静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 故ダイアナ妃銅像建立ニュース なぜ黙殺? ≫   ≪ トランプのムチャクチャ入管令に黙る安倍晋三! ≫

2017-01-31 08:45:59 | トーク・ネットTalk Net
★ 昨日の本欄で触れたが、私が昨日朝みたNHKTVニュースは まさか”幻覚”だったのか?  今朝の毎日新聞を全頁チェックしたが、どこにも記事は無い。
  ウエブ版で日経・朝日・毎日を調べたが、どこにも出ていない。 どうしたことだ? 誰かが止めたのか? NHKを止めるなら話はわかるが、今回は其の逆さまだ。  
  報道に値しない、との判断? ← いや、報道されては政府が困るから?   そのうち、誰かがウラ事情を語るのだろうか?

★ 米国入国停止令:独政界が怒り 野党が対抗措置求める http://mainichi.jp/articles/20170131/k00/00m/030/077000c?fm=mnm
◆ 朝日(社説)日米安保 「前のめり」では危うい http://www.asahi.com/articles/DA3S12773072.html?ref=nmail_20170131mo
 ・ こちらはTVでも新聞でも報道されたが、安倍首相は昨日の参議院でトランプ大統領が発令した一連の入国停止/制限について、コメントを逃げた。
 ・ かたや、日本と同じく米軍に守られているドイツでは、引用記事にあるとおり、メルケル首相も連邦議会議員も、反対の意思表示を出している。
     此の態度の違いが意味することに日本国民は気づかないといけない。
 ⇒ 此の観点で、◆で引用した朝日の社説は、安倍晋三が擦り寄らんばかりに、一方的なラブコールを送り続ける姿勢の軽率さ/愚かさ/戦略性の欠如を指摘するものだ。 
   単に見苦しいという テレビのバラエティレベルの話ではない。 
   中国/北朝鮮の脅威が増す中、米軍の太平洋戦略と軍備配置が見直される可能性が以前にも増してある。 其の流れで海兵隊の配置再検討に自衛隊側も備える
   時期ではないか?   そういう検討を アメリカの新政権に持ちかけることを安倍は考えたことがあるのか???  何をタメラッテいる?
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≪ トランプの人気取り政策:馬脚が顕れる時 米国に未曾有の混乱が ≫   ≪ 宮殿内に 故ダイアナ王妃の記念碑建立へ ≫

2017-01-30 08:10:02 | トーク・ネットTalk Net
☆ 工場移転介入、称賛と不安 米ラストベルト http://digital.asahi.com/articles/DA3S12771870.html?rm=150
・ <トランプ氏は当選後、「私は感謝祭の日もキヤリアを米国に残すために働く。交渉は前進中」(昨年11月24日)とツイッターで発信し、同州知事でもあった
  ペンス次期副大統領(当時)を伴ってキヤリアを訪問。その後同社の計画変更が発表され、トランプ氏は「1100人以上」の雇用が守られると胸を張った>。
・ <トランプ氏は昨年12月1日に工場を訪問した際に、キヤリアが工場の「修繕」のため1600万ドル(約18億円)を投資するとし、「素晴らしいクリスマスになる」と絶賛した。
  その4日後、親会社の幹部がテレビのインタビューで、修繕とは「競争力を高めるための自動化」と説明し、「究極的には雇用減を意味する」と述べた。
   ⇒ 製造業を知る者なら自明のことだ。 是と同じ、トランプのまき散らした馬鹿げたウソ/誇張が様々な分野で露呈するのは時間の問題だ。特定の国を名指しして
     入国禁止にしたり、入国ヴィザの無効化措置は、既に法治国家を自ら放棄する道に導いているのだ。

