語/文化のハンディキャップを負う異国での激しい勤務/社会生活の中でも、立派に家事育児を妻と分担した男を私は知っている。数は少ないが間違いなく居る。
正にそれはスーパーマンであり、私は異国での辛い転職と屈辱でボロボロに折れそうな自分の弱さを、そういう男性を見ては恥じ、敗北感に打たれたたものだ。 
 妻と分担する能力をもつ夫/父親になれなかった悔悟を墓場まで私は背負ってゆくが、だからこそ、私は<ウンザリ夫>を弁護しない。。
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≪ 今朝のおめざ:4題 ≫ ・天皇退位  ・今村擁護の二階氏  ・海なし県の山梨県議が仏海岸視察  ・中国が外資比率増加へ?

2017-04-27 09:34:05 | つぶやき
1) 法案名「天皇の退位」 特例法案骨子まとまる https://mainichi.jp/articles/20170427/k00/00m/010/099000c?fm=mnm
・ 法案名を「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案」とした。政府・与党が骨子原案で示した法案名の「天皇陛下」が「天皇」に戻るなど、3月に正副議長の
  もとで取りまとめた国会見解に大筋で沿った内容となった。
・ ただし法案の条文では「天皇陛下が昭和64年1月7日のご即位以来」と記しており、現在の陛下を対象にした法案であることを明確にしたい政府・与党と、
  双方が都合よく解釈できる内容だ。
   ⇒ そら出た!  お得意の『玉虫色決着』という手だ。この文言さえ入れておけば後世、どうにでも言いくるめられるさ、ということ!

2) 今村氏更迭、集中審議へ 首相出席 二階氏は擁護発言 http://digital.asahi.com/articles/DA3S12911723.html?rm=150
・ 二階幹事長は同日午後、東京都内での講演で「言葉の誤解があった場合、いちいち首を取るまで張り切っていかなくてもいいんじゃないか」などとマスコミを
  批判した。
・ 野党は「幹事長がそんな軽い判断をしているから同じような発言が政権から出る。全体に緩んでいる。『1強』のいろいろな弊害が出ている」
 (民進党の野田佳彦幹事長)などと、二階氏の発言を強く非難した。
  ⇒ まず、二階発言のどこが許せないかといえば、マスコミ批判の部分ではない。今村の暴言を「言葉の誤解」と言い換えている点こそ看過してはいけない
    ものである。今村の発した日本語が誤解されたから大臣/議員失格と烙印を押されたのではない。今村の認識が根本的に誤っているから更迭されたのだ。
  野党は二階発言のここを追求せずに、何故、「緩んでいる」「おごり」「軽い判断」などと非本質的な言辞を用いるのか?   愚か者!

3) 「海ない県で海岸視察不要」高裁、県議に政調費返還命じる  http://www.nikkei.com/article/DGXLZO15802810X20C17A4CC1000/?n_cid=NMAIL001
・  一審判決によると、県議や元県議11人は2013年1月、富士山の世界遺産登録に向けた環境保護対策の調査研究などを目的としてフランスを視察。
   国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部や、海岸沿いにある世界遺産の小島「モンサンミッシェル」などを訪れた。
  ⇒ 落語のマクラや、漫才/コントのネタにしてもいい。 富士山の環境保護に役立てる為の視察、それに海岸沿いにある世界遺産の小島
   「モンサンミッシェル」視察をどう活かすというの?    どういう珍弁明が出るのか。   楽しみだぞ!

4) 中国、車の外資規制緩和 合弁出資50%超可能に http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM26H54_W7A420C1MM8000/?n_cid=NMAIL001
・ 政府の関連部局がまとめた自動車産業の「中長期発展計画」に「段階的に合弁会社の出資規制を緩和する」との方針を盛り込んだ。スケジュールや規模は
  明らかにしていない。
   ⇒ 頭の悪い、製造業を知らないトランプが騙される可能性は高い。そして、もうひとつ。外資が覚えておかないとイケナイことがある。
     中国政府は自国産業育成と保護のためなら、仮に外資出資比率を上げようが、労働組合法や企業清算法を駆使し、閉鎖時は巨額を払わせる。
     此の撤退を事実上阻む奥の手を捨てることはあり得ない。 つまり、西欧流・日本流の完全自由資本主義法規体系は執らないので、外資の思惑どおりには
     ならないのだ。  純情無智な日本の中小企業が 今までどれほど泣かされてきたことか!!   メディアは実態を報道してきたか??
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≪ 江戸の全否定に始まった”明治” そのマイナス面 ≫ 

2017-04-26 21:45:45 | つぶやき
♡ 田中優子の江戸から見ると:明治150年の「時間」 https://mainichi.jp/articles/20170426/dde/012/070/020000c?fm=mnm
・ 明治時代はフランスの法学などから人権思想や平等の考え方が入り、人は誰もがその身体や財産を保持する権利と、政治に参加する権利を持つことや、
  権利を侵されれば法律によって主張できることを学んだ。
・ しかし一方でその自由民権思想は、アジアへの植民地拡大を狙った戦争と、そのための軍事国家への統一によって弱まっていく。
  私たちがこの機会に思い出さねばならないのは、その両面だ。

 ⇒ 田中総長のいう「両面」」とは「明治維新以降の日本人がもたらした功罪両面」を指す。 4月23日の本コラムで私は<明治維新150年 vs 戦後73年>の副題のもと、大日本帝国がもたらしたプラス/マイナスに触れた。それは田中総長のいう<中央集権による民権運動の圧殺><成長一辺倒><東洋的自然循環 vs 直線的時間認識>に通底する。
 考えてみると、幕藩体制は緩やかな連邦制だった。人口3千万のまま近代機械工業はない国民経済だったが、今風にいうGDPは拡大していたろう。そして何よりも、季節循環に根差す人生観で当時の人は不幸せと感じていなかったろう。 無邪気かつ節操なき”明治150周年称揚”こそ、近隣諸国の最も軽蔑するところだろう。
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