・ <キヤリア従業員が所属する全米鉄鋼労働組合(USW)支部のチャック・ジョーンズ組合長(65)の元に脅迫が届いている。トランプ氏の発表に誇張が含まれていたとして、
  米メディアで批判した直後からだ。
       ⇒ これは、まるで戦前の軍国日本で≪非国民め!≫と罵って多様な意見の発表を封じていった経緯とソックリではないか! 
・ <ジョーンズ氏はトランプ氏が、一般市民が相手でも個人攻撃をすることを憂慮する。「一連の個人攻撃は『私を批判しない方が身のためだ』というメッセージだ。
  大統領がすることではない」>。
 ← 「大統領のすることではない」の意味は、国家リーダーとしての品格に絶望を覚える国民が早々と出てきたということであり、ウソ/誇張/ハッタリで固め、出まかせに
   まき散らしてきた公約が実現できぬどころか、知らん顔をし始めるようになればトランプは怒りの標的に間違いなく成る。 ・・・其の先には何が待っているか? 

★ NHKTV@朝7時のニュース番組で、英王室が「ケンジントン宮殿敷地内に故ダイアナ王妃の銅像を建てる」と発表した旨の報道があった。新聞朝刊には出ていないのは、
 締め切り時刻以降の入電だったからだろう、と解釈する。
  さて、数日前、日本皇室の在り方について、日本政府/保守派は英国王室の歩みを辿りたくないのだ、とする文章を書いたことを想いだした。それは、故ダイアナ妃が離婚のうえ、奇怪な死に方をしたことがもたらしたゴシップが保守派に遺したイメージこそ、日本における天皇制の核心たる道徳/倫理観と絶対に相いれない対極にあるものだからだ。
  「今回の建立は故人の子息二人の希望により」と報道ではあった。事実なら、いよいよ日本皇室が保ってきた価値体系では想像すらできない経緯である。 
   日本国民は、天皇制に対する考え方を自分なりに思いめぐらす際、こういう展開も含めて柔軟に考えたいものである。
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 書評:065   ≪ マッカーシズム ≫ R.H.ロービア 著    宮地 健次郎(訳) 1984年刊  岩波文庫 

2017-01-27 10:48:54 | 書評
 本書は、1/17(つぶやき)「先の見えない不安と付和雷同」<マッカーシズム vs トランプ>で触れた本だが、コラムを寄せた玉木研氏が引用したものである。 
    早速とりよせ読んでみた。 念のため『マッカーシーの幻』を書いた玉木氏の文章を再掲すると・・・・・・
<マッカーシーの現職時代から本人に取材を重ねたジャーナリスト、R・H・ロービアの「マッカーシズム」(岩波文庫、宮地健次郎訳)によると、マッカーシズムには思想体系
  としての気概も実体もなく、組織もなかった。そして支持は多様で、マッカーシーの言うことを特に信用するわけではなく、おおむねばかげたこととさえ思う者もいたという。  
  示唆的である。  赤狩りの混乱はマッカーシーが独りで起こし、振りまいたのではない。無数の人々の反応と「空気」が押し上げたといえないだろうか>。

 実際に読んだ感想をいうなら、どうしてマッカーシー議員が、はったり・ウソ八百と根拠なきホラだけで約4年に亘り、アメリカ合衆国を混乱に陥れることが可能だったのか? 
これを理解する背景が実に活写されていることだ。 これは同時代を生きるジャーナリストだった著者でなければ描けなかっただろう。 読んでいて気分が悪くなった。
 1950年前後のアメリカの政治家のみならず国民は、第二次大戦後の急速なソ連の強大化に強い恐怖感を抱いていた。その集団心理が中華人民共和国の成立、そして朝鮮戦争勃発でピークに達したところへ、証拠も何もないままホラを吹いた小男の演説が絶妙のタイミングで”赤狩り”という『集団ヒステリー』を招いた。

 トランプ氏にとって、当時の恐怖と憎悪の対象とされた共産主義イデオロギーに対応する現在の<敵>は「東部SWAPのエスタブリッシュメント支配」だろう。トランプ自身、祖先は宿屋でスタートしたドイツ移民の血を受け継ぐ身であり、WASPではない屈辱を味わってきただろう。マッカーシーが登場する集会/演説会の前に陣取り気勢を挙げた一団の描写を読むと、いま我々がテレビ映像で選挙中から見かける支持者の、お世辞にも知的とはいえない表情/顔付と見事に重なる。 トランプ氏が文化や価値観などにいっさい知的興味をもたないところからみても、支持層の出自がトランプの生い立ちとマッチしていであろうことは想像できる。 また、マッカーシーが当時の(新聞とラジオしかなかったが)マスメディアを上手に操ったことも、今のトランプそっくりである。 実に気味悪いほどの酷似ではないか。
 
Rust Belt<錆びた工業地帯>の異名で蔑まれる中西部の低所得白人層が彼の主たる支持者といわれる。この「報われない人々」とトランプの呼びかける相手が、時の経過とともに
トランプの実行出来もしない政策のウソに気づく時、トランプに、大統領職を辞める道は残されているか? マッカーシーは唯の上院議員に過ぎないから辞めても国政の内外に影響は少なかったが、トランプは連邦議会とも妥協が必要であり、大統領令だけでは前に進まない。 行き詰まれば、 You Attitude で他者を攻めまくり 最後まで逃げるのだろうか?

希代のデマゴーグとして思い浮かぶヒットラーと比べたら、マッカーシー本人にアメリカの政治を牛耳ってやろうという野心は皆目なかった。 ところが、煽動家トランプには有った。
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≪ 俳句を世界文化遺産に? ≫   ≪ 現ホワイトハウス料理長はフィリピン系・・・・更迭か? ≫

2017-01-27 08:38:45 | トーク・ネットTalk Net
◆ (天声人語)俳句を文化遺産に http://digital.asahi.com/articles/DA3S12767237.html?rm=150
・ <国内の主な俳句4団体がユネスコの無形文化遺産登録をめざして名乗りを上げた。きのうの会見では、発起人の有馬朗人元文相が「俳句は自然と共生する文学。
  世界に広がることで平和につながる」と訴えた>。
  ⇒ 「自然と共生する」文学? 此のアプローチに私は首をかしげた。 はやりのエコロジーを意識した売り込み文句であるところが鼻白むといったケチな意味ではない。
    東洋世界はいざ知らず、独立ジャンルとしては風景画すらつい200年前まで存在せぬ西洋文明の伝統に生きる人々だ。世界文化遺産を案出したんはそういう人々だ。
   <抽象的なゴッドは介在せず、大自然に包まれる存在として人間を位置づける>インド以東、特に日本の風土に顕著な宇宙観/自然認識に馴染めるのか? 
   自然に翻弄され続ける日本列島に在住せず「俳句」の精神が会得できるか?・・・・・お手並み拝見といこう。

★ 金言:(ホワイトハウスにおける)多文化主義の象徴=西川恵 http://mainichi.jp/articles/20170127/ddm/003/070/152000c?fm=mnm
・ 米ホワイトハウスのフィリピン出身の女性料理長クリステータ・カマフォードさんをトランプ大統領はどう処遇するのだろうか。多文化主義、開放体制を象徴する存在
  だっただけに気にかかる。 ← 文化に限らず「理念」「理想」「価値観」など、非ビジネス用語には一切関心が無さそうなトランプ氏ゆえ<多文化>そのものが排斥対象だろう。
・ <彼女は1962年、マニラに生まれた。ケソンの大学で栄養学を学び、23歳の時、一家で米国に移住。米国で料理の世界に入り、各地のホテルやレストランで腕を磨いた>。
・ <トランプ大統領の好物はハンバーガーで、食への関心は薄いようだ。カマフォードさんは3人の大統領夫妻に仕え、料理長になって11年余だから交代も不思議ではない。
  ただその交代は、多文化主義に背を向ける現大統領を象徴的に示すものと受け止められるだろう>。
          ~ アメリカよ、何処へ行く? ~     かつて暮らしたアメリカが、このような社会でなかったことを幸いに思う。
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≪ トランプ大統領の『止め男』は誰? ≫  ≪ 公文書管理法を骨抜きにする政府&自治体を誰が信じるか? ≫

2017-01-26 09:27:39 | トーク・ネットTalk Net
★ トランプ政権「アジア政策のカギはマティス氏」 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO12109260V20C17A1I00000/?n_cid=NMAIL001
   アーミテージ氏の語る内容は示唆に富んでいる。印象深いのは次の下りだ。
1) <「彼は不動産業者であり、ビジネスマンではないことだ。この点は重要だ。不動産業者は取引をする。彼の言っていることは、ほとんどそうだ。ビジネスマンはともに利益を
   得られる関係をめざす。トランプ氏がビジネスマンであるという事実を私は受け入れない」>。 ←  御意!!
2) <「もしトランプ氏が中国との交渉を有利にするためのカードとして台湾を使っているなら反対だ。台湾の人々には(中国の)脅しから逃れた未来を持つ権利がある」>。
3) <「もし『一つの中国』政策が変わらないなら様子見だろう。しかし中国の顧客である北朝鮮が近い将来、我々を現実的にテストするかもしれない」>。 ← 北朝鮮が中国の「顧客」という発想。 これは面白い。
4) <「私は5つの点で日米関係には自信がある。1つは安倍首相はトランプ氏のことをよくわかっている。2つ目は米国防総省の影響で、日米重視になる。
   3つ目は議会が日本を高く評価している。4つ目は米国の人々の日本への愛情、そして最後が我々の敵がまだいなくなっていない点だ。
   北朝鮮や中国に対応していかなければならないからだ」
 ⇒ アーミテージ氏が「共和党の重鎮」だとしても、政権にどれだけの影響力を与えられるのか不明だし、トランプ本人ではなく主要閣僚が同氏の描くように動くか。 
   留保つきだが、当然ながら言っていることは極めて妥当。    唯、(4)に挙げた5点は全て、日本人への Lip Service に聞こえるぞ・・・。

★ (毎日・社説)行政の文書 作成と公開を徹底せよ http://mainichi.jp/articles/20170126/ddm/005/070/085000c?fm=mnm
・ 公文書管理法4条は、行政機関の職員に、「経緯も含めた意思決定に至る過程を検証できる行政文書」の作成を義務づける。意思決定の途中で横やりが入っていないかや、
  正当な手続きを経ているのかを後に検証できるようにするためだ。その目的を骨抜きにする解釈は許されない。
・ 毎日新聞が都道府県・政令市67団体に聞いたところ、公文書管理条例を制定済みの自治体は8にとどまった。積極的な条例作りが求められる。行政文書の適切な
  作成と公開は、国・地方を問わず、行政の成熟度を示す指標となるだろう。

 ⇒ 文書管理を厭い、曖昧さと融通無碍に逃げる日本人にひときわ目立つ体質が、日本の民主政治の未熟さをもたらしている大きな要素だと思う。何処の国でも、民族を問わず、公務員の責任逃れは在るが、問題は処罰の厳正さ、その法的仕組みを完備する意思の差だ。私はかねがね日本の刑罰体系のうち、生命/身体/財産への危害に対する刑事罰はともかく、金融/行政に於ける「不作為」「怠慢」「不注意」への処罰が甘すぎると感じて来た。
  此の公文書作成と公開をサボる行為、それ自体にどのような処罰が設けられているか?  調べてないが、生活に困るほどの処分を受けた事例は聞いたことがない。 
  無論のこと、公務員同士が”かばい合う”、これも処罰せねばならない。      『信賞必罰』を嫌う集団や社会が 活性化する筈はない。。。。
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